遠すぎた橋 / ロバート・レッドフォード
遠すぎた橋
/リチャード・アッテンボロー
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(40)
解説・ストーリー
1944年9月、オランダからドイツにかけての5つの橋を占拠すべく連合軍のマーケット・ガーデン作戦が開始された。その全貌をオールスター・キャストで描いた大作で、巨費を投じた戦闘シーンや空挺部隊の降下シーンなどは迫力充分。
1944年9月、オランダからドイツにかけての5つの橋を占拠すべく連合軍のマーケット・ガーデン作戦が開始された。その全貌をオールスター・キャストで描いた大作で、巨費を投じた戦闘シーンや空挺部隊の降下シーンなどは迫力充分。
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「遠すぎた橋」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
1944年9月、オランダからドイツにかけての5つの橋を占拠すべく連合軍のマーケット・ガーデン作戦が開始された。その全貌をオールスター・キャストで描いた大作で、巨費を投じた戦闘シーンや空挺部隊の降下シーンなどは迫力充分。
「遠すぎた橋」 の作品情報
「遠すぎた橋」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
遠すぎた橋の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
176分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル/サラウンド/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
GXBR16148 |
2005年08月05日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
|
0人
|
0人
|
【Blu-ray】遠すぎた橋(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
177分 |
日本語・英語 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:DTS/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
MGXR16148*B |
2008年06月06日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
7枚
|
1人
|
0人
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1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
2:DTS/5.1chサラウンド/日本語
遠すぎた橋の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
176分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル/サラウンド/英語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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GXBR16148 |
2005年08月05日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
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0人
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0人
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【Blu-ray】遠すぎた橋(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
177分 |
日本語・英語 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:DTS/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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MGXR16148*B |
2008年06月06日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
7枚
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1人
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1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
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ユーザーレビュー:40件
橋のある映画【4】 「遠すぎた橋」 その一
遠すぎた橋」(1977年、英国/米国、カラー、170分)。リチャード・アッテンボロー監督(1923〜2014)。
「趣味は洋画」さんの貴レビューで紹介いただき、初めて見ました。
「橋のある映画」としては、これほど「どまんなか」は、ありませぬ。
劇場公開当時、新聞に大きな広告が出て、出演陣の豪家さに驚いたことを憶えています。
その後、TVで縮約版が放映されたこともあったでしょう。、VHSやDVDのレンタルもあったと思いますが、なぜか見ていなかった大作です。
冒頭から繰り返し流れる、テーマ音楽の美しいマーチにだけ聞き覚えがありました。ラジオのサントラ特集で聴いたことがあったのかもしれません。
今回、初見の印象。(たぶん、2.3回に分けないとアップできない長文です。)
○この映画は、日本が負けた戦争の一環だということを、忘れるずに見よう、ということを思います。
●劇場でみておくべきだった。
大空挺部隊の落下傘降下は圧巻。
戦車戦、市街戦、レジスタンス(眼鏡の少年死す)、橋の破壊、夜間の鉄浮橋の突貫建設、ボートによる渡河……。空中戦を除いて、あらゆる戦いが描かれている。
CGではなく、物(もの)そのもので、勝負している。ああ、映画館の大きな画面で見たかったと思いました。
●「ノルマンディー上陸作戦のように、連合軍が「勝った」「史上最大の作戦」(1962)に比べ、この「マーケット・ガーデン作戦」は「負け戦」を描いた映画で、
ヒロイックな高揚感ではなく、苦(にが)さが前面に現れざるを得ない。上層部の無謀な作戦の愚かさ、死んでいった若者たちの無念さは、
どこの国の戦争、どんな戦場でも変わらないだろう。
この映画の価値は、悲劇性にある。作戦の発端が、英米の将軍の手柄争いだったという愚かさ、連合軍内の不整合。
将軍の戦功争いに巻き込まれて、死んでいく若者。「一将為功枯万骨」(一将功なって万骨枯る)。
二人の老将軍の武功争いのため、戦場ごとに一万人の若者の骨が枯れる。
実戦に赴き、何千人の部下を失い、生き残った士官たちの懺悔。これを、自分の戦後、どう抱えて、保ち、おのれの最後まで祈ればいいのか。
それを軽く受け流す、軍人ではなくなった奇形政治家(ダーク・ボガード)。彼の名前が最初にクレジットされますが、納得できない。
役者としては、名演だったのだろうが。
(以下、「その二」につづきます。)
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大規模な「戦争ごっこ」
投稿日:2011/11/20
レビュアー:忙中有閑
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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1977年製作の第二次世界大戦を描いた戦争映画です。この時期に公開された映画を私は殆ど観て無いんですね。社会人になって結婚して子供が出来て、仕事は面白いし毎晩飲んでるか麻雀してるかでその日のうちに家に帰ることは稀だったし、土日はゴルフに忙しかったですからTVや新聞の広告で「面白そうだなぁ」と思っても映画館に足を運ぶ気にならなかったし、ビデオプレイヤーも持ってなかった。それでも中学時代からの映画ファンですからこの映画はかなり気になったもんです。何せショーン・コネリー、ロバート・レッドフォード、ジーン・ハックマン、マイケル・ケイン、エリオット・グールドと、数少ない(ハズですがねぇ、こうして数え上げると結構いますねぇ)私の贔屓男優が勢揃いで出演してるんですから(これでポール・ニューマンが出てれば私的には完璧でしたね)。
1981年に転勤してから少しづつまた映画観るようになっったんですが、その頃には戦争映画、特に第二次世界大戦を描いた映画には何となく拒否反応が生じるようになり、贔屓の女優が出てるのでもない限りなかなか食指が動かなくなってしまったんですね。で、今回やっと「見逃していた旧作発掘」(1枚100円)で観てみる気になった、というワケです。
まぁ、監督のリチャード・アッテンボローも英国人ですし、有名な「連合国最大の失敗作戦」を描いているワケですから、ハリウッドの作るお気楽お祭り戦争映画とはだいぶ雰囲気が違うところが救いですが、やっぱり「オールスター・キャスト」で「超大作戦争映画」作るとこうなっちゃうなぁ、という感じですねぇ。どんなに作戦そのものが無謀で無益であったか、どれほど多くの兵士や一般人の生命が犠牲になったか、どれだけ美しい文化遺産や田園風景が無残に破壊されたのかをどれほど克明に描いたとしても、やはり戦争の「映画的」面白さというのは、登場する兵器の「メカニックな機能美」や破壊、殺戮の「アクション的興奮」、軍旗や軍服や軍装の「ファッションとしてのカッコ良さ」、整然と統制のとれた編隊飛行や行進の「マスゲーム的美しさ」、そして個々の兵士の勇気と運動能力を誇示する「ヒロイズム」や組織内、階級間、個人間の「権力抗争や友情」等、つまり「男の子が大好きなお遊び」の側面を如何に上手に描くか、に懸かってしまう。
9.11.の航空機テロや湾岸戦争のミサイル攻撃などの実態を見てしまったし、CGを駆使したアクション・ムービーも散々観てしまった現代の我々には、どうしてもこの映画が大規模な「戦争ごっこ」に見えてしまうんですねぇ。つまらん時代になったもんです。
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なつかしくて借りちゃいました
投稿日:2006/03/18
レビュアー:とにおう
あーこれ何度も見たけどよく覚えてないなー、と思ってつい
もう一度借りてしまいました。でもやっぱりこの映画、金か
かってるけど失敗だなぁー。
第二次大戦の知識のあまり無い人は、ストーリーがとてもわ
かり難いです。私も中学生で映画館で見たときにはさっぱり
わかりませんでした。このマーケットガーデン作戦は、膠着
したドイツ本国への攻撃を、一気呵成にイギリス主導で勝ち
をあげたかったモンゴメリーの野心と思いつきの作戦です。
だからノルマンディーのオーバーロード作戦の時と違って事
前の空撮調査や補給線の確保など、まるで準備不足の状態で
開始となりました。
敗戦の原因は本作の中に出てきますが、ドイツ精鋭戦車部隊
が後方待機していたこと、進軍が細長く抵抗されやすく先頭
がやられるとしょっちゅう進行が停滞したこと、進軍が遅れ
るのに前線に補給ができなかったこと、英軍無線故障で部隊
間連絡がとれなかったこと、飛行機が足りなくて部分輸送し
かできなかった上天候が悪く後続が遅れたこと、などです。
この敗戦で疲弊した連合軍の攻勢は停滞し、この3ヶ月後に
ドイツ軍による「ラインの守り」作戦バトルオブバルジの大
反撃が始まるのでした。
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終わってみれば無謀な計画
投稿日:2017/03/20
レビュアー:趣味は洋画
第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦から3ヵ月後の1944年9月、連合軍が企てた「空からのマーケット・陸からのガーデン」両作戦を豪華スターの共演で見せる戦争スペクタクル。
史上空前の空陸共同作戦が、すべて失敗に終わるまでを壮大なスケールで描いている。
連合軍はノルマンディー上陸作戦の予想外の成功に気を良くし、一気に12万の大軍でドイツ本土に迫ろうという作戦を立てる。その結果、敵地のはるか奥に空挺隊を降下させ、彼らが橋の確保に気をとられている間に、機甲部隊が一気に突撃して占拠するという無謀な計画が敢行される...
「ソン橋」、「アーンヘム橋」、「ナイメーヘン橋」と、オランダの橋が戦闘シーンに登場するが、なかなか分かりにくい。
連合軍とドイツ軍の、この凄まじい攻防の流れを理解するには、ヨーロッパの拡大地図が必要だ。
ノルマンディーがフランスのどのあたりに位置し、連合軍の進路、そしてドイツ軍の本拠地、さらに前述の「橋」がどのような立地(順路も含めて)になっているのか。
これらを理解したうえで映画を観れば、また違った印象になるのかもしれない。
とはいえ、米国、英国、ドイツを中心とした各国の往年のトップスターが、これだけ顔を揃えた映画も珍しい。その顔ぶれをみているだけでも楽しくなる。
思わず62年「史上最大の作戦」を連想させるが、それもその筈、両作品ともコーネリアス・ライアン(アイルランド出身の米人ジャーナリスト)原作を映画化したものだ。
凄まじい戦闘シーンと攻防の痕、炎に包まれた戦車、残骸と死体だけの町...
相反するように流れる、ジョン・アディソンの軽快なテーマ曲が印象的だ。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
いったい何のための戦いか
この映画が伝えるところは、自殺行為にも等しい無謀な計画を前に、想定ではなく証拠としてあがっている重大なリスクを
上層部は承知していながら作戦遂行への障害事項は敢えて考えないようにして、現場にその事実を伝えず自軍兵員を危険に曝し
結果として多数の犠牲を強いたことである。連合軍の死傷者17,000は、数でDデイを上回る。
恐らくフランスで壊滅したと思われていたドイツ精鋭の第9、第10SS機甲師団がオランダ国内に配備されていると
地下組織が伝えてきたが情報は握りつぶされる。アイゼンハワーは作戦中止が軍上層部を混乱させる事の方を危惧し
モントゴメリーは情報自体を嘲り、ブラウニングは情報を伝達した将校を任務から外した。
「私が過ちを犯しても充分な支援さえあれば本作戦は成功したはずである」とはモントゴメリーの述懐だが本作戦以前から
既に補給線が伸びきっていて進撃がドイツの撤退に追いつかず、オランダへ敗走したドイツ軍に再編の猶予を与えていた。
「この橋を渡ればドイツ心臓部である工業地帯ルールに突入できる」
第二次大戦におけるライン川の橋の戦いである本作のマーケット・ガーデン作戦が局地的な連合軍の敗北、崖っぷちドイツの勝ち
に留まらず、より重要性を帯びてくるのは連合軍の頓挫が戦争を長引かせ、ソ連軍のドイツ進撃を可能にし、ヤルタ会談で
スターリンに強いカードを握らせ、東欧を完全に掌握させてしまうという戦後世界を決した大きな痛手であることに尽きる。
守備に能ったドイツ第10SS機甲師団のハインツ・ハルメル少将はこう言い表す。
「アーネムはドイツ最大の敗北となった」 勝ちはその場にはいないソ連ということになる。
マーケット(空挺作戦)は南のベルギーからオランダのアイントホーフェン→ナイメーヘン→アーネムに架かる橋を確保し、
ガーデンはその橋と道路を進撃しつつ約100K北上しドイツ国内へ攻め入る機甲部隊による作戦、二つが連動し、初めて機能する
ものだけに連繋ひとつ間違えば終わりだが、初めから分かっていたのはオランダは湿地が多く落下傘部隊が降下できる土地は限られ、
しかも機甲部隊が通れるのは細い一本道しかない事だった。
35,000の兵員を敵の背後に降下させる史上最大の空挺作戦にして連合軍最大の敗北となった。
終わってから人は言う。「A bridge too far」(原題)、一つの橋(最北のアーネムの橋)が遠すぎてしまった。
言い訳にならない言い訳である。
リチャード・アッテンボロー監督はこの戦いの顛末を「人間が誤った方法で状況を対処したことを伝えている」と捉えていた。
深遠な教訓を明示したことで作品の目標は間違いなく達成していると思う。
だが当時のアメリカの批評家達は作品(その目的だろう)を認めようとはしなかった。
「(上映)時間が長すぎるという批判なら弁明も可能だが、的はずれな理由で叩かれても困る。
真実を厳密に描いた事で批判されてもね。」ウィリアム・ゴールドマン(脚本)のこの弁が正鵠を射ているところだろう。
作品で印象づけるのはアメリカ人、イギリス人、ドイツ人、オランダ人と人間一人一人に対して注がれる公平な視点だった。
十字砲火に晒される街アーネムでの攻防など史実に正確に再現されている。
ギャラの高騰により以後は不可能となる最後のオールスター戦争映画としても貴重と言える。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
橋のある映画【4】 「遠すぎた橋」 その一
投稿日
2017/04/29
レビュアー
ちゅく
遠すぎた橋」(1977年、英国/米国、カラー、170分)。リチャード・アッテンボロー監督(1923〜2014)。
「趣味は洋画」さんの貴レビューで紹介いただき、初めて見ました。
「橋のある映画」としては、これほど「どまんなか」は、ありませぬ。
劇場公開当時、新聞に大きな広告が出て、出演陣の豪家さに驚いたことを憶えています。
その後、TVで縮約版が放映されたこともあったでしょう。、VHSやDVDのレンタルもあったと思いますが、なぜか見ていなかった大作です。
冒頭から繰り返し流れる、テーマ音楽の美しいマーチにだけ聞き覚えがありました。ラジオのサントラ特集で聴いたことがあったのかもしれません。
今回、初見の印象。(たぶん、2.3回に分けないとアップできない長文です。)
○この映画は、日本が負けた戦争の一環だということを、忘れるずに見よう、ということを思います。
●劇場でみておくべきだった。
大空挺部隊の落下傘降下は圧巻。
戦車戦、市街戦、レジスタンス(眼鏡の少年死す)、橋の破壊、夜間の鉄浮橋の突貫建設、ボートによる渡河……。空中戦を除いて、あらゆる戦いが描かれている。
CGではなく、物(もの)そのもので、勝負している。ああ、映画館の大きな画面で見たかったと思いました。
●「ノルマンディー上陸作戦のように、連合軍が「勝った」「史上最大の作戦」(1962)に比べ、この「マーケット・ガーデン作戦」は「負け戦」を描いた映画で、
ヒロイックな高揚感ではなく、苦(にが)さが前面に現れざるを得ない。上層部の無謀な作戦の愚かさ、死んでいった若者たちの無念さは、
どこの国の戦争、どんな戦場でも変わらないだろう。
この映画の価値は、悲劇性にある。作戦の発端が、英米の将軍の手柄争いだったという愚かさ、連合軍内の不整合。
将軍の戦功争いに巻き込まれて、死んでいく若者。「一将為功枯万骨」(一将功なって万骨枯る)。
二人の老将軍の武功争いのため、戦場ごとに一万人の若者の骨が枯れる。
実戦に赴き、何千人の部下を失い、生き残った士官たちの懺悔。これを、自分の戦後、どう抱えて、保ち、おのれの最後まで祈ればいいのか。
それを軽く受け流す、軍人ではなくなった奇形政治家(ダーク・ボガード)。彼の名前が最初にクレジットされますが、納得できない。
役者としては、名演だったのだろうが。
(以下、「その二」につづきます。)
大規模な「戦争ごっこ」
投稿日
2011/11/20
レビュアー
忙中有閑
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
1977年製作の第二次世界大戦を描いた戦争映画です。この時期に公開された映画を私は殆ど観て無いんですね。社会人になって結婚して子供が出来て、仕事は面白いし毎晩飲んでるか麻雀してるかでその日のうちに家に帰ることは稀だったし、土日はゴルフに忙しかったですからTVや新聞の広告で「面白そうだなぁ」と思っても映画館に足を運ぶ気にならなかったし、ビデオプレイヤーも持ってなかった。それでも中学時代からの映画ファンですからこの映画はかなり気になったもんです。何せショーン・コネリー、ロバート・レッドフォード、ジーン・ハックマン、マイケル・ケイン、エリオット・グールドと、数少ない(ハズですがねぇ、こうして数え上げると結構いますねぇ)私の贔屓男優が勢揃いで出演してるんですから(これでポール・ニューマンが出てれば私的には完璧でしたね)。
1981年に転勤してから少しづつまた映画観るようになっったんですが、その頃には戦争映画、特に第二次世界大戦を描いた映画には何となく拒否反応が生じるようになり、贔屓の女優が出てるのでもない限りなかなか食指が動かなくなってしまったんですね。で、今回やっと「見逃していた旧作発掘」(1枚100円)で観てみる気になった、というワケです。
まぁ、監督のリチャード・アッテンボローも英国人ですし、有名な「連合国最大の失敗作戦」を描いているワケですから、ハリウッドの作るお気楽お祭り戦争映画とはだいぶ雰囲気が違うところが救いですが、やっぱり「オールスター・キャスト」で「超大作戦争映画」作るとこうなっちゃうなぁ、という感じですねぇ。どんなに作戦そのものが無謀で無益であったか、どれほど多くの兵士や一般人の生命が犠牲になったか、どれだけ美しい文化遺産や田園風景が無残に破壊されたのかをどれほど克明に描いたとしても、やはり戦争の「映画的」面白さというのは、登場する兵器の「メカニックな機能美」や破壊、殺戮の「アクション的興奮」、軍旗や軍服や軍装の「ファッションとしてのカッコ良さ」、整然と統制のとれた編隊飛行や行進の「マスゲーム的美しさ」、そして個々の兵士の勇気と運動能力を誇示する「ヒロイズム」や組織内、階級間、個人間の「権力抗争や友情」等、つまり「男の子が大好きなお遊び」の側面を如何に上手に描くか、に懸かってしまう。
9.11.の航空機テロや湾岸戦争のミサイル攻撃などの実態を見てしまったし、CGを駆使したアクション・ムービーも散々観てしまった現代の我々には、どうしてもこの映画が大規模な「戦争ごっこ」に見えてしまうんですねぇ。つまらん時代になったもんです。
なつかしくて借りちゃいました
投稿日
2006/03/18
レビュアー
とにおう
あーこれ何度も見たけどよく覚えてないなー、と思ってつい
もう一度借りてしまいました。でもやっぱりこの映画、金か
かってるけど失敗だなぁー。
第二次大戦の知識のあまり無い人は、ストーリーがとてもわ
かり難いです。私も中学生で映画館で見たときにはさっぱり
わかりませんでした。このマーケットガーデン作戦は、膠着
したドイツ本国への攻撃を、一気呵成にイギリス主導で勝ち
をあげたかったモンゴメリーの野心と思いつきの作戦です。
だからノルマンディーのオーバーロード作戦の時と違って事
前の空撮調査や補給線の確保など、まるで準備不足の状態で
開始となりました。
敗戦の原因は本作の中に出てきますが、ドイツ精鋭戦車部隊
が後方待機していたこと、進軍が細長く抵抗されやすく先頭
がやられるとしょっちゅう進行が停滞したこと、進軍が遅れ
るのに前線に補給ができなかったこと、英軍無線故障で部隊
間連絡がとれなかったこと、飛行機が足りなくて部分輸送し
かできなかった上天候が悪く後続が遅れたこと、などです。
この敗戦で疲弊した連合軍の攻勢は停滞し、この3ヶ月後に
ドイツ軍による「ラインの守り」作戦バトルオブバルジの大
反撃が始まるのでした。
終わってみれば無謀な計画
投稿日
2017/03/20
レビュアー
趣味は洋画
第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦から3ヵ月後の1944年9月、連合軍が企てた「空からのマーケット・陸からのガーデン」両作戦を豪華スターの共演で見せる戦争スペクタクル。
史上空前の空陸共同作戦が、すべて失敗に終わるまでを壮大なスケールで描いている。
連合軍はノルマンディー上陸作戦の予想外の成功に気を良くし、一気に12万の大軍でドイツ本土に迫ろうという作戦を立てる。その結果、敵地のはるか奥に空挺隊を降下させ、彼らが橋の確保に気をとられている間に、機甲部隊が一気に突撃して占拠するという無謀な計画が敢行される...
「ソン橋」、「アーンヘム橋」、「ナイメーヘン橋」と、オランダの橋が戦闘シーンに登場するが、なかなか分かりにくい。
連合軍とドイツ軍の、この凄まじい攻防の流れを理解するには、ヨーロッパの拡大地図が必要だ。
ノルマンディーがフランスのどのあたりに位置し、連合軍の進路、そしてドイツ軍の本拠地、さらに前述の「橋」がどのような立地(順路も含めて)になっているのか。
これらを理解したうえで映画を観れば、また違った印象になるのかもしれない。
とはいえ、米国、英国、ドイツを中心とした各国の往年のトップスターが、これだけ顔を揃えた映画も珍しい。その顔ぶれをみているだけでも楽しくなる。
思わず62年「史上最大の作戦」を連想させるが、それもその筈、両作品ともコーネリアス・ライアン(アイルランド出身の米人ジャーナリスト)原作を映画化したものだ。
凄まじい戦闘シーンと攻防の痕、炎に包まれた戦車、残骸と死体だけの町...
相反するように流れる、ジョン・アディソンの軽快なテーマ曲が印象的だ。
いったい何のための戦いか
投稿日
2011/06/20
レビュアー
コリンスキー
この映画が伝えるところは、自殺行為にも等しい無謀な計画を前に、想定ではなく証拠としてあがっている重大なリスクを
上層部は承知していながら作戦遂行への障害事項は敢えて考えないようにして、現場にその事実を伝えず自軍兵員を危険に曝し
結果として多数の犠牲を強いたことである。連合軍の死傷者17,000は、数でDデイを上回る。
恐らくフランスで壊滅したと思われていたドイツ精鋭の第9、第10SS機甲師団がオランダ国内に配備されていると
地下組織が伝えてきたが情報は握りつぶされる。アイゼンハワーは作戦中止が軍上層部を混乱させる事の方を危惧し
モントゴメリーは情報自体を嘲り、ブラウニングは情報を伝達した将校を任務から外した。
「私が過ちを犯しても充分な支援さえあれば本作戦は成功したはずである」とはモントゴメリーの述懐だが本作戦以前から
既に補給線が伸びきっていて進撃がドイツの撤退に追いつかず、オランダへ敗走したドイツ軍に再編の猶予を与えていた。
「この橋を渡ればドイツ心臓部である工業地帯ルールに突入できる」
第二次大戦におけるライン川の橋の戦いである本作のマーケット・ガーデン作戦が局地的な連合軍の敗北、崖っぷちドイツの勝ち
に留まらず、より重要性を帯びてくるのは連合軍の頓挫が戦争を長引かせ、ソ連軍のドイツ進撃を可能にし、ヤルタ会談で
スターリンに強いカードを握らせ、東欧を完全に掌握させてしまうという戦後世界を決した大きな痛手であることに尽きる。
守備に能ったドイツ第10SS機甲師団のハインツ・ハルメル少将はこう言い表す。
「アーネムはドイツ最大の敗北となった」 勝ちはその場にはいないソ連ということになる。
マーケット(空挺作戦)は南のベルギーからオランダのアイントホーフェン→ナイメーヘン→アーネムに架かる橋を確保し、
ガーデンはその橋と道路を進撃しつつ約100K北上しドイツ国内へ攻め入る機甲部隊による作戦、二つが連動し、初めて機能する
ものだけに連繋ひとつ間違えば終わりだが、初めから分かっていたのはオランダは湿地が多く落下傘部隊が降下できる土地は限られ、
しかも機甲部隊が通れるのは細い一本道しかない事だった。
35,000の兵員を敵の背後に降下させる史上最大の空挺作戦にして連合軍最大の敗北となった。
終わってから人は言う。「A bridge too far」(原題)、一つの橋(最北のアーネムの橋)が遠すぎてしまった。
言い訳にならない言い訳である。
リチャード・アッテンボロー監督はこの戦いの顛末を「人間が誤った方法で状況を対処したことを伝えている」と捉えていた。
深遠な教訓を明示したことで作品の目標は間違いなく達成していると思う。
だが当時のアメリカの批評家達は作品(その目的だろう)を認めようとはしなかった。
「(上映)時間が長すぎるという批判なら弁明も可能だが、的はずれな理由で叩かれても困る。
真実を厳密に描いた事で批判されてもね。」ウィリアム・ゴールドマン(脚本)のこの弁が正鵠を射ているところだろう。
作品で印象づけるのはアメリカ人、イギリス人、ドイツ人、オランダ人と人間一人一人に対して注がれる公平な視点だった。
十字砲火に晒される街アーネムでの攻防など史実に正確に再現されている。
ギャラの高騰により以後は不可能となる最後のオールスター戦争映画としても貴重と言える。
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- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ご利用の流れ
@ 会員登録
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※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
遠すぎた橋