ベティ・サイズモア

ショックによって現実と夢の区別がつかなくなってしまった。ということだけど、観てるとベティは最初っからちょっとビョーキっぽい感じがしなくもなかった。。。。
結構有名どこのスターが出揃ってる割にはイマイチな感じの出来具合だったなぁ。。。と、感じてしまった。

おすすめ度★★★☆☆

めずらしく、あらすじ等予備知識なしに観ました。
そのせいか、余計に不思議な映画だな、と(^^)
ベティと同じくらい頭がぼ〜っとしてしまいました。

普段から昼ドラに夢中で、しかも夫とはうまく行っていず、
そんな中あんな残忍な風景を目にしてしまったのだから普通なら周りの誰かが現実とドラマの世界の区別がつかなくなっていることに気づいてもいいはずなんだけど、そんなことはおかまいなしにストーリーが進んでいきます。

レニーと脚本に魅力がないと結構シビアな映画かも。
でもキチンと作られていて、俺は好きです。
ちょっとロードムービー的な雰囲気もいいなあ。

最後、ベティがCanyon Ranchって酒場で聞いた旅の思い出通りのシーンを演じているのがなんだかよかった。
カフェでカプチーノ飲んでる横でウェイターが昼ドラに夢中になってるし(^^)
多分ローマのどっかの泉だろうけど、1ペンス投げて。

俺も何か夢が叶ったらそういうことしてみたいなあ。

この間観たブリジットジョーンズが面白く、また主人公が何気に魅力的だったので、レニーセルウィガーを追いかけて本作を視聴。

ブリジットの時より痩せてるし、やっぱり可愛いなぁと思っていた序盤、いきなりチンピラ風情のアーロンエッカート登場。
ブレイク前とは言えその明らかにアレな風貌に噴き出しそうになったｗ
悪役をハイテンションに演じるモーガンフリーマンと併せて一見の価値あり。

内容は、思い込みと勘違いの温度差を楽しむアンジャッシュの定番コントのようなコメディなんだけど、序盤唐突に微グロなシーンがあるんで、コメディとなめてかからないよう苦手な方は注意です(と言ってもそんな大したもんでもないですｗ)。

よく練られた脚本とレニー独特の魅力で最後まで楽しめる佳作。おすすめです。


特典の劇中劇「愛のすべて」は必見の面白さ。延々つまらないんですが、最後の最後の小ネタに、今度は本当に噴き出しました。それにしても昼メロって、向こうでも大げさでわざとらしい演技なんですね。

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レニー・ゼルウィガーとモーガン・フリーマンで「ナンセンス・サスペンス・コメディ」という予備知識から、おもいっきり「コメディ」要素を期待していました。
なので、冒頭の殺害シーンでちょっとびっくり。
えぐいやんっ！

でも怖いのは最初だけで、そこからは現実逃避のまったりしたロードムービーの様な感じもありました。

勘違いベティ（レニー・ゼルウィガー）がかわいかったです。
現実に自分のまわりにいたら鬱陶しいことこのうえないですが、あの舌足らずなしゃべり方と思いつめたときの早口、彼女の魅力満点でまさに適役。

好きなのはラスト、ベティと殺し屋（モーガン・フリーマン）が話すシーン。
そこで殺し屋が言う「あんたは男なんて必要ない、1人で生きられるさ。40年代じゃないんだから」のセリフが良い！
あと前髪ぱっつんのレニーの話し方、表情、無垢さもグー♪でした！

エンディングは「ケ・セラ・セラ」が流れます。この映画に実に合っていました。

♪ケ・セラ・セラ〜　なるようになるさ♪
緊迫したシーンから空想の世界へ。空想から現実へ。

特典映像には、ベティがハマったメロドラマ『愛のすべて』のエピソードが収録されていて、こういうところもちょっとツボな映画でした。

吹き替えは主人公２人の声があっていないので、字幕をオススメします。

　actors studio interview にレニー・ゼルウィガーが出演した際、この作品の紹介で拍手が多かったので観てみた。
　エージェントとかよりも、アメリカでは評価高いのか？
　
　DVD特典「The Reason to Love」がしっかり作りこまれていて、
驚いてしまった。