王の男 / カム・ウソン
王の男
/イ・ジュニク
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(171)
解説・ストーリー
韓国史上最悪の暴君と言われる実在の王、燕山君(ヨンサングン)をモチーフに、その暴君に気に入られたことで運命を狂わされていく2人の芸人の姿をドラマティックかつ絢爛豪華に綴る歴史巨編。時は16世紀初頭。旅芸人一座の花形チャンセンと女形のコンギルは、国一番の芸人になろうと誓い合い、一座を抜け出し漢陽の都にやって来る。そこで時の王、ヨンサングンの悪評を耳にした2人は、宮廷を皮肉る芝居を思いつく。たちまち民衆の人気を博した2人だったが、噂を聞きつけた王の重臣によって捕らえられ、王が芝居を見て笑わなければ死刑にすると言い渡されてしまう。
韓国史上最悪の暴君と言われる実在の王、燕山君(ヨンサングン)をモチーフに、その暴君に気に入られたことで運命を狂わされていく2人の芸人の姿をドラマティックかつ絢爛豪華に綴る歴史巨編。時は16世紀初頭。旅芸人一座の花形チャンセンと女形のコンギルは、国一番の芸人になろうと誓い合い、一座を抜け出し漢陽の都にやって来る。そこで時の王、ヨンサングンの悪評を耳にした2人は、宮廷を皮肉る芝居を思いつく。たちまち民衆の人気を博した2人だったが、噂を聞きつけた王の重臣によって捕らえられ、王が芝居を見て笑わなければ死刑にすると言い渡されてしまう。
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「王の男」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
韓国史上最悪の暴君と言われる実在の王、燕山君(ヨンサングン)をモチーフに、その暴君に気に入られたことで運命を狂わされていく2人の芸人の姿をドラマティックかつ絢爛豪華に綴る歴史巨編。時は16世紀初頭。旅芸人一座の花形チャンセンと女形のコンギルは、国一番の芸人になろうと誓い合い、一座を抜け出し漢陽の都にやって来る。そこで時の王、ヨンサングンの悪評を耳にした2人は、宮廷を皮肉る芝居を思いつく。たちまち民衆の人気を博した2人だったが、噂を聞きつけた王の重臣によって捕らえられ、王が芝居を見て笑わなければ死刑にすると言い渡されてしまう。
「王の男」 の作品情報
「王の男」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
王の男の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
122分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/韓国語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DABR0375 |
2007年04月18日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
23枚
|
0人
|
1人
|
1:ドルビーデジタル/ステレオ/韓国語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
王の男の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
122分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/韓国語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DABR0375 |
2007年04月18日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
23枚
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1:ドルビーデジタル/ステレオ/韓国語
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ユーザーレビュー:171件
男でも 美しいのは 罪作り
投稿日:2007/04/21
レビュアー:Yの3乗
歴史スペクタクル映画で面白そうだと勘違いしてレンタルしてみました。
全然違いましたが、結構良かったです。
妻はとても感動しておりました。
暴君の狂気が募っていくのが怖い。
女形のコンギルはほんとに美しい。妻も女ながら、ゾクゾクしたとのこと。この役者、男役より女役の方が良いと思います。
音楽もジブリ風で美しかったです。
レンタルして良かった。
お勧めします。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
愛憎劇としては設定があいまい。王の視点で観ると楽しめる
試写で観ました。
東京国際映画祭でオープニング・ナイト上映を飾った作品。
2006年、韓国のアカデミー賞と言われる大鐘賞では、最優秀作品賞を始めとして史上最多の10部門受賞という快挙を達成し、韓国で公開後わずか45日で観客動員1000万人を記録した大ヒット人間ドラマ。
とにかく前評判の高い作品。
なので、期待して観ましたが、私は置いてけぼり…。
イントロに書かれている「王が芝居を見て笑わなければ死刑にすると言い渡されてしまう。」までが、かなり長い。
前半のエピソードが余計に感じてしまった。
二人の芸人の身体いっぱいつかった演技の迫力もウリの映画。
ですが、(下ネタが多くて)評判通りに笑えなかった。
あと、比較的、人物のキャラは、しっかり描かれているのですが、核心の同じ運命を生きてきた相棒「正義の芸人」チャンセン(カム・ウソン)と「美しき芸人」コンギル(イ・ジュンギ)の関係があいまい。
チャンセンのコンギルに対する想いは、友情?、愛情(兄弟愛)?、同性愛?
この疑問がつきまとい楽しめませんでした。
で、今回は、監督インタビューなどを仕入れてから再度、観てみました。
この映画は、型にはめた愛情の先入観を排除して、広い愛情で捉えるべき映画。「男と女と言う性別の違いを超えた、人間の本来の意志(価値)を表現しようとしていた。」(監督談)で観てみると結構楽しめました。
タイトル『王の男』。
なので、実は「狂王」ヨンサングン(チョン・ジニョン)が主役かもしれない。極悪非道な性格に陥る過去のトラウマの生い立ちエピソードなどが、とても丁寧に描かれていて、ヨンサングンを中心にして観てみると『王の男』のテーマが、明確になって楽しめる映画です。
しっかりとした時代考証、16世紀の初頭の朝鮮王朝の風俗や風習、当時の芸人たちの芸。韓国映画ファンの人は「韓国歴史大作」として、無条件で、おさえておくべき作品でしょう。
<テーマのネタバレ>
ヨンサングンの視点…。
韓国の歴史上、極悪非道な王で知られる「狂王」ヨンサングンを、同情すべき一人の人間として丁寧に描いています。
また、コンギルは、ヨンサングンの心の隙間を埋めてくれる存在でもあった。
(古いアメリカ映画『クォ・ヴァディス』の愛の葛藤に似ている)
この、お互いがお互いの心のすき間を埋める存在なのに、宮廷と言うシステム(組織)の中では悲劇を生んでしまう悲しさ。
その組織の中で「自由」に生きる姿を、チャンセンという芸人に激しい口調で代弁させています。
ラストのストップモーション。
楽しく自由気ままであった、あの頃の「芸」で、飛び交う矢をかわす。このシーンに人間本来の「自由」であるべき意志を感じとれれば正解かも…。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
★★★★☆ 生命感あふれる旅芸人たちをとらえるカメラに魅了された
投稿日:2011/03/02
レビュアー:ガラリーナ
女形のコンギルを演じるイ・ジュンギがとっても美しいから見て!と、友人に勧められていたのけど、韓流イケメンに全く興味がないので、棚の隅においやってました。で、何となく取り出して見てみたら、すごく良かった。評価はずいぶん割れているようだけど。
旅芸人たちの躍動感が伝わるカメラワークがすばらしい。冒頭、帽子の先に白いリボンをくくり付けてぐるんぐるんと弧を描く舞踏が出てくるのだけど、あのリボンの動きをとらえるカメラでこの作品の虜になった。大地のエネルギーが感じられる生命感、そして芸人たちの生き生きとした表情。当時の韓国文化を知らないだけに、彼らの繰り広げる大道芸の数々が面白くて面白くて。クレーンも多用しているけど、これがとても効果的。
王を揶揄した芝居で大衆に大ウケするのだが、それが重臣の目に触れあやうく打ち首になりそうになる。そこで、主人公チャンセンが提案する。「この芸を王の前でやらせてくれ。そして、もし王が笑ったらそれは王を侮辱したことにはならないだろう?」と。すると、王は芝居を気に入ったどころか、彼らを宮中に住まわせるようになる。
もう、この展開で芸人たちの行く末が哀しい顛末になることは想像に難くない。だから、彼らの芸を王が気に入れば気に入るほど、切なさがこみ上げてくる。そして、コンギルが王に見せる人形劇や影絵のシーンに胸が熱くなる。後で予告編なんかを見ると、男たちの愛憎劇みたいな風に紹介されてるんだけど、全然違うよね。自らの芸と自らの意思で人生を切り開いてきた旅芸人たちの哀しい運命。彼らの行く末を想像させるラストカットの余韻が後を引いた。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
ファム・ファタルならぬオム・ファタル?
そんな言葉があるかどうかは知りませんが、はからずとも男の心をひきつけ、運命を狂わせてしまう“オム・ファタル”コンギル。
確かに外見も中性的とはいえ、女と見まごうほど華奢でもない。
ただ、守りたくなるようなけなげさと危うい天真爛漫さが滲み出ていて、何とも愛らしい。女性たちを差し置いて、男たちを魅了してしまうのもうなずけるのです。イ・ジュンギさんですか?なかなか素晴らしい俳優さんだと思いました。彼の男っぽい役も見てみたい気がしました。
そんな彼をまるで妹のように慈しむチャンセン。あくまでコンギルはかけがえのない“相棒”。そう自分にも言い聞かせている表情の裏に、禁断の恋慕の情が見え隠れする。まるで妹を愛してしまった兄のように。。
そして韓国最大の暴君というヨンサングン。この映画を観ている限り、彼は本当に暴君だったのかと思う。どちらかといえば愚かな取り巻きたちのせいで暴君に仕立て上げられたような印象が。この人の運命もまた悲しいですね。
男ばかりのドラマですが、嫌悪感を抱くようないやらしさはありません。同性愛を描いたというよりは、三人の男の悲しい運命を描いた時代劇という感じですね。
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絶対にお勧めの1本です
投稿日:2007/03/05
レビュアー:サランヘ
李氏朝鮮時代の王の中で最も暴君だったといわれる燕山(ヨンサン)朝の宮廷を背景に,宮中芸人たちのひと勝負を描いたキム・テウンの戯曲「イ(爾)」を映画化した時代劇です。
過去,韓国映画界で時代劇はあまり受け入れられませんでしたし,それに加えて,韓国社会で認められない「同性愛」というテーマを描いたにもかかわらず,一千万人以上の観客動員を記録し,大ヒット作品となったのはどうしてなのかとても興味がありました。
役者的にもそんなに有名な俳優を起用したわけではありませんが,ジャンセン役を演じたカム・ウソンの素晴らしい演技が話題になりましたし,「ホテルビーナス」に出演して,日本でも大人気の“女より美しい男”イ・ジュンギがこの作品で若手トップ俳優の仲間入りを果たしています。
ドラマは,李氏朝鮮時代燕山朝。女性よりも美しい芸人仲間のコンギル(イ・ジュンギ)を率いて漢陽(今のソウル)に上京して来たジャンセン(カム・ウソン)は,王とその愛人であるノクス(カン・ソンヨン)の関係を風刺した劇で街の名物となります。しかし,王を茶化したその芝居を宮廷が知り,屈辱罪で芸人一行は捕まってしまいます。もう死ぬしかないと観念したジャンセンは,意を決して勝負に出ますが…。
以前,テレビのインタビュー番組で見たイ・ジュンギの妖艶な姿がずっと脳裏にあり,リリースを楽しみにしていました。
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ユーザーレビュー
男でも 美しいのは 罪作り
投稿日
2007/04/21
レビュアー
Yの3乗
歴史スペクタクル映画で面白そうだと勘違いしてレンタルしてみました。
全然違いましたが、結構良かったです。
妻はとても感動しておりました。
暴君の狂気が募っていくのが怖い。
女形のコンギルはほんとに美しい。妻も女ながら、ゾクゾクしたとのこと。この役者、男役より女役の方が良いと思います。
音楽もジブリ風で美しかったです。
レンタルして良かった。
お勧めします。
愛憎劇としては設定があいまい。王の視点で観ると楽しめる
投稿日
2007/02/26
レビュアー
ひらり
試写で観ました。
東京国際映画祭でオープニング・ナイト上映を飾った作品。
2006年、韓国のアカデミー賞と言われる大鐘賞では、最優秀作品賞を始めとして史上最多の10部門受賞という快挙を達成し、韓国で公開後わずか45日で観客動員1000万人を記録した大ヒット人間ドラマ。
とにかく前評判の高い作品。
なので、期待して観ましたが、私は置いてけぼり…。
イントロに書かれている「王が芝居を見て笑わなければ死刑にすると言い渡されてしまう。」までが、かなり長い。
前半のエピソードが余計に感じてしまった。
二人の芸人の身体いっぱいつかった演技の迫力もウリの映画。
ですが、(下ネタが多くて)評判通りに笑えなかった。
あと、比較的、人物のキャラは、しっかり描かれているのですが、核心の同じ運命を生きてきた相棒「正義の芸人」チャンセン(カム・ウソン)と「美しき芸人」コンギル(イ・ジュンギ)の関係があいまい。
チャンセンのコンギルに対する想いは、友情?、愛情(兄弟愛)?、同性愛?
この疑問がつきまとい楽しめませんでした。
で、今回は、監督インタビューなどを仕入れてから再度、観てみました。
この映画は、型にはめた愛情の先入観を排除して、広い愛情で捉えるべき映画。「男と女と言う性別の違いを超えた、人間の本来の意志(価値)を表現しようとしていた。」(監督談)で観てみると結構楽しめました。
タイトル『王の男』。
なので、実は「狂王」ヨンサングン(チョン・ジニョン)が主役かもしれない。極悪非道な性格に陥る過去のトラウマの生い立ちエピソードなどが、とても丁寧に描かれていて、ヨンサングンを中心にして観てみると『王の男』のテーマが、明確になって楽しめる映画です。
しっかりとした時代考証、16世紀の初頭の朝鮮王朝の風俗や風習、当時の芸人たちの芸。韓国映画ファンの人は「韓国歴史大作」として、無条件で、おさえておくべき作品でしょう。
<テーマのネタバレ>
ヨンサングンの視点…。
韓国の歴史上、極悪非道な王で知られる「狂王」ヨンサングンを、同情すべき一人の人間として丁寧に描いています。
また、コンギルは、ヨンサングンの心の隙間を埋めてくれる存在でもあった。
(古いアメリカ映画『クォ・ヴァディス』の愛の葛藤に似ている)
この、お互いがお互いの心のすき間を埋める存在なのに、宮廷と言うシステム(組織)の中では悲劇を生んでしまう悲しさ。
その組織の中で「自由」に生きる姿を、チャンセンという芸人に激しい口調で代弁させています。
ラストのストップモーション。
楽しく自由気ままであった、あの頃の「芸」で、飛び交う矢をかわす。このシーンに人間本来の「自由」であるべき意志を感じとれれば正解かも…。
★★★★☆ 生命感あふれる旅芸人たちをとらえるカメラに魅了された
投稿日
2011/03/02
レビュアー
ガラリーナ
女形のコンギルを演じるイ・ジュンギがとっても美しいから見て!と、友人に勧められていたのけど、韓流イケメンに全く興味がないので、棚の隅においやってました。で、何となく取り出して見てみたら、すごく良かった。評価はずいぶん割れているようだけど。
旅芸人たちの躍動感が伝わるカメラワークがすばらしい。冒頭、帽子の先に白いリボンをくくり付けてぐるんぐるんと弧を描く舞踏が出てくるのだけど、あのリボンの動きをとらえるカメラでこの作品の虜になった。大地のエネルギーが感じられる生命感、そして芸人たちの生き生きとした表情。当時の韓国文化を知らないだけに、彼らの繰り広げる大道芸の数々が面白くて面白くて。クレーンも多用しているけど、これがとても効果的。
王を揶揄した芝居で大衆に大ウケするのだが、それが重臣の目に触れあやうく打ち首になりそうになる。そこで、主人公チャンセンが提案する。「この芸を王の前でやらせてくれ。そして、もし王が笑ったらそれは王を侮辱したことにはならないだろう?」と。すると、王は芝居を気に入ったどころか、彼らを宮中に住まわせるようになる。
もう、この展開で芸人たちの行く末が哀しい顛末になることは想像に難くない。だから、彼らの芸を王が気に入れば気に入るほど、切なさがこみ上げてくる。そして、コンギルが王に見せる人形劇や影絵のシーンに胸が熱くなる。後で予告編なんかを見ると、男たちの愛憎劇みたいな風に紹介されてるんだけど、全然違うよね。自らの芸と自らの意思で人生を切り開いてきた旅芸人たちの哀しい運命。彼らの行く末を想像させるラストカットの余韻が後を引いた。
ファム・ファタルならぬオム・ファタル?
投稿日
2008/01/22
レビュアー
みみ
そんな言葉があるかどうかは知りませんが、はからずとも男の心をひきつけ、運命を狂わせてしまう“オム・ファタル”コンギル。
確かに外見も中性的とはいえ、女と見まごうほど華奢でもない。
ただ、守りたくなるようなけなげさと危うい天真爛漫さが滲み出ていて、何とも愛らしい。女性たちを差し置いて、男たちを魅了してしまうのもうなずけるのです。イ・ジュンギさんですか?なかなか素晴らしい俳優さんだと思いました。彼の男っぽい役も見てみたい気がしました。
そんな彼をまるで妹のように慈しむチャンセン。あくまでコンギルはかけがえのない“相棒”。そう自分にも言い聞かせている表情の裏に、禁断の恋慕の情が見え隠れする。まるで妹を愛してしまった兄のように。。
そして韓国最大の暴君というヨンサングン。この映画を観ている限り、彼は本当に暴君だったのかと思う。どちらかといえば愚かな取り巻きたちのせいで暴君に仕立て上げられたような印象が。この人の運命もまた悲しいですね。
男ばかりのドラマですが、嫌悪感を抱くようないやらしさはありません。同性愛を描いたというよりは、三人の男の悲しい運命を描いた時代劇という感じですね。
絶対にお勧めの1本です
投稿日
2007/03/05
レビュアー
サランヘ
李氏朝鮮時代の王の中で最も暴君だったといわれる燕山(ヨンサン)朝の宮廷を背景に,宮中芸人たちのひと勝負を描いたキム・テウンの戯曲「イ(爾)」を映画化した時代劇です。
過去,韓国映画界で時代劇はあまり受け入れられませんでしたし,それに加えて,韓国社会で認められない「同性愛」というテーマを描いたにもかかわらず,一千万人以上の観客動員を記録し,大ヒット作品となったのはどうしてなのかとても興味がありました。
役者的にもそんなに有名な俳優を起用したわけではありませんが,ジャンセン役を演じたカム・ウソンの素晴らしい演技が話題になりましたし,「ホテルビーナス」に出演して,日本でも大人気の“女より美しい男”イ・ジュンギがこの作品で若手トップ俳優の仲間入りを果たしています。
ドラマは,李氏朝鮮時代燕山朝。女性よりも美しい芸人仲間のコンギル(イ・ジュンギ)を率いて漢陽(今のソウル)に上京して来たジャンセン(カム・ウソン)は,王とその愛人であるノクス(カン・ソンヨン)の関係を風刺した劇で街の名物となります。しかし,王を茶化したその芝居を宮廷が知り,屈辱罪で芸人一行は捕まってしまいます。もう死ぬしかないと観念したジャンセンは,意を決して勝負に出ますが…。
以前,テレビのインタビュー番組で見たイ・ジュンギの妖艶な姿がずっと脳裏にあり,リリースを楽しみにしていました。
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