ビフォア・サンセット

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答を得られぬまま離れた二人の再会のひとときを、どことなく優しいパリの街並みを背景に描かれたラブストーリー？（エッチな話は沢山するのにキスすらしないんだよね。でも、そこがいいんだよね。）
前半は、ジェシーの未練があるような表情と仕草に、にんまり。そして、セリーヌのどちらとも捉えにくい表情や会話に、どっちなんだよーと突っ込みたくなり。
中盤から後半へかけては、早くいっちゃいな！と思いつつも、ひとつずつ本音が語られるたびにドキドキ忙しくなってくる始末。
時間がないのに、周りの迷惑も考えずに、帰りの時間を引き伸ばしてく気持ち。わかるよ〜！　一緒にいたいもんねー！！
最後は歌か？という予感はあったんだけど（推理物ではないのに頭を使って観ていた私。反省！）まさかあんな詞とは・・・思わず共感の涙。涙。涙。
で、その先は１０日間ぶっ通しでやって、合わないってわかって別れる。ちがっかー！これはジェシーの本のボツ部分だった・・
ジェシーいわく、それを聞いちゃぁお仕舞いよー！
その先がどうなのかはほっといて、互いの想いを確かめ合えた事が大切で、そして触れ合い見つめ合えた事、それで十分だと思う。ラストの踊るセリーヌと見守るジェシー、ふたりは再び９年前に戻り互いの空白を埋めていたのだと思います。
なんか自分のことのように、満たされた気持ちになる反面、後から古傷が疼きました。
いい映画でした。

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実際は９年の年月を経て作られたわけですが私は連続して観ました。結論から
言ってしまうといまいち、いや、いまにぐらいだったでしょうか。元々ラブストーリー
が苦手な私に意外と好印象だった前作が凄かったってことになるのかもしれませ
んが。基本的に同じようにつくっただけのように感じました。脚本的に全然練られ
ていないしビフォアサンライズの６ケ月後ってところも意外と軽くあしらわれていた
のも残念。ふたりが待ちを歩きながらいろんな話をしているんだけど、今回はこれ
にはあまり意味がないのでは？前作の設定ではそれがよかったんですけど。

それに今回は時間に追われていたので、あまりにも時間を気にしない二人を見て
てイライラしちゃうし、そういう普通の話よりも他に話すことあるだろ！みたいな。

なんでこうも前作と印象が違うのかっていうと、やはりシチュエーションが全然違う
のに同じことをやっているからに他ならないと思う。残念な続編でした。
エンディングもなんだかなぁって感じ。運転手さん待たせすぎだろってのが感想。

やはり私にはラブストーリーは合わないんですね。。。（涙）

ただ、 ジュリー・デルピーが監督・製作・脚本・音楽・主演と５役を務めている作品
「パリ、恋人たちの２日間」はこれまた似たような話のようなんだけど、私的には
彼女はビフォアサンセットにどこか満足していなくてこの作品を作ったんだと思う。
ビフォアサンセットから３年。構想→企画→製作にちょうどいい時間だしね。

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前作も素敵だったけど、おとなになった二人は良かった。

イーサン、前作では、ジュリーに圧倒されてた感があったが、今作では、対等に話ができている（笑）

再会した二人。

あのあと、半年後に約束してたけど、会えなかったんだね。

「もしも、あの時」的なお話は多いけど、これはこの先どうなるんだろう。

ジェシーは作家になっているから、近況はセリーヌも知っている。
結婚して、子供もいて、本はベストセラー。

これは、再会して、あのときのことを謝って、、、、と綺麗にいくしかないよね。
時間もないだろうし。

段々、二人でまた時間を過ごしてみると、お互いにそんなに素晴らしい、love lifeを送ってない、ということを小出しにしてくる。

そうだよね、あの日のことは、something very special なんだから。。。

互いにNYに住んでいた時期もあり、見かけたりしたこともあり。
運命ならば、どこからでも、やり直すことができるのか？それとも、今の生活に戻るのか？？？

セリーヌのlove and relationshipの考え方が、大変共感もでき、自分と重なることも多々あり。

時間がないから、ここでお別れか？？と思いつつも、場所をかえ、会話は続く。
これは前作と同じ感じ。

でも、これってわかるなあ。

それにしても、ジュリーの歌声は素敵でした。

９年かあ、長いようであっという間だけどね。でも、個々の９年はそれぞれの９年があるので、同じ場所にはいないからね。
思ったよりも離れたものになるかもしれない。

最後の余韻が好きでした。

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9年という時間が、いかに男と女を変えるのか・・・

「恋人達の距離」を久しぶりに観て、完全に興醒めして観ている自分がいた。
夢も希望も持ってないからね、男になんぞ・・・なんて言ってる私も前作から10数年という時間を経ているわけである。

そして、今作を観て、実に羨ましいものだと思ったのだ。

思い出って美しい。
記憶に残る出会いって素晴らしい。

時間を経ても、その空白の時間を感じさせない二人の富んだ会話。

そして、なんて素敵なラストだったろう・・・。

なんて今は思っているけど、また１０年後にはケーッと思うのだろうか。
ああ、不安。

　メイキングを見ると　かなり短期間で撮っていたとか。

こういう映画もありなのね。。。。
2枚セットで借りて、2枚続けてみましたが、正解。

サンライズ　のほうは、二人の視線がすごく良かった。
本当に初めて会って恋に落ちて、相手のことが好きだけど、しっかりみつめたいけど、視線が合うのが怖くてしっかりみつめられない、みたいなもどかしさがなんとも素敵。

サンセットのほうは、態度　が良かった。
お互い異性経験も豊富で、恋もたくさんしただろうに、結局まともにキスもしない。抱きしめるときの　ぎこちなさ。。。
日本の軽い男女なら、残り時間をラブホで過ごして終わりかも。。。
いくつになっても、ティーンエイジャーのような新鮮な恋愛も良いですね。