幸せの１ページ

うん。
面白くないです。
どこに着地したいのかがわかりにくい。
非常に中途半端。
そんな印象を持ちました。
これは原作があって。
それが子供向けかなんかなのでしょうか。
描き方がデフォルメされていて現実離れしてたり。
そこの違和感がぬぐえない。
思いっきりファンタジーに寄ってるシーンは全然オーケーなんですが。
色んなところが中途半端でした。
色んな要素の「中間」
「丁度いいところ」
そんなところを狙って失敗した。
そんな感じです。
良かったのはアビゲイルちゃん。
彼女の走り方はいつ見てもイイですね。
幸せな気分になります。
なんともカワイイです。

知的なジョディが珍しくあたふたハチャメチャしています。
それは新鮮ででした。
若干「頑張ってる」感が漂ってましたが。
もしかしたらジュリア・ロバーツのほうが良かったかも。
なんつーことを今、書きながら思ってみたりします。
決してジョディのことがキライってわけではないんですが・・・

では、なんとなく。
ジョディ・フォスター作品ランキング

０１位　羊たちの沈黙
０２位　コンタクト
０３位　インサイドマン
０４位　タクシードライバー
０５位　マーヴェリック
０６位　告発の行方
０７位　ロングエンゲージメント
０８位　それでも愛してる
０９位　ジャック・サマースビー
１０位　ネル
１１位　幸せの１ページ
１２位　パニックルーム
１３位　ハートに火をつけて
１４位　ブレイブワン
１５位　フライトプラン

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ってか、アイランド・アローンですかね？
思ってたよりは子供向けのお話ですが、私は好きです。

島に一人ぼっちになってしまう少女ニムにアビゲイル・ブレスリン。
「リトル・ミス・サンシャイン」→「幸せのレシピ」→
この「幸せの１ページ」と、どんどん綺麗に成長していますね。
ちょっぴり寂しそうな顔も、にっこり笑った笑顔も
とっても表情が豊かで素敵な、可愛い子役です。

そんな彼女が、襲ってくる海賊たちを撃退しようと戦闘開始。
彼女を助けるのはアシカやとかげ・・・
海賊たちの正体は・・・？
と、ここまでは、本当に「ホーム・アローン」の世界です。

そして、彼女のヒーロー、アレックス・ローバーの登場となるわけですが
潔癖症のひきこもりの英雄？？が一体どんな冒険をするのか・・・

絵本の世界のようで楽しかったです。
子供の頃に冒険小説を読んだときのワクワク感が蘇るかのようです。

パパ役のジェラルド・バトラーも「DEAR フランキー」に続き
とても素敵でカッコ良かったです。

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無人島で海洋学者の父親とふたりで暮らすニム（アビゲイル・ブリスリン）。
父親（ジェラルド・バトラー）が２泊３日の海洋調査にでかけて留守の間、冒険小説作家のアレックス・ローバーから、父親あてのメールを受け取る。
ニムはアレックスの小説の大ファンだったのだ。
ところが大嵐に襲われた父親は帰ってこない。しかも島には侵入者が・・・。困り果てたニムはメールでアレックスに助けを求めるのだが・・・。
実はアレックスはアレクサンドリアという女性で、しかも極度の潔癖症、そして外出恐怖症なのだった。

アビゲイル・ブリスリンの無人島での奮闘がかわいらしいです。
ニムにはアザラシやイグアナ、ペリカンの友だちがいるんだけど、動物たちがみんな芸達者で感心します。
「秘密の島のニム」という児童文学が原作らしいですが、少女の孤島での奮闘、そして最後は必ず大人が手を差し伸べて守ってくれるという安心感、正しい子供映画という感じがしました。

そう、これはあくまでも子供が主役の映画。あたかもジョディ・フォスターが主役のような宣伝はまちがっています。
フォスターはアレクサンドラ役に入れ込んでいたらしいですが、確かに今まであまり見られなかったコミカルな演技をしています。 でも、オスカー女優がそこまでしなくても・・・とちょっと痛々しくはあります。
それにアレクサンドラ側から見ると、ちょっと変な話です。
あれほどの潔癖症、外出恐怖症を、縁もゆかりもない子供のために、軽々と克服できるものでしょうか？私なら会ったこともない子供のために、あそこまではしません。それにあのラスト。あまりにも出来すぎです。
「Nim's Island」という原題に、こんな邦題をつけてしまったのもこじつけとしか思えません。（「幸せのレシピ」つながり？？）

あくまでも子供向けと思えば、そこそこ楽しめるとは思います。

原作が児童向け小説だそうで、
きっと壮大な冒険ファンタジーとか・・・・
って思ってたら、スケールは意外と小さい（笑

とある南の島。
海洋学者の父ジャックと暮らす少女ニム。

ジャックが海に出たまま帰ってこなくて
SOSをとある人に送る。
このとある人が冒険小説家のアレックス・ローバー。
アレックスは小説のネタを探すためにジャックと連絡を取り合っていたんですね。
そのメールを見てニムはSOSを送るのです。

アレックスが来るまでの間、
ニムは一人で過ごすわけですが、
動物を味方につけたりして、
やってくるよそ者を撃退したり
なかなか逞しい。

このあたり、どなたかも書いてましたが「ホームアローン」のアウトドア版みたいです。


一方潔癖症で外出をしたくないという、アレックス。
幻として登場する自分の小説の中の主人公「アレックス（作者と同じ名前なのね）」と
喋りながら、SOSを受け、その島に行くよう背中を押される。

このJフォスター、すごくいいかんじに力が抜けてて面白い。
最近観た「おとなのけんか」とか本作とか
一生懸命なのにちょっと抜けてる感じが似合うなあ（笑


ニムの島でのお留守番と、
アレックスの島への珍道中
この２つがほどよく楽しい。

それだけの映画って感じがしますが・・・・（汗


子どもと一緒に見るくらいが丁度いい映画かもしれません。


残念なのはジェラルドバトラーがあまり目立たないことかなー。
1人2役やってるのに、影の薄いことｗ

いやいや、駄目でしょう、これは。

それなりに上手に作ってはありますが、如何せん、駄目人間作家と孤島の少女との交流が浅すぎます。
少女の頑張りと、作家の頑張りとを重ね合わせて、両者の成長の物語を描いているんだろうな、と思いますが、もうちょっと両者の交流、メールを通して心の交流が描かれていないと、あっという間に本題に突入して、これからか？と言うところでエンディングを迎えてしまったような薄っぺらさが際立ってしまっているように思えます。

「対人恐怖症で引きこもりの女性が、普通の交通手段もなく地図にも載っていない無人島に向かって、地球半周して単身で乗り込む動機付け」が、まずもって現実感に欠けすぎるし、あまりにも安直でビックリしてしまいました。

展開としてはテンポも良くスピード感があり、それなりにハラハラドキドキさせてくれるので、まぁ楽しめるんですが、なんだかザックリと作られた映画。
記憶に残らない作品の一つに埋没してしまいそうな感じです。

あと、邦題が何だか駄目な感じですね、まったく意図しない内容を想像をしてしまいます。
誰が付けたんだ？