地獄の変異

ＴＶのＣＭや、思い込みで勝手にＢ級ホラー的な作品を想像してましたが（だいたいタイトルも悪いし、付けた方のセンスが無いと思う）悪い思い込みに反して作品はうまく、しっかり作られていましたので面白かったです。

謎の生物、謎の洞窟（ここの説明がも少し有ればもっとよかったのに残念）私自身は高い所や、暗くて深いあんな地下洞窟には怖くては入れないと思うので、観ていてもうドキドキしました。しかも、曰くありげな謎の生物登場時には作品に釘づけです。ラストも確かに薄々気が付く内容かもしれないけど、なかなかよかったと思う。続編が観たいですね。次は映画館で・・・

お勧め度としては、◎です。Ｇ・Ｗは終わったけど、週末に誰かと（もしくは一人で）じっくり観る事をお勧めします。


ハヴィの呟き（Ｇ・Ｗ編）＊＊＊
５月の連休に初めて「香港」に行って来ました。さほど海外に行った事の無い私は、ホテルも割りといい所を予約しました（しかしここが最悪な所だった）ＪＡＬの機内食も美味しく、個別に観れる映画も最新作（今上映中の作品も有り）ばかりで、映画好きの私にはとても嬉しかったんです。・・・そう、あの香港で唯一日本人が経営するホテルに着くまでは・・・後半は「次回レビューで」お楽しみに！！って、誰も期待して無いか。しかし、バベルの壁は想像以上に高いです。何言ってるのかさっぱり判らなかった。旅先で日本人に会うと嬉しいですね。

原題は「ｔｈｅ　ｃａｖｅ（洞窟）」。邦題からすると、もっとＢ級でチープなホラー映画を想像してたけど、けっこう制作費が掛かってる感じのまともな映画でした。そこそこ楽しめましたよ。つーか、邦題のセンス悪い。
それと、ジャンルとしてはモンスターパニック＆洞窟アドベンチャーであって、ぜんぜんホラーの感じではないですね。人は死ぬけど血とかあんまり出ないし、目を背けるようなグロテスクさもないし、Ｂ級にありがちな下品な会話やエロシーンもないので、中学生にも安心して見せられるレベル。
しかし、ストーリー展開やアイデアに新しさがなく、モンスターデザインもありきたり。登場人物たちが何回も勝手に足を滑らして状況を悪化させてばかりいるので、もうちょっとマシな展開のアイデアはないんかいっ、と思ってしまいましたね〜。せっかくの変異というアイデアを、十分に使い切れずに終わった感がありますしね。主人公のお兄さんにしても、もっと面白い使い方ができたと思いますけどね〜。
洞窟内の水脈を潜るシーンが非常に美しかったりと、作りがそこそこ丁寧なので、それで最後まで観れてしまいますが、あくまで及第点、並の面白さです。何も観る物が無い時はレンタルしてもいいかも。

独偏満足度　６４％

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ひどい邦題だなぁ。誰が付けたのだろう。初めて知った時は、60年代に作られたハマープロのモンスター映画かと思った。それくらいレトロな印象だった。

実際は、真面目に作られた現代風のモンスター映画で、悪くない出来映えだった。むしろ私個人としては嗜好に合った作品だった。諸手をあげて絶賛したいくらいだ。そうしないのは、『ディセント』『ケイブ』と立て続けに洞窟を舞台にした映画がリリースされたからだ。やや閉所恐怖症気味の私は『ディセント』の演出に鳥肌が立った。正直コワかった。しかし、本作の方がエンターテイメント性に優れている。第一、“洞窟”“地下水脈”“モンスター”ときて面白くないわけがない。途中で幾度となく『大洞窟』という小説を思い出した。作者名は忘れたが、なかなかの力作だった。そう言えば、ダーク・ピットのシリーズにも地下水脈から海への脱出行があったっけ。

惜しむらくは、モンスターのデザインが凡庸だったことだ。Ｈ.Ｒ.ギーガーがエイリアンをデザインして以来、数多の亜流が作られたが、未だにあれに勝る衝撃に出会っていない。古くは『大アマゾンの半魚人』なんかも当時はエポックメイキングだったのではなかろうか。ああした秀逸なデザインが一つの時代を作って行く。いまは不遇の時代だと思う。そろそろ新しいデザインのモンスターに出会いたいものだ。

オススメ！

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　地下洞窟で謎の生物に襲われる洞窟ダイバーたちの話。

　この手のジャンル映画では王道中の王道を行く展開でそれ以上でもそれ以下でもないフォーマットをしっかりとまとめてくれている作品でした。

　装備も経験も十分なプロフェッショナル集団が洞窟探検に訪れて、謎の生物に襲われて閉じ込められて何とか脱出しようとするけど、1人また1人とやられていく。

　水中映像は素晴らしくて、あの撮影をしたスタッフさんたち最高でした。主人公が兄弟でお兄さんが頼れるリーダーで弟はお兄さんに頼りきり。お兄さんが生物に襲われて寄生生物に何かやられちゃったのか、どんどんおかしくなっていって頼っていいのかわからない状態で進んで行く一行。

　基本この人たちは、途中で重傷を負ったお兄さんが何でも率先して先頭をきって仲間を助けたりして他の人たちを救おうと必死なのが凄いサバイバル能力でした。弟さんは最初から最後までずっとお兄さんに頼ってばっかりの状態なのが映画史に残るへたれっぷりのキャラクターだと思いました。映画の中でもう少し成長してほしかったです。

　とはいえ、閉鎖空間でパニックになっていろんな死に方を楽しめる映画だと思いました。

９７分と特に長くないし、普通に観れました。^^

ホラーじゃないし、「わっ！」って驚くような場面も無いし、それなりに展開するし、気軽に見ると良いですよ。

普通に観れるＢ級映画です。
Ｂ級度合いは、“ＳＮＡＫＥ　ＦＬＩＧＨＴ”程度です。

借りる物が無ければ、借りても良い作品です。

洞窟の中をお楽しみ下さい。