スパイの妻 / 蒼井優
全体の平均評価点: (5点満点)
(23)
解説・ストーリー
黒沢清監督が蒼井優と高橋一生を主演に迎えて贈る歴史ラブ・サスペンス。1940年代を舞台に、偶然にも国家機密を知ってしまった夫婦が辿る過酷な運命を描く。共演に東出昌大、坂東龍汰。第77回ヴェネチア国際映画祭でみごと銀獅子賞(監督賞)を受賞。1940年、神戸。瀟洒な洋館に住み、貿易会社を営む夫の福原優作と何不自由ない生活を送っていた聡子。ある日、仕事で満州に渡った優作は、同地で衝撃的な国家機密を目にしてしまう。正義感に突き動かされ、その事実を世界に公表しようと秘密裏に準備を進めていく優作。そんな中、聡子の幼なじみでもある憲兵隊の津森泰治が優作への疑いを強めていく。いっぽう聡子は、優作がたとえ反逆者と疑われようとも、彼を信じてどこまでもついていこうと固く決意するのだったが…。 JAN:9999207115816
黒沢清監督が蒼井優と高橋一生を主演に迎えて贈る歴史ラブ・サスペンス。1940年代を舞台に、偶然にも国家機密を知ってしまった夫婦が辿る過酷な運命を描く。共演に東出昌大、坂東龍汰。第77回ヴェネチア国際映画祭でみごと銀獅子賞(監督賞)を受賞。1940年、神戸。瀟洒な洋館に住み、貿易会社を営む夫の福原優作と何不自由ない生活を送っていた聡子。ある日、仕事で満州に渡った優作は、同地で衝撃的な国家機密を目にしてしまう。正義感に突き動かされ、その事実を世界に公表しようと秘密裏に準備を進めていく優作。そんな中、聡子の幼なじみでもある憲兵隊の津森泰治が優作への疑いを強めていく。いっぽう聡子は、優作がたとえ反逆者と疑われようとも、彼を信じてどこまでもついていこうと固く決意するのだったが…。 JAN:9999207115816
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「スパイの妻」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
黒沢清監督が蒼井優と高橋一生を主演に迎えて贈る歴史ラブ・サスペンス。1940年代を舞台に、偶然にも国家機密を知ってしまった夫婦が辿る過酷な運命を描く。共演に東出昌大、坂東龍汰。第77回ヴェネチア国際映画祭でみごと銀獅子賞(監督賞)を受賞。1940年、神戸。瀟洒な洋館に住み、貿易会社を営む夫の福原優作と何不自由ない生活を送っていた聡子。ある日、仕事で満州に渡った優作は、同地で衝撃的な国家機密を目にしてしまう。正義感に突き動かされ、その事実を世界に公表しようと秘密裏に準備を進めていく優作。そんな中、聡子の幼なじみでもある憲兵隊の津森泰治が優作への疑いを強めていく。いっぽう聡子は、優作がたとえ反逆者と疑われようとも、彼を信じてどこまでもついていこうと固く決意するのだったが…。 JAN:9999207115816
「スパイの妻」 の作品情報
「スパイの妻」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
スパイの妻の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
115分 |
|
日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
ASBX6512 |
2021年03月03日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
92枚
|
8人
|
6人
|
日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ
スパイの妻の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
115分 |
|
日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
ASBX6512 |
2021年03月03日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
92枚
|
8人
|
6人
|
日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ
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ユーザーレビュー:23件
売国奴がつくった映画
NHK制作の反日映画。
今、NHKは中国政府の広報機関となっており、職員には在日朝鮮人が多数雇用されていて、日本人はなかなか出世できないようになっているらしい。この映画はそういうNHKの社風から出てきた企画であり、戦中の日本軍がいかに非人道的な組織であったかを告発しようというような意図でつくられてある。
内容は陸軍の731部隊が行っていた人体実験についての映像や資料をアメリカに持っていって日本が悪い国だと宣伝し、世界に制裁を加えてもらおうとする夫婦の話。
リアリティはゼロ。
監督の黒澤清っていう人がどういう人なのかわからないが、在日朝鮮人なのか、共産主義にかぶれた真っ赤っかの人なのか、でなければ、カネさえもらえれば何でもやりますっていうプライドの低い男なのだろう。
映画の土台となっている歴史観はGHQが戦後の日本に植えつけた「アメリカこそは人道の国であり、その軍団は正義の組織で、日本陸軍こそは諸悪の根源であり、理論を無視した感情論のみの愚劣な集団」というようなもの。10年前ならそういう史観をベースにした映画でも通用したであろうが、しかし、昨今は種々の事実が明かになってきている。GHQが日本人を腐らせるために行った事実の隠蔽やねつ造や共産主義者への支援などが白日の下にさらされつつあるし、ルーズベルトの奥さんがアヘンを中国に売って大儲けした貿易商の娘であって、その奥さんの実家のカネで大統領選に勝ったルーズベルトはその貿易商の都合で日本を攻め滅ぼしたかったというようなこともわかってきているし、日本陸軍は無謀な戦争に踏み切ったわけではなく、きちんとした事前調査とシミュレーションを行っており、これなら行けるという戦略と勝算(米軍とは太平洋では戦わず、フィリピンにおびき出して叩き、戦争を嫌がっていた米国市民の厭戦気分を盛り上げて優位な条件で講和を結ぶ)を持っていたこともわかってきていて、その陸軍の戦略をぶっつぶしたのが共産主義者の近衞文麿とその内閣書記官長(官房長官のようなもの)の風見章(後の社会党顧問)であり、その指揮下にいた山本五十六で、これが予定になかった真珠湾攻撃をやり、あえてハワイの石油タンクを攻撃せず、負けが予想されたミッドウェー作戦を敢行して日本を敗戦に引きずって行ったことももわかっている。
そういう意味では、この映画はまったく時代遅れな歴史観の下につくられてあり、制作目的は731部隊の博物館までつくっている中国政府に媚びへつらうこと以外の何ものでもない。
まったくイヤなものを観てしまった。
黒澤清って男はとっとと死んでもらいたい。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
お見事です
投稿日:2021/04/09
レビュアー:こうさま
黒沢清監督がヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を取った作品で時代に翻弄される一組の夫婦の物語で蒼井優と高橋一生の好演が光る。
戦争の足音が聞こえる1940年、神戸で貿易商を営む福原優作と妻の聡子、豪邸に住み、自家用車を持ち、趣味の活動写真を制作するというなに不自由ない生活、それが彼とその甥が満州出張から帰ってから一変する。
優作は一般的概念で言う「スパイ」ではない、国家機密を他国の諜報機関に流す役割を担っているわけではなく、彼が満州で偶然知った不都合な国家機密に憤って、その非を国際的な場で暴こうと決意したのである。
福原夫妻に係りを持つのは幼馴染の津森、憲兵隊の分隊長であり聡子に秘かな恋心を抱いているみたい。
津森は聡子に優作と甥が満州から連れ帰った女性殺害事件に優作が関与している疑惑について警告する。
必死に夫を問い詰める聡子、夫への疑惑と嫉妬が入り交じる「こんなに幸せに暮らしているのに何故危うい事をするのか」その問に対して「不正義の上に成り立つ幸せなんか意味がない」と答える。
これがこの夫婦の価値観、夫は自分の正義に殉じようとし、妻はその夫のために殉じようとしているのだ、つまり聡子は真っ直ぐに人を愛せる純粋な女性で夫への愛が最優先する価値観ということになる。
夫の決意と計画を知った聡子は豹変する、平然と夫の甥を憲兵隊に売った聡子の突飛な行為の必然性はどこにあったのか、その辺りをもう少し理解しやすい流れにしてほしかった。
その後の聡子はスパイの妻を自認し、あたかもゲームを楽しんでいるように行動する、夫に対する不変の愛の証だったのかも知れない。
密航に失敗し自身が囮にされたことを知った時の「お見事です」の一言、彼女はそこに夫の愛を感じたのだろうか。
聡子と優作のその後は字幕で語られ尻切れトンボみたいな感じがしないでもないが、時代に翻弄された一組の夫婦のある愛のカタチは伝わってくる。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
A Spy House of Love
僕の秘宝ワースト予想 1位スパイの妻 2位罪の声 ぴったし的中w
映画館で隣のお年寄り夫婦の会話が気になります お喋り迷惑でなく
この映画の何に反応しているかだ と言いつつ 物語よりも映画館
鑑賞での今作の形式美の方が気になります
今作NHK TVドラマなので8K撮影とやらが どうなるのかの問題
いや誰が悪いのでもなく ダウンコンバートの為に 冒頭のショット
からぼんやりして ガッカリ つまりネトフリなどを待つ作品なのだ
このNHK製作による縛りによって 撮影芦澤おばはんなど阿吽の
呼吸のスタッフを使えなかった事情の結果は 宗教的痴れ者大川隆法
の 心霊喫茶何とかのレヴューを読んで欲しいのだが NHKスタッフ
との不慣れな仕事により いつもの黒沢清の画面にはならない
特に室内撮影での微妙な差 凡庸化は 黒沢も違うスタッフでの創造
的なルックを期待してたのが そうはならず人には言えずの失望と
なったのではないだろうか ますます官僚化するNHKでは現場の
自主的な創造性が かなり削がれているのではないか
また 黒沢らしさを多少殺して 普通の映画らしさの導入が やっぱ
半分退屈にしている 某書でエキストラを沢山使えて喜んでいる
わけだけど ほんとかね まるで大した事無かったよね 悪夢から
ベッドで目覚めるなんて凡庸なシーンは過去の黒沢映画にあった
かね? シテール島への旅路の様なラストなど不透過で曖昧な
ところなどはいつもの黒沢清で良いだけどね お見事です
何故に今 敗戦映画なのかと言うと 「ミッドウェイ」とは違って
黒沢清は9-11以降のシネマとして コロナの時代の戦争映画を
撮っているわけで 殆どの映画作家が9-11など忘れ去っている時に
その志を大いに買ってあげないといけませんわね
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
カンに障る妻を蒼井優が好演(笑)
高橋一生、蒼井優主演「スパイの妻」を見ました
監督黒沢清です。
あ、これ、東出くんも出てますよ
1940年、貿易会社を営む福原は、妻聡子とともに神戸で瀟洒な洋館に住んでいた
2人は仲睦まじく暮らしていたが、福原と取引していた英国の商社マンが憲兵に連れて行かれたりと貿易商として難しい時代になっていた
最後の買い付けに、満州まで出かけた福原と甥の文雄は、関東軍のある非人間的な行為を目の当たりにし、2人で世界に告発する計画を立てていたが。。
結構重い作品です
途中で妻の聡子が、夫がやろうとしていることに感づき、「2人でやろう!」とノリノリになります
聡子は、正義感だけでなく、ただ、夫と2人でずっといられることに喜びを感じでいるようす
その、聡子が、なんか途中でうざくなってきます(オイオイ
ラストは、夫はどういう意図でこんなことをしたのか、妻を巻き込みたくなかったのか、価値観が違うから切り捨てたのか、妻のせいで同志である甥が、拷問され投獄されたことへの復讐なのか、
最後に慟哭する妻もわからなかったのでは、と思います
黒沢清氏にしては、けっこうわかりやすい映画だった気がします
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3人の会員が気に入ったと投稿しています
愛はだまし合い?
投稿日:2021/12/01
レビュアー:bell
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
聡子(蒼井優)と福原優作(高橋一生)は互いに愛し合ってるように見えるが、互いに騙し合ってるようにも見える。その辺りの駆け引きがサスペンスめいていて面白い。とくに聡子は「正義よりも幸福を選ぶ」と言いながら、その深層にはなにか真逆の魂胆があるように見えて、なんだか小悪魔的に見えてしまう。女の言葉を真に受けるべからず。しかし上手に騙すこともまた愛とも言えるだろうか。
この時代に上流階級の西洋式生活を送っている男女は、結局、国家、物質に重きを置くようになり、現実離れした生活を手に入れたがる。それとは対照的に幼なじみの泰治が醜悪に変わってしまうのも、また無残な時代を象徴している。
劇中、売国奴とかの台詞がよく使われるが、現代も愛国と対比されてそんな言葉が目につくようになったのは、時代もまたあの頃に戻ってしまったことなのか。拷問場面などもあって、いろいろと怖い映画だった。★★★☆
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ユーザーレビュー
売国奴がつくった映画
投稿日
2021/05/11
レビュアー
勇光
NHK制作の反日映画。
今、NHKは中国政府の広報機関となっており、職員には在日朝鮮人が多数雇用されていて、日本人はなかなか出世できないようになっているらしい。この映画はそういうNHKの社風から出てきた企画であり、戦中の日本軍がいかに非人道的な組織であったかを告発しようというような意図でつくられてある。
内容は陸軍の731部隊が行っていた人体実験についての映像や資料をアメリカに持っていって日本が悪い国だと宣伝し、世界に制裁を加えてもらおうとする夫婦の話。
リアリティはゼロ。
監督の黒澤清っていう人がどういう人なのかわからないが、在日朝鮮人なのか、共産主義にかぶれた真っ赤っかの人なのか、でなければ、カネさえもらえれば何でもやりますっていうプライドの低い男なのだろう。
映画の土台となっている歴史観はGHQが戦後の日本に植えつけた「アメリカこそは人道の国であり、その軍団は正義の組織で、日本陸軍こそは諸悪の根源であり、理論を無視した感情論のみの愚劣な集団」というようなもの。10年前ならそういう史観をベースにした映画でも通用したであろうが、しかし、昨今は種々の事実が明かになってきている。GHQが日本人を腐らせるために行った事実の隠蔽やねつ造や共産主義者への支援などが白日の下にさらされつつあるし、ルーズベルトの奥さんがアヘンを中国に売って大儲けした貿易商の娘であって、その奥さんの実家のカネで大統領選に勝ったルーズベルトはその貿易商の都合で日本を攻め滅ぼしたかったというようなこともわかってきているし、日本陸軍は無謀な戦争に踏み切ったわけではなく、きちんとした事前調査とシミュレーションを行っており、これなら行けるという戦略と勝算(米軍とは太平洋では戦わず、フィリピンにおびき出して叩き、戦争を嫌がっていた米国市民の厭戦気分を盛り上げて優位な条件で講和を結ぶ)を持っていたこともわかってきていて、その陸軍の戦略をぶっつぶしたのが共産主義者の近衞文麿とその内閣書記官長(官房長官のようなもの)の風見章(後の社会党顧問)であり、その指揮下にいた山本五十六で、これが予定になかった真珠湾攻撃をやり、あえてハワイの石油タンクを攻撃せず、負けが予想されたミッドウェー作戦を敢行して日本を敗戦に引きずって行ったことももわかっている。
そういう意味では、この映画はまったく時代遅れな歴史観の下につくられてあり、制作目的は731部隊の博物館までつくっている中国政府に媚びへつらうこと以外の何ものでもない。
まったくイヤなものを観てしまった。
黒澤清って男はとっとと死んでもらいたい。
お見事です
投稿日
2021/04/09
レビュアー
こうさま
黒沢清監督がヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を取った作品で時代に翻弄される一組の夫婦の物語で蒼井優と高橋一生の好演が光る。
戦争の足音が聞こえる1940年、神戸で貿易商を営む福原優作と妻の聡子、豪邸に住み、自家用車を持ち、趣味の活動写真を制作するというなに不自由ない生活、それが彼とその甥が満州出張から帰ってから一変する。
優作は一般的概念で言う「スパイ」ではない、国家機密を他国の諜報機関に流す役割を担っているわけではなく、彼が満州で偶然知った不都合な国家機密に憤って、その非を国際的な場で暴こうと決意したのである。
福原夫妻に係りを持つのは幼馴染の津森、憲兵隊の分隊長であり聡子に秘かな恋心を抱いているみたい。
津森は聡子に優作と甥が満州から連れ帰った女性殺害事件に優作が関与している疑惑について警告する。
必死に夫を問い詰める聡子、夫への疑惑と嫉妬が入り交じる「こんなに幸せに暮らしているのに何故危うい事をするのか」その問に対して「不正義の上に成り立つ幸せなんか意味がない」と答える。
これがこの夫婦の価値観、夫は自分の正義に殉じようとし、妻はその夫のために殉じようとしているのだ、つまり聡子は真っ直ぐに人を愛せる純粋な女性で夫への愛が最優先する価値観ということになる。
夫の決意と計画を知った聡子は豹変する、平然と夫の甥を憲兵隊に売った聡子の突飛な行為の必然性はどこにあったのか、その辺りをもう少し理解しやすい流れにしてほしかった。
その後の聡子はスパイの妻を自認し、あたかもゲームを楽しんでいるように行動する、夫に対する不変の愛の証だったのかも知れない。
密航に失敗し自身が囮にされたことを知った時の「お見事です」の一言、彼女はそこに夫の愛を感じたのだろうか。
聡子と優作のその後は字幕で語られ尻切れトンボみたいな感じがしないでもないが、時代に翻弄された一組の夫婦のある愛のカタチは伝わってくる。
A Spy House of Love
投稿日
2021/02/03
レビュアー
裸足のラヴァース 2.0
僕の秘宝ワースト予想 1位スパイの妻 2位罪の声 ぴったし的中w
映画館で隣のお年寄り夫婦の会話が気になります お喋り迷惑でなく
この映画の何に反応しているかだ と言いつつ 物語よりも映画館
鑑賞での今作の形式美の方が気になります
今作NHK TVドラマなので8K撮影とやらが どうなるのかの問題
いや誰が悪いのでもなく ダウンコンバートの為に 冒頭のショット
からぼんやりして ガッカリ つまりネトフリなどを待つ作品なのだ
このNHK製作による縛りによって 撮影芦澤おばはんなど阿吽の
呼吸のスタッフを使えなかった事情の結果は 宗教的痴れ者大川隆法
の 心霊喫茶何とかのレヴューを読んで欲しいのだが NHKスタッフ
との不慣れな仕事により いつもの黒沢清の画面にはならない
特に室内撮影での微妙な差 凡庸化は 黒沢も違うスタッフでの創造
的なルックを期待してたのが そうはならず人には言えずの失望と
なったのではないだろうか ますます官僚化するNHKでは現場の
自主的な創造性が かなり削がれているのではないか
また 黒沢らしさを多少殺して 普通の映画らしさの導入が やっぱ
半分退屈にしている 某書でエキストラを沢山使えて喜んでいる
わけだけど ほんとかね まるで大した事無かったよね 悪夢から
ベッドで目覚めるなんて凡庸なシーンは過去の黒沢映画にあった
かね? シテール島への旅路の様なラストなど不透過で曖昧な
ところなどはいつもの黒沢清で良いだけどね お見事です
何故に今 敗戦映画なのかと言うと 「ミッドウェイ」とは違って
黒沢清は9-11以降のシネマとして コロナの時代の戦争映画を
撮っているわけで 殆どの映画作家が9-11など忘れ去っている時に
その志を大いに買ってあげないといけませんわね
カンに障る妻を蒼井優が好演(笑)
投稿日
2021/01/30
レビュアー
じゃじゃまる
高橋一生、蒼井優主演「スパイの妻」を見ました
監督黒沢清です。
あ、これ、東出くんも出てますよ
1940年、貿易会社を営む福原は、妻聡子とともに神戸で瀟洒な洋館に住んでいた
2人は仲睦まじく暮らしていたが、福原と取引していた英国の商社マンが憲兵に連れて行かれたりと貿易商として難しい時代になっていた
最後の買い付けに、満州まで出かけた福原と甥の文雄は、関東軍のある非人間的な行為を目の当たりにし、2人で世界に告発する計画を立てていたが。。
結構重い作品です
途中で妻の聡子が、夫がやろうとしていることに感づき、「2人でやろう!」とノリノリになります
聡子は、正義感だけでなく、ただ、夫と2人でずっといられることに喜びを感じでいるようす
その、聡子が、なんか途中でうざくなってきます(オイオイ
ラストは、夫はどういう意図でこんなことをしたのか、妻を巻き込みたくなかったのか、価値観が違うから切り捨てたのか、妻のせいで同志である甥が、拷問され投獄されたことへの復讐なのか、
最後に慟哭する妻もわからなかったのでは、と思います
黒沢清氏にしては、けっこうわかりやすい映画だった気がします
愛はだまし合い?
投稿日
2021/12/01
レビュアー
bell
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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聡子(蒼井優)と福原優作(高橋一生)は互いに愛し合ってるように見えるが、互いに騙し合ってるようにも見える。その辺りの駆け引きがサスペンスめいていて面白い。とくに聡子は「正義よりも幸福を選ぶ」と言いながら、その深層にはなにか真逆の魂胆があるように見えて、なんだか小悪魔的に見えてしまう。女の言葉を真に受けるべからず。しかし上手に騙すこともまた愛とも言えるだろうか。
この時代に上流階級の西洋式生活を送っている男女は、結局、国家、物質に重きを置くようになり、現実離れした生活を手に入れたがる。それとは対照的に幼なじみの泰治が醜悪に変わってしまうのも、また無残な時代を象徴している。
劇中、売国奴とかの台詞がよく使われるが、現代も愛国と対比されてそんな言葉が目につくようになったのは、時代もまたあの頃に戻ってしまったことなのか。拷問場面などもあって、いろいろと怖い映画だった。★★★☆
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- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
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(C)2020 NHK, NEP, Incline, C&I ※ジャケットデザインは変更になる場合がございます。