そして父になる / 福山雅治
そして父になる
/是枝裕和
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全体の平均評価点: (5点満点)
(69)
解説・ストーリー
福山雅治主演、是枝裕和監督による感動作。大手建設会社に勤め、都心の高級マンションで妻と息子と暮らす野々宮良多。自分は人生の勝ち組だと信じて疑っていなかった彼は、ある日息子が病院で取り違えられた他人の子どもだったことを知る。
福山雅治主演、是枝裕和監督による感動作。大手建設会社に勤め、都心の高級マンションで妻と息子と暮らす野々宮良多。自分は人生の勝ち組だと信じて疑っていなかった彼は、ある日息子が病院で取り違えられた他人の子どもだったことを知る。
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「そして父になる」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
福山雅治主演、是枝裕和監督による感動作。大手建設会社に勤め、都心の高級マンションで妻と息子と暮らす野々宮良多。自分は人生の勝ち組だと信じて疑っていなかった彼は、ある日息子が病院で取り違えられた他人の子どもだったことを知る。
「そして父になる」 の作品情報
「そして父になる」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
そして父になるの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
121分 |
日本語 |
ドルビーデジタル5.1chサラウンド日本語 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
ASBX5728 |
2014年04月23日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
57枚
|
0人
|
1人
|
【Blu-ray】そして父になる(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
121分 |
日本語 |
5.1chサラウンド日本語/リニアPCM(音声非圧縮) 5.1chサラウンド日本語/DTS-HD MASTER AUDIO |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
ASBDX1113 |
2014年04月23日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
25枚
|
1人
|
0人
|
5.1chサラウンド日本語/リニアPCM(音声非圧縮)
5.1chサラウンド日本語/DTS-HD MASTER AUDIO
そして父になるの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
121分 |
日本語 |
ドルビーデジタル5.1chサラウンド日本語 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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ASBX5728 |
2014年04月23日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
57枚
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0人
|
1人
|
【Blu-ray】そして父になる(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
121分 |
日本語 |
5.1chサラウンド日本語/リニアPCM(音声非圧縮) 5.1chサラウンド日本語/DTS-HD MASTER AUDIO |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
ASBDX1113 |
2014年04月23日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
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ユーザーレビュー:69件
共に過ごした時間の重さは簡単には変えられない
以前とあるTVの番組で見たウル覚えの記憶なのですが、アメリカで起こった赤ちゃんの取違いの事件に似たようなケースがあって、7歳ぐらいになってから交換されたようです。
ところが、血がつながらないとはいえ、双方の家族とも7年間一緒に過ごした絆はどうしても断ち切ることが出来ずとても苦しんだとのこと。
我が子は当然かわいい、さりとて、7年間育てた子供も愛おしい。会いたい、とても会いたい。
双方の家族が同じ思いで、苦しい悲しみの日々だったそうです。
そのことがニュースで報じられると、なんと全米からこの二つのファミリーに寄付金が寄せられたそうです。
それは、何とか二つのファミリーが同じ場所で暮らせるようにすることが出来ないか、という暖かい善意から生まれた寄付金でした。
そしてその善意が二つのファミリーを一つにして、それまでは赤の他人だった家族が、今では隣同士の家で、本当の家族のように一つになって仲良く暮らしているそうです。
「生みの親より育ての親」とは良く言ったもので、
人間というのは血の繋がりより、時間と場所を共有したもの同志の絆の方がずっと強いものだと思うのです。
実の子ではないと判っても、やはり共に過ごした時間の重さと愛情は、そう簡単に拭い去れるものではないのです。
なのに、病院はいとも簡単に、「早いうちに交換したほうが良いです」と無責任な発言をする。
犬や猫じゃあるまいし!いや、犬や猫だって簡単じゃない!と当事者は怒りを抑えられません。
子を持つ親として、見ていてとても辛くなる話でした。
自分たちの責任でこうなったわけではないのに、このままでも、交換しても、互いの家族や当の本人が苦しんだり、悲しんだりするのは避けられません。
まったく対照的な環境の二つの家族。
状況が理解できない息子たち。当然です。彼らはまだほんの6歳なのですから。
そんな中、二人の息子の狭間で、母親の愛とはまた違う父子愛が沸き起り、そして本当の父になる良多。
親は子供の成長とともに、本物の親になっていくものなのです。
子供によって親にさせてもらっているのかもしれません。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
福山のアイドル映画か?
こうまで福山が美しく撮れていると・・・まさかワンシーン位、
おっさんだったり、いかにも狡猾そうだったり、後頭部が薄かったり、
・・・そんなシーンがひとつも無い。
リアリティが薄過ぎる。
福山雅治は好きさ。お肌スベスベで羨ましい。
福山が、エリートで人を見下す嫌な奴を演る・・・と言うので、期待して
観ました。
福山の検閲かかってますね。全コマ、全シーン、チェックした感じ!
全然、嫌な奴じゃなかった。カワイイものでした。
程の良い、上品な好感もてる感動作でした。
でも何か物足りない。
この映画の後で実際の取り違え事件の訴訟が起こり話題になりました。
真逆な環境の2家族でした。
取り違えられた一方の男の子は、全く似てませんでした。
あまりの容貌、性格、性癖の違いから、家族がDNA鑑定を行なった。
遺産相続絡みです。
この映画は綺麗にまとまっています。
丁寧に丁寧に季節を追って、親や子供の気持ちを掬ってゆきます。
単調なスローペースで、それが最後に良い効果を生むのですが、
やはり現実はもっともっと重い取り返しの付かない歳月だった
ようです。間違えられた60年間はやり直しが出来ないのでした。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
森になろう
いや〜、同じくらいの子供を持つ親としては、終始考えさせれらる映画でしたね・・・
とりあえず
“あの”福山が、家に帰ってくる!っていう
それを想像しただけで喜んでた(←アホ)序盤も束の間
答えが、ない
正解が、ない
絆のテーマを
答えが見えないからこそ、自分自身さえも責めたくなってくるような
そういう、重さを内包しながら
それでも、視線はすっごくソフトでふんわりしてるんですよね
これぞ、是枝監督!というような、優しい空気感です・・・
言い換えれば、少々物足りなさを感じたのも事実ですが
感情の起伏が、ゆるやかなのでね
でも
家族って、森なんですね♪
時間、環境、会話、(お金)
家族を構築する要素はいろいろです
そして、どれが一番重要か、人それぞれです
これこそ、価値観の違い、なんでしょう
その人それぞれの生き方とか
長所と短所の紙一重なところとか
いろんな側面を描きながら
登場人物全てが、子供の、自分の、家族の幸せの為に
一生懸命生きている・・・
優しい視線の中にも、そういう強かさが滲み出ていました
もうね
身が引き裂かれる思いだったんですけど
そういう、“別れのシーン”ともいいましょうか
そういうのが、あえて、あっさりだったのが、逆に好印象でしたね
“父親としての覚醒”だけに焦点がしぼられる終盤の描き方なんか
「泣かせてやるぞ、コノヤロー」な、嫌味な感じがなくて、ほんっと
スーーっと目頭が熱くなりましたよ・・・
誰かの親ではない人には、あまりピンと来ないかもしれません
でも
自分が育ってきた、環境
自分の親との関係
そういう事にも繋がる映画です
自分の子育てが、果たして、正解なのか
そんなの、結論はでないし
もし、答えがあるとするなら
それは、子供の中にしかないような気がします
見えない結果の為に、一生葛藤し続けます
私の親もそうだったし、今もそうなのかもしれない
話した会話
過ごした時間
いい日も悪い日も
この一日一日が、大きな森になってゆく
そう思うとね、すごく前向きになれる
この子たちの親でありがと、ってね、そんな気持ちになるのでした
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
血のつながりか?過ごした時間か?
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
出生時の子供の取り違え。
テーマはとても重いのですが、大変な状況に陥った2つの家族の日常を淡々と追ってるところや、
演技経験のない子供たちの自然な姿を撮っているところが、「誰も知らない」にとてもよく似ていると思いました。
片方はスカイツリーの見える高級マンションに住む、エリート会社員の家族。
ひとり息子はお受験塾に通うような、いわゆるエリートの子供。
そして片方は田舎で電気屋を営む家庭の、3人兄弟の長男として育っている。
まず驚いたのが、取り違えた病院が
「なるべく早くお子さんを交換することをおすすめします。」 と言ったこと。
次にびっくりしたのが、エリート家族(福山雅治と尾野真千子)の方が、取り違えがあったことを親や上司にまですぐに話してしまうこと。
私なら6年間育てた子供を交換しようなどとは思わないと思うし、人にも話さないと思うから。
血のつながりよりも、過ごした時間の方が重いと思うのですが、 「血統」が重視されるのは日本ならではでしょうか。
ドラマ「デスパレートな妻たち」の中に、これとそっくりな話が出てきましたが、
取り違えを報告した病院は、相手の家族の名前を教えようともしませんし、
もちろん交換をすすめたりはしませんでした。
養子が多いアメリカでは、日本のように「血統」が重視されないのだと思います。
是枝監督の、
「仕事が忙しくて子供にしばらく会っていなかったら、子供に『また来てね』といわれた。」
という体験から生まれた映画というだけあって、忙しさにかまけて父親業をしていなかった父親の目線で映画は進んでゆきます。
自分の子供だと信じていた子が、本当は自分の子ではなかった。
そんな大変なことがわかって、初めて父親としての自覚に目覚める。父性とはなんと厄介なものでしょう。
対して、母性はもっと単純なような気がします。
だから尾野真千子演じる母親の気持ちは単純で、
6年間過ごしてきた子供への愛着を断ち切れず、「どこかに逃げてしまいたい。」と思うところや、
血を分けた子供がだんだんとかわいくなってきて、そのことを申し訳なく思うところはすごくわかる気がしました。
主人公の名前が「良多」なんですが、この名前は3作連続ですよね。よっぽど思いいれのある名前なんでしょうか。
ラストシーン、私は間違いなく元の生活に戻る(血のつながりを選ばない)と思ったのですが、解釈はきっとわかれるでしょうね。
しかし、何より驚愕だったのが後日読んだ元ネタ本、
「ねじれた絆 〜赤ちゃん取り違え事件の17年」 奥野修司 。
映画のリリー・フランキーの方にあたる家庭の複雑すぎる事情と、真木よう子にあたる母親の育児放棄にはびっくり。
映画がただの綺麗ごとにしか思えなくなりました。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
作戦勝ちか
待ってましたよ。
先行上映が4日間も続くって、もう先行上映じゃなくないか?という疑問もあるが、先行上映初日に行ってきました。
先行上映のみ、カンヌでの特別映像がある、というので、お得な感じ。
スタンディングオベーションとか臨場感のある映像でみれました。
Like Father Like sonという使い古された言葉が、この映画のEnglish Titleになってます。
こりゃなかなか考えたな、というタイトルですね。
カンヌで賞をとってから、予告も散々観ているので、お話も大体想像つくものでしたが、まあ、映像も音楽も、もちろんこの設定も何もかも、カンヌ好み。
カンヌで賞を獲るために狙って作ったのでは?とおもえるほど。
是枝監督の作品はもともとヨーロッパの香りがぷんぷんするんだよね。
今回、家族がテーマで、音楽も素晴らしく、なんだこの、バッハの効果的な使い方は?
映像とピタッと合うのよね。
ここも是枝マジックで、私が是枝作品を好きな大きな理由なような気もする。
この選曲は本当に脱帽。
是枝マジックその2は、やはりキャスティング。
エリートでハンサムな野々宮良多役を福山雅治が嫌な感じに好演。
悪い人ではないのに、人付き合いが苦手というか、それを本人がわかってない一番面倒くさいタイプ。
子供にもどこか距離をもっていて冷たさも感じる。
この辺リアルだよね。
人物設定が結構リアル。
対するリリー・フランキーと真木よう子夫婦もいい。
病院から慰謝料をできるだけ取ろうとするところも、本当にリアル。
子役がまた、対照的なのね。
観客は、おそらく、かわいいルックスで大きな瞳が印象的な慶多を本当にかわいいと思っちゃうんだよね。
そこがまたうまい。
主演はあくまで福山雅治なので、「こっち」と「あっちの家族」というようになる。
観客の視点もそうなるんだよね。
見た目的に「かわいらし〜い」っていうタイプではない、ワンパクな感じの琉晴。良多とは血がつながっているとはいえ、前半彼はほとんど映らない。
ここも効果的で、後半、実際交換してからの、この子の個性と本当にのびのびした感じが俄然魅力的になってくる。
どちらの子供も観客を引き付ける魅力を持ってないとこの映画は成功しないもんね。
しかし、私は子供がいないから、子供がいる人が観るとまた全然違う映画なんだろうね。
6歳まで自分の子供として育てたのであれば、もう、そのままでいいじゃん、と思っちゃうよね。
「血」を気にするのは実際男性のほうなんだろうな、と思う。
スピルバーグが絶賛し、ニコール・キッドマンが、後半一時間号泣したというこの作品は、たしかに素晴らしい。
とくに後半の、福山雅治の泣きのシーンは、心が震えた。
気になる点は、取り違えの原因。
「え、そんなこと?」。ちょっと動機も弱い気がする。
そこはあんまり重要じゃないのかな。
人間って子供を持つことで成長するのね。
子供のいない私は、もう成長しないのか、とちょっと悲しい気分にもなってしまったわ。
是枝ワールドをご堪能ください。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
共に過ごした時間の重さは簡単には変えられない
投稿日
2014/05/10
レビュアー
飛べない魔女
以前とあるTVの番組で見たウル覚えの記憶なのですが、アメリカで起こった赤ちゃんの取違いの事件に似たようなケースがあって、7歳ぐらいになってから交換されたようです。
ところが、血がつながらないとはいえ、双方の家族とも7年間一緒に過ごした絆はどうしても断ち切ることが出来ずとても苦しんだとのこと。
我が子は当然かわいい、さりとて、7年間育てた子供も愛おしい。会いたい、とても会いたい。
双方の家族が同じ思いで、苦しい悲しみの日々だったそうです。
そのことがニュースで報じられると、なんと全米からこの二つのファミリーに寄付金が寄せられたそうです。
それは、何とか二つのファミリーが同じ場所で暮らせるようにすることが出来ないか、という暖かい善意から生まれた寄付金でした。
そしてその善意が二つのファミリーを一つにして、それまでは赤の他人だった家族が、今では隣同士の家で、本当の家族のように一つになって仲良く暮らしているそうです。
「生みの親より育ての親」とは良く言ったもので、
人間というのは血の繋がりより、時間と場所を共有したもの同志の絆の方がずっと強いものだと思うのです。
実の子ではないと判っても、やはり共に過ごした時間の重さと愛情は、そう簡単に拭い去れるものではないのです。
なのに、病院はいとも簡単に、「早いうちに交換したほうが良いです」と無責任な発言をする。
犬や猫じゃあるまいし!いや、犬や猫だって簡単じゃない!と当事者は怒りを抑えられません。
子を持つ親として、見ていてとても辛くなる話でした。
自分たちの責任でこうなったわけではないのに、このままでも、交換しても、互いの家族や当の本人が苦しんだり、悲しんだりするのは避けられません。
まったく対照的な環境の二つの家族。
状況が理解できない息子たち。当然です。彼らはまだほんの6歳なのですから。
そんな中、二人の息子の狭間で、母親の愛とはまた違う父子愛が沸き起り、そして本当の父になる良多。
親は子供の成長とともに、本物の親になっていくものなのです。
子供によって親にさせてもらっているのかもしれません。
福山のアイドル映画か?
投稿日
2014/12/22
レビュアー
カマンベール
こうまで福山が美しく撮れていると・・・まさかワンシーン位、
おっさんだったり、いかにも狡猾そうだったり、後頭部が薄かったり、
・・・そんなシーンがひとつも無い。
リアリティが薄過ぎる。
福山雅治は好きさ。お肌スベスベで羨ましい。
福山が、エリートで人を見下す嫌な奴を演る・・・と言うので、期待して
観ました。
福山の検閲かかってますね。全コマ、全シーン、チェックした感じ!
全然、嫌な奴じゃなかった。カワイイものでした。
程の良い、上品な好感もてる感動作でした。
でも何か物足りない。
この映画の後で実際の取り違え事件の訴訟が起こり話題になりました。
真逆な環境の2家族でした。
取り違えられた一方の男の子は、全く似てませんでした。
あまりの容貌、性格、性癖の違いから、家族がDNA鑑定を行なった。
遺産相続絡みです。
この映画は綺麗にまとまっています。
丁寧に丁寧に季節を追って、親や子供の気持ちを掬ってゆきます。
単調なスローペースで、それが最後に良い効果を生むのですが、
やはり現実はもっともっと重い取り返しの付かない歳月だった
ようです。間違えられた60年間はやり直しが出来ないのでした。
森になろう
投稿日
2014/05/02
レビュアー
パンケーキレンズ
いや〜、同じくらいの子供を持つ親としては、終始考えさせれらる映画でしたね・・・
とりあえず
“あの”福山が、家に帰ってくる!っていう
それを想像しただけで喜んでた(←アホ)序盤も束の間
答えが、ない
正解が、ない
絆のテーマを
答えが見えないからこそ、自分自身さえも責めたくなってくるような
そういう、重さを内包しながら
それでも、視線はすっごくソフトでふんわりしてるんですよね
これぞ、是枝監督!というような、優しい空気感です・・・
言い換えれば、少々物足りなさを感じたのも事実ですが
感情の起伏が、ゆるやかなのでね
でも
家族って、森なんですね♪
時間、環境、会話、(お金)
家族を構築する要素はいろいろです
そして、どれが一番重要か、人それぞれです
これこそ、価値観の違い、なんでしょう
その人それぞれの生き方とか
長所と短所の紙一重なところとか
いろんな側面を描きながら
登場人物全てが、子供の、自分の、家族の幸せの為に
一生懸命生きている・・・
優しい視線の中にも、そういう強かさが滲み出ていました
もうね
身が引き裂かれる思いだったんですけど
そういう、“別れのシーン”ともいいましょうか
そういうのが、あえて、あっさりだったのが、逆に好印象でしたね
“父親としての覚醒”だけに焦点がしぼられる終盤の描き方なんか
「泣かせてやるぞ、コノヤロー」な、嫌味な感じがなくて、ほんっと
スーーっと目頭が熱くなりましたよ・・・
誰かの親ではない人には、あまりピンと来ないかもしれません
でも
自分が育ってきた、環境
自分の親との関係
そういう事にも繋がる映画です
自分の子育てが、果たして、正解なのか
そんなの、結論はでないし
もし、答えがあるとするなら
それは、子供の中にしかないような気がします
見えない結果の為に、一生葛藤し続けます
私の親もそうだったし、今もそうなのかもしれない
話した会話
過ごした時間
いい日も悪い日も
この一日一日が、大きな森になってゆく
そう思うとね、すごく前向きになれる
この子たちの親でありがと、ってね、そんな気持ちになるのでした
血のつながりか?過ごした時間か?
投稿日
2014/03/17
レビュアー
パープルローズ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
出生時の子供の取り違え。
テーマはとても重いのですが、大変な状況に陥った2つの家族の日常を淡々と追ってるところや、
演技経験のない子供たちの自然な姿を撮っているところが、「誰も知らない」にとてもよく似ていると思いました。
片方はスカイツリーの見える高級マンションに住む、エリート会社員の家族。
ひとり息子はお受験塾に通うような、いわゆるエリートの子供。
そして片方は田舎で電気屋を営む家庭の、3人兄弟の長男として育っている。
まず驚いたのが、取り違えた病院が
「なるべく早くお子さんを交換することをおすすめします。」 と言ったこと。
次にびっくりしたのが、エリート家族(福山雅治と尾野真千子)の方が、取り違えがあったことを親や上司にまですぐに話してしまうこと。
私なら6年間育てた子供を交換しようなどとは思わないと思うし、人にも話さないと思うから。
血のつながりよりも、過ごした時間の方が重いと思うのですが、 「血統」が重視されるのは日本ならではでしょうか。
ドラマ「デスパレートな妻たち」の中に、これとそっくりな話が出てきましたが、
取り違えを報告した病院は、相手の家族の名前を教えようともしませんし、
もちろん交換をすすめたりはしませんでした。
養子が多いアメリカでは、日本のように「血統」が重視されないのだと思います。
是枝監督の、
「仕事が忙しくて子供にしばらく会っていなかったら、子供に『また来てね』といわれた。」
という体験から生まれた映画というだけあって、忙しさにかまけて父親業をしていなかった父親の目線で映画は進んでゆきます。
自分の子供だと信じていた子が、本当は自分の子ではなかった。
そんな大変なことがわかって、初めて父親としての自覚に目覚める。父性とはなんと厄介なものでしょう。
対して、母性はもっと単純なような気がします。
だから尾野真千子演じる母親の気持ちは単純で、
6年間過ごしてきた子供への愛着を断ち切れず、「どこかに逃げてしまいたい。」と思うところや、
血を分けた子供がだんだんとかわいくなってきて、そのことを申し訳なく思うところはすごくわかる気がしました。
主人公の名前が「良多」なんですが、この名前は3作連続ですよね。よっぽど思いいれのある名前なんでしょうか。
ラストシーン、私は間違いなく元の生活に戻る(血のつながりを選ばない)と思ったのですが、解釈はきっとわかれるでしょうね。
しかし、何より驚愕だったのが後日読んだ元ネタ本、
「ねじれた絆 〜赤ちゃん取り違え事件の17年」 奥野修司 。
映画のリリー・フランキーの方にあたる家庭の複雑すぎる事情と、真木よう子にあたる母親の育児放棄にはびっくり。
映画がただの綺麗ごとにしか思えなくなりました。
作戦勝ちか
投稿日
2014/03/16
レビュアー
KEE
待ってましたよ。
先行上映が4日間も続くって、もう先行上映じゃなくないか?という疑問もあるが、先行上映初日に行ってきました。
先行上映のみ、カンヌでの特別映像がある、というので、お得な感じ。
スタンディングオベーションとか臨場感のある映像でみれました。
Like Father Like sonという使い古された言葉が、この映画のEnglish Titleになってます。
こりゃなかなか考えたな、というタイトルですね。
カンヌで賞をとってから、予告も散々観ているので、お話も大体想像つくものでしたが、まあ、映像も音楽も、もちろんこの設定も何もかも、カンヌ好み。
カンヌで賞を獲るために狙って作ったのでは?とおもえるほど。
是枝監督の作品はもともとヨーロッパの香りがぷんぷんするんだよね。
今回、家族がテーマで、音楽も素晴らしく、なんだこの、バッハの効果的な使い方は?
映像とピタッと合うのよね。
ここも是枝マジックで、私が是枝作品を好きな大きな理由なような気もする。
この選曲は本当に脱帽。
是枝マジックその2は、やはりキャスティング。
エリートでハンサムな野々宮良多役を福山雅治が嫌な感じに好演。
悪い人ではないのに、人付き合いが苦手というか、それを本人がわかってない一番面倒くさいタイプ。
子供にもどこか距離をもっていて冷たさも感じる。
この辺リアルだよね。
人物設定が結構リアル。
対するリリー・フランキーと真木よう子夫婦もいい。
病院から慰謝料をできるだけ取ろうとするところも、本当にリアル。
子役がまた、対照的なのね。
観客は、おそらく、かわいいルックスで大きな瞳が印象的な慶多を本当にかわいいと思っちゃうんだよね。
そこがまたうまい。
主演はあくまで福山雅治なので、「こっち」と「あっちの家族」というようになる。
観客の視点もそうなるんだよね。
見た目的に「かわいらし〜い」っていうタイプではない、ワンパクな感じの琉晴。良多とは血がつながっているとはいえ、前半彼はほとんど映らない。
ここも効果的で、後半、実際交換してからの、この子の個性と本当にのびのびした感じが俄然魅力的になってくる。
どちらの子供も観客を引き付ける魅力を持ってないとこの映画は成功しないもんね。
しかし、私は子供がいないから、子供がいる人が観るとまた全然違う映画なんだろうね。
6歳まで自分の子供として育てたのであれば、もう、そのままでいいじゃん、と思っちゃうよね。
「血」を気にするのは実際男性のほうなんだろうな、と思う。
スピルバーグが絶賛し、ニコール・キッドマンが、後半一時間号泣したというこの作品は、たしかに素晴らしい。
とくに後半の、福山雅治の泣きのシーンは、心が震えた。
気になる点は、取り違えの原因。
「え、そんなこと?」。ちょっと動機も弱い気がする。
そこはあんまり重要じゃないのかな。
人間って子供を持つことで成長するのね。
子供のいない私は、もう成長しないのか、とちょっと悲しい気分にもなってしまったわ。
是枝ワールドをご堪能ください。
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