ベイマックス

科学の天才ヒロ、14歳が住む、サンフランソウキョウは、
サンフランシスコそっくりの坂道の両脇が、桜満開！

ヒロの発明したマイクロボット(超小型…テレパシーで制御する、
凄い発明)
そのマイクロボットの利権に絡んで、兄のタダシは、死んだのかもしれない。

ふわふわ、ポニョポニョの癒し系ロボット、ベイマックスと、
ヒロと仲間たちは、悪を倒すため、ロボット技術を駆使しての、
大ヒーローアクションが、最高です。

アナ雪なんか目じゃないです。

ベイマックスの、顔のモチーフは神社の鈴…なんですって！
レインボーブリッジみたいな橋は真っ赤な神社の鳥居だし、
路地裏に積まれたビール瓶のケースとか、楽しいです。
それにしても近未来でも、電柱とケーブル線は、思いっきり
目立ってましたねww

これはもうベイマックスのフォルムに完敗であり乾杯です。
なんとも愛くるしいこのフォルム
そして柔らかさの伝わってくるＣＧ技術。
言うことありません。
ベイマックスのこの見た目が
それほど秀逸でもない物語のレベルをアップさせています。
ベイマックス・ボーナスのような感じで得点が加算されました。
このベイマックスもそうですし、
「２００１年宇宙の旅」や
「月に囚われた男」でもそうなんですが、
無機質な「宇宙」や「未来」を感じさせるロボットって
どうしてこんなにもグっときてしまうのでしょう。
その抑揚と感情のない音声も輪をかけて
なんだかたまらない気分にさせられます。
感情を持たない、もしくは人間に劣る感情しかないロボットが
人間の感情、心の動きを覚えようとする
学習しようとする
その様が涙腺を刺激してくるのです。
このテイストはどこか「ターミネーター２」のシュワちゃんを彷彿させるところもありますね。
無償の愛
自己犠牲
それすらあまり意識していないところが
さらに乾杯なワケです。
ベイマックスのおかげで
思ったよりもステキな作品として心に刻まれました。
ナイス！ベイマックス！と
ボクもフィストバンプしたい気分です。


短編「愛犬とごちそう」が収録されています。
物語が始まった直後のテイストで
なんとなく想像できた結末
その結末を迎えるための覚悟
杞憂でした。
意外にストレートなのね（笑）

ああ、面白かった！
“ベイマックス”に癒されて　“BIG HERO 6”の活躍にワクワクして
楽しくてカッコよくて　あっという間の100分だった。
それに、日本人にとっては嬉しいことがいっぱい詰まったアニメだった。
先ずは、都市の名前が“サンフランソウキョウ”で
サンフランシスコと東京のミックスでしょ？
ベイマックスの顔は、日本の神社の鈴のイメージだって言うじゃない。
ヒロ・ハマダっていう名前だって　ワサビというニックネームだって
街中の看板だって
日本の雰囲気を好意的に伝えてくれてる。
エンディングの曲は、ＡＩの「Story」
英語ヴァージョンなので、日本公開版だけじゃなく
世界中で聴いて欲しかった。
ディズニーだけど、マーベル色が色濃く出ていて
ヒーローたちの活躍シーンが生き生きしていた。
ぽよんぽよんのベイマックスが、装備してヒーローに変身していくところは
本当にワクワクしちゃった。
でも、楽しいシーンばかりではなく
タダシのことは悲しく残念だった。
歌舞伎のマスクの男も
事情が分かってみれば同情の余地があり。
科学は、色々な使い方ができるけど、
人間にとってプラスになること、正しいことに使うべきだという
メッセージもあったのかな。
ベイマックスのように癒し系のケアロボットも
思うだけで作動させることができるマイクロボットも
未来では実現するのかしら。
以前、レビュアーのaiaiさんが
人間がおよそ考え付くものは、いずれ全部実現する。
と言っていたのを思い出した。
もしも実現したなら、私もベイマックスに包まれて癒されたいなあ。

　ジャケットを見るとほのぼの系のアニメなのかなと思いきや、意外にアクション場面が多くて、胸高鳴る気分だった。
　カーアクションや空飛ぶシーンなど、子供のときに見たアニメがふたたび思いだされて、なんだか懐かしさとときめきが甦ってきた。
　それに背景（都市など）の精巧な描写がよく出来ていて、スピード感とリアルさ（細部）に圧倒された。　キャラクターもそれぞれ個性が出ていて面白かった。フレッドのぬいぐるみと歌が好きだな。
　ロボットが進化しても、人間の意志、感情が尊重されていて、文明の犠牲になっていないところがいい。悪を倒すだけでなく、心をケアするという設定はなんだか安心できる。こういう調和性というか人間的なところとアクションが一体となって、わりと日本人好みじゃないかな。
　アナ雪の姉妹愛は家庭的な感じがしたけれど、こちらは兄弟愛とか友情とか、どちらかというとカッコいい男の子向きという感じで、ツボにはまりました。
　テレビで観てもけっこうな迫力だったから、これは映画館で観たかったですね。★★★★★

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

　人の傷と心を治すケアロボットとオタクたちが悪巧みしてるらしいマスクマンと対決する話。

　でっぷりとした体形が可愛らしく、主人公を守るロボットのベイマックスの造形は見てるだけで楽しかったです。飛行シーンの迫力もアニメーションの強さを活かしたつくりで、見ててワクワクするアクションシーンがいっぱいでした。
　オタクな主人公と大学の仲間たちのキャラクターの描かれ方も最高で、亡くなってしまうお兄ちゃんのタダシが大好きで、タダシの分身であるベイマックスが大好きなのが伝わってくるのが丁寧に描かれいて最高でした。

　天才だけどその頭脳を活かさない主人公に兄は何とか大学に行くようにしたいと思って、仲間を紹介し、目的を見つけた主人公が頑張って発明をする。けど事故が起こって……。
　そしてベイマックスとの交流があり、悪巧みしているマスクマンを見つけ、仲間たちと一緒にカタキ役との対決となっていく。

　ベイマックスの改良や仲間たちとそれぞれの専門分野を活かして発明して成長していく短いシーンで説明していくのは楽しいし、彼らと協力してマスクマンと戦うアクションシーンも迫力満点でした。
　だらだらと説明をせずに行動で次から次に見せていくのも退屈せずに見られる要素の1つでした。

　そして主人公が兄の敵討ちに燃えて周りが見えなくなってしまったときに、ベイマックスに人殺しをさせるのか?　主人公の想い、仲間たちの想い、タダシの想い。その想いに気づいた主人公は成長し、同じく敵討ちをしようとするマスクマンを止めるために仲間たちと戦いに挑む。
　圧倒的に強いカタキ役に対して逆転の発想で挑む主人公たち。このクライマックスも素晴らしかったです。

　そして救出のために取る主人公とベイマックスの最後のシーン。ここで序盤のベイマックスとの思い出が駆け巡り、涙があふれるのを我慢するのに必死でした。
　
　主人公、天才だし。仲間、大金持ちだし。普通の人たちが出てこないのが、ちょっとどうなの?　と一瞬思っちゃいましたが。ベイマックスをいっぱい作ってもらって、自分も買いたくなること必至な1本でした。