海辺の家

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万吉さんのレビュータイトルに惹かれて借りてみました。
確か「愛したい、愛されたい人にお勧め」の様なタイトルだったと思う。（思うって・・・先にみてきとけってなｗ）

これは、大変に、凄く、超、って程では無いけれど、
静かにゆっくりと流れる、落ち着いてゆっくりと優しい時間を過ごしながら観賞出来る感動作品です。

複雑な家庭環境、そして、近隣との軽いトラブルｗ

少し楽しい場面もあります。
少〜し、Hなシーンもあります。

でも、メインは家族愛でしょうか。。。

この映画に出て来る人は皆自分に正直に生きています。
嘘が苦手でどこか不器用な所もあります。

何故かとても優しくなりたい、そんな気持ちになりました。
いや、別に私が冷酷非情な極悪人って訳ではありませんよ。

優しくなりたいと言うか、優しく接したい、心と心で触れ合いたい、そんな気持ちです。

心温まる素敵な作品です。人間模様がメインですが、そこが良い味なんです。ほんと。今は寒いので、心温まる、この作品、いかがですか？＾−＾

１０年前ならこの映画を評価できなかったと思います。
あの頃の私は本作の中に描かれている人間関係に嫌悪感を持ってしまったと思います。

でも人生は“いい”“わるい”では判断できないことが多いんですよね〜。
ジョージが家を建てに来ているみんなをハグするシーンに共感しました。

ジョージは最後は幸せだったと思います。
そして生まれてから死ぬまで、ずっと幸せであったことに気づいたのだと思います。

なかなか深い作品でした。

なんでじゃろう？
（「じゃろう」はどこの方言？）
なんであんまり感動せんのじゃろう。
父と子の絆の物語で。
なんであんまり感動せんのじゃろう。
もひとつ何か足りないんじゃなぁ。
それは何じゃろう。
ノリが軽すぎるからけ？
思ったよりエロイからけ？
ストーリーとサントラがミスマッチに思えるからけ？
いずれにしてもしっくりこんのう。
勿体無いのう。
イイこと言ってるシーンもあるのになぁ。
いつか、この感じが「逆にイイ」って時期が来るのだろうか・・
今回、二度目の鑑賞だったけど・・
三度も鑑賞するだろうか・・・・・

一つのことを皆でするってのはイイですよね。
心一つ。
そうすれば大概の問題は解決するのかもしれません。
すごく自然に。
ぎこちなさも感じないぐらいにすんなりと。

クリスティン・スコット・トーマスは「ザ・人妻」。
人妻が似合う。
本当は「人妻で不倫」が一番似合うが、今回は・・・・アレ？今回も若干？（笑）

ヘイデン・クリステンセン。
イケメンですねぇ。
ず〜っと、嵐の松潤に見えて仕方がなかった。
似てるわぁ。

ジェナ・マローン。
カワイイですねぇ。
この当時何歳でしょう？
妙に色気ムンムンです。
不釣合いな色気にタジタジ・・・・・
最近では「エンジェル・ウォーズ」に出演してますね。
あちらはオトナになったジェナ・マローンが観れます。
メイクもばっちりなビューティーに変身しています。
が、どちらかといえばこっちのほうが色気があるように感じる。
現在は痩せちゃいましたが、この当時はちょっとムッチリした感じがステキ。
ちょっと出てるかも？ってお腹がステキ。
う〜ん、ジェナ・マローン見たさに、「三度目の鑑賞」もあるなこりゃ。

あ・・・ケビン・クラインに触れてない・・・・

多分、１０年ぶりくらいの再見です。
初めて観た時も　いい映画だと思ったのですが、今回もやっぱり、静かに心に沁みてくるいい映画だと思いました。
あらすじを知っていて観たのと、私が１０年分の経験を積んだせいもあるのでしょう。少し見方が変わった気がします。

最初の方で、ジョージが会社から解雇され、自分が造った家の模型を片っ端から壊していくシーンがあります。
きっとこの段階で、彼は自分の体調の変化に気づいていたように思うのです。
あるいは、自分の余命を薄々勘付いていたのかも知れない。
何はともあれ、癌を宣告された患者のほとんどは、突然自分を襲った現実に驚き、戸惑います。
次には“どうして自分が？”“私が何をした？”と怒りや疑問を感じ、自分の周囲に対して攻撃的になったりするのです。
冒頭のジョージが、丁度この段階だったのではないかと・・・
そして絶望。
そのあとに、やっと認容の時が訪れ、全てを受け入れられるようになるのです。
自分のやり残したこと、伝えておきたいことなどが、次々とジョージの脳裏に去来したことでしょう。
海辺の古い家は、良くも悪くも思い出がいっぱい詰まったジョージの歴史であり、彼の人生の象徴だと思うのです。
ひとは、この世を去っていく者の我儘だとか自己満足だとか言うかもしれません。
でも、それでもいいじゃないですか。
誰しも自分が生きた証を残したいと思うのではないでしょうか。
それが、たまたま彼の場合は家だっただけです。

長年温め続けてきた理想の家。
余命三ヶ月を宣告された身でありながら、ジョージは計画を実行に移す決心をします。
子供時代からずっと住み続けてきた家を壊すことは、彼の人生を振り返り、過去と決別する作業です。
しかし、物が無くなったとしても、まるっきりの無ではないのだと思いました。
覚えている人がいる限り、思い出という形で残っていくのだと思います。
海辺に新しい家が完成しても、ジョージがそこに住む事は叶わないかも知れないけれど、家造りに携わった人々には、それが思い出となり、絆となっていく。
人と人とが、たとえ一緒にいなくても、離れて暮らしていたとしても、繋がっていると感じることができるのは、一緒にお喋りしたり何かをしたという記憶-つまりは共通の思い出が互いをつないでいるのかも知れません。
ジョージの最期の願いは、彼の思いの何割が叶ったのか分かりませんが、
自分がやり残した作業は、息子や家族たちがちゃんと引き受けてくれると確信していたはずです。
海辺の新しい家は、ジョージにとっては彼の存在の証であったと思います。
彼が息子に遺していく思い出（絆）です。
ジョージの死と家作りをきっかけにして、一人一人が自分を見つめ直し、家族というものに寄り添った瞬間だったと思います。
家族の再生というよりは、新生といってもいいかも知れません。

あんなに美しいローケーションに佇む家を他人にあげちゃうのは、たしかに勿体無いけれど、それでジョージの心に長年あった澱を洗い流すことが出来るなら・・・
息子のサムは、父の思いを感じ取っていたし、今の父の家が自分の帰るべき場所だと　思えるようになったのではないでしょうか。

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妻に逃げられ、息子との関係もこじれ、２０年来勤めた会社をやめさせられ、
その上、癌と宣告された建築士ジョージが、昔からの夢だった自分の家を建て直すことを決意します。

わたしには、意識が遠のくほど心が揺すぶられ、号泣するほど感動するいう映画ではなかったですが、
人間くささをしみじみ感じるストーリーでした。
登場人物がおしなべて、とても現実味のある心の動きを見せます。
余命いくばくもなくても、すぐにはいい人やいい父親になれるわけではなく、
ただただ純粋に、自分の気持ちに素直になれるのかもしれないとも感じました。

それにしても、いいロケーションですね。
家を建てるなら、こういう場所がいいと、誰もが夢見るような美しさです。
ラストは人それぞれ感じ方が違う終わり方です。
私自身は、悪くはないけれど、盛り上がりに欠けた気がするし、急にいい話になってしまった感がありました。
でも、全体的に観ると、なかなかの佳作です。