画家と庭師とカンパーニュ / ダニエル・オートゥイユ
画家と庭師とカンパーニュ
/ジャン・ベッケル
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全体の平均評価点: (5点満点)
(72)
解説・ストーリー
『クリクリのいた夏』のジャン・ベッケル監督がフランスの田舎町を舞台に描いたドラマ。 都会生活に疲れ果て、生まれ故郷のカンパーニュの屋敷で田舎暮らしを始めた中年の画家が、庭の手入れのために庭師を雇うが、彼は小学校時代の同級生で…。
『クリクリのいた夏』のジャン・ベッケル監督がフランスの田舎町を舞台に描いたドラマ。 都会生活に疲れ果て、生まれ故郷のカンパーニュの屋敷で田舎暮らしを始めた中年の画家が、庭の手入れのために庭師を雇うが、彼は小学校時代の同級生で…。
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「画家と庭師とカンパーニュ」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
『クリクリのいた夏』のジャン・ベッケル監督がフランスの田舎町を舞台に描いたドラマ。 都会生活に疲れ果て、生まれ故郷のカンパーニュの屋敷で田舎暮らしを始めた中年の画家が、庭の手入れのために庭師を雇うが、彼は小学校時代の同級生で…。
「画家と庭師とカンパーニュ」 の作品情報
「画家と庭師とカンパーニュ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
画家と庭師とカンパーニュの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
109分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/フランス語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
RAD66548 |
2009年06月03日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
|
0人
|
1人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/フランス語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
画家と庭師とカンパーニュの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
109分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/フランス語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
RAD66548 |
2009年06月03日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
|
0人
|
1人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/フランス語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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ユーザーレビュー:72件
二人のおじさんの生き様
「クリクリのいた夏」のジャン・ベッケル監督作品。
フランスの田舎を撮らせたら
このかたの右にでるかたはいないんじゃないでしょうか。
これぞフランスの田舎。
フランスには「Art de vivre」という素敵な言葉がありまして
直訳すると「人生のアート」。
もっと崩して訳すと「生きる術(すべ)」という感じなのですが
南仏出身で一時テレビなんかにも出てたパトリス・ジュリアン氏
(わたしはこの人のライフスタイルが好きだ)によると
「生活はアート」といったニュアンスなのだそうだ。
日本語で説明するのは難しいけど、まぁ、関西人のいう
「生きているだけで丸儲け」みたいな感じか?(ちがうだろう)
ここに登場するのは、幼馴なじみのおじさん二人、
画家として成功したのに、パリの生活を離れ故郷に舞い戻ってきた男と
庭師になる夢を中年になってからかなえた純朴な男。
住む世界も価値観も違う二人の中年男の会話がベースとなって
お話は田舎のきらきら光に溢れた風景をバックに進んでいきます。
わたしはこれを観ていて、なぜかサンテジュグペリの「星の王子さま」を
思い浮かべたりもしました。
小学生のときの悪友が、庭師になっていて、偶然自分の家で働くことになった。
無学で純粋な幼なじみとの何十年ぶりの再会。
その彼の語る言葉に、スノッブな芸術家連中とばかり付き合っていた画家は
人生で大切なことはなにか?ということに少しずつ気づかされていきます。
この映画は絵にたとえると苦悩の人生を送ったゴッホの絵より
人生の喜びを描いたマティスの絵に共感できる人向けかな。
二人とも南仏に住んでいた大画家ですが、
豊かな人生って何だろう? 優れた芸術ってなんだろう?
という問いにも、答えてくれる映画だと思いました。
庭師のおじさんは、ルーブルに連れていってもらって名画を前にしても
「カレンダーと同じ絵がある。あれは月が替わったから捨てたけどね」
って言ってみたり、
菜園でラジオからモーツアルトが流れてきても
「これモーツアルト? 知らなかった。眠気覚ましだよ」
って言ったりするのに、マニアックなオペラの曲を好きだったりするところが面白い。
新しい赤いミニバイクを嬉しそうに披露したり
自分の奥さんのことを溺愛していて、「目が綺麗だろう」と自慢したり
子供のまま大きくなったみたいな愛すべきキャラ。
単なる「癒し系映画」かと思っていたら
最後のとこでガツンとやられました。
悲しいラストが待っているのですが
それでも、お涙頂戴というふうには描かれていません。
淡々と二人の中年男の友情を描いています。
画家は最後に庭師との約束をちゃんと守ったのでした。
映画が終わった後も、じわじわと感動が続きました。
このレビューは気に入りましたか?
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しばし、人生を見つめなおす
画家(ダニエル・オートゥイユ)『ぼくの大切なともだち』
数々の浮気で妻とは別居、裕福だが娘との関係にも問題あり
いつも何か不満を抱えているような態度
庭師(ジャン・ピエール・ダルッサン)『サンジャックへの道』
学歴もなく地元で国鉄に就職、退職後に念願の庭師となる。
まじめに人生を送ってきて愛する妻を『うちのおくさん』と
他人にも公言する超のつく愛妻家。
二人の娘たちをこよなく愛し
婿二人にたいしても親身になってつきあう。
画家が所有する家の庭の管理として庭師が面接にきたところから
物語が始まります。
二人は、昔、悪さをした同級生だったこともあって
各々プライベートなことまで
話すようになり、付き合いが深まっていきます。
どこか他人との関わりを否定するような画家の閉ざした心を
純粋無垢で温和な庭師との会話と行動が
画家の心を変えていきます。
とくに目立ったストーリィー展開はないものの
悲しい出来事も含め
観る人の心を優しくさせるドラマでした。
死は突然やってくる…
愛する人への心使いを忘れてると
後悔先にたたず…というところでしょうか。
庭師の家族への想いは、
観る側に家族への接し方を深く考えさてくれるメッセージの
こもったドラマだったように思います。
親しい友人のため
人は、あそこまで尽くせるだろうか???
その辺も考えさせられました。
優しいドラマですから、気持ちが落ち込んだときに
おすすめです。
★★★★☆
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中年後の男の友情
投稿日:2009/06/22
レビュアー:カプチーノ
画家とその庭師、幼馴染だということがわかり、意気投合する。
男同士、幼い頃のいたずらという絆で結ばれている。
中年になるまでの二人の歩んできた道は違う。
画家は華やかな芸術の世界を生きてきて、
庭師はフランス国鉄職員としてつつましく地道な人生を歩んできた。
妻と別居し、描く対象を裸婦から風景に変え、故郷に帰ってきた画家。
ずっと故郷に住み続けアルジェリア?生まれの愛する妻と時季ハズレのニースでのヴァカンスが贅沢という庭師。
美しい庭、地方の田園風景をバックに淡々としたふたりの友情を、
会話の中にふたりの人生観を投影させながら描き秀逸。
全く違う個性のふたりに、男性なら共感できるところをたくさん見出せると思います。
こういったタイプの映画では女性の人生が描かれるものが多いので、男性映画は貴重。
地味な映画ですが、そっと心に残る佳作。
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ありのままを受け入れる、ありのままを描く素晴らしさ。
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故郷とは年齢を重ねる程、懐かしく美しいものの様です。
人生の大半を生まれた土地で暮らしている私には、それ程の実感は無いのですが。
既に両親も亡い故郷に独り戻った画家と、幼馴染の庭師の再会。
幼い頃はともかく成長するに従い行く道は異なり、学歴・教養・職業と交わり難い人生を歩みますが、「故郷」の魔法かその心は通じ合い互いの人生を認め合い、ゆっくりとおおらかな時間を共有します。
他人に芸術家と尊称される画家は、いわゆる田舎の農夫である庭師に幾分苛立ちながらも、彼の素朴な言動と人間的な大きさに救われている自分に気付きます。
裏表も損得も無く、心のまま好意のままに接してくれる友は、何ものにも代え難い宝物です。
荒れた土地を見事な畑に耕し、花を植え、野菜と語り、土と交わる豊かな生活が創れる庭師は立派な芸術家です。
鯉を死神に例え、弱った身体を畑に横たえて野菜と話す庭師は、何の教育を受けずとも十分に哲学者であり宗教家の風貌です。
「心で観る」「精神で観る」見えないものを観る芸術性も尊いでしょうが、見えるものを「ありのままに観る」素直さが最もストレートに人の心に訴えるのかも知れません。
画家の描いた魚やカボチャや人参の、何て綺麗で愛らしい事。
中年男性二人の豊穣で淡々とした日常を、ゆったりしみじみ観せて貰いました。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
景色の美しさと友情に乾杯!
画家は最初いやな男なのだが、幼馴染の庭師と語らう内に、人生の忘れ物を思い出して行くようだった。
そして枯渇していたかに思えた才能もまた再び花開くのである。
庭師はがっちりタイプの髪が薄くなったおっさんなのだが、その悲しげな瞳が印象的で、何となく賢い犬の目を連想してしまった。
庭師のささやかな人生を象徴するかのような、愛妻とのバカンスの話しを、画家は興味なさそうに聞いているのだが、私はこのシーンがとても好きだ。
相手が金持ちであろうと、自身の人生を愛している人は、卑屈にならないのだろう。
「俺の好きな物を描いてくれ。」
そう言った庭師の願いを、画家は自身の個展で見事に結実させる。
「ナイフと紐はいつも持っておけ。きっと役にたつから。」この庭師の言葉が映画のラストシーンで小粋に現実のものとなる。
さすがフランス映画!
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
二人のおじさんの生き様
投稿日
2009/12/22
レビュアー
ニャン ルイ
「クリクリのいた夏」のジャン・ベッケル監督作品。
フランスの田舎を撮らせたら
このかたの右にでるかたはいないんじゃないでしょうか。
これぞフランスの田舎。
フランスには「Art de vivre」という素敵な言葉がありまして
直訳すると「人生のアート」。
もっと崩して訳すと「生きる術(すべ)」という感じなのですが
南仏出身で一時テレビなんかにも出てたパトリス・ジュリアン氏
(わたしはこの人のライフスタイルが好きだ)によると
「生活はアート」といったニュアンスなのだそうだ。
日本語で説明するのは難しいけど、まぁ、関西人のいう
「生きているだけで丸儲け」みたいな感じか?(ちがうだろう)
ここに登場するのは、幼馴なじみのおじさん二人、
画家として成功したのに、パリの生活を離れ故郷に舞い戻ってきた男と
庭師になる夢を中年になってからかなえた純朴な男。
住む世界も価値観も違う二人の中年男の会話がベースとなって
お話は田舎のきらきら光に溢れた風景をバックに進んでいきます。
わたしはこれを観ていて、なぜかサンテジュグペリの「星の王子さま」を
思い浮かべたりもしました。
小学生のときの悪友が、庭師になっていて、偶然自分の家で働くことになった。
無学で純粋な幼なじみとの何十年ぶりの再会。
その彼の語る言葉に、スノッブな芸術家連中とばかり付き合っていた画家は
人生で大切なことはなにか?ということに少しずつ気づかされていきます。
この映画は絵にたとえると苦悩の人生を送ったゴッホの絵より
人生の喜びを描いたマティスの絵に共感できる人向けかな。
二人とも南仏に住んでいた大画家ですが、
豊かな人生って何だろう? 優れた芸術ってなんだろう?
という問いにも、答えてくれる映画だと思いました。
庭師のおじさんは、ルーブルに連れていってもらって名画を前にしても
「カレンダーと同じ絵がある。あれは月が替わったから捨てたけどね」
って言ってみたり、
菜園でラジオからモーツアルトが流れてきても
「これモーツアルト? 知らなかった。眠気覚ましだよ」
って言ったりするのに、マニアックなオペラの曲を好きだったりするところが面白い。
新しい赤いミニバイクを嬉しそうに披露したり
自分の奥さんのことを溺愛していて、「目が綺麗だろう」と自慢したり
子供のまま大きくなったみたいな愛すべきキャラ。
単なる「癒し系映画」かと思っていたら
最後のとこでガツンとやられました。
悲しいラストが待っているのですが
それでも、お涙頂戴というふうには描かれていません。
淡々と二人の中年男の友情を描いています。
画家は最後に庭師との約束をちゃんと守ったのでした。
映画が終わった後も、じわじわと感動が続きました。
しばし、人生を見つめなおす
投稿日
2009/06/25
レビュアー
ジャスミンティー
画家(ダニエル・オートゥイユ)『ぼくの大切なともだち』
数々の浮気で妻とは別居、裕福だが娘との関係にも問題あり
いつも何か不満を抱えているような態度
庭師(ジャン・ピエール・ダルッサン)『サンジャックへの道』
学歴もなく地元で国鉄に就職、退職後に念願の庭師となる。
まじめに人生を送ってきて愛する妻を『うちのおくさん』と
他人にも公言する超のつく愛妻家。
二人の娘たちをこよなく愛し
婿二人にたいしても親身になってつきあう。
画家が所有する家の庭の管理として庭師が面接にきたところから
物語が始まります。
二人は、昔、悪さをした同級生だったこともあって
各々プライベートなことまで
話すようになり、付き合いが深まっていきます。
どこか他人との関わりを否定するような画家の閉ざした心を
純粋無垢で温和な庭師との会話と行動が
画家の心を変えていきます。
とくに目立ったストーリィー展開はないものの
悲しい出来事も含め
観る人の心を優しくさせるドラマでした。
死は突然やってくる…
愛する人への心使いを忘れてると
後悔先にたたず…というところでしょうか。
庭師の家族への想いは、
観る側に家族への接し方を深く考えさてくれるメッセージの
こもったドラマだったように思います。
親しい友人のため
人は、あそこまで尽くせるだろうか???
その辺も考えさせられました。
優しいドラマですから、気持ちが落ち込んだときに
おすすめです。
★★★★☆
中年後の男の友情
投稿日
2009/06/22
レビュアー
カプチーノ
画家とその庭師、幼馴染だということがわかり、意気投合する。
男同士、幼い頃のいたずらという絆で結ばれている。
中年になるまでの二人の歩んできた道は違う。
画家は華やかな芸術の世界を生きてきて、
庭師はフランス国鉄職員としてつつましく地道な人生を歩んできた。
妻と別居し、描く対象を裸婦から風景に変え、故郷に帰ってきた画家。
ずっと故郷に住み続けアルジェリア?生まれの愛する妻と時季ハズレのニースでのヴァカンスが贅沢という庭師。
美しい庭、地方の田園風景をバックに淡々としたふたりの友情を、
会話の中にふたりの人生観を投影させながら描き秀逸。
全く違う個性のふたりに、男性なら共感できるところをたくさん見出せると思います。
こういったタイプの映画では女性の人生が描かれるものが多いので、男性映画は貴重。
地味な映画ですが、そっと心に残る佳作。
ありのままを受け入れる、ありのままを描く素晴らしさ。
投稿日
2010/06/05
レビュアー
まりこ
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故郷とは年齢を重ねる程、懐かしく美しいものの様です。
人生の大半を生まれた土地で暮らしている私には、それ程の実感は無いのですが。
既に両親も亡い故郷に独り戻った画家と、幼馴染の庭師の再会。
幼い頃はともかく成長するに従い行く道は異なり、学歴・教養・職業と交わり難い人生を歩みますが、「故郷」の魔法かその心は通じ合い互いの人生を認め合い、ゆっくりとおおらかな時間を共有します。
他人に芸術家と尊称される画家は、いわゆる田舎の農夫である庭師に幾分苛立ちながらも、彼の素朴な言動と人間的な大きさに救われている自分に気付きます。
裏表も損得も無く、心のまま好意のままに接してくれる友は、何ものにも代え難い宝物です。
荒れた土地を見事な畑に耕し、花を植え、野菜と語り、土と交わる豊かな生活が創れる庭師は立派な芸術家です。
鯉を死神に例え、弱った身体を畑に横たえて野菜と話す庭師は、何の教育を受けずとも十分に哲学者であり宗教家の風貌です。
「心で観る」「精神で観る」見えないものを観る芸術性も尊いでしょうが、見えるものを「ありのままに観る」素直さが最もストレートに人の心に訴えるのかも知れません。
画家の描いた魚やカボチャや人参の、何て綺麗で愛らしい事。
中年男性二人の豊穣で淡々とした日常を、ゆったりしみじみ観せて貰いました。
景色の美しさと友情に乾杯!
投稿日
2009/09/01
レビュアー
うてな
画家は最初いやな男なのだが、幼馴染の庭師と語らう内に、人生の忘れ物を思い出して行くようだった。
そして枯渇していたかに思えた才能もまた再び花開くのである。
庭師はがっちりタイプの髪が薄くなったおっさんなのだが、その悲しげな瞳が印象的で、何となく賢い犬の目を連想してしまった。
庭師のささやかな人生を象徴するかのような、愛妻とのバカンスの話しを、画家は興味なさそうに聞いているのだが、私はこのシーンがとても好きだ。
相手が金持ちであろうと、自身の人生を愛している人は、卑屈にならないのだろう。
「俺の好きな物を描いてくれ。」
そう言った庭師の願いを、画家は自身の個展で見事に結実させる。
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