三度目の殺人 / 福山雅治
三度目の殺人
/是枝裕和
平均評価点:
予告編を観る
全体の平均評価点: (5点満点)
(39)
解説・ストーリー
「そして父になる」の是枝裕和監督が、再び福山雅治を主演に迎えて贈る法廷ミステリー・サスペンス。真実よりも裁判での勝利が重要で、弁護はあくまでもビジネスと割り切るエリート弁護士が、決して真の動機を明かさない殺人犯=依頼人の深い闇に呑み込まれ、いつしか真実を追い求めていく姿を丁寧な筆致で描き出していく。共演に役所広司、広瀬すず、斉藤由貴、吉田鋼太郎。勝ちにこだわるエリート弁護士の重盛朋章は、同僚がサジを投げた依頼人・三隅高司の弁護を渋々ながらも引き継ぐことに。三隅の容疑は、解雇された工場の社長を殺害し、遺体に火をつけたというもの。30年前にも殺人を犯した前科があり、自白もしているため死刑は確実と見られていた。さっそく無期懲役に持ち込むべく調査を始める重盛だったが…。 JAN:4943566310533
「そして父になる」の是枝裕和監督が、再び福山雅治を主演に迎えて贈る法廷ミステリー・サスペンス。真実よりも裁判での勝利が重要で、弁護はあくまでもビジネスと割り切るエリート弁護士が、決して真の動機を明かさない殺人犯=依頼人の深い闇に呑み込まれ、いつしか真実を追い求めていく姿を丁寧な筆致で描き出していく。共演に役所広司、広瀬すず、斉藤由貴、吉田鋼太郎。勝ちにこだわるエリート弁護士の重盛朋章は、同僚がサジを投げた依頼人・三隅高司の弁護を渋々ながらも引き継ぐことに。三隅の容疑は、解雇された工場の社長を殺害し、遺体に火をつけたというもの。30年前にも殺人を犯した前科があり、自白もしているため死刑は確実と見られていた。さっそく無期懲役に持ち込むべく調査を始める重盛だったが…。 JAN:4943566310533
もっと見る▼
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
「三度目の殺人」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「そして父になる」の是枝裕和監督が、再び福山雅治を主演に迎えて贈る法廷ミステリー・サスペンス。真実よりも裁判での勝利が重要で、弁護はあくまでもビジネスと割り切るエリート弁護士が、決して真の動機を明かさない殺人犯=依頼人の深い闇に呑み込まれ、いつしか真実を追い求めていく姿を丁寧な筆致で描き出していく。共演に役所広司、広瀬すず、斉藤由貴、吉田鋼太郎。勝ちにこだわるエリート弁護士の重盛朋章は、同僚がサジを投げた依頼人・三隅高司の弁護を渋々ながらも引き継ぐことに。三隅の容疑は、解雇された工場の社長を殺害し、遺体に火をつけたというもの。30年前にも殺人を犯した前科があり、自白もしているため死刑は確実と見られていた。さっそく無期懲役に持ち込むべく調査を始める重盛だったが…。 JAN:4943566310533
「三度目の殺人」 の作品情報
「三度目の殺人」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
三度目の殺人の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
124分 |
|
日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ、日(音声ガイド):ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
ASBX6108 |
2018年03月07日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
177枚
|
5人
|
2人
|
日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ、日(音声ガイド):ドルビーデジタルステレオ
【Blu-ray】三度目の殺人(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
124分 |
|
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
ASBDX1206 |
2018年03月07日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
18枚
|
3人
|
1人
|
三度目の殺人の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
124分 |
|
日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ、日(音声ガイド):ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
ASBX6108 |
2018年03月07日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
177枚
|
5人
|
2人
|
日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ、日(音声ガイド):ドルビーデジタルステレオ
【Blu-ray】三度目の殺人(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
124分 |
|
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
ASBDX1206 |
2018年03月07日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
18枚
|
3人
|
1人
|
TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!
洋画・邦画
約35,500
タイトル以上
国内ドラマも一部含まれております
※2022年2月 現在のタイトル数
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ユーザーレビュー:39件
暗くて長いトンネルに入ったようなお話
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
面白い映画ではない。娯楽性ゼロ。
もったいつけてるシーンが多く、何を言いたいのかはっきりしないまま時間ばかりがすぎる。
終盤になって話が急展開するが、結末はボケボケ。
役所広司演じる殺人犯は2回人殺しをした者で、ストーリーはその2回目の殺人についての裁判に焦点をあてている。2人しか殺してないのになんで「3度目の殺人」なのかというと、3度目は自分を殺した・・ということらしい。
最初は犯行を認めていたのに、被害者の娘の広瀬が「実は父には14歳のときからずっとレイプされていました」と証言することとなり、その証言をさせないために役所広司が突然に供述をひるがえして「自分はやってない」と言い出す。話に整合性がなくなり、判決は死刑となる。死刑をのがれるためにウソをついたと判断されたわけだ。
が、弁護士の福山がそのことを役所広司に問いただしても、役所広司は答えない。
なので、あれっ、実際に殺人を犯したのは広瀬で、役所広司はそれをかばってるだけなんじゃないのか? ・・っていう疑問がわく。
が、そうだとすると役所広司は1回しか殺人を犯してないことになるので、そうではないんだなという結論になる。
是枝監督の作品ではもっぱら「あれしたので・・」とか「そのときにはあれで・・」みたいに「あれ」という言葉をセリフに頻発させるが、この作品ではそれをやっていない。日常のなにげない会話を演出するためには「あれ」を頻発させるのがいいと思っているのだが、こういう一言一句に何かを込めた感じの作品では「あれ」は使わない、ってことらしい。
わざとらしく「あれ」を使うのが鼻につくので、それをやめてくれたのはよかった。
で、それだけ力を込めた作品ということなのだろうが、十字架を表したカットがいくつかあり、役所広司をキリストに重ねているようなライティングをしていたりして、かなり宗教臭い感じがした。「あれ」も臭いが、キリストも臭い。
「自分は生まれてこないほうがよかったと思ってる」というセリフがあったり、「人の生死は理不尽に選択されている」というセリフなどもあり、一生懸命に生きようとする人間を俯瞰したような雰囲気があるが、やけに暗くて陰気で音楽もさびしくて、いい作品とは思わなかった。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
「三度」の殺人の意味 役所広司は怪演
「三度目の殺人」(2017、フジテレビジョン/アミューズ/ギャガ/東宝、カラー、124分)。
是枝裕和の監督・脚本。
弁護士「重盛」(福山雅治)は、同僚「摂津」(吉田鋼太郎)から、ある殺人事件の国選弁護を頼まれる。「殺人罪」は確定的で減刑が目的だ、と。被告「三隅」(役所広司)は殺人の前科があった。拘置所で接見した「重盛」は、「三隅」の話を聴くうち方針転換を迫られる。
事件の被害者は、「三隅」を馘首した会社の社長。被害者の妻「美津江」(斎藤由貴)から、「例の件お願いします」というメールが彼に届いていた。怨恨と保険金殺人の二重の動機が疑われた。そして「三隅」は供述を何度も変える。被害者と「美津江」の娘「咲江」(広瀬すず)が、被害者(実父)から暴行を受けていたと、「重盛」に告白した。「三隅」は自分を救うために父を殺したのだ、と。それを知った「三隅」は犯行を否認した。それは、裁判で「咲江」を証人席に立たせたくない彼なりの配慮か、と「重盛」は考える。「三隅」は有罪となり死刑を宣告される。
「三度」の殺人とは、最初の自分が犯した殺人、二度目の殺人の犯人は不明、三度目は自らを死刑に導く自己への殺人だった。
是枝監督の作品では珍しい本格法廷物です。一人の男のために不幸になった妻子を、命がけで守ろうとする一人の元・殺人犯を演じた役所広司は見事でした。哀しい、救いようのない世界を描いているが、静かな諦観があります。二度目の殺人の犯人はぼかされています。
どれであっても、物語に瑕疵も齟齬もなく、実は三つの事象が一体化された演出でした。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
見ていて色々考えさせられました
投稿日:2019/02/11
レビュアー:スヌーピー
福山雅治さんのファンなので映画館で見てDVDでも見ました。重い内容だなと思いました。見ていて明るい気持ちにはなれず暗くなりました。出演者も豪華で驚きました。
結局最後まで真実は分からなかったです。多分こうなんだろうって想像することしか出来なかったです。
タイトルの意味が映画館で見たときは分からなかったけどDVDを見てようやく分かりました。
せつないなと思いました。土の結末でも報われない感じがして悲しかったです。
役所広司さんの演技がすごい良かったです。日本アカデミー賞を取ったのは分かる気がします。「関ケ原」の演技も良かったけどこの作品の演技もすごく良かったです。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
観終わって、「?」が残った作品
投稿日:2020/10/15
レビュアー:nob77
観終わって、「?」が残った作品。
随所にちりばめられた意味ありげなプロットのすべてに答えが用意されているわけではないので、いろんな想像ができる。
もちろん、不完全なつくりということではなく、製作者(監督・脚本は是枝裕和)の意図したものだろう。
あやふやなまま終わることって、現実世界ではよくあることで、そんな現実もつきつけられた気がした。
そもそも、タイトル自体、映画の中ではリアルな殺人は2件しか描かれていないので、いろんな解釈が可能になってくる。
何が真実なのかは本人にしかわからないということか。
表面に出た事実だけで、人が人を裁くことの怖さも感じた。
このような感想を持つのは、監督の手腕もさることながら、福山雅治、役所広司、広瀬すずの演技が素晴らしかったからに他ならない。
特に、役所広司はシーンによって別人を演じているかのようで、改めて名優だなと思った。
映像的にも接見時の弁護士と被告の顔が前半は対面していたのに、ラスト近くでは重ねて撮られていて、2人の心情がシンクロしていくようで印象的だった。
とにかく、観終わった後、モヤモヤとはしますが、いい映画でした。
このレビューは気に入りましたか?
1人の会員が気に入ったと投稿しています
三度目の殺人は、、、、
投稿日:2019/03/20
レビュアー:こうさま
殺人事件を巡り真実に迫ろうとする弁護士を中心とした法廷サスペンス作品でなかなか奥が深く考えさせられる作品。
昔殺人事件を起こし長期の服役を終えた三隅が勤務先の社長を殺害した二度目の殺人事件、国選弁護人として事件を担当することになった重盛はどちらかというと真実追及するよりも裁判での結果を重視する弁護士、求刑が死刑なら無期へと減刑する道を探るタイプ。
被告人三隅と繰り返し行う面会で彼の主張はコロコロと変わる。
最初は単純な強盗殺人を認めていた三隅は次の面会では被害者の妻に依頼された殺人だったと告白し、週刊誌の記者にも重盛に無断でそれを話し記事になってしまう。
三隅に翻弄されつつもこの事件の真相究明に興味を持った重盛、三隅の過去を含めてこの事件を洗い直す。
でも彼が真実を追い求めれば求めるほど真実は逃げて行くような感じ。
そして被害者の娘咲江の存在が明らかになり真相究明は益々混沌としてくる。
裁判で被告人三隅は突如として無罪を主張、開廷前に検事、弁護人、裁判長で裁判の論点、争点を打ち合わせて進行させてゆく制度においていきなりの無罪主張はよほど確定的な証拠でもない限り肯定されるものではない。
そして判決が下される。
普通の展開であれば事件の真相や犯人が明らかになるものであるが、本作は観ている側にモヤモヤ感を残したまま終わる。
勿論2-3通りの真実が考えられるがはっきりと断定できない。
本作にはいろんなピースが伏線として配されている、例えばカナリア、十字架、三隅が送ったハガキ、重盛や三隅の娘に対する思い等々である。
そして最後に何が「三度目の殺人」だったのかという疑問につきあたる。
この辺りが是枝監督の意図するところではなかったろうか。
善人か悪人か正常なのかサイコパスなのか、そんな三隅を演じる役所広司と対する弁護人重盛の福山雅治、その他芸達者な共演者の好演が光る。
このレビューは気に入りましたか?
1人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
暗くて長いトンネルに入ったようなお話
投稿日
2023/06/25
レビュアー
勇光
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
面白い映画ではない。娯楽性ゼロ。
もったいつけてるシーンが多く、何を言いたいのかはっきりしないまま時間ばかりがすぎる。
終盤になって話が急展開するが、結末はボケボケ。
役所広司演じる殺人犯は2回人殺しをした者で、ストーリーはその2回目の殺人についての裁判に焦点をあてている。2人しか殺してないのになんで「3度目の殺人」なのかというと、3度目は自分を殺した・・ということらしい。
最初は犯行を認めていたのに、被害者の娘の広瀬が「実は父には14歳のときからずっとレイプされていました」と証言することとなり、その証言をさせないために役所広司が突然に供述をひるがえして「自分はやってない」と言い出す。話に整合性がなくなり、判決は死刑となる。死刑をのがれるためにウソをついたと判断されたわけだ。
が、弁護士の福山がそのことを役所広司に問いただしても、役所広司は答えない。
なので、あれっ、実際に殺人を犯したのは広瀬で、役所広司はそれをかばってるだけなんじゃないのか? ・・っていう疑問がわく。
が、そうだとすると役所広司は1回しか殺人を犯してないことになるので、そうではないんだなという結論になる。
是枝監督の作品ではもっぱら「あれしたので・・」とか「そのときにはあれで・・」みたいに「あれ」という言葉をセリフに頻発させるが、この作品ではそれをやっていない。日常のなにげない会話を演出するためには「あれ」を頻発させるのがいいと思っているのだが、こういう一言一句に何かを込めた感じの作品では「あれ」は使わない、ってことらしい。
わざとらしく「あれ」を使うのが鼻につくので、それをやめてくれたのはよかった。
で、それだけ力を込めた作品ということなのだろうが、十字架を表したカットがいくつかあり、役所広司をキリストに重ねているようなライティングをしていたりして、かなり宗教臭い感じがした。「あれ」も臭いが、キリストも臭い。
「自分は生まれてこないほうがよかったと思ってる」というセリフがあったり、「人の生死は理不尽に選択されている」というセリフなどもあり、一生懸命に生きようとする人間を俯瞰したような雰囲気があるが、やけに暗くて陰気で音楽もさびしくて、いい作品とは思わなかった。
「三度」の殺人の意味 役所広司は怪演
投稿日
2022/01/05
レビュアー
ちゅく
「三度目の殺人」(2017、フジテレビジョン/アミューズ/ギャガ/東宝、カラー、124分)。
是枝裕和の監督・脚本。
弁護士「重盛」(福山雅治)は、同僚「摂津」(吉田鋼太郎)から、ある殺人事件の国選弁護を頼まれる。「殺人罪」は確定的で減刑が目的だ、と。被告「三隅」(役所広司)は殺人の前科があった。拘置所で接見した「重盛」は、「三隅」の話を聴くうち方針転換を迫られる。
事件の被害者は、「三隅」を馘首した会社の社長。被害者の妻「美津江」(斎藤由貴)から、「例の件お願いします」というメールが彼に届いていた。怨恨と保険金殺人の二重の動機が疑われた。そして「三隅」は供述を何度も変える。被害者と「美津江」の娘「咲江」(広瀬すず)が、被害者(実父)から暴行を受けていたと、「重盛」に告白した。「三隅」は自分を救うために父を殺したのだ、と。それを知った「三隅」は犯行を否認した。それは、裁判で「咲江」を証人席に立たせたくない彼なりの配慮か、と「重盛」は考える。「三隅」は有罪となり死刑を宣告される。
「三度」の殺人とは、最初の自分が犯した殺人、二度目の殺人の犯人は不明、三度目は自らを死刑に導く自己への殺人だった。
是枝監督の作品では珍しい本格法廷物です。一人の男のために不幸になった妻子を、命がけで守ろうとする一人の元・殺人犯を演じた役所広司は見事でした。哀しい、救いようのない世界を描いているが、静かな諦観があります。二度目の殺人の犯人はぼかされています。
どれであっても、物語に瑕疵も齟齬もなく、実は三つの事象が一体化された演出でした。
見ていて色々考えさせられました
投稿日
2019/02/11
レビュアー
スヌーピー
福山雅治さんのファンなので映画館で見てDVDでも見ました。重い内容だなと思いました。見ていて明るい気持ちにはなれず暗くなりました。出演者も豪華で驚きました。
結局最後まで真実は分からなかったです。多分こうなんだろうって想像することしか出来なかったです。
タイトルの意味が映画館で見たときは分からなかったけどDVDを見てようやく分かりました。
せつないなと思いました。土の結末でも報われない感じがして悲しかったです。
役所広司さんの演技がすごい良かったです。日本アカデミー賞を取ったのは分かる気がします。「関ケ原」の演技も良かったけどこの作品の演技もすごく良かったです。
観終わって、「?」が残った作品
投稿日
2020/10/15
レビュアー
nob77
観終わって、「?」が残った作品。
随所にちりばめられた意味ありげなプロットのすべてに答えが用意されているわけではないので、いろんな想像ができる。
もちろん、不完全なつくりということではなく、製作者(監督・脚本は是枝裕和)の意図したものだろう。
あやふやなまま終わることって、現実世界ではよくあることで、そんな現実もつきつけられた気がした。
そもそも、タイトル自体、映画の中ではリアルな殺人は2件しか描かれていないので、いろんな解釈が可能になってくる。
何が真実なのかは本人にしかわからないということか。
表面に出た事実だけで、人が人を裁くことの怖さも感じた。
このような感想を持つのは、監督の手腕もさることながら、福山雅治、役所広司、広瀬すずの演技が素晴らしかったからに他ならない。
特に、役所広司はシーンによって別人を演じているかのようで、改めて名優だなと思った。
映像的にも接見時の弁護士と被告の顔が前半は対面していたのに、ラスト近くでは重ねて撮られていて、2人の心情がシンクロしていくようで印象的だった。
とにかく、観終わった後、モヤモヤとはしますが、いい映画でした。
三度目の殺人は、、、、
投稿日
2019/03/20
レビュアー
こうさま
殺人事件を巡り真実に迫ろうとする弁護士を中心とした法廷サスペンス作品でなかなか奥が深く考えさせられる作品。
昔殺人事件を起こし長期の服役を終えた三隅が勤務先の社長を殺害した二度目の殺人事件、国選弁護人として事件を担当することになった重盛はどちらかというと真実追及するよりも裁判での結果を重視する弁護士、求刑が死刑なら無期へと減刑する道を探るタイプ。
被告人三隅と繰り返し行う面会で彼の主張はコロコロと変わる。
最初は単純な強盗殺人を認めていた三隅は次の面会では被害者の妻に依頼された殺人だったと告白し、週刊誌の記者にも重盛に無断でそれを話し記事になってしまう。
三隅に翻弄されつつもこの事件の真相究明に興味を持った重盛、三隅の過去を含めてこの事件を洗い直す。
でも彼が真実を追い求めれば求めるほど真実は逃げて行くような感じ。
そして被害者の娘咲江の存在が明らかになり真相究明は益々混沌としてくる。
裁判で被告人三隅は突如として無罪を主張、開廷前に検事、弁護人、裁判長で裁判の論点、争点を打ち合わせて進行させてゆく制度においていきなりの無罪主張はよほど確定的な証拠でもない限り肯定されるものではない。
そして判決が下される。
普通の展開であれば事件の真相や犯人が明らかになるものであるが、本作は観ている側にモヤモヤ感を残したまま終わる。
勿論2-3通りの真実が考えられるがはっきりと断定できない。
本作にはいろんなピースが伏線として配されている、例えばカナリア、十字架、三隅が送ったハガキ、重盛や三隅の娘に対する思い等々である。
そして最後に何が「三度目の殺人」だったのかという疑問につきあたる。
この辺りが是枝監督の意図するところではなかったろうか。
善人か悪人か正常なのかサイコパスなのか、そんな三隅を演じる役所広司と対する弁護人重盛の福山雅治、その他芸達者な共演者の好演が光る。
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ご利用の流れ
@ 会員登録
申し込みフォームへ記入したら登録完了!
A 作品をレンタル
借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。
B ポストに返却
商品をポストに投函すればOK!
各プランはこちら
※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
三度目の殺人