ブレイキング・バッド　Ｓｅａｓｏｎ１

主人公のウォルターは平凡で気の弱い化学教師。ある日彼はガンを宣告される。残される家族３人のために彼はある決意をする。麻薬製造を。かつての教え子でどうしようもないゴロツキに声をかける。はっきり言って素人2人だけで手を出してもどうにもならないはずだったが、彼らには一つ大きなアドバンテージがあった。ウォルターは仲間に裏切られて今は化学教師に収まっているが、本当は天才的な化学者だった・・・

アメリカでも「Game of Thrones」などとともに非常に評価が高く、アメリカドラマ最高傑作の一つに挙げられている。その理由としては、ストーリーはもちろん、リアリズム・緊張感・人物間の駆け引きなどが半端ない。主人公らは中途半端な正義感を振りかざすことなく、今自分らが取るべき行動のみをとる。相棒となるゴロツキの頭の悪さ・短絡さもかなりリアルで、「たしかにこんなクズはいそう。そしてこんな浅はかな考えをしそう」と思わせる。そしてこのクズなりに葛藤する場面がまた共感をうむ。
さらに話の流れが徹底してブレない。アメリカドラマではよく「なんで急にそんな展開になんだよ」「結局ここまでの話はなんだったんだよ」みたいな展開もあるが、ブレイキングバットでは
第一シーズンであった設定や「こんなの必要か？無理やり引き伸ばしでいれたか？」みたいな話が、第３、４シーズンなどでの伏線となって出てきたりする。

今日本では第二シーズンまでしか出ていないみたいだけど、アメリカでは第５シーズンまで出ており完結している。決して打ち切りではなくストーリー性を重視して無理な引き伸ばしを行わなかった結果。そして第３シーズン以降も半端なく面白く、最後の最後まで緊張が持続している。

もしこの第１、２シーズンが日本で人気が出れば、第３シーズン以降の販売・レンタルも考えるのでは・・・・

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第１話化学教師ウォルター・ホワイト
第２話新しい相棒
第３話人間の成分

高校で化学を教える真面目で善良な男ウォルター・ホワイト。５０歳。
高校生の息子は足に障害を抱え、妻は現在二人目を妊娠中。
そんな家族を支える為、高校教師の他に
カー・ウォッシュでアルバイトもするなど
二足のわらじ生活ですっかり草臥れ人生のウォルターだったが…。
ある日ＤＥＡ（麻薬取締局）である義弟の検挙に
付き添ったのが運の尽き？！
彼の人生は１８０度様変わりしてしまうのだった。。

ディスカスでは非表示なのが残念ですが、
真面目そうなおじさんが白いブリーフ一丁で…
そんなジャケ写に惹かれて早速レンタル！（私ってば変態？！）
このパンツおじさんこと主演のブライアン・クランストンは、
２年連続でエミー賞主演男優賞を受賞しているそうです。

真面目な教師がパンツにエプロン姿で(!)
ドラック精製に手を染めるなんて…
しかもクリスタル・メスとかという最高純度のブツですよ！
あまりにセンセーショナルな設定にかなりキワモノな話かと思いきや…
意外にコミカルだったりおセンチ・ヒューマンな局面もあり…。
それから下ネタもっｗ
一方ではスリリングでショッキングな場面もあるなど、
さすがドラッグを題材としているだけあり、
なかなか中毒性のある仕様となっております。
音楽の選曲もいい感じで、自信を持ってお勧め出来る作品ですね！
最近私の御贔屓ドラマが次々と終了していき
独り寂しく感じていたのですが、
久々のヒットに出会えて嬉しい限りです♪

ところでやっているコトは一級の犯罪なのに
何故か憎めない男なんですよね、ウォルターって。。
この悲哀漂うアンチ・ヒーロー像、
妙なデジャブ感を感じていたら、
制作総指揮に『ハンコック』の脚本を手掛けた
ヴィンス・ギリガンの名が！ど〜りでっ^^;

それにしても、、
タイトル『Breaking Bad』のＢｒとＢａが
元素記号で表示されていて、
そんな遊び心がニクイですゎ〜^^
ちなみにＢｒは臭素の元素記号で原子番号は３５、
Ｂａはバリウムの元素記号で原子番号は５６です。
元素記号、学生時代に必死になって覚えましたよね。
あぁ、懐かしい。。

麻薬が題材の作品と聞いて、なかなか手をつけられなかった今作。
実際見てみると、こんなに面白い作品はない。
小ネタ満載で小気味よい。
血生臭くもないし、女性でも大丈夫です。
なんといっても、登場人物達が何とも魅力的なのだ。
ドラマを見ていると、共感できる人物と出来ない人物に分かれがちだが、今作品は全員の考え方に共感できるのだ。そして、全員の行動に共感できない。
人間、白か黒かでは計れない。そんなに単純なものではないのだ。
理解できても共感できなかったり、理解できなくても共感したり。。。
登場人物１人１人がとても奥深くて、考えさせられます。
家族の為に犯罪に手を染めるのは共感できないが、余命を考えれば理解できる。
後は、ウォルターが幸せな最期を迎える事を願うばかりです。




登場人物。
ジェシーは【ポイント・プレザントの悪夢】のマーク・オーエンス。
スカイラーは【ザ・プラクティス】のジャン・ウォード。
ハンクは【ミディアム】のポール・スキャンロン。
マリーは【マイケル・Ｊ・フォックス　ショー】のアニー・ヘンリー。

ただいま妊娠中の妻と、高校生の息子（脳性麻痺によって運動機能に障害がある）を養う５０歳の高校教師、余命わずかと宣告される。

これから生まれてくる娘と妻、息子にお金を残すため、真面目で優しい親父が最後の賭けに出る。
恐ろしい重犯罪に手を染めながら、家族に本当のことが言えるはずもなく、様々な葛藤を見事に表現しきった彼は、２年連続エミー賞主演男優賞受賞しました。

相方を演じた彼も巧い！

イケメン、イケギャル出てきませんが、キャストは皆様演技派揃いで、リアルな演技は見ものです。

スティーブン・キング曰く、すでに２１世紀のベストドラマ、だそうです。

なんだかゴリ押しな薦め方ですが、大好きなドラマなので、お赦しください。

「えっ、いきなりクライマックス！？」
と思わせるオープニングに参りました。

主人公ウォルター・ホワイトは高校の化学教師、５０歳。
地味で真面目な男が麻薬ビジネスに乗り出すというギャップが面白い。
家族との絆、ガンとの闘い、裏社会の恐ろしさ、元教え子との絶妙な距離感の師弟関係（？）、そして一番の見所は、ウォルターの“何をしでかすか分からない”言動でしょうか。

やってる方は大真面目なんだけど、見てるこっちは「ぷっ」と噴き出してしまうようなシーンがちょいちょい出てきて、緩急のある展開になっています。
じわじわっとくる面白さ。

シーズン２も楽しみ！