シックス・センス

劇場公開当時”決して結末は人には言わないで下さい”と宣伝していました。
当時先に劇場鑑賞をすませた友人が、”最近見た映画の中で、ダントツおもしろい！！！”と絶賛していた。
初回見たときはかなりの衝撃で、やられたー！とうちのめされたほど。２回目は結末を知っているのにも関わらず、ああこんなところにもヒントが。。ってな感じて大いに楽しめるのです。
そして、この映画はホラーというよりは人間愛にみちみちた心にくい良いお話なのですね。

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冒頭ブルース・ウィリスから「ネタバレしないでね」のお願いがある。
この映画を劇場で見た友人が数人いたが、公開後６年も経とうというのに、私は今日なんの予備知識もなくこの映画を見ることができた。みんなブルース・ウィリスのお願いを守っていたんだなあ。どうもありがとう。

予告編で「すごく怖い」とインタビューに答えている観客がいた。怖いのは苦手なので今まで見ずに来たが、もっと早く見ればよかった。効果音がちょっと“脅かし”っぽいけどそんなに怖くない。それより、しみじみと心に染み入るいい作品だった。
舞台がフィラデルフィアというのがよかったと思う。コールの学校は歴史的建造物で、荘厳な雰囲気があり、この映画にぴったりだ。
みんながみんなハーレイ・ジョエル・オスメントを名優だ名優だと称えるので見る前からお腹いっぱいな気がして最近までハーレイ物には手をつけていなかった。しかしやっぱり名優だ！としか言えない。完全脱帽です、もう。
だれにも理解されない中でひとり孤独な戦いを続けてきたコール。だれも分かち合ってくれなかったとしたらとても重すぎる荷物だ。私だったらひとりでは背負いきれず、ヴィンセントのようになるかも知れない。
ショッピングカートにすっぽりと乗っかっているところはとても可愛かった。

最近、ひとつの作品を立て続けに２回見ることはめっきりすくなくなったが、この作品はさすがに２度続けて見た。１回目とはまるで違った風景が見えてくる。
セルDVDに入っている幻のエンディングや特典映像が見たいので、買おうかな…という気持ちがわきあがりつつある。

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久しぶりに観ました。
やっぱりいいですね、この作品。
ダイ・ハードのブルースも好きだけどこの作品でもっと好きになりました。
公開当時、口撃娘が珍しく映画館まで足を運んで鑑賞。まだ中学生。今でもそうだけど家は田舎なもんで映画館は遠い。
交通費もバカにならないくらい。京都大阪間を京阪電車で何往復もできるくらい（関西人しか知らないよね）
その娘が大興奮で帰ってきた。
「おかん、凄いでこの映画！もう泣いたわぁ。めっちゃよかったわぁ」
「ええぇ〜、ホラーちゃうんかいな？怖いの観に行ったんちゃうの」
「そや思っててんけど、ちゃうねん。ある意味感動作やねん」
「怖いとこなかったん？」
「あったよ、ドキッ！とするとこもびびるとこも。でもそれ以上やねん。なんせええから、絶対観た方がええて」
「おかん、観に行く暇ないやん。で、どないやねん。教えてえなぁ」
「あかん、教えへん。教えたあかんってゆうてたもん。レンタルで観る気があるんやったら知らん方が絶対ええから」

こんな会話のその後ようやくレンタル解禁で鑑賞。

娘の興奮に納得。
ホラー好きのおかんには怖くはなかったけど…
胸に温かいもんが広がりました。
見える…ってほんまに辛いもんなんやね。
坊やの悲しみや恐怖がひしひしとと胸に迫りました。

ブルースが眠っている妻に話し掛けるシーン。
指輪が転がりすべてを悟る。
こんなことが本当にあったら切ないですね。
１０年以上も前に逝ってしまった私の父はどうだったんだろう。
母や私を心配してずっとそばにいてくれたのかな。
そういえば、普段夢にも現れない父が私に辛いことがあったり、悩みに押し潰されそうになったとき、夢に現れてくれた。
何を言うわけでもなく、ただ笑っているだけ…
それでも救われた。心配掛けないようにしなくちゃね。

そして一番涙したのは…
坊やが母親に自分の秘密を打ち明ける車の中のシーン。
一番信じてほしい母親にわかってもらえないことこそ辛いことってないよね。すべてを察して抱き合う二人。泣けた。

この物語だけじゃなく全てがそうかもしれない。
子どもにとって親はそうでなくちゃ、特に母親。
世界を敵に回しても信じてあげなくちゃね。でも正直何度騙されたことか（笑）

観てない人を探す方が難しいかもしれないけど、もしまだの人がいたら、是非観てください。
心に染み入る素敵な人間ドラマです。
お勧めです！

猛暑。暑い夏に、若者が挑戦するイベントの中で、もっとも情けないのが、肝試し。たぶん動機は、女の子に抱きつかれたい…とか、も〜、下心バレバレなのにね。あげくに、くじ引きで男同士のペアになっちゃったりして…。折角だから、手ぐらいつないでみるか。いや〜ん！…なんて本当、男ってバカだよね〜。

学生の頃、部活の合宿を理由に、ほとんど空っぽになってる夏休みの寮に泊ったことがあります。その部に所属してた訳でもないのに、憧れの先輩に誘われるまま参加しちゃったんです。夜になって「星を見よう」と、何人かで校庭へ。２０分ほど居たでしょうか。なんとなく寒気が…。湯上りだったし、風邪をひくのも嫌だったんで、一人で先に帰ることにしたんです。

ところがその場を離れて、寮の玄関に入ったところで、外から「ギャ〜ッ！」という悲鳴。驚いて戻ってみると、全員が顔面蒼白でした。どうしたの？…と訪ねたら、出た…と。知らなかったんですが、実はそれ、ある時間になると決まって“出る”と噂の場所での肝試しだったんです。それから何故か「コイツと一緒にいれば大丈夫」ってことで、団子みたいになって帰りました。怖いもの見たいんだか、見たくないんだか。抱きつかれて嬉しいのも相手によります。まったくも〜、自室で筋トレ中だった先輩に、後でたっぷり笑われちゃいました。

さて、本題。

「シックス・センス」は、テレビで放映されていたのを、うっかり一部分だけ観ちゃったんです。それは、たまたまつけっ放しにしていたテレビから、平田広明さんと森川智之さんの声が聞こえてきたから。…で、「ん？何ていう映画だ？」と思って、新聞のラテ欄を見てみたら、「シックス・センス」…。「ひょえ〜！これって、怖い映画じゃん！！」…ということで、観るのを断念。でも、ちょっぴり気になってたんですよね〜。

ところが残念！勇気を出してレンタルしてみたものの、ＤＶＤの吹替キャストは違ってました。確かテレビでは、平田広明さんがヴィンセントで、森川智之さんがショーンだったと思うんですけど…。やっちまいました。

その部分ではガッカリしたものの、観て良かったと思ってます。雰囲気満点の音楽にビビリながらの鑑賞でしたけど、ホラーというより、サスペンスとかスリラーのジャンルかもしれませんね。推理モノは大好きですから、話の冒頭辺りで謎は解けちゃったんですが、そう思って観たからこそ、細かいシーンでポロッポロ泣いちゃいました。はぁ〜、何て切ない映画なんでしょう。

分かってくれる人がいるってだけで、人は、そこから先の力が沸いてくるもんです。もしも自分にその力があるとしたら、お役に立ちたい！！…本当は少し、怖いんだけどね。


☆役名＆キャスト（日本語版キャスト）☆

マルコム・クロウ…ブルース・ウィリス（菅生隆之）
コール・シアー…ハーレイ・ジョエル・オスメント（矢島晶子）
リン・シアー…トニー・コレット（勝生真沙子）
アンナ・クロウ…オリビア・ウィリアムズ（唐沢潤）
ヴィンセント・グレイ…ドニー・ウォルバーグ（伊藤和晃）
ダレン…ピーター・タンバキス（近藤玲子）
ボビー…ジェフリー・ザバーニス（津村まこと）
スタンレー・カニンガム…ブルース・ノリス（後藤敦）
ショーン…グレン・フィッツジェラルド（落合弘治）
トミー・タミシーモ…トレバー・モーガン（亀井芳子）
キラ・コリンズ…ミスチャ・バートン（林玉緒）
ミスター・コリンズ…グレッグ・ウッド（長克己）
ミセス・コリンズ…アンジェリカ・トーン（金野恵子）
少年…ニコ・ウーラード（中村俊洋）
女…キャロル・ニールセン（定岡小百合）
男…キース・ウーラード（桐本琢也）
女教師…ジョディー・ドーソン（鈴木紀子）
　

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まず、私に、「大ドンデンがあるよ」と言った友人に喝！
そんなこと言われたら、最初に分かっちゃうじゃんｗ
始まって10分で「まさか、まさか」と思っていたら、
「まさか」がそのまま大当たり。
「２４」を見ていると想像できちゃうんですよね。
「一番ありそうでないこと」が起きてしまう確率が、高いから。
で、誰かも書いていらっしゃいましたが、絶対、「大ドンデン」があるとか、言っては駄目です。「おもしろいよ」が限度です。
それ以外、一言でも言ったら、おもしろくなくなります。
そういえば「スティング」もそうだ。ｗ
ブルースウイルスがこの作品で「何もしない」ことに挑戦した。
「演技を何もしない」それが功を奏しているかは見てのお楽しみ。78点