シンデレラ

ちびこにはおおうけ。

わたしはというと、シンデレラってこんな感じだったっけ？という感想。
わたしの中で、シンデレラはもっとつつましく控えめな感じ。
でも、このシンデレラは肉食系かというくらい積極的。継母のむすめ２人が、王子様のお妃選びの舞踏会に行くとなると、
わたしも！わたしも！と言い出す。ハイライトの、ガラスの靴の主を探しに家来が町中の家を探しまわるときには、
無理矢理はこうとしてはけない継母のむすめ２人がダメだとなると、
さっともう片方のガラスの靴を差し出し、
わたし！わたし！
って出てくる。

あれ？ガラスの靴って、シンデレラの絵本で差し出すシーンあったっけ？
うーん。
こんなガツガツしたシンデレラ、やだなあ。
すごく、かわいい顔なんだけど。

それに対比される継母の２人の娘が、これまた驚くほどのふけ顔だ。
かわいくないだけでいいのに、あるいは、意地悪な顔だけでいいのに、ふけてるのだ。
いくら悪役っていったって、あの老けたぶさいくな容姿はちょっとお気の毒というか
やり過ぎな気がする。

うーん。なんか、自分が自分がってガツガツ前にでしゃばるシンデレラに、モヤモヤした。
わたしの中のシンデレラではなかった。

シンデレラっていい娘なんですね。娘が何度も見て、目をキラキラさせてました。これって、美しく、性格もよくて、家事も万能であれば、報われるんだよっていう話ですよね。なんか、女性を・・・という声になりそうですが、でもまぁ、夢があっていいじゃないですか。

男は、娘持って単なる父親になったら、いい子になって、王子に迎えにきてもらえよ、と思う反面、息子には「いい女つかまえろよ！！」という王様の気持ちが分かるようになりました。アニメ観ながらそんな風に思うのっていかんなぁ。

あと、やっぱりこの手のは、吹替えよりも原語の方がいいなと。特に歌がね、絶対に勝てないのよね。子供らでは無理なんだけどね。

お馴染みの作品だが、意外と観ていない方も多いのではないかと思う。古い作品だしね。
かく言う私も“ディズニー嫌い”が祟って、キチンと観たのは今回が初めて。まぁ、いまもディズニーは好きじゃないけれど、作品の“質”は高いし、感性の豊さには無視できないものがある。何やらガチャガチャした作品が沢山リリースされる昨今だから、かえって新鮮な感じもする。むしろ、最近の作品に飽いて、旧作品に惹かれているのかも知れない。

また、こんなことを書くと怒られそうだが、シンデレラって“慎み深い”とか“健気”とかの代名詞のように言われるが、本作品を観ると存外、計算高くてイヤな女っぽい気がする。少なくても、聖女じゃないな。
何故なら、ガラスの靴が壊れた時、シンデレラは自分が持っていたもう片方の靴を取り出す。この時、彼女は勝ち誇ったような笑顔を一瞬浮かべた。「コワイ！」と思った。すべては彼女の計画のうちではなかったのか、と……。
アニメの一瞬の表情に、そんなことを観客に伝える“力”があるのかどうか分からないが、少なくとも私はそう感じた。「うがった見方をするからさ」と言われそうだが、ディズニーアニメは楽しい夢の世界ばかりではないことは確かだ。怒りや憎しみ、暴力、嫉妬なんかもキチンと描く。醜いものも美しいものも隔てがない。誠実な者も狡賢いヤツも出て来るが、ディズニー独特の表現に包まれて分かり難くなっている。そこが他の作品と一線を画すところではないかと思う。表面だけを真似しても同じものが作れない。“隠し味”が違うのだ。

子供たちの遊びは、他愛がない。善悪の判断基準も形成されていないから無邪気だ。しかし、子供とはいっても感情はあるし、悪い心の萌芽もめばえる。それは無邪気さに隠れて見えないだけ。ディズニーのアニメは、そんな子供たちの様子とよく似ている。今更ながら、そんなことを思った一本だった。

モーションキャプチャではないかと思うほど見事な動画は圧巻。初公開の時、観客はびっくりしただろうなぁ。その驚きが伝わって来るような錯覚すら覚えた。私自身、何度も「このシーンは誰が描いたの？」と訊ねたくなった。勿論、そうでない場面もあるが、全編通してみても高品質だと言える。それに較べたら、現在のアニメ作品が紙芝居に思える。

デジタル・リマスタされて蘇った映像は、絵画のように美しかった。これなら「ＴＶではなく、是非ともスクリーンで観たいものだ」と思った。薄型テレビの再現性は格段に向上したが、パースペクティブの面では映画館にかなわない。音もそうだな。
確かに、プラズマディスプレイだのＬＥＤだの、薄型テレビの進歩は目まぐるしい。新商品のリリースの度に美しくなっている。発色もいいし、動きも滑らかだ。

昨年、メインで使用している薄型テレビの調子が悪くなったので、これ幸いに３Ｄテレビを買いに行った。買う気満々だったが、有楽町駅前の量販店の店員が、いま使っているテレビの型番を伝えると「古い型ですねぇ」と言った。何となくカチンと来た。バカにされたような気がした。買ってまだ三年くらいだ。そう伝えると「いやぁ古いですよ」と繰り返す。カチンカチンと来た。こうなると、もういけない。３Ｄテレビを買う気なんか一気に失せた。新製品の蘊蓄を喋りたがる店員を遮り、言い合いになってしまった。やがて、年若い責任者が間に入ってくれたが、それがなければ店員の胸ぐらを締め上げていたかも知れない。後になって「“瞬間湯沸かし器”みたいな性格を何とかしなければ……」と反省したが、いまでもあの店員の態度はヒドかったと思っている。
一時期、“家電芸人”ってのがいたが、彼らを見るとあの店員のことを思い出して嫌な気分になった。実際に使ってもいないのに、カタログのコピーを丸暗記して喋る彼らは自らの無責任さと無能さをさらけ出している、という点において両者はよく似ていたからだ。（それを見て感心している視聴者はもっと愚かだと思う） おかげで、３Ｄテレビを買う機会を逸してしまった。残念なことである。今年こそ機会を見つけて買い換えしなければ――。(笑)

トワーフのことにも触れなければいけないが、長くなり過ぎたので、またの機会に。美しい映像は、一見の価値がありますので、機会がありましたら是非どうぞ。オススメ！

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小さい頃に本とかでは読んだ事があり、
大まかな部分しか知らなかった私。

シンデレラは継母と姉にこき使われ　舞踏会には参加できず
家事をしている所に魔法使いが来て、かぼちゃの馬車を出して
王子と踊って　ガラスの靴を落として帰る

と、ざっくりしか知らなかったけれど
子供と一緒に見て、あ〜こうゆうお話だったんだぁ〜と

見る機会が出来て良かったと思います☆

継母の連れ子の２人姉妹のブッチャイクさは半端ないです(笑)

このDVDはディズニー製ではありません。
ディズニーとは関係ない会社から発売された、いわゆる１コインDVDです。
ディズニーの正規品とは以下の違いがあります。

・画像がぼけててノイズで汚いです。正規版の画像はキレイです。
・特典映像はありません。正規版にはあります。
・歌の部分は英語のままです。正規版は歌も日本語吹き替えです。

まともな物をご覧になりたい方は、他の種類（他のバンビ）を選択してください。
ディズニー製のまともな物もレンタルされているようです。