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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド / レオナルド・ディカプリオ
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
/クエンティン・タランティーノ
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(49 )
解説・ストーリー
クエンティン・タランティーノ監督が、1969年のハリウッドを舞台に、古き良き60年代アメリカへの愛を描いたノスタルジック・エンタテインメント。有名な“シャロン・テート殺人事件”を背景に、復活を期す落ち目のTV俳優と、長年彼のスタントマンを務めてきた男の友情の行方を、虚実を織り交ぜつつ郷愁あふれる筆致で描き出す。主演はこれが初共演となるレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピット。ヒロインのシャロン・テート役にマーゴット・ロビー。落ち目のTV俳優リック・ダルトンは、なかなか復活の道が拓けず焦りと不安を募らせる。情緒不安定ぎみな彼を慰めるのは、リックのスタントマンとして公私にわたって長年支えてきた相棒のクリフ・ブース。固い絆でショウビジネスの世界を生き抜いてきた2人だったが…。 JAN:4547462122995
クエンティン・タランティーノ監督が、1969年のハリウッドを舞台に、古き良き60年代アメリカへの愛を描いたノスタルジック・エンタテインメント。有名な“シャロン・テート殺人事件”を背景に、復活を期す落ち目のTV俳優と、長年彼のスタントマンを務めてきた男の友情の行方を、虚実を織り交ぜつつ郷愁あふれる筆致で描き出す。主演はこれが初共演となるレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピット。ヒロインのシャロン・テート役にマーゴット・ロビー。落ち目のTV俳優リック・ダルトンは、なかなか復活の道が拓けず焦りと不安を募らせる。情緒不安定ぎみな彼を慰めるのは、リックのスタントマンとして公私にわたって長年支えてきた相棒のクリフ・ブース。固い絆でショウビジネスの世界を生き抜いてきた2人だったが…。 JAN:4547462122995
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A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
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「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 の解説・あらすじ・ストーリー
作品詳細
解説・ストーリー
クエンティン・タランティーノ監督が、1969年のハリウッドを舞台に、古き良き60年代アメリカへの愛を描いたノスタルジック・エンタテインメント。有名な“シャロン・テート殺人事件”を背景に、復活を期す落ち目のTV俳優と、長年彼のスタントマンを務めてきた男の友情の行方を、虚実を織り交ぜつつ郷愁あふれる筆致で描き出す。主演はこれが初共演となるレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピット。ヒロインのシャロン・テート役にマーゴット・ロビー。落ち目のTV俳優リック・ダルトンは、なかなか復活の道が拓けず焦りと不安を募らせる。情緒不安定ぎみな彼を慰めるのは、リックのスタントマンとして公私にわたって長年支えてきた相棒のクリフ・ブース。固い絆でショウビジネスの世界を生き抜いてきた2人だったが…。 JAN:4547462122995
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 の作品情報
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドの詳細
収録時間:
字幕:
音声:
161分
レイティング:
記番:
レンタル開始日:
PG-12
RDD81579
2020年01月10日
在庫枚数
1位登録者:
2位登録者:
350枚
2人
3人
【Blu-ray】ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(ブルーレイ)の詳細
収録時間:
字幕:
音声:
161分
レイティング:
記番:
レンタル開始日:
PG-12
BRR81579
2020年01月10日
在庫枚数
1位登録者:
2位登録者:
178枚
4人
4人
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドの詳細
収録時間:
字幕:
音声:
161分
レイティング:
記番:
レンタル開始日:
PG-12
RDD81579
2020年01月10日
在庫枚数
1位登録者:
2位登録者:
350枚
2人
3人
【Blu-ray】ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(ブルーレイ)の詳細
収録時間:
字幕:
音声:
161分
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PG-12
BRR81579
2020年01月10日
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4人
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ユーザーレビュー:49件
明日なき時代のハリウッドの光と影を生きて
全盛期を過ぎたテレビ俳優と彼に献身するスタントマンの生き方を通して、1969年という時代の倦怠した空気やポップなアメリカ文化、ハリウッドの一癖二癖ある人間模様を、ありありと再現している。当時のドラマや映画への言及、実在のスターや業界人が次々と登場するので、映画マニアやファンの方には興味深く楽しめる映画ではあるだろう。 ハリウッドの過ぎ去ったひとつの時代を、いい意味でも悪い意味でも、ノスタルジックに描いている。けれども、シャロン・テートの凄惨な悲劇をこのような形で、一種のエンタテインメントとして消費することには、抵抗を感じずにはいられない。事件から50年が過ぎて充分な歳月がたち、もう自主規制する必要はないということなのかもしれないが、存命する家族やポランスキーはこれを許せるのだろうか。私なら許せない。こういう結末にするのなら、実名の事件に設定する必然性もなかったのではないか。どうしたって現実は変えられないのだから。こんなの救いでも何でもない。 同じ題材の「シャロン・テートの亡霊」は当然観る気にもならないが、この映画もこの事件を中心に扱っていると知っていたら観なかったのに。1969年という時点で、観るのを止めればよかったと後悔している。ディカプリオとブラッド・ピットはさすが、落ち目のさえない役を好演していると思うけれど、主演ふたりに対してだけ優しい映画に、気分は憂鬱で不快だ。
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はい
7人 の会員が気に入ったと投稿しています
ハリウッドの黄金期、そして転換期
投稿日:2019/12/02
レビュアー:趣味は洋画
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年・アメリカ、カラー、161分) 劇場で観ました。 1969年のハリウッドは黄金期でもあり、過渡期でもあったのですが、そこに「シャロン・テイト事件」を絡ませて描いたクェンティン・タランティーノ監督の傑作... と、まあここまでの前振りは良かったのですが、全体的には「う〜〜〜ん」の一言です。 「シャロン・テイト事件」をリアルタイムに知っている映画ファンとしては、この映画の中でどう描いてくれるのか、それはそれは興味深々でスクリーンを見つめるわけですね。 ましてレオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、アル・パチーノとくれば、否が応でも期待してしまいます。 1969年2月。リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は映画プロデューサーのマーヴィン・シュワーズ(アル・パチーノ)からイタリア西部劇への出演を勧められ、ショックを受ける。リックはかつて西部劇スターとして名を馳せていたが、最近は落ち目でヒット作にも恵まれていない。そんな彼の専属スタントマンであるクリフ・ブース(ブラッド・ピット)は、リックの良き理解者でもあった。 ある日、シエロ・ドライブにあるリックの隣家に、今や時代の先駆者たる映画監督のロマン・ポランスキーと、売り出し中の若手女優シャロン・テイトの夫妻が引っ越して来る。リックから、自宅の屋根のアンテナ修理を頼まれていたクリフは、屋根の上からポランスキー邸に向かう1台の車を目撃するが... 「シャロン・テイト」事件の詳細についてはここでは触れませんが、シャロン・テイトに扮していたマーゴット・ロビーが彼女にそっくりでビックリしました。他の出演作品も知らなかったので調べてみると、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」でディカプリオと共演していたのですね。 ‘そっくり’ といえば、本作にはスティーヴ・マックィーン(ダミアン・ルイス)やサム・ワナメーカー(ニコラス・ハモンド)、ブルース・リー(マイク・モー)といった面々が出てきます。カッコ内が演者ですが、マックィーンは本当によく似ていて、これまたビックリ。でもブルース・リーは全然似てなくて、映画館でも苦笑している人が多かったのを覚えています。 ストーリーとは直接関係ないのですが、ブラッド・ピットのジーンズ姿は最高で、50代半ばであそこまでかっこよく着こなせるのはさすがと思いました。(でもスティーヴ・マックィーン本人のジーンズ姿には負けてますね/個人的見解です。笑) 上述の面々以外にも、多くの俳優が出演しています。 ブルース・ダーン、カート・ラッセル、マイケル・マドセン、ダコタ・ファニング、ゾーイ・ベル、ブレンダ・ヴァッカロ、ジェームズ・レマー、クルー・ギャラガー、そしてルーク・ペリー。 (ブルース・ダーンはどんな役か、果たして気づいて見つけられるでしょうか) ルーク・ペリーは97年「フィフス・エレメント」に出演、そして個人的に大好きなシリーズの2015年「警察署長ジェッシイ・ストーン 4番目の真実」(TV映画)に、悪役で出演していました。 残念ながら2019年3月4日に52歳の若さで病死、本作が遺作となっています。 いろいろ書いてきたのですが、当時の劇場映画、テレビ映画など関連する名前が次々と出てくるのは楽しかったです。 そして、ラストのバイオレンスは見ごたえがありました。ここはさすがタランティーノですね。
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シャドー/影武者
タラちゃんの演出術については いつも僕が言っている様に 構成は「レザボア ドッグス」における 三角対時銃撃ポーズだ 何かと何かを対称させる事 そこを 強調しながらも 第三項で どこかでズラす 今作ではデカプリオに対しての シャドーとしてのブラピの二項関係構成に対し 第三の位相として シャロンテートが配されるのだ しかし今作は構成上の複雑 さから来る 劇作上のいつもある ややこしさ ギクシャクしたとこがあまりなく スムースな流れになっている 複雑になるところをエピソードの連なりに代えて 楽しませているのだ 物語を追う難しさが解消されている これはひとえに シャロンテートその人を 忌まわしき悲惨な猟奇事件から映画の スクリーンへと解放してあげて 彼女のオマージュとすると言う タラちゃんの 心根の優しさが素晴らしいところでしょう 意外にロマンチックな映画 構成における対称性の例として 隣の家同士というあっけらかん簡単な仕掛けに なっているのもわかりやすいわけで 今まで突飛で意味不明な構成上のこだわり が 単に二軒の家が対称される事によって 形式と主題がぴったり一致したのだ 今作においても あの集団が住む だだっ広い空間がサスペンスフルで不気味な 雰囲気が漂い 「キルビル」をも思わせる このシークゥエンスは映画の白眉で あるだろう タラちゃん こうゆうとこ上手いんだよね 昨年のベストは 僕は今作で 二位はゴダール 三位がジョンウィック3 いかにも ベスト10な良い並びではないかな ブラピは今作と「アドアストラ」でバカデミ 賞を予想したけど 当たったよね
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6人 の会員が気に入ったと投稿しています
虚構と現実を行き来して、シャロンに捧げる花
ご存じとは思うが、Once Upon a Time in・・・は、「昔々あるところに〜」という お話の始まりのセリフだ。だから、タランティーノの荒唐無稽気味のお話を耳にしながら ウットリと眠りにつけば良いのだ・・(やすらぎの時間、それはタランティーノの「死」を 意味している。私はそこまでは言っていない、今のところ) 監督9作目となる本作の舞台は1969年のハリウッド。時代の変化にさらされて適役が来なくなった俳優リック(レオナルド・ディカプリオ)と、彼のスタントとして苦楽を共にするクリフ(ブラッド・ピッド)の物語。 それは架空であるが、現実に存在した話として、ロマン・ポランスキーとシャロン・テート(マーゴット・ロビー)が登場する。 存在はしても、虚構のストーリーとなっている。 登場人物も多く、仕掛けに満ちて裏読みのできそうな前半は、詳しい人にお任せしよう。 たとえば、車に乗せてとしつこくクリフに迫って、乗ってからも執拗に誘うも クリフは誘いに乗らない、このシーンはポランスキー監督が未成年に性行為を強要したとする事件を、 ポランスキーは否定していると読むことも出来るのだ。 (だけども実際にはポランスキーをハリウッドから追放することとなった。) この少女を送り届けた所が、ヒッピーたちの暮らすマンソンファミリーの牧場。 緊迫感漂うシーンだ。(クリフが中心。ラストもブラピの出番が多いのでレオ様ファンは不満かも。) そして8月9日、マンソン一味が復讐だとかぬかして、シャロンを含めた5人を惨殺する・・あ、ごめんなさい、これは現実。 映画は、マンソン一味は隣家のリックを襲い、クリフを襲う。だが、やられていない。 マンソンらを見事に返し打ちにするのだ。 史実ならば死んでしまうシャロンと、インターホンごしに会話し、ゲートを解錠してもらう。 ゆるやかに勾配を上り、シャロンと楽しく邂逅するリック。 そうならどんなに良かったかとタランティーノの心の涙を感じる。 映画館で回りの反応にウキウキしていたシャロン。彼女が美しく輝いていたことを 誰も忘れないでほしいと思いが詰まっている。 これやこの、それゆえ火炎放射器だろうが、犬が食いちぎろうが、顔面たたきつけだろうが、やった人をやりすぎだと思わない。 さて、タランティーノの10作目(最後と称す)に期待がかかる本作となった。
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はい
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一撃必殺の世界
タランティーノ作品は つまらん人にはとことんつまらない 地獄の拷問のような退屈な3時間だろう しかし、好きな人には 3時間弱が経過したとは思えないほどに あっという間に時間が過ぎ去っていく 現代のプロレスは 序盤から多彩で派手な技が飛び交い その華麗な技が観客を魅了し 終盤の大技の攻防では 互いの必殺技をカウント3直前で跳ね返し合い 興奮を高めていくスタイル この作品は そんな現代のプロレスではなく 古きクラシカルなスタイルのプロレスのようだった。 ストーリーがあってないような それぞれのキャラクターの日常を見せ続ける2時間弱 (こんな手法で2時間を使う監督は他にはいないだろう) それはクラシカルスタイルの 序盤のグラウンドレスリングに似ている 手を取り、足を取り 互いの関節を決め体力を消耗させていく はっきりいって地味だ でもとても魅力的だ タランティーノはそれを2時間弱やってのける たまに立ち ロープワーク等を挟みつつも グラウンドレスリングが続く そして中盤の攻防(牧場)が束の間あったのちに 一撃必殺の世界が訪れる そう、必殺技は一度だけ 一回しか観ることができない。 クライマックスは一度なのだ お互いの必殺技が出るのではなく 優勢なほうの必殺技が一度炸裂し 3カウントが入り 観客が熱狂する。 ただ一度の必殺技で 観客を満足させなければならない世界 満足させる世界。 そんな世界が「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 お気に入りシーン ・セリフを忘れた自分を責めるリック (あと10分ぐらい観ていたい) ・クリフがトレーラーハウスで愛犬にエサをあげるシーン (缶詰からエサを出すとこや、自分の料理を作るシーンがとにかく好き) (なんか興奮する) ・必殺技炸裂のクライマックス (ここに言葉はいらないぜ) ・最後のタバコCMの悪態 (ここにも言葉はいらないぜ)
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ユーザーレビュー
明日なき時代のハリウッドの光と影を生きて
投稿日
2020/01/30
レビュアー
hinakksk
全盛期を過ぎたテレビ俳優と彼に献身するスタントマンの生き方を通して、1969年という時代の倦怠した空気やポップなアメリカ文化、ハリウッドの一癖二癖ある人間模様を、ありありと再現している。当時のドラマや映画への言及、実在のスターや業界人が次々と登場するので、映画マニアやファンの方には興味深く楽しめる映画ではあるだろう。 ハリウッドの過ぎ去ったひとつの時代を、いい意味でも悪い意味でも、ノスタルジックに描いている。けれども、シャロン・テートの凄惨な悲劇をこのような形で、一種のエンタテインメントとして消費することには、抵抗を感じずにはいられない。事件から50年が過ぎて充分な歳月がたち、もう自主規制する必要はないということなのかもしれないが、存命する家族やポランスキーはこれを許せるのだろうか。私なら許せない。こういう結末にするのなら、実名の事件に設定する必然性もなかったのではないか。どうしたって現実は変えられないのだから。こんなの救いでも何でもない。 同じ題材の「シャロン・テートの亡霊」は当然観る気にもならないが、この映画もこの事件を中心に扱っていると知っていたら観なかったのに。1969年という時点で、観るのを止めればよかったと後悔している。ディカプリオとブラッド・ピットはさすが、落ち目のさえない役を好演していると思うけれど、主演ふたりに対してだけ優しい映画に、気分は憂鬱で不快だ。
ハリウッドの黄金期、そして転換期
投稿日
2019/12/02
レビュアー
趣味は洋画
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年・アメリカ、カラー、161分) 劇場で観ました。 1969年のハリウッドは黄金期でもあり、過渡期でもあったのですが、そこに「シャロン・テイト事件」を絡ませて描いたクェンティン・タランティーノ監督の傑作... と、まあここまでの前振りは良かったのですが、全体的には「う〜〜〜ん」の一言です。 「シャロン・テイト事件」をリアルタイムに知っている映画ファンとしては、この映画の中でどう描いてくれるのか、それはそれは興味深々でスクリーンを見つめるわけですね。 ましてレオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、アル・パチーノとくれば、否が応でも期待してしまいます。 1969年2月。リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は映画プロデューサーのマーヴィン・シュワーズ(アル・パチーノ)からイタリア西部劇への出演を勧められ、ショックを受ける。リックはかつて西部劇スターとして名を馳せていたが、最近は落ち目でヒット作にも恵まれていない。そんな彼の専属スタントマンであるクリフ・ブース(ブラッド・ピット)は、リックの良き理解者でもあった。 ある日、シエロ・ドライブにあるリックの隣家に、今や時代の先駆者たる映画監督のロマン・ポランスキーと、売り出し中の若手女優シャロン・テイトの夫妻が引っ越して来る。リックから、自宅の屋根のアンテナ修理を頼まれていたクリフは、屋根の上からポランスキー邸に向かう1台の車を目撃するが... 「シャロン・テイト」事件の詳細についてはここでは触れませんが、シャロン・テイトに扮していたマーゴット・ロビーが彼女にそっくりでビックリしました。他の出演作品も知らなかったので調べてみると、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」でディカプリオと共演していたのですね。 ‘そっくり’ といえば、本作にはスティーヴ・マックィーン(ダミアン・ルイス)やサム・ワナメーカー(ニコラス・ハモンド)、ブルース・リー(マイク・モー)といった面々が出てきます。カッコ内が演者ですが、マックィーンは本当によく似ていて、これまたビックリ。でもブルース・リーは全然似てなくて、映画館でも苦笑している人が多かったのを覚えています。 ストーリーとは直接関係ないのですが、ブラッド・ピットのジーンズ姿は最高で、50代半ばであそこまでかっこよく着こなせるのはさすがと思いました。(でもスティーヴ・マックィーン本人のジーンズ姿には負けてますね/個人的見解です。笑) 上述の面々以外にも、多くの俳優が出演しています。 ブルース・ダーン、カート・ラッセル、マイケル・マドセン、ダコタ・ファニング、ゾーイ・ベル、ブレンダ・ヴァッカロ、ジェームズ・レマー、クルー・ギャラガー、そしてルーク・ペリー。 (ブルース・ダーンはどんな役か、果たして気づいて見つけられるでしょうか) ルーク・ペリーは97年「フィフス・エレメント」に出演、そして個人的に大好きなシリーズの2015年「警察署長ジェッシイ・ストーン 4番目の真実」(TV映画)に、悪役で出演していました。 残念ながら2019年3月4日に52歳の若さで病死、本作が遺作となっています。 いろいろ書いてきたのですが、当時の劇場映画、テレビ映画など関連する名前が次々と出てくるのは楽しかったです。 そして、ラストのバイオレンスは見ごたえがありました。ここはさすがタランティーノですね。
シャドー/影武者
投稿日
2020/03/01
レビュアー
裸足のラヴァース 2.0
タラちゃんの演出術については いつも僕が言っている様に 構成は「レザボア ドッグス」における 三角対時銃撃ポーズだ 何かと何かを対称させる事 そこを 強調しながらも 第三項で どこかでズラす 今作ではデカプリオに対しての シャドーとしてのブラピの二項関係構成に対し 第三の位相として シャロンテートが配されるのだ しかし今作は構成上の複雑 さから来る 劇作上のいつもある ややこしさ ギクシャクしたとこがあまりなく スムースな流れになっている 複雑になるところをエピソードの連なりに代えて 楽しませているのだ 物語を追う難しさが解消されている これはひとえに シャロンテートその人を 忌まわしき悲惨な猟奇事件から映画の スクリーンへと解放してあげて 彼女のオマージュとすると言う タラちゃんの 心根の優しさが素晴らしいところでしょう 意外にロマンチックな映画 構成における対称性の例として 隣の家同士というあっけらかん簡単な仕掛けに なっているのもわかりやすいわけで 今まで突飛で意味不明な構成上のこだわり が 単に二軒の家が対称される事によって 形式と主題がぴったり一致したのだ 今作においても あの集団が住む だだっ広い空間がサスペンスフルで不気味な 雰囲気が漂い 「キルビル」をも思わせる このシークゥエンスは映画の白眉で あるだろう タラちゃん こうゆうとこ上手いんだよね 昨年のベストは 僕は今作で 二位はゴダール 三位がジョンウィック3 いかにも ベスト10な良い並びではないかな ブラピは今作と「アドアストラ」でバカデミ 賞を予想したけど 当たったよね
虚構と現実を行き来して、シャロンに捧げる花
投稿日
2020/01/15
レビュアー
くまげらの森
ご存じとは思うが、Once Upon a Time in・・・は、「昔々あるところに〜」という お話の始まりのセリフだ。だから、タランティーノの荒唐無稽気味のお話を耳にしながら ウットリと眠りにつけば良いのだ・・(やすらぎの時間、それはタランティーノの「死」を 意味している。私はそこまでは言っていない、今のところ) 監督9作目となる本作の舞台は1969年のハリウッド。時代の変化にさらされて適役が来なくなった俳優リック(レオナルド・ディカプリオ)と、彼のスタントとして苦楽を共にするクリフ(ブラッド・ピッド)の物語。 それは架空であるが、現実に存在した話として、ロマン・ポランスキーとシャロン・テート(マーゴット・ロビー)が登場する。 存在はしても、虚構のストーリーとなっている。 登場人物も多く、仕掛けに満ちて裏読みのできそうな前半は、詳しい人にお任せしよう。 たとえば、車に乗せてとしつこくクリフに迫って、乗ってからも執拗に誘うも クリフは誘いに乗らない、このシーンはポランスキー監督が未成年に性行為を強要したとする事件を、 ポランスキーは否定していると読むことも出来るのだ。 (だけども実際にはポランスキーをハリウッドから追放することとなった。) この少女を送り届けた所が、ヒッピーたちの暮らすマンソンファミリーの牧場。 緊迫感漂うシーンだ。(クリフが中心。ラストもブラピの出番が多いのでレオ様ファンは不満かも。) そして8月9日、マンソン一味が復讐だとかぬかして、シャロンを含めた5人を惨殺する・・あ、ごめんなさい、これは現実。 映画は、マンソン一味は隣家のリックを襲い、クリフを襲う。だが、やられていない。 マンソンらを見事に返し打ちにするのだ。 史実ならば死んでしまうシャロンと、インターホンごしに会話し、ゲートを解錠してもらう。 ゆるやかに勾配を上り、シャロンと楽しく邂逅するリック。 そうならどんなに良かったかとタランティーノの心の涙を感じる。 映画館で回りの反応にウキウキしていたシャロン。彼女が美しく輝いていたことを 誰も忘れないでほしいと思いが詰まっている。 これやこの、それゆえ火炎放射器だろうが、犬が食いちぎろうが、顔面たたきつけだろうが、やった人をやりすぎだと思わない。 さて、タランティーノの10作目(最後と称す)に期待がかかる本作となった。
一撃必殺の世界
投稿日
2020/03/08
レビュアー
ビンス
タランティーノ作品は つまらん人にはとことんつまらない 地獄の拷問のような退屈な3時間だろう しかし、好きな人には 3時間弱が経過したとは思えないほどに あっという間に時間が過ぎ去っていく 現代のプロレスは 序盤から多彩で派手な技が飛び交い その華麗な技が観客を魅了し 終盤の大技の攻防では 互いの必殺技をカウント3直前で跳ね返し合い 興奮を高めていくスタイル この作品は そんな現代のプロレスではなく 古きクラシカルなスタイルのプロレスのようだった。 ストーリーがあってないような それぞれのキャラクターの日常を見せ続ける2時間弱 (こんな手法で2時間を使う監督は他にはいないだろう) それはクラシカルスタイルの 序盤のグラウンドレスリングに似ている 手を取り、足を取り 互いの関節を決め体力を消耗させていく はっきりいって地味だ でもとても魅力的だ タランティーノはそれを2時間弱やってのける たまに立ち ロープワーク等を挟みつつも グラウンドレスリングが続く そして中盤の攻防(牧場)が束の間あったのちに 一撃必殺の世界が訪れる そう、必殺技は一度だけ 一回しか観ることができない。 クライマックスは一度なのだ お互いの必殺技が出るのではなく 優勢なほうの必殺技が一度炸裂し 3カウントが入り 観客が熱狂する。 ただ一度の必殺技で 観客を満足させなければならない世界 満足させる世界。 そんな世界が「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 お気に入りシーン ・セリフを忘れた自分を責めるリック (あと10分ぐらい観ていたい) ・クリフがトレーラーハウスで愛犬にエサをあげるシーン (缶詰からエサを出すとこや、自分の料理を作るシーンがとにかく好き) (なんか興奮する) ・必殺技炸裂のクライマックス (ここに言葉はいらないぜ) ・最後のタバコCMの悪態 (ここにも言葉はいらないぜ)
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
(C) 2019 Visiona Romantica, Inc. All Rights Reserved. ※ジャケットデザインは変更になる場合がございます。