007/ゴールデンアイ / ピアース・ブロスナン
007/ゴールデンアイ
/マーティン・キャンベル
平均評価点:
予告編を観る
全体の平均評価点: (5点満点)
(43)
解説・ストーリー
「007/消されたライセンス」以来6年のブランクをおいて製作された新生007の第1弾。“ゴールデンアイ”と呼ばれる電磁波攻撃用の衛星システムをめぐって、ヨーロッパから南米へと飛び交うボンドの活躍を描く。
「007/消されたライセンス」以来6年のブランクをおいて製作された新生007の第1弾。“ゴールデンアイ”と呼ばれる電磁波攻撃用の衛星システムをめぐって、ヨーロッパから南米へと飛び交うボンドの活躍を描く。
もっと見る▼
最新巻情報
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
「007/ゴールデンアイ」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「007/消されたライセンス」以来6年のブランクをおいて製作された新生007の第1弾。“ゴールデンアイ”と呼ばれる電磁波攻撃用の衛星システムをめぐって、ヨーロッパから南米へと飛び交うボンドの活躍を描く。
「007/ゴールデンアイ」 の作品情報
「007/ゴールデンアイ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
最新巻情報
007/ゴールデンアイのシリーズ商品
007/ゴールデンアイ 特別編
「007/消されたライセンス」以来6年のブランクをおいて製作された新生007の第1弾。“ゴールデンアイ”と呼ばれる電磁波攻撃用の衛星システムをめぐって、ヨーロッパから南米へと飛び交うボンドの活躍を描く。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
130分 |
日本語・英語 |
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
GXBR16177 |
2002年12月13日 |
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚 |
0人 |
0人 |
商品の詳細を表示する
007/ゴールデンアイ デジタルリマスター・バージョン
007シリーズの第17作。ボンドは強奪された兵器「ゴールデンアイ」の追跡調査のためロシアに向かう。だが、そこには世界経済破壊計画を遂行する国際犯罪組織が陰謀を巡らせていた。音声・映像共にグレードアップしたデジタルリマスター・バージョン。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
130分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル//英語 2:ドルビーデジタル//英語 3:ドルビーデジタル//日本語 4:ドルビーデジタル//英(解説)
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
MGBR29260 |
2006年11月22日 |
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
5枚 |
2人 |
1人 |
商品の詳細を表示する
007/ゴールデンアイのシリーズ商品
007/ゴールデンアイ 特別編
作品詳細を開く
- 収録時間:
130分
- 字幕:
日本語・英語
- 音声:
- レイティング:
- 記番:
GXBR16177
- レンタル開始日:
2002年12月13日
- 在庫枚数
9枚
- 1位登録者:
0人
- 2位登録者:
0人
解説・ストーリーを見る
「007/消されたライセンス」以来6年のブランクをおいて製作された新生007の第1弾。“ゴールデンアイ”と呼ばれる電磁波攻撃用の衛星システムをめぐって、ヨーロッパから南米へと飛び交うボンドの活躍を描く。
007/ゴールデンアイ デジタルリマスター・バージョン
作品詳細を開く
- 収録時間:
130分
- 字幕:
日本語英語
- 音声:
1:ドルビーデジタル//英語
2:ドルビーデジタル//英語
3:ドルビーデジタル//日本語
4:ドルビーデジタル//英(解説)
- レイティング:
- 記番:
MGBR29260
- レンタル開始日:
2006年11月22日
- 在庫枚数
5枚
- 1位登録者:
2人
- 2位登録者:
1人
解説・ストーリーを見る
007シリーズの第17作。ボンドは強奪された兵器「ゴールデンアイ」の追跡調査のためロシアに向かう。だが、そこには世界経済破壊計画を遂行する国際犯罪組織が陰謀を巡らせていた。音声・映像共にグレードアップしたデジタルリマスター・バージョン。
TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!
洋画・邦画
約35,500
タイトル以上
国内ドラマも一部含まれております
※2022年2月 現在のタイトル数
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ユーザーレビュー:43件
寡黙なボンドの裏事情
ピアース・ブロスナンが五代目ボンドに抜擢されたシリーズ第17作目。前作から 6年、もう007もオシマイかとファンがやきもきし始めた頃に公開され、新しいジェームズ・ボンドを鮮やかに印象づけた。
面白いことに、P.ブロスナンは終始真面目な顔で、ほとんど長セリフがない。ティモシー・ダルトンは、ソフト路線に野生的な魅力を加えようとして、かえってニヤケ顔の印象ばかりを残した。正反対だ。(笑) 「失敗は成功の母」とは言え、あからさまに反対路線を歩ませるのだから、凄いプロデューサーだ。或いは、TVドラマ『探偵レミントン・スティール』の印象を払拭しようとしたのかも知れない。それに、長いセリフが少ないのは「彼の声がダミ声だからだ」と密かに私は思っている。こんなことを書くと、またファンに怒られそうだが『マンマ・ミーア!』の衝撃が、どうしてもそう言わせてしまう。お許しを。(笑)
ストーリーは、強奪された秘密兵器“ゴールデンアイ”をジェームズ・ボンドが取り返そうとするお話し。ロシア軍の将軍が陰謀を画策し、破壊された秘密基地から逃げ延びた女性職員の逃走劇も絡む。モナコ、サンクトペテルブルグ、キューバと舞台を移しながら如何にも007らしい展開をみせる。
見せ場も多く、ダムのバンジージャンプ、セスナ機に空中で乗り込むプレオープニングのアクション、戦車で街中を走り回ったりして目を楽しませてくれる。ボンドの所作もキビキビしていて観てて気持ちがいい。軽快だ。おそらく、歴代のボンドの中では動きが一番シャープだろう。スピード感もある。
勿論、難点もある。興収的な成功とは裏腹に印象が薄いのだ。マーティン・キャンベル監督の作品は、おしなべて何も残らない。『バーティカル・リミット』や『マスク・オブ・ゾロ』もそうだ。大袈裟か。(笑)
また、ライブ・アクションを基本にしながらリアリティに欠けているところもマイナス。コミックぽいのだ。或いはアニメか……。ヘリに飛びつくシーンがあるが、ローターの半径を考えたら、走り幅跳びしたって無理だ。それをボンドは軽々とやってみせる。「映画だからさ」と言ってしまえばそれまでだが、それを容認するとコミックやアニメとの境界がぼやけてしまう。実写映像としてのリアリティは、最低でも保持してほしいと思うのだ。そういう意味では『マトリックス』の設定は素晴らしかった。ウォシャオスキー監督はオタクであるが故に、その辺りのことをよく理解していた。M.キャンベル監督は、ここぞという場面で易きに流れる性格なのかも知れない。だから、作品にいま一歩の締まりがないのだろう。
そうは言っても、なかなか魅力的な作品であることに変わりはない。ロケやセット、ミニチュアまで駆使して実写映像にこだわった作りは見応えがある。
ただ、クライマックスに登場する秘密基地は、いただけない。如何にも既存の施設をそのまま撮影に使用しているのが“ありあり”なので、もう少しデコレートするなどの工夫が欲しかった。それ以外は◎だ。
個人的には悪女ゼニアを演じたファムケ・ヤンセンのキレ具合いが好きだ。ヒロインがインテリ系だから余計に輝いて見えたのかも知れないが、シリーズ中でも屈指の造形だと思う。
忘れてならないのは、オメガとのタイアップ。以降、オメガのSeamaster はボンドの顔となった。ロレックスもセイコーもなし得なかったことである。やはりブランド力の違いだろう。商品力と言ってもいい。
個人的には、フォーマルな装いにスポーティな腕時計でもOKと教えてくれたので忘れ得ぬ作品となった。それまではオジン臭いドレスウォッチを仕方なくしていたが、以来、大ぶりのダイバーズウォッチを堂々としている。
音楽にも大きな変化があった。ジョン・バリーが降りたとはいえ、『グレートブルー』の公開で絶大な支持を得ていたエリック・セラの登用も、かなりの冒険だっただろう。こちらは、神秘的なスコアを残し、ニュー・ボンドに華をそえた。
本作品からバーバラ・ブロッコリが製作に名を連ねる。この方が改革を推し進めたと睨んでいる。オススメ!
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
007は暇つぶしに見るものです。
投稿日:2008/06/11
レビュアー:ホワイト
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
これと言って内容はない。
ただ、ピアース・ブロスナンの1作目であり、監督が「カジノロワイヤル」も手がけているとあって、
スピード感と破壊は素晴らしい。
でも基本は「暇つぶし」に見るものです。
大幅にカットされているので、(まるで東京○○チャンネルで放映される映画ぐらいカットされてます)繋がりが、ちょっと厳しい。
ロジックはめちゃくちゃ。
キューバに設置されているゴールデンアイを操作する基地の規模は湖一個分にもかかわらず、「お金が欲しい」というのはいかがなものか?
話は旧ソビエトの冷戦時代に作られた「ゴールデンアイ」という宇宙兵器を元006が共謀して操る。
その攻防だ。
相変わらず、キャスティングが悪いので、006がオープニングに死んでも、犯人は彼だと分かってしまう。(人相が犯人だw)
キューバを飛行するのに地上150メートルならプロペラ機で見つからない・・・ということなのに、最後には海兵隊が
プロペラ機で到着しているしw
そもそも、キューバにあんな基地は作れないだろうしw
まあ、暇つぶしに見てください。
85点娯楽作品としては素晴らしいです。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
ターニング・ポイント
ここより007シリーズは黄金時代へ。
長きに渡るシリーズが一大転機を迎えた作品。
それがこの「ゴールデンアイ」だと思います。
1作目からプロデューサーを務めた
アルバート・R・ブロッコリが一線を退き
監督は
5作連続でメガホンを握ったジョン・グレンから
マーティン・キャンベルにチェンジ。
そして何より
5代目ボンドにピアース・ブロスナンが就きました。
これまでのボンドのいいとこ取りして
完璧なジェームズ・ボンドとしたような
シリージの総決算ジェームズ・ボンド。
そう形容したくなる完璧具合です。
時代も90年代に突入し
映画の「見せ方」が
80年代までとはガラリと変わりました。
それはもう革命的といいっていいでしょう。
その変化が最も、そして
すぐわかるのはオープニング
007シリーズはこのオープニングのアクションが
大きな見せ場のひとつとなっていますが
今作のオープニングは
私的にはベスト5に入る大好きなものであり
記憶に残るインパクトを与えてくれます。
兎に角シビレます。
このオープニングで
ピアース版ボンドに
心を鷲掴みされるのは間違いありません。
他にもCGの飛躍的進歩や
アクションシーン、バトルシーンの進化と成熟。
どこか牧歌的で「たるい」とすら思えた
ロジャー・ムーア期のアクションシーンは
どこにもありません。
「動き」という分野に
「キレ」しかありません。
キレ味抜群。
そして颯爽とした佇まい。
ユーモアのあるコメディ的シーンも
ピアースはロジャーよりスマートにこなし
それがとても「ジェームズ・ボンド」的で
なんとも素晴らしいのです。
前作から6年の歳月が流れての新作。
この間に
インターネットの普及など
時代は大きく変化し
その変化が
この新作に良い影響を与えています。
時代の変化と言えば
MI6のボスである「M」は
初の女性となり
ジュディ・デンチが演じています。
彼女もまた
ここから続く黄金時代を支える
重要なキーパーソンのひとりとなっていきます。
女性繋がりでボンドガール。
今回は色んな意味でキョーレツでした。
ファムケ・ヤンセンが演じた悪のボンドガール
その魅力をとくと味わっていただきたい。
彼女の名はゼニア・オナトップ!
正調ボンドガールのイザベラ・スコルプコも
美しく魅力的です。
主題歌は「ゴールデンアイ」
ティナ・ターナーが唄うこの楽曲もまた
素晴らしき1曲となりました。
ピーアス版ボンド作品は
主題歌がどれも素晴らしく
甲乙つけがたいのも特徴のひとつです。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
ピアース・ブロスナンのスマートさ!
投稿日:2017/09/24
レビュアー:趣味は洋画
007シリーズは全24作すべて観ているが、さすがに本作が公開されたときは、映画館の中で胸が熱くなったのを覚えている。
シリーズで6年もブランクが空いたケースは1度もなく、ひょっとして007も終焉か?と真剣に思ったほど。この「ゴールデンアイ」は、前作89年「007/消されたライセンス」から6年ぶりに製作された新生007なのであった。
ジェームズ・ボンド役に抜擢されたのは、ピアース・ブロスナン。本作出演時42歳。
従来のボンドと比べ、スマートさとカッコよさは断トツであった。
初代ショーン・コネリー、二代目ジョージ・レーゼンビー、三代目ロジャー・ムーア、四代目ティモシー・ダルトン、そして五代目ピアース・ブロスナン、今は六代目ダニエル・クレイグである。
七代目がどうなるのか興味深々だが、その話はまた別の機会にしたい。
米ソ冷戦時代。
ボンドの親友で006のアレック(ショーン・ビーン)が、いきなり敵に射殺されてしまうのには驚いたが、実は生きていて、国際犯罪組織ヤヌスの首領だったという展開に、二度ビックリ。
(そりゃそうですね、ボンドの対抗軸となるビーンがスクリーンからいなくなったら、面白みに欠けますから)
ヤヌスの美貌の殺し屋オナトップを演じたファムケ・ヤンセンがいい。
182Cmの長身を生かし、史上最強の悪役ボンドガールを演じている。本作後の活躍ぶりも目覚しく、98年「相続人」、98年「ザ・グリード」、98年「ラウンダーズ」、01年「サウンド・オブ・サイレンス」、そして「96時間」シリーズと、話題作への出演が続いている。
もう一人のボンドガールは、ロシア人女性プログラマーのナターリャを演じたイザベラ・スコルプコ。ただ、前述のF・ヤンセンの迫力に押され気味な印象は拭えない。
新生007シリーズだけあって、Mは前作のロバート・ブラウンからジュディ・デンチへ。
マネー・ペニーにはサマンサ・ボンドが抜擢されている。(以降も、本作を含め4作品に出演)
アクション・シーンはいちいちコメントする必要のないほど充実、いつもの期待を裏切らない。
(ちゅくさんのレビューを読まれることをお勧めします)
ティナ・ターナーの主題歌も力強い。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
交通法規の遵守
これがボンドを初めて演じるピアース・ブロスナンの
演技とは思えないほど、堂に入ってカッコイイ。
90年代のスパイ活動というのは、果たして
ボンドのように1人もしくは冒頭の2人とかで
どうにかなるようなものか?と思いつつも、
痛快で実に面白い。
相変わらず女に弱いところ、でも今回の女性は
みな一様に強い。
スマートな物腰。一貫した女王陛下の忠義。
そしてQの数々の発明品もたまらない。
メイキングもぜひお見逃し無く!
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
寡黙なボンドの裏事情
投稿日
2011/04/21
レビュアー
みなさん(退会)
ピアース・ブロスナンが五代目ボンドに抜擢されたシリーズ第17作目。前作から 6年、もう007もオシマイかとファンがやきもきし始めた頃に公開され、新しいジェームズ・ボンドを鮮やかに印象づけた。
面白いことに、P.ブロスナンは終始真面目な顔で、ほとんど長セリフがない。ティモシー・ダルトンは、ソフト路線に野生的な魅力を加えようとして、かえってニヤケ顔の印象ばかりを残した。正反対だ。(笑) 「失敗は成功の母」とは言え、あからさまに反対路線を歩ませるのだから、凄いプロデューサーだ。或いは、TVドラマ『探偵レミントン・スティール』の印象を払拭しようとしたのかも知れない。それに、長いセリフが少ないのは「彼の声がダミ声だからだ」と密かに私は思っている。こんなことを書くと、またファンに怒られそうだが『マンマ・ミーア!』の衝撃が、どうしてもそう言わせてしまう。お許しを。(笑)
ストーリーは、強奪された秘密兵器“ゴールデンアイ”をジェームズ・ボンドが取り返そうとするお話し。ロシア軍の将軍が陰謀を画策し、破壊された秘密基地から逃げ延びた女性職員の逃走劇も絡む。モナコ、サンクトペテルブルグ、キューバと舞台を移しながら如何にも007らしい展開をみせる。
見せ場も多く、ダムのバンジージャンプ、セスナ機に空中で乗り込むプレオープニングのアクション、戦車で街中を走り回ったりして目を楽しませてくれる。ボンドの所作もキビキビしていて観てて気持ちがいい。軽快だ。おそらく、歴代のボンドの中では動きが一番シャープだろう。スピード感もある。
勿論、難点もある。興収的な成功とは裏腹に印象が薄いのだ。マーティン・キャンベル監督の作品は、おしなべて何も残らない。『バーティカル・リミット』や『マスク・オブ・ゾロ』もそうだ。大袈裟か。(笑)
また、ライブ・アクションを基本にしながらリアリティに欠けているところもマイナス。コミックぽいのだ。或いはアニメか……。ヘリに飛びつくシーンがあるが、ローターの半径を考えたら、走り幅跳びしたって無理だ。それをボンドは軽々とやってみせる。「映画だからさ」と言ってしまえばそれまでだが、それを容認するとコミックやアニメとの境界がぼやけてしまう。実写映像としてのリアリティは、最低でも保持してほしいと思うのだ。そういう意味では『マトリックス』の設定は素晴らしかった。ウォシャオスキー監督はオタクであるが故に、その辺りのことをよく理解していた。M.キャンベル監督は、ここぞという場面で易きに流れる性格なのかも知れない。だから、作品にいま一歩の締まりがないのだろう。
そうは言っても、なかなか魅力的な作品であることに変わりはない。ロケやセット、ミニチュアまで駆使して実写映像にこだわった作りは見応えがある。
ただ、クライマックスに登場する秘密基地は、いただけない。如何にも既存の施設をそのまま撮影に使用しているのが“ありあり”なので、もう少しデコレートするなどの工夫が欲しかった。それ以外は◎だ。
個人的には悪女ゼニアを演じたファムケ・ヤンセンのキレ具合いが好きだ。ヒロインがインテリ系だから余計に輝いて見えたのかも知れないが、シリーズ中でも屈指の造形だと思う。
忘れてならないのは、オメガとのタイアップ。以降、オメガのSeamaster はボンドの顔となった。ロレックスもセイコーもなし得なかったことである。やはりブランド力の違いだろう。商品力と言ってもいい。
個人的には、フォーマルな装いにスポーティな腕時計でもOKと教えてくれたので忘れ得ぬ作品となった。それまではオジン臭いドレスウォッチを仕方なくしていたが、以来、大ぶりのダイバーズウォッチを堂々としている。
音楽にも大きな変化があった。ジョン・バリーが降りたとはいえ、『グレートブルー』の公開で絶大な支持を得ていたエリック・セラの登用も、かなりの冒険だっただろう。こちらは、神秘的なスコアを残し、ニュー・ボンドに華をそえた。
本作品からバーバラ・ブロッコリが製作に名を連ねる。この方が改革を推し進めたと睨んでいる。オススメ!
007は暇つぶしに見るものです。
投稿日
2008/06/11
レビュアー
ホワイト
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
これと言って内容はない。
ただ、ピアース・ブロスナンの1作目であり、監督が「カジノロワイヤル」も手がけているとあって、
スピード感と破壊は素晴らしい。
でも基本は「暇つぶし」に見るものです。
大幅にカットされているので、(まるで東京○○チャンネルで放映される映画ぐらいカットされてます)繋がりが、ちょっと厳しい。
ロジックはめちゃくちゃ。
キューバに設置されているゴールデンアイを操作する基地の規模は湖一個分にもかかわらず、「お金が欲しい」というのはいかがなものか?
話は旧ソビエトの冷戦時代に作られた「ゴールデンアイ」という宇宙兵器を元006が共謀して操る。
その攻防だ。
相変わらず、キャスティングが悪いので、006がオープニングに死んでも、犯人は彼だと分かってしまう。(人相が犯人だw)
キューバを飛行するのに地上150メートルならプロペラ機で見つからない・・・ということなのに、最後には海兵隊が
プロペラ機で到着しているしw
そもそも、キューバにあんな基地は作れないだろうしw
まあ、暇つぶしに見てください。
85点娯楽作品としては素晴らしいです。
ターニング・ポイント
投稿日
2022/05/05
レビュアー
ビンス
ここより007シリーズは黄金時代へ。
長きに渡るシリーズが一大転機を迎えた作品。
それがこの「ゴールデンアイ」だと思います。
1作目からプロデューサーを務めた
アルバート・R・ブロッコリが一線を退き
監督は
5作連続でメガホンを握ったジョン・グレンから
マーティン・キャンベルにチェンジ。
そして何より
5代目ボンドにピアース・ブロスナンが就きました。
これまでのボンドのいいとこ取りして
完璧なジェームズ・ボンドとしたような
シリージの総決算ジェームズ・ボンド。
そう形容したくなる完璧具合です。
時代も90年代に突入し
映画の「見せ方」が
80年代までとはガラリと変わりました。
それはもう革命的といいっていいでしょう。
その変化が最も、そして
すぐわかるのはオープニング
007シリーズはこのオープニングのアクションが
大きな見せ場のひとつとなっていますが
今作のオープニングは
私的にはベスト5に入る大好きなものであり
記憶に残るインパクトを与えてくれます。
兎に角シビレます。
このオープニングで
ピアース版ボンドに
心を鷲掴みされるのは間違いありません。
他にもCGの飛躍的進歩や
アクションシーン、バトルシーンの進化と成熟。
どこか牧歌的で「たるい」とすら思えた
ロジャー・ムーア期のアクションシーンは
どこにもありません。
「動き」という分野に
「キレ」しかありません。
キレ味抜群。
そして颯爽とした佇まい。
ユーモアのあるコメディ的シーンも
ピアースはロジャーよりスマートにこなし
それがとても「ジェームズ・ボンド」的で
なんとも素晴らしいのです。
前作から6年の歳月が流れての新作。
この間に
インターネットの普及など
時代は大きく変化し
その変化が
この新作に良い影響を与えています。
時代の変化と言えば
MI6のボスである「M」は
初の女性となり
ジュディ・デンチが演じています。
彼女もまた
ここから続く黄金時代を支える
重要なキーパーソンのひとりとなっていきます。
女性繋がりでボンドガール。
今回は色んな意味でキョーレツでした。
ファムケ・ヤンセンが演じた悪のボンドガール
その魅力をとくと味わっていただきたい。
彼女の名はゼニア・オナトップ!
正調ボンドガールのイザベラ・スコルプコも
美しく魅力的です。
主題歌は「ゴールデンアイ」
ティナ・ターナーが唄うこの楽曲もまた
素晴らしき1曲となりました。
ピーアス版ボンド作品は
主題歌がどれも素晴らしく
甲乙つけがたいのも特徴のひとつです。
ピアース・ブロスナンのスマートさ!
投稿日
2017/09/24
レビュアー
趣味は洋画
007シリーズは全24作すべて観ているが、さすがに本作が公開されたときは、映画館の中で胸が熱くなったのを覚えている。
シリーズで6年もブランクが空いたケースは1度もなく、ひょっとして007も終焉か?と真剣に思ったほど。この「ゴールデンアイ」は、前作89年「007/消されたライセンス」から6年ぶりに製作された新生007なのであった。
ジェームズ・ボンド役に抜擢されたのは、ピアース・ブロスナン。本作出演時42歳。
従来のボンドと比べ、スマートさとカッコよさは断トツであった。
初代ショーン・コネリー、二代目ジョージ・レーゼンビー、三代目ロジャー・ムーア、四代目ティモシー・ダルトン、そして五代目ピアース・ブロスナン、今は六代目ダニエル・クレイグである。
七代目がどうなるのか興味深々だが、その話はまた別の機会にしたい。
米ソ冷戦時代。
ボンドの親友で006のアレック(ショーン・ビーン)が、いきなり敵に射殺されてしまうのには驚いたが、実は生きていて、国際犯罪組織ヤヌスの首領だったという展開に、二度ビックリ。
(そりゃそうですね、ボンドの対抗軸となるビーンがスクリーンからいなくなったら、面白みに欠けますから)
ヤヌスの美貌の殺し屋オナトップを演じたファムケ・ヤンセンがいい。
182Cmの長身を生かし、史上最強の悪役ボンドガールを演じている。本作後の活躍ぶりも目覚しく、98年「相続人」、98年「ザ・グリード」、98年「ラウンダーズ」、01年「サウンド・オブ・サイレンス」、そして「96時間」シリーズと、話題作への出演が続いている。
もう一人のボンドガールは、ロシア人女性プログラマーのナターリャを演じたイザベラ・スコルプコ。ただ、前述のF・ヤンセンの迫力に押され気味な印象は拭えない。
新生007シリーズだけあって、Mは前作のロバート・ブラウンからジュディ・デンチへ。
マネー・ペニーにはサマンサ・ボンドが抜擢されている。(以降も、本作を含め4作品に出演)
アクション・シーンはいちいちコメントする必要のないほど充実、いつもの期待を裏切らない。
(ちゅくさんのレビューを読まれることをお勧めします)
ティナ・ターナーの主題歌も力強い。
交通法規の遵守
投稿日
2010/08/23
レビュアー
はち
これがボンドを初めて演じるピアース・ブロスナンの
演技とは思えないほど、堂に入ってカッコイイ。
90年代のスパイ活動というのは、果たして
ボンドのように1人もしくは冒頭の2人とかで
どうにかなるようなものか?と思いつつも、
痛快で実に面白い。
相変わらず女に弱いところ、でも今回の女性は
みな一様に強い。
スマートな物腰。一貫した女王陛下の忠義。
そしてQの数々の発明品もたまらない。
メイキングもぜひお見逃し無く!
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ご利用の流れ
@ 会員登録
申し込みフォームへ記入したら登録完了!
A 作品をレンタル
借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。
B ポストに返却
商品をポストに投函すればOK!
各プランはこちら
※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
007/ゴールデンアイ