ボストン・リーガル　シーズン２

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第９話【ニセ捜査官】はなかなか面白かった。
珍しく法廷を離れ、行動的な面々を見られた。
ここで問題となるのが、どこまで法を守るか。
法治国家である以上、法を守るべきである。しかし、やはり子供の命がかかっている時は話が違ってくる。
個人的にはブラッドの行動は諸手を挙げて賛成したいところだ。
しかし、色々と考えさせられるエピソードだった。
いやはや、最初はケンカも出来ないおぼっちゃんかと思っていたブラッドが、実はとても行動的で正義感にあふれた人だったとは。
なんだか彼の株は急上昇です。
それにしても、あのＦＢＩ捜査官はうさんくさかった。
結果的にはすべてを指示してうまく導いてくれたが、ひとつ間違えたら高みの見物で逃げ切っていたのだから。
ま、良い人っぽい終わり方だったのでヨシとするか。

日本では【ピエロ】なるものと馴染みがない。
しかし、アメリカでは密接なつながりがあるらしい。
移動遊園地とピエロ、バースデーパーティーで子供達を楽しませるピエロ、ショッピングモールにも出没するのがピエロ。
大人から見ると、道化師でありハッピーな気分を象徴するピエロ。
しかし、子供から見るとそうでもないらしい。
移動遊園地ではピエロを恐がり、バースデーパーティーで一番シラけるのがピエロのパフォーマンスだ。
ここに子供と大人の見解の違いがあるのです。
子供の頃には怖がっていたピエロ。なのに大人になると【ピエロ＝幸せ】と位置づける。
何とも不可思議な現象が起きているのです。
そしてアメリカの作品の中ではそんな状況を揶揄する表現がたびたび登場する。
今ディスクでもピエロが登場します。
その上、アランがピエロ恐怖症で弁論もままならないときている。
ピエロ恐怖症？
日本人には馴染みのない【ピエロ】の事なので、私達には今ひとつピンとこないかもしれませんが、ニヤリとは出来ます　笑

そういえば、【ＢＯＮＥＳ】のブースもピエロ恐怖症だったな。。。

シーズン１の最後で、デニーに対してセクハラの苦情を申し立てたローリー。
久々に戻ってきたと思ったら、やっぱりセクハラがらみだった。。。
確かにデニーの発言ってきわどいけど、セクハラってほどかなぁ。ま、【おデブちゃん】は禁句かもしれないけど。
裁判の方はと言えば、車の発火あり、戦死あり、ハロウィンあり。。。と、今回も派手です。
今作品を見ていて思う事は、【判事によって判決が左右される】と言う事。
判決を出すのは陪審員ではあるものの、裁判の進め方は判事が決める。
はっきり言ってしまえば、判事の思う方向に誘導できるのだ。当然、アランは裁判官の受けが良くない。
裁判官の妨害を受けながらも陪審員の心を引き寄せていくアランの手腕が見ていて面白い。
そして裁判官も１回限りではなく、最近ではお馴染みとなっている方も数名。
今回の戦死の裁判を担当するのはブラウン判事。あのマザコン判事です^^;
毎度、デニーの手のひらで踊らされるブラウン判事。
今回はデニーの手助けもなく、正当派の裁判をアラン１人で戦います。
これは中々の見物でした。

今回のゲスト。
ブリンキー（セクハラ専門の弁護士）は【ＨＥＲＯＥＳ】のアンジェラ・ペトレリ。

シーズン１で【彼の頭の中は釣りと山小屋の事でいっぱい】とデニーをからかっていたアラン。
今回、本当に釣りへと出かけます。それもアランを誘って^^;
【釣りに行こう】とは言ったけど、まさかのヘリコプター！！
さすが弁護士は違います。
法廷を離れた２人の友情が見られる珍しいエピソードです。
そして今回でタラも降板。
あー、なんだがメインキャストがどんどん消えていく。。。

待望のシーズン２スタートです。
今作品、どうやら登場人物の入れ替わりが激しいと見える。
それもいつの間にやら登場（前からいたよーみたいな顔をして）して、いつの間にやらいなくなっている。
シーズン１とシーズン２の間にブランクはないと思うんだけど。。。
とにかく、新シーズンが始まってすぐ感じた事は、チェリーナどこ行った？
そしてローリーもほとんど出番なし。
変わって登場したのが、デニース。そして部下としてサラとギャレット。
デニースは自身の離婚問題を抱え、早くも足下が危うい。
この登場人物でどこまで続けるのか。

今回のゲスト。
検事役は【２４】のチャールズ・ローガン。