トウキョウソナタ / 小泉今日子
トウキョウソナタ
/黒沢清
平均評価点:
予告編を検索
全体の平均評価点: (5点満点)
(64)
解説・ストーリー
「アカルイミライ」「ドッペルゲンガー」の黒沢清監督が、それぞれに秘密を抱え、バラバラになってしまった一つの家族の行方を、現代的な問題を盛り込み描いたドラマ。佐々木家はトウキョウに暮らす一見ごく普通の4人家族。しかし、平凡なサラリーマンの父・竜平は、ある日リストラであっさり会社をクビになってしまう。その事実を家族に伝えられず、毎朝スーツで家を出ては、公園などで時間をつぶす竜平。母・恵は、ドーナツを作っても誰にも食べてもらえず、やり場のない不満と虚無感を募らせる。一方子どもたちも、大学生の長男・貴は、突然アメリカ軍への入隊を志願し、小学生の次男・健二は家族に内緒でピアノ教室へ通い続けていた。 JAN:4935228085316
「アカルイミライ」「ドッペルゲンガー」の黒沢清監督が、それぞれに秘密を抱え、バラバラになってしまった一つの家族の行方を、現代的な問題を盛り込み描いたドラマ。佐々木家はトウキョウに暮らす一見ごく普通の4人家族。しかし、平凡なサラリーマンの父・竜平は、ある日リストラであっさり会社をクビになってしまう。その事実を家族に伝えられず、毎朝スーツで家を出ては、公園などで時間をつぶす竜平。母・恵は、ドーナツを作っても誰にも食べてもらえず、やり場のない不満と虚無感を募らせる。一方子どもたちも、大学生の長男・貴は、突然アメリカ軍への入隊を志願し、小学生の次男・健二は家族に内緒でピアノ教室へ通い続けていた。 JAN:4935228085316
もっと見る▼
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
「トウキョウソナタ」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「アカルイミライ」「ドッペルゲンガー」の黒沢清監督が、それぞれに秘密を抱え、バラバラになってしまった一つの家族の行方を、現代的な問題を盛り込み描いたドラマ。佐々木家はトウキョウに暮らす一見ごく普通の4人家族。しかし、平凡なサラリーマンの父・竜平は、ある日リストラであっさり会社をクビになってしまう。その事実を家族に伝えられず、毎朝スーツで家を出ては、公園などで時間をつぶす竜平。母・恵は、ドーナツを作っても誰にも食べてもらえず、やり場のない不満と虚無感を募らせる。一方子どもたちも、大学生の長男・貴は、突然アメリカ軍への入隊を志願し、小学生の次男・健二は家族に内緒でピアノ教室へ通い続けていた。 JAN:4935228085316
「トウキョウソナタ」 の作品情報
「トウキョウソナタ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
トウキョウソナタの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
119分 |
|
日:ステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
ZMBJ4517R |
2009年04月24日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
20枚
|
0人
|
1人
|
トウキョウソナタの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
119分 |
|
日:ステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
ZMBJ4517R |
2009年04月24日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
20枚
|
0人
|
1人
|
TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!
洋画・邦画
約35,500
タイトル以上
国内ドラマも一部含まれております
※2022年2月 現在のタイトル数
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ユーザーレビュー:64件
長男はイケメン
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
カンヌで受賞。やはり良作でした。
香川照之が、リストラされた父。
このひと、何をやってもうまいよね。
もう、凄すぎる。
父親の威厳を保ちたいんだよね。
この家族、食卓に全員そろっても、お父さんの「いただきます」がないと食べ始めない。
小泉今日子がお母さんです。
とっても自然体なんだけど、このお母さん、メグミは、「お母さん役」をきちんとこなしてて、凄く素敵です。
でも、家族がそれに響かないから不満。そしてその不満をだれにもぶつけないところがすごい。
私だったら、ヒステリックに文句いいそうだもんなあ。
ピアノを習いたいという二男。
彼が、父親に反対されたので、給食費をピアノのレッスン代にあてて、こっそりピアノ教室に通うんだよね。
それが、メグミが担任に呼び出されて発覚するんだけど、「いいじゃない、ピアノ。やりなさいよ」という。
給食費をネコババ(?)したことはキチンと叱るんだけどね。
こんなお母さん、いいなあ。
長男を小柳友が演じてますが、イケメンくんです。
米軍に入隊します。
そこでも母、メグミはBack UP。、
こんなに頑張っているのに、家族はどうもバラバラ。
途中までは、かなり笑えるんだけど、途中からやっぱり暗くなってくる。
役所広司 が出てきてちょっとしてからかな。
ここからは重いけど、最後は救われる。
二男のピアノが心に響きます。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
頭で考えたような現実の苦しみを抽象的に描いた映画
(辛口です。)
キャストに不満はありません。みなさん好演されていると思います。でも、内容が私にはまったくダメ。
会社でリストラされる場面からごく自然に始まって、4人家族の不協和音気味の日常が描かれる。けれど、そこから、どんどん作りものっぽくなっていく。気づかないうちに、現実が壊れていき、ありふれた日常が次第に支離滅裂な悪夢かファンタジーへと変貌してしまう。悪く言えば、責任放棄だ。結局、悪夢にすぎないのなら、絵空事でしかない。真面目に生きることを、生活の苦しみを、ファンタジーに仮託してしまったら、何も残らない気がする。
最初から意図したことなのかもしれないけれど、細部の事実(例えば、車で行った距離を歩いて帰るとか、プロの掃除が手袋なしとか、交通事故なのに重傷ではないとか、家にピアノがなくピアノを弾かずして天才とか、等々)が、疎かになっていることも、とても気になる。
そして、何と言う嘘っぽい偽善的な終り方。この終り方が希望なのだろうか。安易に音楽をカンフル剤のように使わないでほしい。いっそのこと、「月の光」から始まって、家族が崩壊して終る方が、ずっとリアルなような気がする。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
曖昧なる瞬間の積み重ね☆☆☆☆
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
何をもって生きてるという現実感を得るものか。
何をもって愛を感じたり、怒ったり、泣いたり、哀しんだり、喜んだりするのだろう。
夫婦や家族の中での個人。社会の中での個人。
ただ役割を演じているだけであろうか。
そして、その役割を演じられなくなったら、終わりなのだろうか。
自由の中の不自由さ。
少しずつ押し殺し押し殺されながら生きているだけであろうか。
ゆっくりと沈んでいく船に乗っているのだろうか。
「今までの人生が夢だったらいいのに・・・」
・・・なんて淋しいことを私は言いたくないな。
たとえ沈む船に乗っていたとしても・・・。
自分で瞬間瞬間を選んできたはずだから。
どんな駄作な人生でも。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
ルーフを開けてオープンカーに乗ろう
投稿日:2009/04/25
レビュアー:ひろぼう
車の変速機の歯車が少しだけ欠けていると、走る分には支障がないが変速する時に少しぎくしゃくするなと感じるようになり、見た目は普通なのになんか変だなぁと思い始めます。それに気付かず運転しているとどんどん欠けが大きくなって、変速のたびにギィギィ異音が出だして走行はぎくしゃくして、挙句は歯車が壊れて動かなくなってしまいます。
その車は一家を運ぶファミリーカーで、家族が余裕で乗れてゲストの空席もたっぷりの荷室もあり、買い物や行楽地へのドライブにゆとりという望みを伴って連れて行ってくれます。
しかし現実は、広い荷室は荷物で満載されることなく持て余しゲスト席はいつも折り畳んだままで、肝心の家族は所用で同乗することもなく、搭乗者は、快適な座り心地と展望の良さを誇る運転席でふんぞり返っている父親のみだったりします。同乗するのは、空っぽの荷室で居心地悪そうにしている望みだけなのです。
オープンカーは屋根を開けることができ、そのことで普通の日常から少しだけ抜け出すことができる爽快感を与えてくれます。屋根を折り畳んで格納する装置のせいで荷室は限られ、へたをすると家族全員が乗れなかったりするのですが、窮屈で息苦しい現実を一時でも忘れさせてくれる幸せには堪えがたい魅力を感じます。
風を浴び自然との一体感を満喫できるオープンカーは、硬く頑丈な屋根という守りがないために、時に肌を刺す冷気になぶられ髪をかき乱されたりするのですが、厳しい自然という現実にさらされることにより、生きていることを実感できるように思います。同乗者達は、保護する壁がない心細さや解放感から、助け合い求め合う親密感を覚え、隠すことなく心情をあらわにするのではと思います。
大人の無理解、無関心によって傷付き反発する子供達。
先が見えないあせりや何も無いことをごまかす虚勢が、家族を一つの方向に導く力を父親から奪う。
なんとか一つにまとめようとする母親の、今にも切れそうに張りつめた糸の行方には誰も気づかない。
そして事件が起きる。それはパンパンに膨らんだ風船が破裂するように起こるべくして起こった事件で、その轟音が各々の気付きとなって、家族はまた元の場所に帰ることになる。
その場所には、ギィギィという異音はもう聞こえることはなく、ピアノソナタの華麗なしらべのみが響いてくる。
いやー、ストレートすぎて面食らっちゃいました。
黒沢節の効き目は、確かに薄まったのですがその分コクが深い。
一口では分からない味の良さが、後から後から滲み出してくる作品でした。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
かすかな希望
私は生理的に香川照之が嫌いだ。
「ゆれる」の時もそうだったけど苦手。
というか、彼がそういう人物を作り上げるのが上手だということなんだろう。
インタビューとかの彼は特に嫌いではないし。
子役の男の子が昔の柳楽くんに似てる。
あの言い方、表情、ぶっきらぼうさ。
キョンキョンはなんであんな素敵な女の人で、おばさんの対極にいるような人なのに、映画では平凡なつまらない主婦をうまく演じられるのだろう。
アイドルだった人が年をとるということは普通より葛藤があると思うけど、だからこそ色々人より感じられることもあるんだろうな。
それをこうやって演技で出せるのはすごいことだな。
役所浩司の役は、ちょっと突拍子もなくてこの映画では浮いている気がした。
もうちょっと日常の出来事で進めば違和感はなかったのに。
昔の彼氏とか、ちょっと知り合ったパートの上司とか。
今の東京ってここまで?と思ったけど、自分だって旦那がリストラされたらすぐにこういう状況なのかもしれないな。
見て見ぬ振りをしている現実なのかも。
しかし、井川遥ほどストールが似合う人もいないと思う。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
長男はイケメン
投稿日
2009/03/25
レビュアー
KEE
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
カンヌで受賞。やはり良作でした。
香川照之が、リストラされた父。
このひと、何をやってもうまいよね。
もう、凄すぎる。
父親の威厳を保ちたいんだよね。
この家族、食卓に全員そろっても、お父さんの「いただきます」がないと食べ始めない。
小泉今日子がお母さんです。
とっても自然体なんだけど、このお母さん、メグミは、「お母さん役」をきちんとこなしてて、凄く素敵です。
でも、家族がそれに響かないから不満。そしてその不満をだれにもぶつけないところがすごい。
私だったら、ヒステリックに文句いいそうだもんなあ。
ピアノを習いたいという二男。
彼が、父親に反対されたので、給食費をピアノのレッスン代にあてて、こっそりピアノ教室に通うんだよね。
それが、メグミが担任に呼び出されて発覚するんだけど、「いいじゃない、ピアノ。やりなさいよ」という。
給食費をネコババ(?)したことはキチンと叱るんだけどね。
こんなお母さん、いいなあ。
長男を小柳友が演じてますが、イケメンくんです。
米軍に入隊します。
そこでも母、メグミはBack UP。、
こんなに頑張っているのに、家族はどうもバラバラ。
途中までは、かなり笑えるんだけど、途中からやっぱり暗くなってくる。
役所広司 が出てきてちょっとしてからかな。
ここからは重いけど、最後は救われる。
二男のピアノが心に響きます。
頭で考えたような現実の苦しみを抽象的に描いた映画
投稿日
2020/09/05
レビュアー
hinakksk
(辛口です。)
キャストに不満はありません。みなさん好演されていると思います。でも、内容が私にはまったくダメ。
会社でリストラされる場面からごく自然に始まって、4人家族の不協和音気味の日常が描かれる。けれど、そこから、どんどん作りものっぽくなっていく。気づかないうちに、現実が壊れていき、ありふれた日常が次第に支離滅裂な悪夢かファンタジーへと変貌してしまう。悪く言えば、責任放棄だ。結局、悪夢にすぎないのなら、絵空事でしかない。真面目に生きることを、生活の苦しみを、ファンタジーに仮託してしまったら、何も残らない気がする。
最初から意図したことなのかもしれないけれど、細部の事実(例えば、車で行った距離を歩いて帰るとか、プロの掃除が手袋なしとか、交通事故なのに重傷ではないとか、家にピアノがなくピアノを弾かずして天才とか、等々)が、疎かになっていることも、とても気になる。
そして、何と言う嘘っぽい偽善的な終り方。この終り方が希望なのだろうか。安易に音楽をカンフル剤のように使わないでほしい。いっそのこと、「月の光」から始まって、家族が崩壊して終る方が、ずっとリアルなような気がする。
曖昧なる瞬間の積み重ね☆☆☆☆
投稿日
2009/06/26
レビュアー
カメラ湯ミカミラ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
何をもって生きてるという現実感を得るものか。
何をもって愛を感じたり、怒ったり、泣いたり、哀しんだり、喜んだりするのだろう。
夫婦や家族の中での個人。社会の中での個人。
ただ役割を演じているだけであろうか。
そして、その役割を演じられなくなったら、終わりなのだろうか。
自由の中の不自由さ。
少しずつ押し殺し押し殺されながら生きているだけであろうか。
ゆっくりと沈んでいく船に乗っているのだろうか。
「今までの人生が夢だったらいいのに・・・」
・・・なんて淋しいことを私は言いたくないな。
たとえ沈む船に乗っていたとしても・・・。
自分で瞬間瞬間を選んできたはずだから。
どんな駄作な人生でも。
ルーフを開けてオープンカーに乗ろう
投稿日
2009/04/25
レビュアー
ひろぼう
車の変速機の歯車が少しだけ欠けていると、走る分には支障がないが変速する時に少しぎくしゃくするなと感じるようになり、見た目は普通なのになんか変だなぁと思い始めます。それに気付かず運転しているとどんどん欠けが大きくなって、変速のたびにギィギィ異音が出だして走行はぎくしゃくして、挙句は歯車が壊れて動かなくなってしまいます。
その車は一家を運ぶファミリーカーで、家族が余裕で乗れてゲストの空席もたっぷりの荷室もあり、買い物や行楽地へのドライブにゆとりという望みを伴って連れて行ってくれます。
しかし現実は、広い荷室は荷物で満載されることなく持て余しゲスト席はいつも折り畳んだままで、肝心の家族は所用で同乗することもなく、搭乗者は、快適な座り心地と展望の良さを誇る運転席でふんぞり返っている父親のみだったりします。同乗するのは、空っぽの荷室で居心地悪そうにしている望みだけなのです。
オープンカーは屋根を開けることができ、そのことで普通の日常から少しだけ抜け出すことができる爽快感を与えてくれます。屋根を折り畳んで格納する装置のせいで荷室は限られ、へたをすると家族全員が乗れなかったりするのですが、窮屈で息苦しい現実を一時でも忘れさせてくれる幸せには堪えがたい魅力を感じます。
風を浴び自然との一体感を満喫できるオープンカーは、硬く頑丈な屋根という守りがないために、時に肌を刺す冷気になぶられ髪をかき乱されたりするのですが、厳しい自然という現実にさらされることにより、生きていることを実感できるように思います。同乗者達は、保護する壁がない心細さや解放感から、助け合い求め合う親密感を覚え、隠すことなく心情をあらわにするのではと思います。
大人の無理解、無関心によって傷付き反発する子供達。
先が見えないあせりや何も無いことをごまかす虚勢が、家族を一つの方向に導く力を父親から奪う。
なんとか一つにまとめようとする母親の、今にも切れそうに張りつめた糸の行方には誰も気づかない。
そして事件が起きる。それはパンパンに膨らんだ風船が破裂するように起こるべくして起こった事件で、その轟音が各々の気付きとなって、家族はまた元の場所に帰ることになる。
その場所には、ギィギィという異音はもう聞こえることはなく、ピアノソナタの華麗なしらべのみが響いてくる。
いやー、ストレートすぎて面食らっちゃいました。
黒沢節の効き目は、確かに薄まったのですがその分コクが深い。
一口では分からない味の良さが、後から後から滲み出してくる作品でした。
かすかな希望
投稿日
2009/03/25
レビュアー
さむこ
私は生理的に香川照之が嫌いだ。
「ゆれる」の時もそうだったけど苦手。
というか、彼がそういう人物を作り上げるのが上手だということなんだろう。
インタビューとかの彼は特に嫌いではないし。
子役の男の子が昔の柳楽くんに似てる。
あの言い方、表情、ぶっきらぼうさ。
キョンキョンはなんであんな素敵な女の人で、おばさんの対極にいるような人なのに、映画では平凡なつまらない主婦をうまく演じられるのだろう。
アイドルだった人が年をとるということは普通より葛藤があると思うけど、だからこそ色々人より感じられることもあるんだろうな。
それをこうやって演技で出せるのはすごいことだな。
役所浩司の役は、ちょっと突拍子もなくてこの映画では浮いている気がした。
もうちょっと日常の出来事で進めば違和感はなかったのに。
昔の彼氏とか、ちょっと知り合ったパートの上司とか。
今の東京ってここまで?と思ったけど、自分だって旦那がリストラされたらすぐにこういう状況なのかもしれないな。
見て見ぬ振りをしている現実なのかも。
しかし、井川遥ほどストールが似合う人もいないと思う。
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ご利用の流れ
@ 会員登録
申し込みフォームへ記入したら登録完了!
A 作品をレンタル
借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。
B ポストに返却
商品をポストに投函すればOK!
各プランはこちら
※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
トウキョウソナタ