愛が微笑む時

という印象を受けました（良い意味です）
４人のキャラがすごく良く、
映画としてもまとまりのある作品だと思いました。

楽〜に見える良作です。

かなり昔にビデオで見て、もう一度見たいと思ってDVDを探していましたが、最近やっとDVD化されたようです。
ロバート・ダウニーJr.が若い！
子役もキュートで、4人が一時姿をくらますときの演技には泣かされます。
わりと単純なストーリーのファンタジーですが、心があったかくなります。

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とっても素敵な映画です。

目的があって、障害があって葛藤もちょっとあって、でも最後はハッピーエンドという 典型的かつスタンダードな構成ですが、多分それが良いのでしょう。泣きました、笑いました。素直に感動しました。例えば子供の頃のトーマスと別れるシーン。トーマス号泣、ジュリア達本当に辛そう、つられてこちらもグスン……で一気に時間が飛んで 運転する大人のトーマス。車の上にはなんと四人。え、何、いたの！？もー泣いちゃったじゃん！（笑）このシークエンスはツボでした。会議中でのトーマスvsゴースト達の憑依合戦も笑えます。
冒頭で一人一人の未練の元になるシーンを描く尺は、四人分というのもあり確かに短いです。でもこれで十分、少なくとも私はバッチリ感情移入させられました。「巧いシナリオとは いかに省略して見せられるか」とのこと、確かにダラダラ見せれば良いってものでもないですよね。

ヒネた感じの三十路男が、ゴースト達と一緒に奮闘するうちに 素直な心を取り戻す。不器用ながらも少しずつ変化しアンと向き合うラストは、これまたベタ＆キザだけどじーんとしました。よちよち歩きしてたあのトーマスが……とそこはもう完全に親目線、いえゴースト目線です。（それにしても鍵多いですね、小口現金用の金庫でも持っているのでしょうか。そしてトーマスはそれを渡してしまうくらい アンを愛しているんですね。）
ロバート・ダウニーJr.もトーマス＋各ゴーストに憑依されたトーマスの計五人を器用に演じ分けていました。特にジュリアとペニーに憑依されて女性になるシーン、こういうのもきっとお芝居の醍醐味、本人も演じてて楽しかったのではないでしょうか。ゴースト以外のキャストも、実際は見えているのに見えないという設定なので、その視点で観てもまた違ったおもしろさがあります。

植物園でのランチデートのシーンで『HEART AND SOUL』のアレンジバージョンが流れていましたが、原題の『HEART AND SOULS』は歌から取ったのかな？この曲が使われている映画で思いつくのはやっぱり『ビッグ』、トム・ハンクス演じるジョッシュが おもちゃの巨大鍵盤で社長と連弾する、あの有名なシーンです。他にも『スチュアート・リトル』でパパとママがデュエットしてましたよね。アメリカでとても愛されているラブソングなのでしょう、とてもかわいらしいメロディです。
ちなみにこのアレンジも手掛けた音楽担当のマーク・シャイマン、ピアノ伴奏者としてちょこっと出演しています（ハリソンのオーディションシーンです）。『ヘアスプレー』でも芸能エージェントとしてチラッと出ていますが、実際に演奏する姿を映画の中でも観られるのは ファンとしては嬉しい限り。 ああしてピアノを弾きながら 数々の名曲を生み出してきたんだなあ……とプロローグで既に感動。このサントラもすごく綺麗でした 。

そんな訳での一行目、とっても素敵な映画です。

それにしてもこのトーマス、渋々ながらもゴースト達に協力してるし、気が乗らなさそうに見せておいて『Walk Like a Man』を一緒に歌うし踊ってる。しかもちゃっかりセンターです。
……あ、ツンデレの元祖ってトーマス、アナタだったのね！（笑）

感想･総評：心がす荒んでいるときに見るのによさそう。優しい気持ちになれます

対象年齢：子供〜大人（残酷場面なし。Ｈ場面もなく、キスシーン程度）

食事中に見られるか：問題なし

悲しいはずの・・『死』というものから始まった映画なのですが、コメディで、とても大好きです。
ロバートの歌声が又すばらしい。
そして演技も大好きです。

なんだかんだで、ハッピーエンドですし、子供から大人まで楽しめると思います。