プレデター

　とっくの昔にレビュー書いたと思ってたんですが、まだだったみたいです。今回観たのは５回目くらいだったと思いますが、やっぱり名作と呼ばれるものは、何度観ても鑑賞に堪えうるんですね。あらかた筋は分かってるんですけど、それでも最後まで観させる力がありました。
　この映画の良さには、後の映画に大きな影響を与えた「プレデター」の造形があります。誰かが考えそうな顔ですが、あれを考えた人は偉いと思います（特に口まわりが特徴的）。それから、出てる役者さん達一人ひとりが個性豊かで、その殺され方もうまくできてるところがいいと思います。
　今観るとＶＦＸなどは、もう一つのように思えますが、それを補って余りあるアイデアに溢れたＳＦアクションの傑作だと思います。

　あまり期待してなかったけど、わりと楽しめました。ジャンルがSFだけど、SF！SF！って期待して見るとコケるかもしれません。戦争！戦争！でもコケるだろうし、アクショん〜？な〜んだろ？って見るのが一番いいのかも。

　「見えない敵、目的は何、いつ何処からやってくる？」っていう感じが良かったです。「やっぱり人間はすごい」って思いました「そうやって原始から生き抜いてきたんだー」って、少しオーバー？たぶんシュワちゃんだからそう感じたんだと思います。なにしろ原始。原始。原始と言えば「コナン・ザ・グレート」あのシュワちゃんが一番好きです。

　頭蓋骨をまじまじ見るプレデターに笑いました。「こいつ、ほんとに強いんかい！」って。

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＊ 『エイリアン VS.プレデター』を見て、久しぶりに見たくなりました。さすがに今見ると、特殊効果や映像的には見劣りするものの、なかなかどうして十分に楽しめました。何と言っても、シュワちゃんとプレデターの対決シーンは見応えありました！腕力でも武器でも歯が立たず、しかも見えない敵プレデターに対して、いったいどうやって戦うのだろう…？とワクワクしました。いやぁー、期待に答えてくれた＜名勝負＞でした！腕力ではなく、頭脳で勝負するシュワちゃん…というのもいつもと違って面白かったです。

　そして、最強の化け物プレデター…、姿が見えない内は恐怖感があるものの、いざ姿が見えると、＜なんじゃ、こりゃー＞と言った感じで一気に緊張感が吹っ飛びます…。髪型や武器といい、鎖カタビラ風な衣装といい、自爆する所といい…、なんだか日本の武士や忍者を彷彿させます。（近代的な武士と忍者の融合といった所でしょうか…？）とかいいつつも、敵ながらアッパレ！！と思ってしまうのは、私が日本人だからでしょうか？特に、シールドを解除して自分の姿を相手に見えるようにした所なんかは、シュワちゃんの実力を認めた上で、まるでハンディなしの勝負を挑んだように見えて、男気を感じました。（シールドが壊れただけのことかもしれませんが…）
　あと、所々に入るプレデター目線の視界も、緊迫感を盛り上げてくれて良かったです。

　とにかく、最後まで楽しめた映画でした。

人間同士の戦いならやられるはずもない歴戦の強者たちがいとも簡単に倒されていく。

彼らの心に黒いシミのように広がっていく恐怖が画面からひしひしと伝わってきます。

インディオ役の役者がいい味だしてます。

そしてラスト、ついに姿を現した奴の姿…あちゃー。
アメリカ人のクリーチャーデザインの趣味の悪さの典型のような造形。だから、当時はシリーズ化されるなんて思わなかったね。

シリーズを追うごとに、なぜか彼らは戦う相手に敬意を払う武士道精神の持ち主みたく描かれるようになっちゃうんだけど、このデビュー作では、この上ない卑怯者だよね。

パニック　　　★★★★★★☆☆☆☆
流血　　　　　★★★★★★★★☆☆
崩壊・爆破　　★★★★★☆☆☆☆☆
軍隊・警察　　★★★★★★☆☆☆☆

グロ　　　　　★★★★★★☆☆☆☆
緊迫感　　　　★★★★★★★★★★
ストーリー性　★★☆☆☆☆☆☆☆☆
武器　　　　　★★★★★★★★☆☆
映像　　　　　★★★★★★★★★★

途中までは緊迫していい感じだったが
そこで引き返したあかんやろ！　そこで立ち止まったあかんやろ！
それにひっかかったらあかんやろ！
ということもちらほら。

昔の映画なので映像といっても最近のぴかっと綺麗なものではないけれど、カメラアングルとか緊迫感の出し方は凄かった。