夏物語

今年になって韓国映画にはまり、次々とみてます。
夏物語は、「涼音」さんのレビューを読んで、借りてみました。
有名な、イ・ビョンホン氏の映画を初めて見ましたが、演技が自然でとてもよかったです。
ほかの方のレビューにもありましたが、目の演技が奇麗で引き込まれました。
さすが、韓国を代表する実力のある俳優さんです。
この作品は、30〜40年前の田園風景がきれいだし、田舎の暮らしぶりもとても新鮮に感じました。
ラストの20分まえぐらいからは、お互いを思いやる気持ちが切なくて辛くて、涙・涙・涙・・・
映画が終わっても涙が止まらなかったほどです。
まだ見てない方は是非、見てください。お勧めです。

韓国の学生運動や反共などが特に激しかった時代のことを
しらないと、劇中に特に時代背景の説明もないので、少し難しいかも。
でももちろん、なんとなぁくな感じでも大丈夫☆よく知ってると、もっと彼らの心情や行動がよくわかるんだろうなって自分の
知識のなさを残念に思う程度なので、この映画観るのやめないでください（笑）

にしても、イ・ビョンホンは本当にすごい。
嘔吐するシーンや、下着の食い込みを直すシーンなど、
本当はものすごい役者魂なはずなのに、さらりとやってのける。
変顔をしても、その役としてしてるから、全然狙った感じが出ないところがすごい！！

物語の３分の２までは、彼の演技の技術を楽しんでください（笑）ストーリー的には特に・・（笑）

物語中盤のおすすめは・・
イ・ビョンホンとスエがガラスに耳を押し当ててるシーンの
二人の目の表情。
スエの目の表情は、ああいう見つめられ方をしたら相手は恋に落ちるんだろうなって思わされる目。すっごく素敵！
イ・ビョンホンの目の演技と音楽で、彼がどんな風に彼女を
好きになっていってるのかがわかるという、とてつもなくすごいものでした！！

ラストに向かう３分の１からは、涙が自然に出てきて、とまりませんでした。
こんなにきれいな涙をこぼせる役者さん、日本にはなかなかいないと思います。

どうしてもとめられない思い、そこまで思いあえる人がいるって
本当に素敵だなと思いました。

映画のテーマとは少し離れますが、自分の小さな行動や思いが、
いつかあの人に、誰かにきっと届く、届くようにって思って
頑張ろうって最後に思いました。

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拷問の後の二人が　強烈です　
彼女が黙って姿を消そうとしたとき　ニ度も　彼の手を握る
シーンは　涙なくしては見られません
まさに　時代が二人を引き裂いたのですから
もっと早く　彼女を探すことができればよかったのに

イ・ビョンホンの老教授姿はいけてません
ちょっと不真面目な大学生の役はぴったりなのに
ヒノキの葉入りの手紙は　ささやいてくれます
「元気だった？」　
「私は元気です　心配しないでね　私は幸せです」と

彼がみつけてくれるのを　待っていたのに…　
二人の暗号である　ヒノキの葉入りの手紙に託して

イ・ビョンホンとスエって…と思っていたけれど、二人とも演技派！！
このコンビも、有りだなぁと思った。
二人のお互いを思う愛が、内側からにじみ出る演技は、最高！
静かで悲しく美しい物語だった。

学生たちが農村の駅に降り立った時の田園風景が美しかった。
都会のお坊ちゃん育ちで、学生運動も勤労奉仕にも熱の入らない、少しいい加減なところのあるソギョンと図書館で働くどこか影のある純真なジョイン。そんな二人が親しくなるにつれて、ソギョンは彼女のことをいろいろと知って行く。学生の身分のため、彼女にしてあげられることは限られるが、映画上映会でのソギョンの趣向は良かった。韓国ののどかに見える田舎の風景は、今ではすでにない郷愁が感じられた。
初恋の相手探しの話にしては、激しい時代の波に翻弄され、余りにも苦く、せつない内容だった。