それでも、愛してる / メル・ギブソン
それでも、愛してる
/ジョディ・フォスター
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全体の平均評価点: (5点満点)
(16)
解説・ストーリー
監督・主演を務めるジョディ・フォスターが、94年の「マーヴェリック」以来となるメル・ギブソンを共演に迎えて贈るヒューマン・ドラマ。結婚20年目に夫がうつになったことから家族崩壊の危機を迎えた夫婦の再生への道のりを優しく見つめる。玩具会社の2代目社長ウォルター・ブラックは、ある日突然、うつ病になってしまう。様々な治療も効果はなく、一日中寝ているばかり。そんな父の姿に小学生の次男は戸惑い、高校生の長男は激しく反発する。妻のメレディスも、もはやただ見守ることしかできなかった。やがて家を出て行ったウォルターだったが、たまたま手にしたビーバーのぬいぐるみに話しかけられ、自殺を思いとどまる。彼はビーバーを通して話すことで自信を取り戻し、うつの症状も消え去るのだが…。
監督・主演を務めるジョディ・フォスターが、94年の「マーヴェリック」以来となるメル・ギブソンを共演に迎えて贈るヒューマン・ドラマ。結婚20年目に夫がうつになったことから家族崩壊の危機を迎えた夫婦の再生への道のりを優しく見つめる。玩具会社の2代目社長ウォルター・ブラックは、ある日突然、うつ病になってしまう。様々な治療も効果はなく、一日中寝ているばかり。そんな父の姿に小学生の次男は戸惑い、高校生の長男は激しく反発する。妻のメレディスも、もはやただ見守ることしかできなかった。やがて家を出て行ったウォルターだったが、たまたま手にしたビーバーのぬいぐるみに話しかけられ、自殺を思いとどまる。彼はビーバーを通して話すことで自信を取り戻し、うつの症状も消え去るのだが…。
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「それでも、愛してる」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
監督・主演を務めるジョディ・フォスターが、94年の「マーヴェリック」以来となるメル・ギブソンを共演に迎えて贈るヒューマン・ドラマ。結婚20年目に夫がうつになったことから家族崩壊の危機を迎えた夫婦の再生への道のりを優しく見つめる。玩具会社の2代目社長ウォルター・ブラックは、ある日突然、うつ病になってしまう。様々な治療も効果はなく、一日中寝ているばかり。そんな父の姿に小学生の次男は戸惑い、高校生の長男は激しく反発する。妻のメレディスも、もはやただ見守ることしかできなかった。やがて家を出て行ったウォルターだったが、たまたま手にしたビーバーのぬいぐるみに話しかけられ、自殺を思いとどまる。彼はビーバーを通して話すことで自信を取り戻し、うつの症状も消え去るのだが…。
「それでも、愛してる」 の作品情報
「それでも、愛してる」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
それでも、愛してるの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
91分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PDSZ300175 |
2012年11月09日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
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0人
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0人
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【Blu-ray】それでも、愛してる(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
91分 |
日本語 |
1:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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PDBV300175 |
2012年11月09日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
5枚
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0人
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0人
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1:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/英語
それでも、愛してるの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
91分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
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記番: |
レンタル開始日: |
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PDSZ300175 |
2012年11月09日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
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【Blu-ray】それでも、愛してる(ブルーレイ)の詳細
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日本語 |
1:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/英語
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PDBV300175 |
2012年11月09日
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1位登録者: |
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1:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/英語
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ユーザーレビュー:16件
人形に宿る不思議な力 (ややネタバレ)
ふむ、奇妙なオハナシなので感想も難しいところですが。
そもそも、メル・ギブソン演じるところのウォルターという男ですが、ウツ病と言っても抑ウツ状態だけが続く「単極性」の大ウツ病じゃなくて、気持ちが昂揚する躁状態と気分が落ち込む抑ウツ状態の2つの症状が現れる「双極性」の方なんでしょうね。ウツ病患者が自殺に走るときっていうのは落ち込みの極致ではなく、ヘンな言い方だけどそのぐらいの元気はあるちょっと上向き気味の時だと言うので、そのタイミングでパペットのビーバーと出会い(?)、そこから躁状態に突入したと考えれば、あの奇妙な行動も辻褄は合う気がします。急に万能感に満たされて会社の組織改革をして新商品の開発もしちゃう。昔「精神保健」の授業で聞いた話があって、先生の友人の精神科医が躁鬱病で、自身の病院を経営してたらしいのですが、躁状態の時にはどんどん病院を拡張して成功してたそうな(笑)。メルギブの場合、あの人格の分裂した感じはどっちかと言うと解離性同一性障害、いわゆる多重人格じゃないの?って気もしたんですけど、途中で妻のジョディ・フォスターが主治医に相談に行って「今は躁状態なのでは」と忠言されたってところで、私もガッテンしたのです。それまでは「こんなん、ウツとちゃうやん」って引いてました。
あと、パペットを通してしか本音が語れないという筋書きなんですが、これも私的にはわりと納得できるのです。昔、人形劇をちょっとやってたことがあって、自分で動かしてるのは確かにそうなんだけども、ある瞬間になんだかホントに人形が生きてて自律して動いているように見えたことがあって、ちょっと電気が走るような感動を覚えたのですね。これ、なかなか理解してもらいにくいとは思いますが。腹話術をやっている人から「人形を操っていると不思議と本音がその子の口をついて出てきて、自分でも驚く」というようなことも聞いたことがあるので、人形にはそういう不思議な力がある気がしますね〜。ポール・ギャリコの『七つの人形の恋物語』なんて、まさにそんなお話でした。人形使いのキャプテン・コックが操る7つの人形たちは、それぞれの人格を持って少女ムーシュを愛する。ムーシュは冷酷無情なコックという男に凌辱されながら、人形たちとは心を通わせ合うという、なんとも不思議な物語。旅芸人として一緒に生活するコックとムーシュの関係性と後半の展開がちょっとフェリーニの「道」(54)に似ていて興味深い。レスリー・キャロンとメル・ファーラー主演で映画化された「リリー」(53)は可愛らしく見やすい作品になっちゃってましたけどね(苦笑)。
えっと、話が逸れてしまいましたが、そんな具合にこのお話、ちょっとしたファンタジーなのかなと思えたのですが。崩壊しかけた家族の再生の物語としてどう演出するかってところなんだけど、前半は「ラースと、その彼女」(07)みたいなほのぼの系なのに、終盤でアンソニー・ホプキンス主演のすこぶる気持ち悪い映画「マジック」(79)みたいなホラーな展開になっちゃったのが、どうにもチグハグな印象でスッキリしなかったのです。こんな微妙なオハナシ、才女のジョディ・フォスターだから意気込んで手がけてしまったのかもしれないけど、いや、やっぱ難しいっしょ(苦笑)。
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クッション
うつ。
うつに限らず。
心の病で苦しめられるのは、当人だけではない。
むしろ同じぐらいかそれ以上に苦しいのは周りの人々ではないだろうか。
当人も相当苦しいと思います。
しかし、支えようとする人々(この作品の場合では家族)の辛さはかなりのものだと思います。
愛してれば愛してるほど。
決断することの全てが辛い。
距離を置いたりすること。
そこに愛はない、愛情が冷めた、見放した、なんてとても思えない。
愛してるから苦しいし。
悔しいし。
怒りすらわきあがるんだと思います。
どうしたの?壊れたの?も。
昔のあなたを思い出して、も。
父親を同じようにはなりたくない、も。
愛情があるからなんだと思います。
愛情がなければイラ立ちません。
愛情がなければ気にしません。
うつで苦しい主人公も必死なように。
周りの家族も必死なんです。
もがいてるんです。
だからこそ、結婚記念日でのくだりはせつなくて。
頭突きの日々がせつなくて。
その様子が90分という時間でうまく表現されてたように思います。
そう思うのは、やはり「父親と息子」という関係性の物語に弱いからでしょうか(笑)
ビーバーを通して話すという手段。
それはサングラスや覆面と一緒でしょうか。
サングラスすると人前で話せる。
覆面してると普段出来ないことができる。
ワンクッション。
関節もそうですね。
ワンクッションあるからこそ潤滑に動く。
なんてことを考えたりして・・・・
でも家族は違う?
そのクッションを必要とせず。
触れ合いたいという願い。
そのワンクッションの距離ですら。
妻には遠かったんでしょうね。
そう思うとまたせつなくなります。
ん・・・・
よくわからなってきたので、これにて。
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病気だから。
投稿日:2013/03/10
レビュアー:TOMY
ジョディ・フォスターの16年ぶりの監督作。
鬱病になってしまった夫の妻も演じます。
メル・ギブソンは、父親から受け継いだ会社のCEO。
だが鬱病を患ってしまい、妻にも別居を言い渡され、死のうとしたりもするが、死にきれない。
高校生の長男は、父親の変化に、自分と父親の似ているところを数え、将来に恐怖を覚える。
まだ小学生の次男は、純粋で、父に無視されるのなら、消えてしまいたいとさえ思っている。
病人が家族に居ると、みんな大変だ。
それを何とか乗り越えようと、夫であり父であるウォルターを中心に描きます。
彼は、たまたま手に入ったビーバーの指人形を通してだけ、まともに会話も仕事もできるようになる。
長男が多感な時期だし、ガールフレンドとの関わりのシーンも重要で、観ててどっちが主役?と集中がそがれてしまった。
ガールフレンドはジェニファー・ローレンス、やっぱりこのコ、ものすごい存在感。
出てるシーンはずしっと重みが増す。
息子である高校生のポーターが、壁に穴があくほど頭を打ち付ける。
観ているだけで、胸が痛い。
そして、その親をやっている人たちって、本当にすごいとも思う。
親も、子も、患者も、苦しいのだ。
私も他の病気の影響で、鬱状態が出たことがある。
ただ、体が原因になってることが客観的にわかってたから、何とか乗り越えられた。
今の時代、日本だし、都会では人が多いし、鬱病なんて珍しくない。
世の中にはいろんな経験を有している人がいるので容赦していただきたいのだけど、
私自身は「現代鬱病」の人に実害を受けたことがあるので、正直「ちょっと困ったな」というのが鬱病に関する感覚。
「現代」がつくと、また違うみたいだけどね。
そういう人は、やりたいことだけはできる。
その人の分の仕事は、他者(私も含め)に行って、本人は海外旅行にいくエネルギーがある。
…うーん……なかなか同情しにくい(汗)
仕事でよい成績をあげないといけない、
よい親、子どもでいなくてはいけない、
お金もできるだけ稼がないといけない、
人に自慢できるような人間でないといけない、
って、思いすぎてるのかな。
現代人に自殺者が多いのは、まず鬱病患者が多いからなのだろうし、
「〜ないといけない」にとらわれている人って、気の毒です。
私自身も、ある程度とらわれていることは否定できない。
でも……なんだかな。
そこまで追い詰められないと生きていけない社会。
間違ってるよ。
人間は、怯えている状態が、一番悪い。
ウォルターも、「変わらないことなんてないのに!」と、心の叫びを口にしてる。
ウォルターは、指人形のビーバーと決別することを選ぶ。
その方法は過激で、驚きました。
個人差があるというし、それも、鬱病の一部の症状なのでしょうね。
不思議ですね。
欲しいものを、自分でがんばって手に入れてきた人生。
何の不満があるというのだろう?と他人から見れば思うけれど、その人生を歩んでいる人にしかわからない苦しみがあるから、心の病気になるのでしょうね。
でも、病気になるくらい無理がかかるなら、ほかに生きる方法があるんじゃないかな、
と、大病の経験もあり、鬱「状態」も過去に経験した私は思うのでした。
次男がかわいくて、私だったら、やっぱりこの子のために何とか元気に戻りたいな、と思うんだろな……と思いました。
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ガッカリ
投稿日:2013/02/24
レビュアー:忙中有閑
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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「マーヴェリック」(1994年)は私の大好きな映画の一つですが、あれ以来17年ぶりのメル・ギブソン、ジョディ・フォスターの共演、しかも今回はジョディが監督してると言うんで、こりゃ観ないワケにいかんなぁと思いましたが、この「邦題」だし「うつ病」のオハナシらしいし、悪い予感がしてかなり躊躇したんです。でもやっぱり観ちゃいましたが予感が的中して大変ガッカリしました。面白くないだけじゃなくて「嫌な」映画でしたね。脚本が良くないんだとは思いますけど、監督して出演したジョディも脚本を気に入って引き受けたんでしょうから、何かそのことのほうがガッカリですねぇ。まぁ考えてみれば彼女が(私にとって)魅力的だったのは「コンタクト」(1997年)あたりまでで、「パニック・ルーム」(2002年)あたりからちょっと?が付き始めて「幸せの1ページ」(2008年)で既にかなりガッカリしてましたから、今更あらためてガッカリすることも無いんですけどね(笑)。ルックス的にはまだまだ十分おキレイだと思うのですが、何と言うか「気の強さ」が衰えて来たら「性格の悪さ」に見えてしまってる(ように私には感じられる)んですねぇ。
で、本作ですが「うつ病」に関して私は全く知識が無いんで主人公の症状(マペットのビーバーを介さないとマトモに話が出来ない)がどの程度現実的なのか分かりませんが、いかに奇怪な症状を呈しようともそれが「病気」であるならば、患者を「非難」したり「軽蔑」したりするのは非人道的な差別行為であるのは自明です。それは「性格悪い」人間のすることです(笑)。しかし、そういう「症状」を呈する患者を「愛する」ことが出来るかどうかはまた別問題で、「病気になる前までは」愛していた夫であり父親であっても「愛せないものは愛せない」。「愛」というのは「愛してしまう」か「愛せない」かのどちらかなんで、「愛する『べき』だから愛する」ことなんて元々出来ないんですね。
つまりこのオハナシは私が何度も書いている「家族(であること)の悲劇」という「定番」そのものです。妻も息子も夫(父親)をもう「愛して無い」のに「家族(夫、父親)だから愛する『べき』だ」と無理をするから不幸になってる。今まで愛していた相手を愛せなくなることなんて長い人生のうちには誰にでも何度でもあることだし、それは時には「理由」も無く突然起こることだってある。この映画を私が「嫌な」オハナシだと思うのは、そこに「うつ病」を持って来て、さらに気味悪いマペットのビーバーも登場させて「いかにも」妻と息子には十分な「理由」があったということにしているからです。しかも「『病気』は『理由』にならない」ことを全然作者は分かって無いから妻に夫を「非難」させたり息子に父親を「軽蔑」させたりする。で、最後は「それでも愛してる」って「感動のラスト」で締めたつもりなんだろうけど、途中があまりにチグハグ、トンチンカン過ぎたからただのウケ狙いにしか見えない。ジョディは「性格悪過ぎ」だしメルは「現実味無さ過ぎ」だし(主役の)ビーバーは「気味悪過ぎ」だし息子のアントン・イェルチンは「コドモ過ぎ」に見えちゃうのはほとんどこの脚本の責任でしょう。あ、忘れるとこだった。もう観ない、って書いたばかり(笑)のジェニファー・ローレンスがチョイ役で出てました。3作目にして初めて彼女の笑顔を見ましたがほんの一瞬だけで、後は前2作と同様終始不機嫌面。何故かまた高校生役だし、ますます彼女の何がイイのかワカラナくなりました。
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ジョディフォスターファンのつぶやき
結論から言うとジョディフォスターは演技者で監督としては評価できない。彼女の知的な面がでてこないで純粋でロマンティックな面がですぎるのだ。指人形を使って鬱の夫が別人格を作り自ら鬱を克服しようとするが所詮素手で病気と闘うのとは違う。逆に指人形に支配されそうになるという一種のファンタジーだがこのメルギブソンとジョディフォスターそして指人形のビーバーのとりあわせがなんとなく気持ち悪い。それに鬱の夫を初めに見限るのも早すぎるように思う。
ジョディフォスターが「おとなのけんか」でみせたような知的な演技とユーモアを期待している私にとっては満足できなかった。この人は知的レベルが高い一方で子供のような純粋さを
持ち続けているような人なのだろう。
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ユーザーレビュー
人形に宿る不思議な力 (ややネタバレ)
投稿日
2013/04/30
レビュアー
ポッシュ(卒業)
ふむ、奇妙なオハナシなので感想も難しいところですが。
そもそも、メル・ギブソン演じるところのウォルターという男ですが、ウツ病と言っても抑ウツ状態だけが続く「単極性」の大ウツ病じゃなくて、気持ちが昂揚する躁状態と気分が落ち込む抑ウツ状態の2つの症状が現れる「双極性」の方なんでしょうね。ウツ病患者が自殺に走るときっていうのは落ち込みの極致ではなく、ヘンな言い方だけどそのぐらいの元気はあるちょっと上向き気味の時だと言うので、そのタイミングでパペットのビーバーと出会い(?)、そこから躁状態に突入したと考えれば、あの奇妙な行動も辻褄は合う気がします。急に万能感に満たされて会社の組織改革をして新商品の開発もしちゃう。昔「精神保健」の授業で聞いた話があって、先生の友人の精神科医が躁鬱病で、自身の病院を経営してたらしいのですが、躁状態の時にはどんどん病院を拡張して成功してたそうな(笑)。メルギブの場合、あの人格の分裂した感じはどっちかと言うと解離性同一性障害、いわゆる多重人格じゃないの?って気もしたんですけど、途中で妻のジョディ・フォスターが主治医に相談に行って「今は躁状態なのでは」と忠言されたってところで、私もガッテンしたのです。それまでは「こんなん、ウツとちゃうやん」って引いてました。
あと、パペットを通してしか本音が語れないという筋書きなんですが、これも私的にはわりと納得できるのです。昔、人形劇をちょっとやってたことがあって、自分で動かしてるのは確かにそうなんだけども、ある瞬間になんだかホントに人形が生きてて自律して動いているように見えたことがあって、ちょっと電気が走るような感動を覚えたのですね。これ、なかなか理解してもらいにくいとは思いますが。腹話術をやっている人から「人形を操っていると不思議と本音がその子の口をついて出てきて、自分でも驚く」というようなことも聞いたことがあるので、人形にはそういう不思議な力がある気がしますね〜。ポール・ギャリコの『七つの人形の恋物語』なんて、まさにそんなお話でした。人形使いのキャプテン・コックが操る7つの人形たちは、それぞれの人格を持って少女ムーシュを愛する。ムーシュは冷酷無情なコックという男に凌辱されながら、人形たちとは心を通わせ合うという、なんとも不思議な物語。旅芸人として一緒に生活するコックとムーシュの関係性と後半の展開がちょっとフェリーニの「道」(54)に似ていて興味深い。レスリー・キャロンとメル・ファーラー主演で映画化された「リリー」(53)は可愛らしく見やすい作品になっちゃってましたけどね(苦笑)。
えっと、話が逸れてしまいましたが、そんな具合にこのお話、ちょっとしたファンタジーなのかなと思えたのですが。崩壊しかけた家族の再生の物語としてどう演出するかってところなんだけど、前半は「ラースと、その彼女」(07)みたいなほのぼの系なのに、終盤でアンソニー・ホプキンス主演のすこぶる気持ち悪い映画「マジック」(79)みたいなホラーな展開になっちゃったのが、どうにもチグハグな印象でスッキリしなかったのです。こんな微妙なオハナシ、才女のジョディ・フォスターだから意気込んで手がけてしまったのかもしれないけど、いや、やっぱ難しいっしょ(苦笑)。
クッション
投稿日
2012/12/24
レビュアー
ビンス
うつ。
うつに限らず。
心の病で苦しめられるのは、当人だけではない。
むしろ同じぐらいかそれ以上に苦しいのは周りの人々ではないだろうか。
当人も相当苦しいと思います。
しかし、支えようとする人々(この作品の場合では家族)の辛さはかなりのものだと思います。
愛してれば愛してるほど。
決断することの全てが辛い。
距離を置いたりすること。
そこに愛はない、愛情が冷めた、見放した、なんてとても思えない。
愛してるから苦しいし。
悔しいし。
怒りすらわきあがるんだと思います。
どうしたの?壊れたの?も。
昔のあなたを思い出して、も。
父親を同じようにはなりたくない、も。
愛情があるからなんだと思います。
愛情がなければイラ立ちません。
愛情がなければ気にしません。
うつで苦しい主人公も必死なように。
周りの家族も必死なんです。
もがいてるんです。
だからこそ、結婚記念日でのくだりはせつなくて。
頭突きの日々がせつなくて。
その様子が90分という時間でうまく表現されてたように思います。
そう思うのは、やはり「父親と息子」という関係性の物語に弱いからでしょうか(笑)
ビーバーを通して話すという手段。
それはサングラスや覆面と一緒でしょうか。
サングラスすると人前で話せる。
覆面してると普段出来ないことができる。
ワンクッション。
関節もそうですね。
ワンクッションあるからこそ潤滑に動く。
なんてことを考えたりして・・・・
でも家族は違う?
そのクッションを必要とせず。
触れ合いたいという願い。
そのワンクッションの距離ですら。
妻には遠かったんでしょうね。
そう思うとまたせつなくなります。
ん・・・・
よくわからなってきたので、これにて。
病気だから。
投稿日
2013/03/10
レビュアー
TOMY
ジョディ・フォスターの16年ぶりの監督作。
鬱病になってしまった夫の妻も演じます。
メル・ギブソンは、父親から受け継いだ会社のCEO。
だが鬱病を患ってしまい、妻にも別居を言い渡され、死のうとしたりもするが、死にきれない。
高校生の長男は、父親の変化に、自分と父親の似ているところを数え、将来に恐怖を覚える。
まだ小学生の次男は、純粋で、父に無視されるのなら、消えてしまいたいとさえ思っている。
病人が家族に居ると、みんな大変だ。
それを何とか乗り越えようと、夫であり父であるウォルターを中心に描きます。
彼は、たまたま手に入ったビーバーの指人形を通してだけ、まともに会話も仕事もできるようになる。
長男が多感な時期だし、ガールフレンドとの関わりのシーンも重要で、観ててどっちが主役?と集中がそがれてしまった。
ガールフレンドはジェニファー・ローレンス、やっぱりこのコ、ものすごい存在感。
出てるシーンはずしっと重みが増す。
息子である高校生のポーターが、壁に穴があくほど頭を打ち付ける。
観ているだけで、胸が痛い。
そして、その親をやっている人たちって、本当にすごいとも思う。
親も、子も、患者も、苦しいのだ。
私も他の病気の影響で、鬱状態が出たことがある。
ただ、体が原因になってることが客観的にわかってたから、何とか乗り越えられた。
今の時代、日本だし、都会では人が多いし、鬱病なんて珍しくない。
世の中にはいろんな経験を有している人がいるので容赦していただきたいのだけど、
私自身は「現代鬱病」の人に実害を受けたことがあるので、正直「ちょっと困ったな」というのが鬱病に関する感覚。
「現代」がつくと、また違うみたいだけどね。
そういう人は、やりたいことだけはできる。
その人の分の仕事は、他者(私も含め)に行って、本人は海外旅行にいくエネルギーがある。
…うーん……なかなか同情しにくい(汗)
仕事でよい成績をあげないといけない、
よい親、子どもでいなくてはいけない、
お金もできるだけ稼がないといけない、
人に自慢できるような人間でないといけない、
って、思いすぎてるのかな。
現代人に自殺者が多いのは、まず鬱病患者が多いからなのだろうし、
「〜ないといけない」にとらわれている人って、気の毒です。
私自身も、ある程度とらわれていることは否定できない。
でも……なんだかな。
そこまで追い詰められないと生きていけない社会。
間違ってるよ。
人間は、怯えている状態が、一番悪い。
ウォルターも、「変わらないことなんてないのに!」と、心の叫びを口にしてる。
ウォルターは、指人形のビーバーと決別することを選ぶ。
その方法は過激で、驚きました。
個人差があるというし、それも、鬱病の一部の症状なのでしょうね。
不思議ですね。
欲しいものを、自分でがんばって手に入れてきた人生。
何の不満があるというのだろう?と他人から見れば思うけれど、その人生を歩んでいる人にしかわからない苦しみがあるから、心の病気になるのでしょうね。
でも、病気になるくらい無理がかかるなら、ほかに生きる方法があるんじゃないかな、
と、大病の経験もあり、鬱「状態」も過去に経験した私は思うのでした。
次男がかわいくて、私だったら、やっぱりこの子のために何とか元気に戻りたいな、と思うんだろな……と思いました。
ガッカリ
投稿日
2013/02/24
レビュアー
忙中有閑
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「マーヴェリック」(1994年)は私の大好きな映画の一つですが、あれ以来17年ぶりのメル・ギブソン、ジョディ・フォスターの共演、しかも今回はジョディが監督してると言うんで、こりゃ観ないワケにいかんなぁと思いましたが、この「邦題」だし「うつ病」のオハナシらしいし、悪い予感がしてかなり躊躇したんです。でもやっぱり観ちゃいましたが予感が的中して大変ガッカリしました。面白くないだけじゃなくて「嫌な」映画でしたね。脚本が良くないんだとは思いますけど、監督して出演したジョディも脚本を気に入って引き受けたんでしょうから、何かそのことのほうがガッカリですねぇ。まぁ考えてみれば彼女が(私にとって)魅力的だったのは「コンタクト」(1997年)あたりまでで、「パニック・ルーム」(2002年)あたりからちょっと?が付き始めて「幸せの1ページ」(2008年)で既にかなりガッカリしてましたから、今更あらためてガッカリすることも無いんですけどね(笑)。ルックス的にはまだまだ十分おキレイだと思うのですが、何と言うか「気の強さ」が衰えて来たら「性格の悪さ」に見えてしまってる(ように私には感じられる)んですねぇ。
で、本作ですが「うつ病」に関して私は全く知識が無いんで主人公の症状(マペットのビーバーを介さないとマトモに話が出来ない)がどの程度現実的なのか分かりませんが、いかに奇怪な症状を呈しようともそれが「病気」であるならば、患者を「非難」したり「軽蔑」したりするのは非人道的な差別行為であるのは自明です。それは「性格悪い」人間のすることです(笑)。しかし、そういう「症状」を呈する患者を「愛する」ことが出来るかどうかはまた別問題で、「病気になる前までは」愛していた夫であり父親であっても「愛せないものは愛せない」。「愛」というのは「愛してしまう」か「愛せない」かのどちらかなんで、「愛する『べき』だから愛する」ことなんて元々出来ないんですね。
つまりこのオハナシは私が何度も書いている「家族(であること)の悲劇」という「定番」そのものです。妻も息子も夫(父親)をもう「愛して無い」のに「家族(夫、父親)だから愛する『べき』だ」と無理をするから不幸になってる。今まで愛していた相手を愛せなくなることなんて長い人生のうちには誰にでも何度でもあることだし、それは時には「理由」も無く突然起こることだってある。この映画を私が「嫌な」オハナシだと思うのは、そこに「うつ病」を持って来て、さらに気味悪いマペットのビーバーも登場させて「いかにも」妻と息子には十分な「理由」があったということにしているからです。しかも「『病気』は『理由』にならない」ことを全然作者は分かって無いから妻に夫を「非難」させたり息子に父親を「軽蔑」させたりする。で、最後は「それでも愛してる」って「感動のラスト」で締めたつもりなんだろうけど、途中があまりにチグハグ、トンチンカン過ぎたからただのウケ狙いにしか見えない。ジョディは「性格悪過ぎ」だしメルは「現実味無さ過ぎ」だし(主役の)ビーバーは「気味悪過ぎ」だし息子のアントン・イェルチンは「コドモ過ぎ」に見えちゃうのはほとんどこの脚本の責任でしょう。あ、忘れるとこだった。もう観ない、って書いたばかり(笑)のジェニファー・ローレンスがチョイ役で出てました。3作目にして初めて彼女の笑顔を見ましたがほんの一瞬だけで、後は前2作と同様終始不機嫌面。何故かまた高校生役だし、ますます彼女の何がイイのかワカラナくなりました。
ジョディフォスターファンのつぶやき
投稿日
2012/11/15
レビュアー
casey25
結論から言うとジョディフォスターは演技者で監督としては評価できない。彼女の知的な面がでてこないで純粋でロマンティックな面がですぎるのだ。指人形を使って鬱の夫が別人格を作り自ら鬱を克服しようとするが所詮素手で病気と闘うのとは違う。逆に指人形に支配されそうになるという一種のファンタジーだがこのメルギブソンとジョディフォスターそして指人形のビーバーのとりあわせがなんとなく気持ち悪い。それに鬱の夫を初めに見限るのも早すぎるように思う。
ジョディフォスターが「おとなのけんか」でみせたような知的な演技とユーモアを期待している私にとっては満足できなかった。この人は知的レベルが高い一方で子供のような純粋さを
持ち続けているような人なのだろう。
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