インデペンデンス・デイ

今ここを読んでるならすぐ借りましょう、見ないと一生、後悔しますよ。
ツボを心得てるというか、どうしたら面白くなるか、ちゃんとわかってる作品。
幅広い層が楽しめるようになってるので、「円盤や宇宙人は好きじゃない」という人はヒューマン・ドラマとして見ればいいし、SFX（特撮）に感心するのもまた良し、ラブ・ストーリーの要素も入って、盛りだくさん。

突然地球に母船が飛来する、その大きさ何と直径５５０ｋｍ。これは東京−大阪間に匹敵する。
やがて小さな円盤多数を分離して世界の大都市上空に浮遊する。小さいといっても直径２４ｋｍ、都市程もある。
都市上空に出現するシーンは圧巻、大迫力で観客を引き付ける。これで都市は昼なお暗くなってしまう。
これでは下手に攻撃できない、いつ頭の上に落ちてくるかわからないからだ。都市とその住民を人質にとった格好だ。
彼らの目的は只一つ、地球の全滅、つまり全生命と全資源を奪い尽くす事だ。
自分達、つまり地球人が殺される映画で「楽しんでていいのかなぁ〜？」という気もするが、フィクションだから、「ま、いっか」、これが現実になったら怖いけど。

コレ昔見たパターン。そう、最初の部分は【V】とクリソツなの。
【V】は途中で止められなくて、８時間一挙に観てしまった。
おかげで翌朝遅刻した。
（＾＾ゞ ポリポリ
V：THE　ORIGINAL　MINISERIES、V：THE　FINAL　BATTLE１〜２は某社でレンタルできます。
ツタヤさんも置かないのぉ？

原題の意味は独立記念日、しかしアメリカ一国に留まらず、全世界が侵略宇宙人からの独立を意味する。

怪しい雰囲気一杯のエリア５１ですが、ちやぁ〜んと実在します。
ネバダ州の地図に「軍事施設につき立ち入り禁止」と載っているのです。
砂漠の真ん中に有り、通じる道路は有りません。空路か４WD（四駆）で道無き道を行くしかありません。
内部は不明なのでどんな風にでも描けます。勿論職員は居ますが、自分の部署以外は入れません。
つまりごく1部を除いて、見た人は居ないのですが、ロズエルに墜落したUFOが運び込まれたのも此処です。

大統領が知らないというのも本当っぽくって、ケネディ大統領がロズエル事件を国民に公表する直前だったのが暗殺の原因だという説もある。
以降大統領には知らせず、軍、CIA（中央情報局）、NSA（国家安全保障局）の1部の者だけの秘密にされて来た。

F-18ホーネットはとてもいい機体ですよね、乗った事は無いけど。
昔はF/A−１８と言ってたように兵装を交換するだけで、戦闘機にも攻撃機にも使える。
つまり航空目標には対空ミサイルで、地上目標には爆弾又は対地ミサイルで、艦船には対艦ミサイルで対応できる。
攻撃機隊に付き物の護衛戦闘機隊を不要にしたエポック・メーキングな機体。
開発は大変だったらしく、中止寸前まで行ったが、今では部隊編成を変えさせてしまう程の傑作機。
イラクの砂漠では英軍のF-16ファイティング・ファルコンが登場する。
F-16は単発エンジンながら、なかなかのもの。特徴は高性能の割に安いところ。
F-15Eストライク・イーグルやF-14トムキャットと比べても格段に安い。

とはいえ、プロペラ複葉機とF-18ではT型フォードとレーシング・カー程も違う。
（T型フォードって何？という人は原始的な蒸気自動車を想像して下さい。）
ここら辺は映画的というか、数時間の速習コースで操縦できるなら、私だって習いたい。
車の合宿免許だって、２週間はかかるのに。
間違ってもユーキ○ンの講座には登場しないだろうな（当り前）。

ここでトリビア。
冒頭、月面の砂が振動して足跡が消えるシーンが有るが、これは起こり得ない。
振動が伝わるのは大気が有って始めて起こる事であり、真空では不可能。

９００億光年というのは勿論比喩で、宇宙の半径は１３７億光年しかない。
宇宙半径の計算式は以下の通り、それ以遠は存在してても、観測不能で無意味。
ｄ＝ｃ÷Ｈ　（ｄ：宇宙の地平線までの距離、ｃ：光速度、Ｈ：ハッブル定数）
ｃ＝２９９７９２．４５８±０．００１２ｋｍ／ｓｅｃ（国際標準）
Ｈ＝７５±２５ｋｍ／ｓｅｃ／Ｍｐｃ（１Ｍｐｃ＝１００万ｐｃ，１ｐｃ＝３．２５９ＬＹ）
《１ＬＹ≒約５兆８８００億マイル（約９兆４６００億ｋｍ）》
どぉ〜、計算できた？　ダメだったら私の言う事を信じてネ。
（＾ｏ−）　チュッ

私的評価　（★ｏ★）　キラ〜ン　−−−−＞　コレを観ない手は、無いでしょう。

私的評価の目安については私の他のレビューをご覧下さい。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

Ｒ．エメリッヒ監督の演出がノリにのっていていて、観ていて楽しい映画だ。独善的だとか、どうやってエイリアンのシステムにコネクトしたんだとか、いろいろあるけれど、まぁ、いいんじゃない？ 堅いこと言わないでさ。

こういう娯楽作品は、どれだけ嘘八百を魅力ある映像で見せるかがカギだ。或いは気付かれないうちにテンポよく物語を展開してしまうとか。(^_^;)　そういう意味では十分に要件を満たしている。

宇宙船からの最初の攻撃シーンは誰も観たことのない描写だった。逃げ惑う人達の一瞬の判断が生死を分ける点が怖くて、この作品の一番の見所だった。（宇宙船が攻撃するのは、後にも先にもこの１回キリだったが）
ところが、小型機が地上の基地を襲撃するシーンから途端に描写は凡庸になる。「スターゲイト」の時もそうだったが、エメリッヒ監督は“空対地”の描き方が下手だ。こう言ってはなんだが、まるで日本の怪獣映画の一場面のように、つまらない。(^_^;)　残念なことだ。

前半が飛び抜けて面白い映画だが、これは、ロン・ハワード監督の「コクーン」と双璧だろう。バカにしているわけではない。それほど見事な出来映えなのだ。監督の才覚が発揮され、キャストもスタッフも充実した仕事ぶりだと、心から感心している。

遊び心満載のこの映画が、エメリッヒ監督の代表作であることに間違いはない。
未見の方に、是非とも痛快な娯楽作品を楽しんでいただきたい！オススメ！

何度観ても（ほとんどＴＶ放映される度に観て）面白いと思う私です。
でも、皆さんのレビューを改めて読んでみると、意外と「アホ映画」「バカ映画」「アメリカ万歳映画」という評価が多いんですね。
私なんて、単純に大統領の演説にも感動してしまいますが。
私の楽しみ、興味は、あの巨大ＵＦＯにあります。
あの直径24kmにも及ぶ、まるで島が空中に浮いてるような外観には、初めて観た時から心惹かれるものがありました。
ＵＦＯを倒すために主人公が突撃していくクライマックスでは、マザーシップの内部も映し出してくれました。
自宅のＴＶでは、映画館の大画面で初めて観た時の感動はもちろん感じられませんが、ワクワクした気持ちは止められません。
どうして、あんなビジュアルを思いつくのだろう？スゴイ。
ラストで、大空を覆い隠す巨大ＵＦＯが炭火のようになっていく様子も綺麗だなと思って見ていました。
いつもは、ストーリー重視で映画を観る私ですが、本作や「未知との遭遇」のような作品では、ひたすらＵＦＯのビジュアルに心を奪われてしまいます。
昔、ＵＦＯにさらわれたことがあるという飲んだくれのお父ちゃんが、最後には良い仕事をします。
彼がいなければ、地球はどうなっていたか分からないし、もっとヒーロー扱いされても良いと思うのですが・・・
私には、そこの部分だけが不満でした。

何故こんなに好意的な意見が多いのか！世間でも「良い作品」として認識されているのか…すみません、正直私には理解できません。
公開当時、観たいと思っていたのですが機会が無く、少し経ってから旅行の機内で観る機会に恵まれて嬉しかったのを覚えています。
楽しみにしていた事も有って、出だしは楽しく観る事ができました。
けれど、途中から不条理の連続。何よりエイリアンの姿がハッキリ映し出された事で一気に萎えました。「なんじゃそりゃぁ！！」的な。いっそ最後までボカシて姿を見せないでほしかったです。出来が悪いにも程がある、あのエイリアンは。
そんなエイリアンのお陰ですっかり気持ちが萎えてしまったので、感動できる筈のシーンも冷めた目線でしかみられなくなりました。
映画を観終わって、周囲の人達が「面白かった」「素晴らしかった」という意見ばかり言っていたのを聞いて、何が良かったのかさっぱり理解できなかった私は何も言えなくなってしまったのを覚えています。
…エイリアンの姿さえ観なければ、まだ楽しめたのかな。

そんなこんなで私はさっぱり楽しめなかった映画ですが、世間的には好感触のようなので、観て損は無いのでしょう。
…私と同意見の人、いませんか？？（未だにこの作品を否定している方と出会った事がないのですが…）

エイリアンどもがその残虐な本性を現すまでの、各登場人物達を取り巻くシチュエーションの構築と盛り上げ方は観るものの目をそらさせないようなスピード感がありますね。
合衆国の国民を一致団結させるのに宇宙人を使うというのはアメリカのエゴアクセル全開！に思えるので、ちょいひっかかる表現部分もあれば、別の部分では日本の浪花節にも通じる表現あったりということで、割り切って鑑賞してしまえば観客を楽しませるためにあの手この手を使っている良心的な映画であると思います。
観た事のない方は少ないとは思いますが、もしそういう方がいらっしゃれば、一度観て損はない映画だと思います。