オール・ザ・キングスメン / ショーン・ペン
オール・ザ・キングスメン
/スティーブン・ザイリアン
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(65)
解説・ストーリー
ロバート・ペン・ウォーレンのピュリッツァー賞受賞作を49年に続いて豪華キャストで再映画化した政治ドラマ。政治の腐敗に憤り知事選に名乗りを上げた理想に燃える一人の男が、いつしか自らも悪の道へと落ちていく姿を描く。1949年、ルイジアナ州メーソン市。新聞記者のジャックは、役人の汚職を告発して職を追われた実直な男ウィリーに興味を抱く。やがて汚職が原因の欠陥工事で大惨事が起こり、ウィリーは一躍注目の存在となる。その人気に目をつけた役人の後ろ盾を得て、ウィリーはついに知事選への出馬を決意するのだが…。
ロバート・ペン・ウォーレンのピュリッツァー賞受賞作を49年に続いて豪華キャストで再映画化した政治ドラマ。政治の腐敗に憤り知事選に名乗りを上げた理想に燃える一人の男が、いつしか自らも悪の道へと落ちていく姿を描く。1949年、ルイジアナ州メーソン市。新聞記者のジャックは、役人の汚職を告発して職を追われた実直な男ウィリーに興味を抱く。やがて汚職が原因の欠陥工事で大惨事が起こり、ウィリーは一躍注目の存在となる。その人気に目をつけた役人の後ろ盾を得て、ウィリーはついに知事選への出馬を決意するのだが…。
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「オール・ザ・キングスメン」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ロバート・ペン・ウォーレンのピュリッツァー賞受賞作を49年に続いて豪華キャストで再映画化した政治ドラマ。政治の腐敗に憤り知事選に名乗りを上げた理想に燃える一人の男が、いつしか自らも悪の道へと落ちていく姿を描く。1949年、ルイジアナ州メーソン市。新聞記者のジャックは、役人の汚職を告発して職を追われた実直な男ウィリーに興味を抱く。やがて汚職が原因の欠陥工事で大惨事が起こり、ウィリーは一躍注目の存在となる。その人気に目をつけた役人の後ろ盾を得て、ウィリーはついに知事選への出馬を決意するのだが…。
「オール・ザ・キングスメン」 の作品情報
「オール・ザ・キングスメン」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
オール・ザ・キングスメンの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
128分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
RDD39561 |
2007年09月26日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
|
0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
オール・ザ・キングスメンの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
128分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
RDD39561 |
2007年09月26日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
|
0人
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0人
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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ユーザーレビュー:65件
玉虫色の作品。
ショーン・ペンが出演するということで,見てみました。
やはり,ショーン,善役も悪役も見事にこなすということで,そのどちらとも言い切れない知事の役柄を見事に表現していたと思います。
見て初めてわかったのですが,キャストは非常に豪華です。
しかし,地味な作りです。政治,というものがテーマだったからでしょうか。今ひとつ現実感が感じられず,ぴんと来ません。
エンターテインメント性が小さいと言っていいと思います。
悪の中から善が生まれるというメッセージもありましたが,全体として何を言わんとしているのかは,観た人がそれぞれ感じるといった作りになっていると思います。
私には・・・
貧困層の救出という高尚な意思を掲げ,マンネリズムに渦巻いていた社会の中で勝てないはずの知事選挙に勝ち,その意思を達成しようとした主人公の姿はとても美しかったと思います。ところが,意思を達成するという目的が,次第に,地位を保つための手段となって本末転倒はと陥っていく。これが,スキャンダルにつながり,主人公を破滅への道へと誘う。私は政治に携わる人間ではないのでよくわかりませんが,端から見れば,高尚な意思は政治では貫けない,あるいは,どんなに高尚な意思を持つ政治でもスキャンダルにまみれている,そんなところがメッセージとして伝わってきたように思います。
日本の政治も,政治家のための政治なのか,国民のための政治なのか,あるいはその両方なのか,まやかしや正論等が入り混じっていて,よくわかりません。政治の世界では,スキャンダルも必要なのかもしれませんが,うまくバランスをとっていただき,決して自己保身を最終目的とせず,国民のために自らの人生のいくらかを犠牲にする,そんな英雄的政治家が現れて欲しいものと望むところです。(思えば,吉田茂や田中角栄などは,そんな意味でも素晴らしい政治家だったなあ。)
サービスシーンはありません。暴力シーンもほとんどありません。けれども,お子様には地味過ぎてあまりおすすめしません。
私的評価:★★★☆☆(3点)
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6人の会員が気に入ったと投稿しています
旧作品みてからの見るとより楽しめる!
投稿日:2008/07/24
レビュアー:ともこさん
この作品を見る前に、1949年制作のオリジナルの
「オール・ザ・キングスメン 」を見ました。
このダブル鑑賞は大正解でした。1949年作品では話のプロットが実にわかりやすく描かれて、いかに最初は純粋に正義に燃えていた役人が政治と権力の世界に染まっていくのか、その過程がとてもわかりやすかったです。
それを十分理解した上で、今回のショーンペン主演の作品をみたからこそ、細かく描かれている登場人物同士の人間模様、映像効果、カットの洗練された手法が楽しめたと思います。
多分これだけみてたら、たんなる豪華キャストがでているやたらと長い(だるい)有名作品、としか思わなかったことでしょう。ショーンペンのスピーチ部分、しゃべり方の癖(成り上がりらしい、ちょっと酔っ払いのような独特のクセ)は面白かったです。
拾った表現:
"Listen to me, you hicks! This is the truth! You're a hick. Nobody ever helped a hick but a hick himself."
民衆を興奮させた最初のスピーチの場面、"hicks!"という呼びかけが連発してます。hick= redneck hickは「田舎もの」のことです。きいていて爽快感を覚えたのは、49年作も2006年作もどちらも同じでした。スピーチだけいうとショーンペンのスピーチの方が圧巻だったかも。でもそれは監督のとりかたの上手さもあると思う。
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5人の会員が気に入ったと投稿しています
チラシを見てたら
投稿日:2007/10/26
レビュアー:lala
公開された劇場がやっぱり・・・という感じ
出演者の豪華さからビデオスルーは勿体無いし
でもヒットするとも思えないし^^;
オリジナルを見ていなかったら
何をいいたい映画なのかわからなかったと思う
話があちこち飛びすぎて
ジャックとウィリーの気持ちが伝わってこない
ウィリーは最初から過剰な迫力で
しがない下級役人の部分がない
知事になる前となった後の違いが伝わってこない
なぜジャックはウィリーの横暴に従うのか
彼の気持ちもわからない
ショーン・ペンとジュード・ロウの見逃したくない組み合わせでも
眠気との戦いでした
うーん、ショーンの髪型、変
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5人の会員が気に入ったと投稿しています
並べただけ
大仰なだけでちっとも盛り上がらない映画が多いわけですが、これもその一つ。ショーン・ペンとかジュード・ロウが出ているし、ちょっと見るとペンが名演技「風」に見えるんですけど、面白くはありません。全体がボケボケです。映像のことではなく、ストーリーがどこにも焦点が合っていない感じ。果たして作る必要があったのか、と思ってしまいました。
最初は正義の人だったショーン・ペンが悪い知事になってしまい、その知事のブレーンとなった元新聞記者のジュード・ロウの人生が狂っていく、という話。これが、ダーッと悲劇に向かって狂っていくように感じられないんです。なぜか淡々としてしまって。
パープル・ローズさんのおっしゃるように、ジュード・ロウの目線で描いてしまったのが失敗というのはその通りなんですけど、ジュード・ロウの目線で描くにせよ、ショーン・ペンとジュード・ロウの人間関係があんまり伝わってこないのはどうしようもありません。これじゃショーン・ペンがいい人なのか悪い人なのかすらよく分かりません。正義の人から悪の政治家になっていく様子も描かれていないし、ショーン・ペンも人が変わった感じに見えないです。他の登場人物も何だかよく分からない人ばっかり。
いろんなことが起こるのに、全然盛り上がらない。こういうのを「並べただけ」というんでしょうね。サー・アンソニー・ホプキンスまで出ているのに、何だか登場人物が動き出してこないです。むしろ、ショーン・ペンの取り巻きを演じた脇役3人(太った男、ボディガード兼運転手、愛人兼秘書)は、ああ、こんな人たちいるんだろうなあ、という感じがしました。
ジェームズ・ホーナーの重厚な音楽もこれだけ流れっぱなしだと盛り上がるどころかうるさいと思ってしまいます。
今さら正義の人でも政治家になると世間ずれしてしまう、なんて話を描いて何になるんでしょうか。いかにもストーリーが古臭い。リメークにしたって今作る意味はちゃんと考えて欲しいですね。こういう映画は「重厚」とか「問題作」とか言われ勝ちですが、現実の方がはるかに衝撃的です。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
白の裏には黒がある。社会の図式。
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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情報漏洩、偽装問題、不正献金 etc…
コンプライアンス遵守が叫ばれる昨今、仕事に私生活にと、穢れる事なく清らかに、皆様お過ごしでしょうか?
物事には表と裏がある訳で、汚れ役がいてこその社会のバランスも否定できない訳で、光の当たる世界を実は闇の世界が支えている現実。
私の好きな「嘘も方便」という言葉、語らなくてよい真実というか、語れば不幸になる真実も世の中にはある訳で。
そんな図式が通用しない現代、ある意味"非常にやりにくい"世の中になってしまいました。
自身の生活と社会のバランスの為、自身の情熱の実現と維持の為、それぞれの目的がそれぞれの正義であり、達成の為の不正があります。
そこに、真実のみを語る事が正義と考える者、善と悪しか存在しない考えを正義とする者等々が絡み、登場それぞれの正義の追求の末、歪が生じ、やがて破綻が訪れます。
最後には、何が善で何が悪か。幸なのか不幸なのか。イーストウッドのそれとはまた違う、不条理な世界が重く圧し掛かったまま結末を迎えるのです。
やはり、ショーン・ペンの演技なくして語る事はできないでしょう。気合の入った熱演は鬼気迫る物を感じます。
アンソニー・ホプキンス、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレット等、役者布陣も揃っての、ちょっと小難しい社会劇です。
娯楽を期待すると、途中で飽きちゃうかもしれません。心してかかりましょう。
★★★★
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4人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
玉虫色の作品。
投稿日
2007/09/30
レビュアー
靖王
ショーン・ペンが出演するということで,見てみました。
やはり,ショーン,善役も悪役も見事にこなすということで,そのどちらとも言い切れない知事の役柄を見事に表現していたと思います。
見て初めてわかったのですが,キャストは非常に豪華です。
しかし,地味な作りです。政治,というものがテーマだったからでしょうか。今ひとつ現実感が感じられず,ぴんと来ません。
エンターテインメント性が小さいと言っていいと思います。
悪の中から善が生まれるというメッセージもありましたが,全体として何を言わんとしているのかは,観た人がそれぞれ感じるといった作りになっていると思います。
私には・・・
貧困層の救出という高尚な意思を掲げ,マンネリズムに渦巻いていた社会の中で勝てないはずの知事選挙に勝ち,その意思を達成しようとした主人公の姿はとても美しかったと思います。ところが,意思を達成するという目的が,次第に,地位を保つための手段となって本末転倒はと陥っていく。これが,スキャンダルにつながり,主人公を破滅への道へと誘う。私は政治に携わる人間ではないのでよくわかりませんが,端から見れば,高尚な意思は政治では貫けない,あるいは,どんなに高尚な意思を持つ政治でもスキャンダルにまみれている,そんなところがメッセージとして伝わってきたように思います。
日本の政治も,政治家のための政治なのか,国民のための政治なのか,あるいはその両方なのか,まやかしや正論等が入り混じっていて,よくわかりません。政治の世界では,スキャンダルも必要なのかもしれませんが,うまくバランスをとっていただき,決して自己保身を最終目的とせず,国民のために自らの人生のいくらかを犠牲にする,そんな英雄的政治家が現れて欲しいものと望むところです。(思えば,吉田茂や田中角栄などは,そんな意味でも素晴らしい政治家だったなあ。)
サービスシーンはありません。暴力シーンもほとんどありません。けれども,お子様には地味過ぎてあまりおすすめしません。
私的評価:★★★☆☆(3点)
旧作品みてからの見るとより楽しめる!
投稿日
2008/07/24
レビュアー
ともこさん
この作品を見る前に、1949年制作のオリジナルの
「オール・ザ・キングスメン 」を見ました。
このダブル鑑賞は大正解でした。1949年作品では話のプロットが実にわかりやすく描かれて、いかに最初は純粋に正義に燃えていた役人が政治と権力の世界に染まっていくのか、その過程がとてもわかりやすかったです。
それを十分理解した上で、今回のショーンペン主演の作品をみたからこそ、細かく描かれている登場人物同士の人間模様、映像効果、カットの洗練された手法が楽しめたと思います。
多分これだけみてたら、たんなる豪華キャストがでているやたらと長い(だるい)有名作品、としか思わなかったことでしょう。ショーンペンのスピーチ部分、しゃべり方の癖(成り上がりらしい、ちょっと酔っ払いのような独特のクセ)は面白かったです。
拾った表現:
"Listen to me, you hicks! This is the truth! You're a hick. Nobody ever helped a hick but a hick himself."
民衆を興奮させた最初のスピーチの場面、"hicks!"という呼びかけが連発してます。hick= redneck hickは「田舎もの」のことです。きいていて爽快感を覚えたのは、49年作も2006年作もどちらも同じでした。スピーチだけいうとショーンペンのスピーチの方が圧巻だったかも。でもそれは監督のとりかたの上手さもあると思う。
チラシを見てたら
投稿日
2007/10/26
レビュアー
lala
公開された劇場がやっぱり・・・という感じ
出演者の豪華さからビデオスルーは勿体無いし
でもヒットするとも思えないし^^;
オリジナルを見ていなかったら
何をいいたい映画なのかわからなかったと思う
話があちこち飛びすぎて
ジャックとウィリーの気持ちが伝わってこない
ウィリーは最初から過剰な迫力で
しがない下級役人の部分がない
知事になる前となった後の違いが伝わってこない
なぜジャックはウィリーの横暴に従うのか
彼の気持ちもわからない
ショーン・ペンとジュード・ロウの見逃したくない組み合わせでも
眠気との戦いでした
うーん、ショーンの髪型、変
並べただけ
投稿日
2007/08/29
レビュアー
勝王
大仰なだけでちっとも盛り上がらない映画が多いわけですが、これもその一つ。ショーン・ペンとかジュード・ロウが出ているし、ちょっと見るとペンが名演技「風」に見えるんですけど、面白くはありません。全体がボケボケです。映像のことではなく、ストーリーがどこにも焦点が合っていない感じ。果たして作る必要があったのか、と思ってしまいました。
最初は正義の人だったショーン・ペンが悪い知事になってしまい、その知事のブレーンとなった元新聞記者のジュード・ロウの人生が狂っていく、という話。これが、ダーッと悲劇に向かって狂っていくように感じられないんです。なぜか淡々としてしまって。
パープル・ローズさんのおっしゃるように、ジュード・ロウの目線で描いてしまったのが失敗というのはその通りなんですけど、ジュード・ロウの目線で描くにせよ、ショーン・ペンとジュード・ロウの人間関係があんまり伝わってこないのはどうしようもありません。これじゃショーン・ペンがいい人なのか悪い人なのかすらよく分かりません。正義の人から悪の政治家になっていく様子も描かれていないし、ショーン・ペンも人が変わった感じに見えないです。他の登場人物も何だかよく分からない人ばっかり。
いろんなことが起こるのに、全然盛り上がらない。こういうのを「並べただけ」というんでしょうね。サー・アンソニー・ホプキンスまで出ているのに、何だか登場人物が動き出してこないです。むしろ、ショーン・ペンの取り巻きを演じた脇役3人(太った男、ボディガード兼運転手、愛人兼秘書)は、ああ、こんな人たちいるんだろうなあ、という感じがしました。
ジェームズ・ホーナーの重厚な音楽もこれだけ流れっぱなしだと盛り上がるどころかうるさいと思ってしまいます。
今さら正義の人でも政治家になると世間ずれしてしまう、なんて話を描いて何になるんでしょうか。いかにもストーリーが古臭い。リメークにしたって今作る意味はちゃんと考えて欲しいですね。こういう映画は「重厚」とか「問題作」とか言われ勝ちですが、現実の方がはるかに衝撃的です。
白の裏には黒がある。社会の図式。
投稿日
2009/04/19
レビュアー
Bikke兄
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
情報漏洩、偽装問題、不正献金 etc…
コンプライアンス遵守が叫ばれる昨今、仕事に私生活にと、穢れる事なく清らかに、皆様お過ごしでしょうか?
物事には表と裏がある訳で、汚れ役がいてこその社会のバランスも否定できない訳で、光の当たる世界を実は闇の世界が支えている現実。
私の好きな「嘘も方便」という言葉、語らなくてよい真実というか、語れば不幸になる真実も世の中にはある訳で。
そんな図式が通用しない現代、ある意味"非常にやりにくい"世の中になってしまいました。
自身の生活と社会のバランスの為、自身の情熱の実現と維持の為、それぞれの目的がそれぞれの正義であり、達成の為の不正があります。
そこに、真実のみを語る事が正義と考える者、善と悪しか存在しない考えを正義とする者等々が絡み、登場それぞれの正義の追求の末、歪が生じ、やがて破綻が訪れます。
最後には、何が善で何が悪か。幸なのか不幸なのか。イーストウッドのそれとはまた違う、不条理な世界が重く圧し掛かったまま結末を迎えるのです。
やはり、ショーン・ペンの演技なくして語る事はできないでしょう。気合の入った熱演は鬼気迫る物を感じます。
アンソニー・ホプキンス、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレット等、役者布陣も揃っての、ちょっと小難しい社会劇です。
娯楽を期待すると、途中で飽きちゃうかもしれません。心してかかりましょう。
★★★★
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