舞台恐怖症 / ジェーン・ワイマン
舞台恐怖症
/アルフレッド・ヒッチコック
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全体の平均評価点: (5点満点)
(22)
解説・ストーリー
J・ワイマン扮する演劇学院生のイヴは車を運転しながら、友人のジョナサンの告白を聞く。彼は愛人の女優シャーロット(ディートリッヒ)の殺人の後始末をしようとして女中に目撃されて逃げてきたところだという。当然のように犯人扱いされた彼をイヴは海辺の別宅に住む父に匿うよう頼む。そして、シャーロットの女中を買収し、その従妹ドリスとして女優の身辺を探るイヴだったが、偶然知り合った刑事スミスが彼女に興味を持ち付きまとうので、せっかくの一人二役もバレそうになる……。
J・ワイマン扮する演劇学院生のイヴは車を運転しながら、友人のジョナサンの告白を聞く。彼は愛人の女優シャーロット(ディートリッヒ)の殺人の後始末をしようとして女中に目撃されて逃げてきたところだという。当然のように犯人扱いされた彼をイヴは海辺の別宅に住む父に匿うよう頼む。そして、シャーロットの女中を買収し、その従妹ドリスとして女優の身辺を探るイヴだったが、偶然知り合った刑事スミスが彼女に興味を持ち付きまとうので、せっかくの一人二役もバレそうになる……。
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「舞台恐怖症」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
J・ワイマン扮する演劇学院生のイヴは車を運転しながら、友人のジョナサンの告白を聞く。彼は愛人の女優シャーロット(ディートリッヒ)の殺人の後始末をしようとして女中に目撃されて逃げてきたところだという。当然のように犯人扱いされた彼をイヴは海辺の別宅に住む父に匿うよう頼む。そして、シャーロットの女中を買収し、その従妹ドリスとして女優の身辺を探るイヴだったが、偶然知り合った刑事スミスが彼女に興味を持ち付きまとうので、せっかくの一人二役もバレそうになる……。
「舞台恐怖症」 の作品情報
「舞台恐怖症」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
舞台恐怖症 特別版の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
110分 |
日本語・英語・スペイン語・ポルトガル語・中国語・タイ語・ハングル語・インドネシア語・音声解説用字幕 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 3:ドルビーデジタル/モノラル/ポルトガル語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DLR11380 |
2004年10月15日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
5枚
|
0人
|
1人
|
日本語・英語・スペイン語・ポルトガル語・中国語・タイ語・ハングル語・インドネシア語・音声解説用字幕
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
3:ドルビーデジタル/モノラル/ポルトガル語
舞台恐怖症 特別版の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
110分 |
日本語・英語・スペイン語・ポルトガル語・中国語・タイ語・ハングル語・インドネシア語・音声解説用字幕 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 3:ドルビーデジタル/モノラル/ポルトガル語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DLR11380 |
2004年10月15日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
5枚
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ユーザーレビュー:22件
「禁じ手」を使ってどんでん返し
自分で付けたレビュータイトルを詳しく説明してしまうとネタバレになるので多くは語らないが、特典で付いている解説フィルムによれば、ヒッチコックが後日「失敗だった」と述懐するに至った禁じ手を使っている。確かに他の映画ではこの禁じ手は見たことがない。しかし!奇しくも本作と同年の1950年に制作された黒沢明「羅生門」の手法は、この禁じ手と「似ていなくもない」手法を「4つ組み合わせて」世界をアッと言わせた。だから、本作の禁じ手は不完全燃焼しているもののヒッチコックであれば許される範囲ではないだろうか?と言うか、実際に見ていてラストは結構ハラハラドキドキして十分楽しめるのだから、この禁じ手が効果的であったとも言える。作品としては翌年のヒッチコック作品「見知らぬ乗客」(1951)があまりに素晴らしい出来なので、本作が見劣りする、などとも言われているが、「見知らぬ乗客」は傑作中の傑作、本作は趣向の異なる佳作である。
俳優たちのそれぞれの個性が際立っているのも本作の魅力の一つである。女優シャーロット・インウッドを演じているマレーネ・ディートリッヒ、この人はどの出演作品でも壮絶な存在感で、本作ではまぁ何て美人なんだろう!などと思えてしまうシーンも数多くあり、文句のつけようがない。歌もタップリ披露してくれる。しかし、その向こうを張ったジェーン・ワイマン(イヴ役)も本作では光り輝いている。この人はとても不思議な女優で、主演女優になれるのはこの世の人ではないような美女ばかりだったこの時代に、可愛い!とは言えるが、鼻は低いし短いしいわゆるハリウッド美女ではないのに主演作品多数。「失われた週末」(1945)でアル中の恋人を献身的に支え、「仔鹿物語」(1946)では厳しくも家族を深く愛する母親、と、「賢い女性」でブレークしたが、本作のようなコメディ・タッチも得意、そして本作でディートリッヒに食われていない、というのは実は相当気の強い自信家だったのではないだろうか?(因みにこの人は5回結婚しているが、3番目の夫は後世のアメリカ合衆国大統領のロナルド・レーガンである。) ウィルフレッド・スミス警視を演じたマイケル・ワイルディングは、「エリザベス・テーラーの二番目の夫」として有名でハンサムだけど俳優としてはイマイチと言われるが、本作では単なる二枚目ではない魅力的なパーソナリティを発揮している。イヴの父親を演じたアラステア・シム、イヴが懇願して入れ替わってもらう女優の付き人ネリーを演じたケイ・ウォルシュ(この人は一時、名匠デヴィッド・リーン監督の夫人だった)、まさに英国演劇界の名優たちの名演も見ていて楽しい。ヒッチコック監督自身の恒例1シーン登場は、本作では結構ハッキリクッキリ目立っている。
しかし、余計なことではあるが原題の "Stage Fright"を「舞台恐怖症」と訳したのは歴史に残る誤訳ではないだろうか? 「舞台の(舞台裏で起こる)恐怖」であり、それでは良いタイトルにはならないから、とまで深読みして付けられたのであれば素晴らしい。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
なるほど!そういうことですか〜!
みなさんのレビューを読んで「どういうこと?!」と気になってしまい、借りてみました。
この作品、はじめの展開だけを追って見てると、ちょっとコミカルな“大人向け”サスペンスかな〜、位にしか思ってなかったのですが、なんのなんの!
「こうきたかぁ〜!」と思ってしまうエンディングが待っていたのですね!私はこの作品、すごく楽しめました。
サスペンス映画の巨匠・ヒッチコック監督が「アリだ!」というんだったら、それを観た人も受け入れざるをえないのでしょうね。
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見事な叙述トリック!反則スレスレのフーダニット!
「映画空間内の演技者が演技するという二重構造を叙述トリックに用いた、反則スレスレのフーダニット作品である。詳細は観てのお楽しみということで触れないことにするが、まさかヒッチコックがこんなことを……、と驚かされること必定。」
という話を聞いたので、それはそれはと興味を持って観始めた。
しばらく観ていて、ふと、少し粗筋を知っておこう、、、とか思って、ネットで検索して、最初にヒットしたページを開いてみた。ネタバレしそうなところは気をつけて見ないようにしよう、と思いながら。。。。。。。。。
いきなり、そのページ、1行目がネタバレでやんの(TT)
あ、でも、それでサプライズは無くされてしまったけれど、でもでも、この叙述トリックは、見事。もし、ネタバレしないで観られていたら幸福だった←根に持ってる。が、自分が悪いのである。それにしても、見事なミスディレクション!
ヒロインの情愛の部分がなんとなく胸を打つ、ラブストーリーとしての側面もあるのかしらん。もっとも、これも一種のレッドへリング。
ただ、真犯人がなぜこういうことをしたのかといえば。。。小説でもよくあることだけど、読者を騙すため以外には、あまり思いつけないというのが、弱点か。
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2人の会員が気に入ったと投稿しています
2人の女の心変わりの瞬間の演技が魅力的だった
1950年、当時コケてヒッチコック自身も失敗作と言っている作品。
うーん、何が不評だったって、あの冒頭のフラッシュバックを試験的に入れたこと?
でも今なら全然、掟破りでも何でもないし、現代ならもっと評価されていいのかも。
ベテラン女優(マレーネ・ディートリッヒ)が夫を殺したと言って、愛人の家へやって来る。
これから何事も無く舞台へ行けと、血のついたドレスを着替えさせるため、女優の家へ行き
着替えを取りに行ったところでメイドに見つかり、殺人犯として追われることになる。
最初から、この女優に仕組まれたのか??
その追われている男に恋をする女優見習い(ジェーン・ワイマン)が彼の無実を晴らそうと、
家族を巻き込んで奮闘する。
ストーリー以外にも2人の「女優」対決が面白かった。
ディートリッヒの圧倒的存在感がすごい、このとき49歳というが若いワイマンより美しい。笑
いや充分、Jワイマンは若くて可愛いんですけどね。
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楽しいフィクションと観客が怒るウソ
投稿日:2011/03/07
レビュアー:よふかし
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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(重大なネタバレあり。観ていない方は注意)
パトリス・ルコントの『フェリックスとローラ』という作品を見て、観客にウソをつくアンフェアな演出ということを考えました(もともと映画はウソだから観客にウソをつくのは当たり前……というのとはもちろん別の話です)。
そこで思い出したのが、この『舞台恐怖症』です。本作の冒頭で、血まみれのドレスを持ったジョニー(リチャード・トッド)が駆け込んできて、イブ(ジェーン・ワイマン)にことの次第を説明する、するとその説明がフラッシュバックとして描かれるのですが、最後まで映画を観ると、これがウソであったことがわかるのです。
つまり作品世界でも起こらなかったお話を、実際に撮ってしまった。この点、ヒチコック自身も「失敗だった」と、この種の演出が観客には受け入れられないことを知ったと述懐しています。回想シーンやミュージカルの歌詞にはウソはないと、映画を観る者は信じてしまうんです。
僕もこれは失敗であったと思います。回想シーンがなかなか魅力的なサスペンスシーンとしてできているので、そんな「娯楽性をもった回想」をこの場合のジョニーが構築できるわけがない。このシーンの視点はどこにあったのか、宙ぶらりんになってしまうからです。
キャスティングもいまひとつでしょうか。ディートリッヒはいつものディートリッヒで悪くはないし、彼女のラストカットとなるタバコを吹かすシーンは、クライマックスそっちのけで長く挿入され、ヒチコックも映画のテンポを崩してまで、ディートリッヒの魅力を作品に残そうとしたことが分かります。それだけ魅力的なんでしょう。
当時ロナルド・レーガンと離婚して間もないジェーン・ワイマンは、後年のダグラス・サーク作品の魅力がウソのように凡庸です。凡庸な小娘の役がらなので仕方がないとも言えますが、ディートリッヒとの相性が悪いんですね。同じ画面に並んでいても、合成のようにトーンが違って見えました。
イブの父親の過剰にコミカルな味わいなど、全体に本作はバランスを失調しています。イブが素性を偽っての素人探偵を始めたことによるドタバタや、雨のバザー、クライマックスのワイマンとトッドの眼のクロースアップ、落下する緞帳で閉めるラストなど捨てがたいところもありますが……。
一人娘マリア・ライヴァが書いた本(『ディートリッヒ』新潮社)によると、本作についてディートリッヒは「今度の映画だって、ひどいものよ。もしかすると、彼は編集の段階で有名な“サスペンス”とやらを盛り上げるのかもしれないけど、撮影中にそれをやらなかったことはたしかよ」。
と言いつつ、ワイマンと恋に落ちる警部役マイケル・ワイルディングと撮影中に実際に恋に落ちたのは、ディートリッヒだったそうで、その後しばらく関係は続いたというのは、ややゴシップ趣味ですが。45点。
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ユーザーレビュー
「禁じ手」を使ってどんでん返し
投稿日
2014/10/08
レビュアー
レイモンド・ウダ
自分で付けたレビュータイトルを詳しく説明してしまうとネタバレになるので多くは語らないが、特典で付いている解説フィルムによれば、ヒッチコックが後日「失敗だった」と述懐するに至った禁じ手を使っている。確かに他の映画ではこの禁じ手は見たことがない。しかし!奇しくも本作と同年の1950年に制作された黒沢明「羅生門」の手法は、この禁じ手と「似ていなくもない」手法を「4つ組み合わせて」世界をアッと言わせた。だから、本作の禁じ手は不完全燃焼しているもののヒッチコックであれば許される範囲ではないだろうか?と言うか、実際に見ていてラストは結構ハラハラドキドキして十分楽しめるのだから、この禁じ手が効果的であったとも言える。作品としては翌年のヒッチコック作品「見知らぬ乗客」(1951)があまりに素晴らしい出来なので、本作が見劣りする、などとも言われているが、「見知らぬ乗客」は傑作中の傑作、本作は趣向の異なる佳作である。
俳優たちのそれぞれの個性が際立っているのも本作の魅力の一つである。女優シャーロット・インウッドを演じているマレーネ・ディートリッヒ、この人はどの出演作品でも壮絶な存在感で、本作ではまぁ何て美人なんだろう!などと思えてしまうシーンも数多くあり、文句のつけようがない。歌もタップリ披露してくれる。しかし、その向こうを張ったジェーン・ワイマン(イヴ役)も本作では光り輝いている。この人はとても不思議な女優で、主演女優になれるのはこの世の人ではないような美女ばかりだったこの時代に、可愛い!とは言えるが、鼻は低いし短いしいわゆるハリウッド美女ではないのに主演作品多数。「失われた週末」(1945)でアル中の恋人を献身的に支え、「仔鹿物語」(1946)では厳しくも家族を深く愛する母親、と、「賢い女性」でブレークしたが、本作のようなコメディ・タッチも得意、そして本作でディートリッヒに食われていない、というのは実は相当気の強い自信家だったのではないだろうか?(因みにこの人は5回結婚しているが、3番目の夫は後世のアメリカ合衆国大統領のロナルド・レーガンである。) ウィルフレッド・スミス警視を演じたマイケル・ワイルディングは、「エリザベス・テーラーの二番目の夫」として有名でハンサムだけど俳優としてはイマイチと言われるが、本作では単なる二枚目ではない魅力的なパーソナリティを発揮している。イヴの父親を演じたアラステア・シム、イヴが懇願して入れ替わってもらう女優の付き人ネリーを演じたケイ・ウォルシュ(この人は一時、名匠デヴィッド・リーン監督の夫人だった)、まさに英国演劇界の名優たちの名演も見ていて楽しい。ヒッチコック監督自身の恒例1シーン登場は、本作では結構ハッキリクッキリ目立っている。
しかし、余計なことではあるが原題の "Stage Fright"を「舞台恐怖症」と訳したのは歴史に残る誤訳ではないだろうか? 「舞台の(舞台裏で起こる)恐怖」であり、それでは良いタイトルにはならないから、とまで深読みして付けられたのであれば素晴らしい。
なるほど!そういうことですか〜!
投稿日
2005/11/05
レビュアー
京
みなさんのレビューを読んで「どういうこと?!」と気になってしまい、借りてみました。
この作品、はじめの展開だけを追って見てると、ちょっとコミカルな“大人向け”サスペンスかな〜、位にしか思ってなかったのですが、なんのなんの!
「こうきたかぁ〜!」と思ってしまうエンディングが待っていたのですね!私はこの作品、すごく楽しめました。
サスペンス映画の巨匠・ヒッチコック監督が「アリだ!」というんだったら、それを観た人も受け入れざるをえないのでしょうね。
見事な叙述トリック!反則スレスレのフーダニット!
投稿日
2004/10/20
レビュアー
かめ
「映画空間内の演技者が演技するという二重構造を叙述トリックに用いた、反則スレスレのフーダニット作品である。詳細は観てのお楽しみということで触れないことにするが、まさかヒッチコックがこんなことを……、と驚かされること必定。」
という話を聞いたので、それはそれはと興味を持って観始めた。
しばらく観ていて、ふと、少し粗筋を知っておこう、、、とか思って、ネットで検索して、最初にヒットしたページを開いてみた。ネタバレしそうなところは気をつけて見ないようにしよう、と思いながら。。。。。。。。。
いきなり、そのページ、1行目がネタバレでやんの(TT)
あ、でも、それでサプライズは無くされてしまったけれど、でもでも、この叙述トリックは、見事。もし、ネタバレしないで観られていたら幸福だった←根に持ってる。が、自分が悪いのである。それにしても、見事なミスディレクション!
ヒロインの情愛の部分がなんとなく胸を打つ、ラブストーリーとしての側面もあるのかしらん。もっとも、これも一種のレッドへリング。
ただ、真犯人がなぜこういうことをしたのかといえば。。。小説でもよくあることだけど、読者を騙すため以外には、あまり思いつけないというのが、弱点か。
2人の女の心変わりの瞬間の演技が魅力的だった
投稿日
2014/03/01
レビュアー
さるこ
1950年、当時コケてヒッチコック自身も失敗作と言っている作品。
うーん、何が不評だったって、あの冒頭のフラッシュバックを試験的に入れたこと?
でも今なら全然、掟破りでも何でもないし、現代ならもっと評価されていいのかも。
ベテラン女優(マレーネ・ディートリッヒ)が夫を殺したと言って、愛人の家へやって来る。
これから何事も無く舞台へ行けと、血のついたドレスを着替えさせるため、女優の家へ行き
着替えを取りに行ったところでメイドに見つかり、殺人犯として追われることになる。
最初から、この女優に仕組まれたのか??
その追われている男に恋をする女優見習い(ジェーン・ワイマン)が彼の無実を晴らそうと、
家族を巻き込んで奮闘する。
ストーリー以外にも2人の「女優」対決が面白かった。
ディートリッヒの圧倒的存在感がすごい、このとき49歳というが若いワイマンより美しい。笑
いや充分、Jワイマンは若くて可愛いんですけどね。
楽しいフィクションと観客が怒るウソ
投稿日
2011/03/07
レビュアー
よふかし
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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(重大なネタバレあり。観ていない方は注意)
パトリス・ルコントの『フェリックスとローラ』という作品を見て、観客にウソをつくアンフェアな演出ということを考えました(もともと映画はウソだから観客にウソをつくのは当たり前……というのとはもちろん別の話です)。
そこで思い出したのが、この『舞台恐怖症』です。本作の冒頭で、血まみれのドレスを持ったジョニー(リチャード・トッド)が駆け込んできて、イブ(ジェーン・ワイマン)にことの次第を説明する、するとその説明がフラッシュバックとして描かれるのですが、最後まで映画を観ると、これがウソであったことがわかるのです。
つまり作品世界でも起こらなかったお話を、実際に撮ってしまった。この点、ヒチコック自身も「失敗だった」と、この種の演出が観客には受け入れられないことを知ったと述懐しています。回想シーンやミュージカルの歌詞にはウソはないと、映画を観る者は信じてしまうんです。
僕もこれは失敗であったと思います。回想シーンがなかなか魅力的なサスペンスシーンとしてできているので、そんな「娯楽性をもった回想」をこの場合のジョニーが構築できるわけがない。このシーンの視点はどこにあったのか、宙ぶらりんになってしまうからです。
キャスティングもいまひとつでしょうか。ディートリッヒはいつものディートリッヒで悪くはないし、彼女のラストカットとなるタバコを吹かすシーンは、クライマックスそっちのけで長く挿入され、ヒチコックも映画のテンポを崩してまで、ディートリッヒの魅力を作品に残そうとしたことが分かります。それだけ魅力的なんでしょう。
当時ロナルド・レーガンと離婚して間もないジェーン・ワイマンは、後年のダグラス・サーク作品の魅力がウソのように凡庸です。凡庸な小娘の役がらなので仕方がないとも言えますが、ディートリッヒとの相性が悪いんですね。同じ画面に並んでいても、合成のようにトーンが違って見えました。
イブの父親の過剰にコミカルな味わいなど、全体に本作はバランスを失調しています。イブが素性を偽っての素人探偵を始めたことによるドタバタや、雨のバザー、クライマックスのワイマンとトッドの眼のクロースアップ、落下する緞帳で閉めるラストなど捨てがたいところもありますが……。
一人娘マリア・ライヴァが書いた本(『ディートリッヒ』新潮社)によると、本作についてディートリッヒは「今度の映画だって、ひどいものよ。もしかすると、彼は編集の段階で有名な“サスペンス”とやらを盛り上げるのかもしれないけど、撮影中にそれをやらなかったことはたしかよ」。
と言いつつ、ワイマンと恋に落ちる警部役マイケル・ワイルディングと撮影中に実際に恋に落ちたのは、ディートリッヒだったそうで、その後しばらく関係は続いたというのは、ややゴシップ趣味ですが。45点。
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- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
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