トゥームレイダー　ファースト・ミッション

全てが平均点な感じのチョー普通映画

ストーリー
簡単に先が読めて、実際にその通りになるテンプレートのようなストーリー。
オリジナリティもへったくれもない。

アクション
ジャングルの中や古代遺跡の中を跳んだり跳ねたり走ったり
これはテレビゲームのまんまな感じ。
ほとんど戦わないし、少ないバトルシーンも総合格闘技系のプロレスみたい。

つまんないとは言わないが
忘れたころにもう一度観たいかというと
たぶんそれはないな、て感じの映画だった。

　類似の映画が数多ある分野で、後発作品の大変さに思わず同情してしまう。絶海の孤島（たぶん与り知らぬことだろうが、日本のミステリーにはあったけど…）やヒミコで新機軸を出そうとしたのだろうが、あれやこれやが他の作品に似てしまうのは致し方ないことのように思える。ただ、何でもネットですぐ調べられる時代に、ヒミコの時代考証が余りにもいい加減なのはいただけないし、世界に厄災をもたらす封印された秘密がどっかのミステリーに似ているのも残念だ。

　けれど、むしろ可憐なぐらいなのに、何事が起きても決して怯むことなく、勇猛果敢に突き進んでいくヒロインは、文句なく素晴らしいのではないだろうか。迫力ある過酷なアクションシーンを、次々とよくこなしている。評判の芳しくない香港の場面も、彼女に課せられる試練のレベルが徐々に上がっていく過程と捉えられないだろうか。

　タイトルにファースト・ミッションとあるからには、当然次作が予定されているのだろう。ヒロインには魅力的なパートナーが必要だ。彼女のますますの活躍と個性的で素敵なパートナーの出現に期待したい。

アドベンチャー映画
所謂宝探し的なものですが
このジャンルにおいて
ボクは「おもしろい！！」と
拍手喝采スタンディングオベーションを送りたくなるような
そんな作品には
映画を観始めてからこの方
一度しか出会っていません。
それは「グーニーズ」なんですが
このジャンルの作品では
グーニーズが頂点なのか
はたまた、まだまだジャンルとして完成どころか
成熟すらしていないのか
一体どちらなのでしょう
ボクにとっては
インディージョーンズも
ジョリー版トゥームレイダーも
全くもって未熟も未熟で
面白いに到達していません。
で、この新生トゥームレイダーはというと
ジョリー版よりは面白いものの
やはりまだまだ青いバナナです。
ヒロインも輝きがあるし
動けるしなので
続編も大いにあり得るでしょう。
次は食べ頃バナナであれ

外国人が考えるところの
「日本」という設定やその他諸々
外国人が好きそうで
日本人にとっては「はぁ！？」な展開
卑弥呼時代にそんなんねーだろ、な文明と技術
ツッコミどころ有り余る墓内でのあれやこれやと
クライマックスでの攻防
完成形はまだ遠い

弓の練習シーンはありました。あんまりちゃんと練習したっていう雰囲気がなく、弓の使い手になったっていう感じがしないのですが、一応、練習はしてました（笑）。
ちなみに、あの絶海の孤島をヤマタイだと言うシーンの字幕にはヤマタイという単語は出てませんでした。ただ「絶海の孤島」と書かれてるだけでした。台詞では、「この島ヤマタイという」ってなってますけど・・日本人にはあまりにも荒唐無稽すぎるのでわざと字幕に入れなかったのかもしれません。

トゥムーレイダーと聞けばやはりアンジェリーナ・ジョリーと言うことになるのだが伝説のアクションヒロインも世代交代、ジョリーの演ずるヒロイン、ララ・クロフトは成熟した女性だったが本作は未完の若々しいヒロイン像であるところがいかにも新鮮。
物語は資産家の家庭に育って普通に暮らしていた女の子が冒険家であった父親のメッセージの謎を読み解き、ノンストップサバイバルアクションが始まる。
舞台は海の中の孤島、何故か日本「邪馬台国の女王、卑弥呼」の墓、邪悪な力を有したまま封印された墓、その邪悪な力を解き放ち世界征服を試みる秘密結社「トリニティー」の野望を阻止するべく大暴れするララ父娘、インディージョーンズ的な要素も含まれている。
特にとりたてて述べるほどのものはないが、そこそこ楽しめる娯楽作品。