デンジャラス・ビューティー

ボクの中にあるサンドラ・ブロックのイメージとビタコンの今作品。「２」を観るために再鑑賞。
やはりビタコンのイメージ。
ボッサボサヘアーに、無作法な食事の仕方、同じシャツを２日も着てる・・・しかも食事のシミ付き、ノーメイクと、見てくれには全く気を使わないＦＢＩ捜査官を見事に演じています。
そもそもがそれほどキレイな顔立ちではなく、犬っぽい顔。
で、どんくさそうというイメージにビタコンな仕草がまたイイ。
美しく変身後の彼女は確かにノーメイクの時よりは魅力的なのですが、それでもビューティ！な感じがそれほどしないのは逆に彼女の凄いとこ？ちょい笑ってしまうのは逆に彼女の凄いとこ。
親近感がありすぎるのかもしれません。
本当の彼女もこんなにサバサバしてるんでしょうね。
サンドラと同じくらいイイ味だしてるのは調教師のマイケル・ケイン。お姉メンのオーラを上手すぎるほど上手く出し切って華麗に見事に演じています。ブリティッシュのかほり漂うその佇まいは、ただただ見事。
ストーリーはドタバタコメディに、刑事ものサスペンスをトッピングしたような感じ。
そんなにサスペンスじゃないか・・・
いや、サスペンスなとこなんてないぞ・・・
深く考えることなく、それなりに楽しめる１本です。

一番の見所はサンドラの、がさつっぷりですが、そのなかでもマイ・フェイバリットはブタっ鼻を鳴らす笑い方。
これが幾度となく登場します。サイコーだぜサンドラ！
ブタっ鼻といえば松っちゃんもそうですね。
結構な頻度で笑う時ブタっ鼻鳴らしてます。

可も無く、不可も無く普通です。

ポリス・コメディとありますが、フフフ程度で、ハハハでない！

何せ、普通です。

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サンドラブロック主演。コメディータッチの作品だ。比較的彼女の出演作は好きで、一昔前の「ゴールディー・ホーン」を彷彿させる。ただこの映画は、安くあげすぎて、キャストにお金をかけてないのが見え見え。ちょっと寂しい。
特別版なので、サンドラブロックと監督の解説付きで見られるのは、映画ファンには良いだろう。出来れば、俳優の卵達に、解説付きで見て貰いたい。

ＦＢＩ捜査官にサンドラブロックを・・・この辺はアメリカの定番だ。脚本家も、「ちょちょいのちょい」と書いてしまって、
現場で、役者達が、いじくり回した感じがある。要は、アドリブ感が漂っているのである。
その辺りも、映画をチープに見せている。残念。好きな女優だけに・・・。

サンドラって元々美人だから、野暮ったい格好していてもやっぱり美人。「色気ゼロのやり手女性ＦＢＩ捜査官」とかイントロには書いてあるけど、色気ゼロなんて事ない。だから、「次第に美女に変身していく」とイントロで書かれても、実際には極端に美人になったような感じがしない。

で、ストーリー展開は・・・、なんとなく憶えている様な憶えていない様な・・・。ストーリーが軽いのか、それともサンドラの色香にストーリーを追う事を忘れたのか。観終った後の率直な感想。なんであの人（真犯人）が犯行を起こそうと思ったんだっけ？？？　犯行の動機も、犯人特定のきっかけも正確には思い出せないまま。皆さんのレビューを読んで、謎解きのおさらいをしようと思ったら、ミステリーそのものの話をする人は殆どなく、とにかくサンドラの事ばかり。

結局、本作品は、サンドラを観るための作品だったと理解しました。次は、２も観なくては・・・

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「ビューティフル」を見てこの作品のことを思い出し、また借りてみた。
「ビューティフル」がやや重くて生真面目な印象だったのに比べ、こちらは単純にガハガハ笑って見ることができる。が、どちらもミス・アメリカを単なるミスコンではなく才能ある女性に対する育英事業と捉えている点が共通する。

この作品のいちばん楽しい点はやはり、ブスを剥いたら中から美女が出てきたという変身シーンで、中身はサンドラ・ブロックなんだから美女が出てくるのは最初からわかっているのにそれでも爽快感を味わえる。メイクの人が「サンドラをブスに見せるなんて無理よ」と語っていたが、その苦心の作であるブスっぷりも見ものである。

「ビューティフル」でも、伝統的にミス・テキサスは強いというようなシーンがあったが、この作品でもミス・テキサスがかなり目立っている。本当にミス・アメリカの歴史でミス・テキサスは強いのだろうか。だとしたらどうしてなのだろうか。

そして、またもやキャンディス・バーゲンである。この人はいつまでも若々しい正統派美女なのに、やってることは性格俳優である。日本で言うと野際陽子みたい。こういう役どころで登場するたびに、期待のあまりニヤニヤしてしまう。

ただ、サンドラ・ブロックの吹替えは今ひとつだった。演技が平板で滑舌が悪く、発音が不明瞭な箇所が多々ある。その無愛想な平板さがグレーシーのブスキャラに妙に合っていたともいえるし、鼻を鳴らして笑うのは最高だったが、その他の点では評価できなかった。

昔ビデオで見たときと違って音声解説がついているので以前見た映画を改めてDVDで見るのも悪くないが、サンドラ・ブロックの話は意外と面白くない。製作に力を入れているサンドラにはこれからもこういう機会が多いと思うので、この方面の研究も怠らず続けてほしい。