四角い恋愛関係

夫のヘックと女性のルースの間で揺れ動くレイチェルのお話。

あんなにきれいな人に「好きだ」って言われたら、気持ちが揺らいじゃうのかな？ヘックもすごくかっこよくていい人だけど、やっぱり夫となるとただ優しいだけじゃだめなのかな？と考えさせられる話でした。

レイチェルの妹のＨと、レイチェルのお父さんがいい味出してます。お父さんは、バフィーの図書館の人が演じてるのかな？

設定をゲイにしただけで、男女間なら何のひねりもないラブストーリー。
主人公たちの周囲のゲイに関する意識や理解度が高く（その点はリアルではないと思うけれど、まあ映画ですからね）、ストーリーもゲイだからといってことさらにどろどろしてもおらず、普通のラブストーリーとして上品に仕上がっている点は好感が持てる。
ただ個人的に love at first sight は信じていないので、絵空事かお伽話、あるいは大人のファンタジーの域を出ていない気がする。

日本語字幕は間違いが多く、言葉の選び方も非常に下品で、この字幕翻訳者の作品は二度と見たくないと思った。吹き替えも試しに見てみたが、字幕から吹き替えを起こしたのか？と思うほど同じ個所が間違っていて残念だった。ぜひ英語音声のみ（あるいは英語字幕で）見てほしい作品。

最初は私も、４人の男女の恋愛関係にについてのお話だと思っていました。
でもそうじゃなかった！

人間の心情の変化がおもしろかったです。
４人がみんな存在感のある演技をしていました！

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ヘックは「H」が言うように、本当にハンサムで性格良くてステキ
結婚してください。
レイチェルとルースは、タイミングが遅かったにしても、出会うべくして出会った感じに演出されていて、ヘックに勧められて行ったサッカーの試合がなんとなくデートになってしまったあたりが、かわいらしいと思いました。
全体通して、結局全員ハッピーエンドと思えるので、こういう結末大好きです。

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仲良しカップルの挙式のシーンから始まるんですが、なんと、嫁の方が式の花係だった花屋の女性と運命の出会いをしちゃうのだ。男の方がじゃないってのはミソですか。
花屋のほうは自分がゲイだってことを自覚して生きてるんだけど、嫁は自分をヘテロだと思って今まで生きてきたから、自分の気持ちに戸惑ってしまい、ついついヘンな行動をとってしまう。でも、旦那はとてもいい人だし、親友のような存在だから裏切れない。
そんなこんなで、次第に夫婦仲もギクシャクしてきちゃうわ、花屋への想いは募るばかりでどうしようもない。
結局、旦那が嫁を、オマエなんか離縁してやる！どこにでもいっちまいな！って感じで突き放すんだけど、それは旦那の優しさなのよねぇ。
旦那に後押しされた嫁は、失うものはなにもないとばかりに、遠くへ去ろうとしていた花屋のあとを追いかけるのでした。めでたしめでたし。
・・・ここで終わっちゃったら、旦那があまりにも不憫なので、一応旦那にも新たな出会いをご用意（笑）。最後のニヤッとした笑いが不気味なんですけど・・・。
あんなポッと出の女なんかじゃなくて、Ｈの成長を待って、Ｈと結婚すりゃいいのに！と思っちゃったよ。
タイトルは『四角い恋愛関係』。どこがどう四角いんだ？と思ったんですが、一応、花屋にちょっかいをかける旦那の友達を含めた関係が「四角」のようです。あの友達、全然相手にされてませんでしたが。