デッド・カーム　戦慄の航海

中途半端というか、ダレダレっていうか・・・
サム・ニールの出演作ということでレンタルしましたが、たいした出番もなく（沈みかけた船の底で水遁の術みたいになってて笑える・・・）。
ひと目見てアブないとわかる男と嫁をふたりきり船に残して行っちゃう時点で「どうよ？」だし、嫁は嫁でぐずぐずメソメソして事態はぜんぜん進まないし、犬はバカだし・・・

しかし、ニコール・キッドマン、いまと顔がぜんぜん違いますねー（＾＾；年齢とか、肉付きとか、化粧とか、いろいろあるんでしょうけど、それだけと思うにはあまりにも違いすぎる・・・。工事前、工事後って感じ？

このサイトの「サム・ニール」の略歴欄には、この映画のメーキャップ・アーティストの日本人女性とご結婚されたとありますね。うらまやしい。

・・・と、とにかく映画の中身についてはあんまり書くことがないのでした。
（ならレビューするなって（＾＾；）
「戦慄」をあじわってみたい方にはおすすめしません。

36年前に映画館で観たときはけっこう興奮した。
が、昨日観たらそうでもなかった。
主演はニコール・キッドマンで、これがデビュー作ではないが、これで顔を覚えられてトム・クルーズに声をかけられ「デイズ・オブ・サンダー」に助演し、トムと結婚し、そこから大女優となった。
で、この映画でのセックスシーンではオッパイをだしている。が、やけに小さい。「デイズ・オブ・サンダー」（1990）でも小さいが、「アイズ・ワイド・シャット」（1999）では大きくふくらんでいた。その後は顔もかなり直してるみたい。けっこう病院代がかかってるよう。

お話はサスペンスとなっているが、ホラーのちょっと手前のスリラーって感じ。
悪玉のサイコのあんちゃんは「タイタニック」でスゴイ宝石をケイト・ウィンスレットに贈ってた男。ビリー・ゼインという名前らしい。自己チューで人の痛みのわからないイヤなヤツの役がうまいみたい。

幼い子を交通事故で失ったキッドマンとサム・ニールの夫妻がヨットで気晴らしの航海をしてるところにビリー・ゼインが現れてひどいことになる・・っていうお話。
サムは別のボートに閉じ込められてしまう。
で、キッドマンがビリーのスキをうかがって反撃するのだが、そのスキをうかがってるうちに成り行きでセックスしてしまう。妊娠したらあとあと大変だろうなって思ったりして、そのことが最後まで心配だった。
ラストのアクションは派手だったが、ちょっとやりすぎ感があった。普通の銃で撃って殺すとか、ゴムボードに乗せてそれを撃って溺死させるとか、そんなんでよかったと思う。

弱り目に祟り目とはこういうことを言うのではないか。

でもこういう男って実際にいるから怖い。

海、って言うだけですでに怖い僕は、ずっと戦慄でした。
なんで、何がいるかわからないあんな深い海で泳ごうという気になるのかわからない弱虫です。

「だだっ広い海洋上に漂う船内、閉鎖された空間」というシチュエーションは、いくらでも面白くなる要素あったと思うのですが…。

はっきり言って、最後までリアリティを追及しなかったことが残念。途中で「おいおい、いくらなんでもそこまでやったら悪役を殺すか海に突き落とすかするだろ！」などとツッコみたくなる箇所がいくつもあったのですが、そこは映画、フィクションなのだから…と甘くみてたら。ラストであまりにもありえない展開に怒り心頭。ニコール・キッドマンもあの展開では脱ぎ損。
ＢＧＭ少ない中、凪いだ海で繰り広げられるサスペンスなのだから、終始「静かな海」「ＢＧＭ少なめ」を貫きながら、もっとリアルなストーリーにしてほしかった。
それでも楽しめる箇所はあったし、深夜にＴＶでたまたまやってたら観てしまいそうなので☆2.5。

とにかく、ニコール・キッドマンのイメージが違いました♪
何のクセもついてないというか（？）…、
ピュアで初々しくて…、素朴感たっぷりなのが、新鮮で良いデス♪♪

何だか、最初から最後まで、彼女だけを見ていた気がします（笑）

ストーリーはというと、それなりのサスペンス。
最後まで飽きなかったし、悪くはないんだろうけど…

やっぱり、若かりしニコールその人が一番の見所だったような… (o^ ^o)