ウェディング・プランナー

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花婿があまりにも軽そうな遊び人風だったので、それを好きになるって展開が理解しにくい。
ラストも、それでいいの〜！？って思っちゃいました。幼なじみの優しさに気づいて...っていう展開の方が良かったような。

破局（破談）というものは、本来もっと深刻でどろどろな
ものなのだ。
涙はとめどなくあふれ、背中までが痛くなるような
思いをして、癒されない傷を負うものなのだ。
しかし何だろう、この大団円な流れは！
しかも、Shall we dance? 的ダンスシーンまで・・・。

結婚式の数だけドラマがある。
できれば、もっと第三者的な立場での様々な
ウェディングプランナーの裏側を覗きたかった。
でも、これはこれで何だか煙に巻かれて「ま、いっか」
っていったラブコメみたいに見られたので良しとしよう。

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ウエディングがマイブームなわたしの第三弾。これから結婚式を控えている人には、テーブルデコレーションや、ドレス、お花のアレンジ、結婚式がいろいろのぞけて楽しい。ウエディング・プランナー、すてきなお仕事だなあ。しあわせをプロデュース。花嫁を、人生でいちばん輝かせるお手伝いをするお仕事。

ジェニファー・ロペス扮するメアリーは、やり手のウエディング・プランナー。複数のことを同時に一手に把握し、瞬時に的確な判断をくだす。てきぱき動く姿は、見ていてほんとに気持ちいい。お仕事のできる人を見ているのって、すきだ。きもちいい。

それに、美人。きれいだなあ、この人。スタイルもいい。この映画に出てくるひとって、みんなきれいな顔立ちで、振る舞いもスマート。景色も美しい。出てくる食器も、花器にあふれる花々も美しい。若くて、独身なのに、メアリーの部屋にあがると、大きな暖炉があるのには目をぱちくりさせてしまったけれど、ベージュのトーンで控えめなインテリアもすてきだ。ベッドリネン。水彩の絵の具で描かれたような繊細なお花が美しい枕。見ていて、映像に飽きない。

ウエディング・プランナーが一番恋しちゃいけない相手、花婿に、恋してしまうメアリー。人生にそういうことはある。この恋の行方に、結婚寸前に破棄しちゃうことに、否定的な意見もあるみたいだけど、わたしはありだと思う。結婚しようって言われて、なんとなくぽーっとなって、うんって言っちゃって、でも、式の準備をしているうちに、ほんとに、これでよかったんだろうか、もっと、いい相手が現れるんじゃないだろうかとか、迷いが生じるのってよくあること。実際、わたしのだいすきなお友達（女子）は、結納して式も決まってたけど、寸前に決定的に違う！って気づいて、破棄した。彼女は、そのあと、今の旦那と出会ってこどももふたりもうけて、とってもしあわせな家族を築いている。そしてわたしの旦那も、結納までした彼女に破棄されたけど、そのあと、わたしと出会って、結果今、しあわせにやってる。すべてタイミングだし、結果、しあわせになれたら、過程はいいと思う。メアリーと結婚できなかったマッシモは、ちょっとお気の毒だけど、でも、結婚してから、やっぱり・・って言われるより、よっぽどいいと思う。それに、なにより、マッシモはとてもすてきだから、きっとあのあと、幸せな結婚をしたと思う。ああ、マッシモのプロポーズ、すてきだったなあ。

これって、奪ったことにはならないと思うし、タイミングが違ってた、ちょっと、迷ってしまった、そういうことだと思う。

日本庭園、しだれ桜、大きな花瓶に無造作に投げ入れられた桜の枝、ところどころにみられる日本テイストもすてき。

そうそう、タクシードライバーにちょっと注目。

私はラブコメディって苦手かな。なんか、もどかしくってイライラしちゃう。
だけど、やり手のウェディングプランナーの仕事とその裏側。そこをみれてすごく面白かった。だって、ベストの下に薬や注射器しこんでんだよ！で、「娘が結婚しちゃう・・・」って泣いているお父さんに注射！！
ここまでが私の一番笑ったところ。開始１０分で私のお勧め終了です☆

　この手の作品は、結構、賛否が分かれると思うんですが、私はOKでした。多少、全体的に無理があるような気はするけど、安心できるラブストーリーを見たいときにはいい作品です。

　ストーリー展開はさておき、一人ひとりの登場人物の性格に無理がないので、メアリの心情も分かるし、結婚式にあまり興味のない男の気持ちもわかります。メアリにぞっこんだった幼馴染は円満に見えてかわいそうなキャラとなったように思います。

　難しくなく見れる作品です。