ジョーカー

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わ・・なんて暗い映画なんだ。全編、「絶望」が漂う、お通夜かい？
みんなこんな救いのない作品が好きなんだっけ？（笑）
レビューも多そうなので結論から書きます。
（本当はネタが多くて簡潔にまとめれない）笑←　聞くのが苦しい涙目笑い。アーハハ。。

「大衆からヒーローと祭り上げられて、反体制のシンボルになる」

（その気がなかったデニーロの殺害が善行扱いされた「タクシードライバー」と同じ）
いくら絶望的状態でも底辺でも、劣化して機能しない社会と、それにストレスを抱えている大衆の怒りが後押ししなければ、「ヴィラン」は生まれなかったのだ・・。
と、同時にいつ何時でも、ヒーローというか「祭り上げる存在」を作りださずにはいられないアメリカ社会、というものの闇みたいなのを感じますね。

──　彼、アーサー・フレックはゴッサムの汚い街の悪ガキからバカにされ、コメディアンの夢もかなわず、自身の障害ありつつ母親の介護している。（希望のない福祉の行き届かない社会）。
同僚は彼を裏切って彼は職場解雇される。
子供たちの前で銃を落としたのはワザとじゃないのだ。にしても間の悪い話だ。
地下鉄で3人に発砲したのは、反撃しただけだし、意図した殺害でなかった。
彼は、自分からは何も出来ない男。振りかかった粉を全力で払い落としてる受動的な男だ。
つまり、ここまでは気弱で優しい。

しかし、母親の裏切りと父の虐待を知ったのが、ターンポイントになって、彼は殺意の坩堝になる。
同時に、都合の良い妄想が曖昧に挿入される。
（ソフィーとうまくゆく？、信じられん！なんだ妄想かい。その方法は最後まで観客を惑わす）
ピストルを渡したランドルを射殺する。あ、違った、ナイフで惨殺。
しかし、「お前だけは優しかった」と、小人症の男は逃がす。
こんなに殺して（ここまでで５人）連続殺人鬼じゃん、と私は思った。
衝撃のロバート・デ・ニーロを射殺場面。この辺が妄想なのかどうか。
楽屋で赤いスーツを着たアーサーが自分のノドにピストルをあてる。
（ここで自分を殺して、あとは妄想だと思うんですが・・どうでしょう？）
その後もどんどん殺しますね。非情のライセンスです・・・
書き足りない件も多いですが、ここまでにしときます。

一体全体 バットマンやらジョーカーの苦悩が文学的深みを纏って 如何にも
現代的な心理的人物として再登場して来るなんてのが うんざりで そのジャーナ
リスティックであるところは「新聞記者」は見ないけど多少許すとして フクシ
マ50たらなんて一生見ない！ あれちょっと話がずれたかw

今作を見ようと思ったのは 東芝REGZA4K49インチとブルレを新調したからで
羨ましいだろう貧乏人諸君ww 俺もジョーカー並みに貧乏人だがコロナで閉じ
こもるにゃあ これが一番だわさ あとね阿部和重が撮影と照明がしっかりした
良い作品だとツィートしてたのが 当然見るべき理由なんだけどね

冒頭から なかなか悪くない絵だ しかし五分でなんとも辛気臭い話で わかっちゃ

画質は良いのだが 人にTVを自慢する為に写メを撮ろうと構えるのだけど 意外に
良いショットが決まらないのだ これはかなり不満だな 人は彼の苦悩ばかり
読んで 画面は見ないでいいのだろう

そうは言っても 話の骨格はゴッサムシティなので ローカルな話となって物語は
拡散せず 人間的普遍なるテーマを結果 なるたけ避ける効果があり こじんまり感
が良し ジョーカーは私だなどとはならぬ この範囲でのタメがあれば 駄目な僕
からの強者ジョーカーへの変身を観客は待ち望めるわけだ

ホワイトルームライオットの後 懐かしや 最初の「バットマン」に戻って来る
ティムバートンのバットマンが一番素晴らしかったなあと 思えば映画は遠くに
来るもんだと 君も時を考える年代になってるんじゃないの みたいな

暗い話。ホアキンがジョーカーをやるとなると、グロくて、エグくて、狂気ドロドロなんだろうなとわかっていたが、最後にはバットマンが登場するんだと思って我慢して観た。が、バットマンは出ない。発狂したおっさんが浮かれ騒いで終わり。
バットマンの敵として登場するキャラクターの中でもジョーカーは気味が悪くてもともと好きではなかった。で、この映画を観たらすっかりキライになった。

人間の世の中がひどいことなんかジョーカーに言われなくてもわかっている。人間なんてみんなインチキなもんだし、それが群れを成して生きているところに正義も倫理もない。が、ここ数千年の進歩によってそれなりのシステムを構築し、皆が安心して暮らすためにルールをつくり、税金を払い、その税金で警察を雇い、裁判所を設け、裁判官を雇い、刑務所をつくって、それでなんとかなっているだけ。完成したシステムではないが、ないよりはマシだ。ジョーカーやそれを支持する群衆は自分が不遇だからと言ってその社会のシステムを壊そうとする。迷惑な話だ。

ホアキンはずいぶん減量したようだ。しかし、これが美しくない。痩せた直後の身体には照りがないからだ。急激に痩せると皮膚があまってシワシワになり、老人の肌のようになるのだ。が、痩せたまま何年もたつと皮膚に照りがでてくる。あまった皮膚がピンと張ってくるからだ。痩せたジョーカーをやるならそこまでやってから映画に出るべきだったと思う。半病人みたいな雰囲気は強く見えない。凶悪な犯罪者の若い頃の話というのなら、もっと若々しい雰囲気で、もっと強そうなキャラであるはず。
だいたいホアキンはこの設定のジョーカーをやるには歳をとりすぎている。バットマンがオトナになる頃にはもう年寄りじゃん。

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個人的に、過去作品を含む“ジョーカー”の逸話を全く意に介していないという事が前提の感想です。

『バットマン』シリーズの史上最凶キャラであり、物語にもウェイン親子やペニーワースが出てきて「ほぉ〜」とも思いますが、そんな楽しみも作品の破壊度を思えば、隠し味程度のもの。
全く予備知識無しで鑑賞OK!!
ただし!メンタル持っていかれないよう、充分留意して臨んでください笑

心優しいアーサーが、退廃した世の中の理不尽さに打ちひしがれて、やがて最凶の悪役ジョーカーへと変貌していく。
簡単に言えば、そういうお話なのですが、実際はそう簡単でもなく。
心優しいけど、病床の母の面倒を見ていて、アーサーも障害を持っていて、故に回りから気持ち悪がられ、貧乏で底辺な生活を余儀なくされていて。
障害は持っているけど、気持ちは繊細で、思慮深くて、物事の分別もついて。
そんなアーサーの受ける仕打ちは、確かに酷いものではあるけど、最凶悪に変貌を遂げる程のものかというと、そうでもない（いや酷いんだけどね）というところがミソで。

どうでしょう、過去に理不尽な扱いを受けて「いつか見返してやる〜!!」と思ったことは無いでしょうか?
私は、実はこういう経験がたくさんあって（たくさんあるんかい!?苦笑）、見返すどころか、裏の世界に入って脅し倒したらどうだろうとか、そんな事まで…笑えない(^^;
当然、妄想やら頭の中だけで歯止めが効き、おかげで平穏無事な生活を送れているのですが、スイッチ入っちゃったアーサーに感情移入は出来ないけど、スイッチ入る手前のアーサーの気持ちが解らなくもなく。
何だろうな、地方にいただけでは感じない、社会の理不尽さを東京暮らしで経験したからこその勝手な個人的思いなのですが、感情が壊れる過程が何となく…
もちろん、私のそれとアーサーの受けた仕打ちでは、雲泥以上の差はありますが。
間違えば、誰でもそういう道を辿る可能性があるかもよ…と言いたいだけではあります。

劇中、アーサーとウェイン親子の立場、見方の違いも明確でした。
アーサー立場で見れば、ウェイン父の行動は非情で、貧困の状況も見えておらず、下民を見捨てるかのように映るでしょう。
ウェイン立場で見れば、退廃した世の秩序を戻すべく、限られた中で様々な策で市政を取り仕切らねばならず、時には非情の鉈も振るわねばならない。
そんな時に、一人の妄想癖の民間人にタカられても困る訳で。
アーサーも言うように、景色が違えば、善悪の基準も違うという事か…世は難しい。

ホアキン・フェニックスが期待通りの怪演!!
この方のメンタルを心配してしまう程の入りっぷりに、恐ろしいまでの役者魂を感じました!!

見終わった後、頭の奥まで浸透したジョーカーの怨念が、自分の中のダークサイドを引っ張り出してきそうで…
それを収めるには、片道1時間弱の車の中では足りなかったのは言うまでもありません。
これが面白い作品なんて訳がない!!（最高の賞賛です）恐ろしい破壊力を持った作品でした。

最後には、アーサーも心から笑えるようになったんだもんね…怖っ!!

映画チケットを購入して観るほどのものではなかった
というか、映画館で観たくはない映画だった

メディア騒ぎしている作品は、私的にヒットじゃない
ラストへ続く盛り上がりシーン前後は、共感出来る部分もあり、これが「ジョーカー」と納得した
この先の社会を映している部分もある
興味ある人は観てもいいかも

でも、これをブームと嬉々として盛んに取り上げてた情報番組の方がよほど怖いですけどね…