美女と野獣

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ヒロインが庶民ってとこが今までのディズニープリンセスと違う所、シンデレラでさえ貴族の家柄だった訳で、もともとお姫様育ちだから王子様とすぐ幸せに暮せたのだ。
ここでは、時間をかけて野獣と理解を深めて行く過程が良く描かれていると思う。
当時の庶民の結婚観、「男に見初められたら承諾するもので、女は子供と夫の世話をする人生が幸せ。」印象に残ったのは、ガストンがプロポーズしにベルの家を訪ねるシーン、若い女が一人でいるのに、嫌いな男が来ても招き入れるんですね。しかもソツなくあしらう、言葉を選んで慎重に…。狭い町で、皆知合いで、そんな娘の立場が良く表れている場面。現代では無理アルネ！
もう戻らないと思っていたベルが、野獣のピンチに現れる感動のクライマックス！そこで一言「あなた！」…。アナタって、昔から日本人には結婚後限定の呼びかけで定着してなかった？何時の間にそんなスティディな関係に？。数ヶ月城で暮した設定になってるらしいけど、映画の中では、やっと心を開いて、でもまだ他人行儀という段階で別れてるから違和感がある。英語では「ビースト！」と言ってるから流れとして自然。ＤＶＤ化に当たって、その辺は改正がされるのではないかと期待したが、以前の吹替え版ビデオと同じでしたね…。こんなこと気にしなければいいんだけど〜なんか引っかかるなぁ。
監督が「王子様のデザインに満足していない！野獣に恋したベルに感情移入した観客は、どんな王子を出しても納得しないだろうから」とコメンタリーで言ってたのは同感！人間に戻った王子に「誰？私の野獣ちゃんはどこ？」そんな表情を見せたのが新鮮で、王子様と出会えたら無条件で幸せという、昔話の範疇から外れたナチュラルな反応に感服！
なんだかんだ言っても楽曲が素晴しい！全ての歌が大好きで！あぁ良いミュージカルを観たな〜…と幸せな気分に浸れる永久保存の一作です！

御存じ、ディズニーのアニメ
キャラクターもかわいいし、ディズニー作品の中でも名作だと思うし。個人的に大好きな作品の一つ
しかし、ヒロインが男性と結婚して幸せになるというディズニー映画の普遍的パターンは、一方で女性に対する性差別として批判も多い
って、なんでそう偏狭な見方をするかなぁ

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主題歌。
アカデミー賞獲得、もしくはノミネートされたハズ。
だから歌だけは聴いたことがありました。
「イイ曲だなぁ」と思った。
思っただけ。
心には残らず、その瞬間「イイ曲」と思っただけ。
今回初めて映画を鑑賞し、そのストーリーの中で曲を聴く。
ただ曲を聴いたあの時と印象は全く違う。
ステキなことは間違いない。
それはあの時も今も変わらない。
しかし曲の価値や歌詞の意味をストーリーを通して理解してるら、曲から貰う力が全然違ってくる。
深く心に刻まれていく。
セリーヌ・ディオンとピーボ・ブライソンが唄うエンディングテーマ・ヴァージョンよりも、ポット夫人が歌う劇中歌ヴァージョンのほうが忘れられない記憶として残る。
それはやはり物語にのめり込んでいるから。
ベルと野獣になってしまった王子の触れ合いに心がときめくから。
クルクル踊り、回る二人。
その円から「わたあめ」のように、愛がハートマークで作り上げられてほしい。
そう思って観てるから、泣けてくる。
ベルの大好きな「本」をプレゼントするとこもイイネ♪
愛する事を知った野獣（王子）。
そしたら「一番大切なこと、一番大切な人」は自分じゃなくなった。
相手の幸せを願うとき。
その決断。
そのとき、必ずしも「自分も幸せになる」とは限らない。
でもその決断ができるってことは「愛すること」を知ったってこと。
もしお互いがそう思ってたら・・・そりゃあラヴ・アクチュアリーだよね。
「わたあめ」完成だよね。
ベルを父親の下へ帰す決断をする野獣・・・・泣くなってのが無理。
ラストの王子に戻った野獣とベルのダンスシーンもステキだけど、個人的には美女と野獣として踊る二人のシーンが一番好きです。
ディズニーアニメには大体登場するヒロイン。
誰もが魅力的なんだろうなぁ。
今回のベルも素晴らしく魅力的。
こんな女性、誰もが惚れるよね。
どのヒロインが好きか見比べてみるって観方も楽しいかも。

外見は悲惨でも、王子としての風格やぎこちない優しさが時折感じられることが救い。
余韻を残す美しい音楽や感動的なラストが印象強いが、いささかベルは行動が無鉄砲すぎるのではと思わせる。結果的にはハッピーエンドだから優しくて強いというキャラになったが、あまりにも先を読めない突っ走りキャラ？（笑）何事も結果が良ければ頑張りやさんの良い人ということですね。

家族で見たのですが、何度見てもいいですね。初めは怖がっていても、本当の野獣の姿を見るうちに心惹かれてゆく。本当永久保存版位に良い作品です。