ＪＩＮ−仁−　完結編

シーズン１に比べて。
医療どうのこうのより、幕末という不安定な時代に翻弄される展開が多いですね。
個人的にはシーズン１のような展開が好みですが。
（仁友堂の皆さんの出番も少なげだし・・・）
（何より咲ちゃんの出番が少ない・・・）
しかし、仁先生は現代に戻れるのか？
龍馬さんを救えるのか？
時代の修正力を欺けるか？
などの問題がクライマックスに向けて加速していくのがこのシリーズの柱なので、致し方なし。

龍馬さんとの意見の対立。
自分という存在の意味と価値。
否応なしに進む歴史。
野風さんの問題。
咲ちゃんとは？
今回も色々目白押し。

その中でもやっぱり今回は野風でしょう。
泣かせますねぇ。
檻の中から抜け出し、文字通り野の風になった野風。
女の幸せは全て掴むという宣言どおり、順風満帆に行っていたのに・・・
天は、またしても野風の風を遮る。
この「ありんす」の天女を一体どれだけ苦しめれば気が済むのか・・・
でも、こっからが泣かせどころ。
野風の決意。
それは野の風を未来に吹かせること。
未来の風となること。
それが「未来野風」を生み出していく。
まだまだ目が離せない！

咲ちゃん。
今回がまた、いつも以上にとびっきりでカワイイこと。
酔っ払った咲ちゃんイイ♪
綾瀬はるかちゃんの真骨頂って感じでとてもステキ。
ここの展開も気になって仕方がない。
というかコレが一番の気がかり。
咲ちゃんて、物凄くまっすぐ、それも美しく見つめてくる。
咲ちゃんの前では嘘はつけない。
嘘はつきたくない。

今回のエンディングテーマ。
ケン・ヒライ。
とてもステキな曲ですが。
体が勝手にミーシャの歌を求めてしまう・・・・

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咲ちゃんを観ていると、胸が苦しい。
笑顔が眩しくて。
その心意気が切なくて。
頑張れば頑張るほど。
抑えていた思い。
その真の思いが吐露されるとき。
切なくて、どうしようもなくて。
なんだか窒息しそうになる。
大好きな人。
その人と心も通じ合っている。
なのに決して結ばれるわけにはいかない。
ソレってどんなに辛いんだろう。
全てを飲み込んで。
全てをしまって。
そうやって、満点以外の何ものでもない笑顔を見せる咲ちゃん。
その笑顔が、どんだけ美しく。
どんだけ胸を締め付けることか・・・・

遠心分離機でグルグルグルグルしてる咲ちゃん。
その姿、とてつもなく似合ってます。
それだけで小一時間楽しめそうです。
ニコニコしちゃいます。

今回も龍馬に泣かされる。
こんな男。
男も女も惚れるよなぁ。
西郷どんへの直談判。
グッっときたぜよ。

自分のしていること。
その意味。
その価値。
時代の修正力に抗おうとする仁先生。
時代に修正力があるならば。
救いたい人を救いましょう。
感じたままに動きましょう。
たとえ僅かな延命だとしても。
「明日」を与える仕事。
その価値はプライスレスなのだから。

憎たらしくても。
親は親なのか・・・
そして、自分の好きだったもの。
自分が心血を注いだもの。
そういうのは息子に授けたいんですねぇ。
人物として好きになれなかった歌舞伎役者。
だけど、父と子の物語には泣いてしまう。

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＜全話みての感想＞
前作同様、ほぼ原作通りの展開。
原作を知っているだけに、どうなるか知ってはいても、
実写で見ると、また違った雰囲気で楽しめます♪♪

やっぱ、いいです！このドラマ！！

過去に来てしまい、人として、医者として、
何をすべきか悩み、模索しながらも進んでいく…
そんな主人公を応援せずにはいられませんでした！！
とても好感が持てて、共感できる主人公！！

他にも、全ての登場人物が生きてて…
その時代に生きた、その時代の生き様というか何というか…、
それぞれに存在感のある、骨太な登場人物達…！！！

生きた登場人物、ハートのあるセリフ…
原作の魅力を十二分に発揮しているTVドラマでした！！

＊＊＊＊＊以下ネタバレ？＊＊＊＊＊
で、見終わって…。
ラストだけ、原作と違いました。

原作では、ちょっぴり不思議な感覚の終わり方でしたが、
このドラマでは、何だか理論的（？）な終わり方……。

面白い原作、面白い実写版だったのですが、
ラストに関しては、どっちも好きじゃないです…（ _ _ ）..........o

本当に良い作品です。とにかく一人でも多くの方にみてもらいたいです。

新型コロナの感染拡大の不安な中、ふと思い出して観ました。
現在とカブる場面が多く、不安払しょくの一助、希望が持てました。