ＪＩＮ−仁−

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日本ドラマをあまり観ない私が数年ぶりにこれ！というドラマに出会え、毎回楽しんで観ました。これを観たきっかけは今年のソウルドラマアワードの優秀作に選ばれたという経緯から。（大賞も日本のドラマ「シューシャインボーイ」）
洋画、アジドラを差し置いて観てしまうほどの面白さでした。
１２話というのも短すぎます。
もっともっと観ていたかった。。。
それぞれのキャストが素晴らしくて、坂本龍馬に至っては感嘆もの！
そして緒方洪庵の素晴らしい人となり。
大阪から江戸に引き抜かれ、最高の師となってもなお、
紙と筆を持ち、仁に教えを請う大先生のいつまでも変わらない志に感動します。
西洋の本から勉強し本も書かれた。
実在の姿も「謙虚なれ」の精神でお金がなくても診てくれる先生であり、昔の医者は貧乏だったんですよね。彼が開いた塾（未公開）はまだありますよね。
自分の死期が近いと感じた緒方洪庵が道のため、国のため、そして仁のためにする行動、最期の別れの涙のシーンには号泣しました。
ホントに素晴らしい演技でした。

二人の相対する女性、咲と野風。
いつもいつも仁のもとへ一生懸命走る可憐な咲。
仁によって変わる人はたくさんいたけれど、咲もそうでした。
何にでも興味津々な咲、行動的な咲が可愛かった。
見惚れるほどの美しさと気高いオーラが凄かった野風。
吉原独特のあの所作、言葉使い、綺麗でした。
苦難を乗り越えた先の輝く未来を信じたい。

最終話は続く・・・っていう見事な終わり方に唖然とした方も多かったでしょうね。私も「えっ？」でしたよ〜
２０１１年４月連ドラで続編、完結、彼らのその後がまた見られるというのも嬉しいです♪
キャストも同じ！新しい歴史上人物も登場するとのこと。
「歴史の修正力への挑戦」がテーマ。
未来は変わってるのか、変わってないのか、
仁は元の世界に戻れる？あの頭の痛みは？
咲は、野風は、龍馬は？
気になる点がいっぱいです！

最後の最後まで楽しませていただきました。
最後にあのシーンを入れるってことは、最初から続編を視野に入れてたんでしょうか。
原作の漫画のほうも完結し、４月からの続編はタイミング良しなことこの上ないですね。
ちゃんとした結末が観れそうなので、益々楽しみです。
色んな謎を残したままで終わったこのシーズン１。
その全てにちゃんとした答えが提示されそうですね。
頭痛の原因。
現代へ戻れるのか。
龍馬の運命は？
咲ちゃんの想い。
などなど、他にもエトセトラで楽しみは尽きません。
数々の謎を残しているのに、かなりの満足度を与えてくれるんだから、凄いドラマです。
面白いわけです。
そりゃぁドラマの賞も、わけわからないくらい受賞するハズです。
主要人物全ての生き方がステキなんだから。
男も女も、心意気は男前。
その中でもやっぱり仁先生や咲ちゃん、野風さんは凄い。
特に女性二人は素晴らしい。
最終話の咲ちゃんの決意に心震え。
野風さんの決意に涙する。
こんなにカッチョイイ女性は久しぶり。
その二人を支え、そして支えられ、仁先生は江戸に生きる。
その手で救える命がある限り。
今日も明日も救っていくのでしょう。
医療の道を歩む者として。


仁先生の葛藤、迷い、決断。
凄く良くわかる。
一番救いたい人は決まっている。
だけど、だけど・・・・
誰の立場の想いも叶えてやりたい。
そんな気持ちになるから苦しいです。
胸が苦しいです。

このラスト二話は「解放」がテーマかもね。
それぞれの解放。
少し高くなった空へ向けて、羽ばたけ。

なんか、もう一度続編の前に観直したくなるくらい面白い。
何度も観たくなる魅力がこのドラマには詰まっています。

はるかちゃん。
「ホタルノヒカリ」シリーズ意外にも、何度も観たくなるはるかちゃん出演ドラマ作品が増えてしまったぜ。

パーフェクトな出来栄えといって良い程、
最高に楽しめる・見ごたえのある・泣ける・笑える・考えさせられる・・・
何拍子も揃った素晴らしいドラマだと思います。

最終回では、このドラマ「最大の謎」が明かされぬまま、終わってしまいます。
ドラマを観終わった後、原作の漫画の方を読んでみて、
「このドラマの最終回は・・・なるほど、原作がコレなら・・・」と納得しました。

というか、【仁２】が出ますしね！
制作が正式決定したようなので、上記関係なく
あの終わり方は、意図的だったのでしょう。




原作は・・・ドラマとストーリー自体が、だいぶ違います。
「ええ？なんでこの人が出てこない！」「なんでこんな展開？？」ってな感じでして・・・
漫画を購入しようと思って書店に入ったのに、手ぶらで店を出てしまいましたｗ
じっくり読めば、深いし、面白いのかもしれないと思いますけどね！


ドラマの方はストーリー構成が「わかりやすい」と思います。
伝わりやすい、っていうかな？
俳優さんたちのキャラ作り（俳優のチョイス）も最高に上手い！
個人的には、竜馬役の内野さん、もう最高ですｗパーフェクトですｗ
武田鉄也さんも本当に良かった・・・。
中谷美紀はスキな女優さんじゃないけど、流石でしたね・・・うんうん。


これは見て損ナシのドラマだと思いますぞ。
「あ〜もぅ、ちゃちゃちゃっ！はよ見ればいいぜよ」

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所謂、「タイムスリップ」モノの「医療」モノです。
全然期待もせずに、ただただ中谷美紀の花魁が見たくて見始めました。
いつも私のレビューに出てくる娘の「なりたい顔ＮＯ．１」が中谷美紀で、その次が柴崎コウなのです。
年齢的には柴崎コウを選びたいけど、総合的に中谷美紀に軍配が上がるのだそうです。
イントロダクションを読むまで、もとネタが漫画だとは知りませんでした。
漫画のドラマ化、本当に多いですね。
脳外科医の南方仁（大沢たかお）が当直の夜、逃げ出した患者を追って階段から落ちて気絶。
気が付いた時は、江戸時代にタイムスリップしていた！というのが第１話のお話です。
幕末の江戸とあって、登場人物がスゴイ。
坂本龍馬、勝海舟、緒方洪庵。
現代での南方仁の抱える問題と、タイムスリップした江戸時代での医療への関わり方。
医術が進歩していない時代に、現代の医学を持ち込むとどうなるのか？
道具も有効なクスリもない中で、仁は人々をどのように救っていくのか？など見所はたくさんあり、思ったより面白かったです。
ストーリーと関係ない部分―江戸時代の習慣や病気の名前なども興味深いものがたくさんありました。
例えば『コロリ』これは当時の『コレラ』の呼び方です。
『岩』これは今で言う『癌』のことです。かたいしこりが岩のようだと思ったのでしょうか。
また、遊郭で流行った性病を治療するために、家中の青カビを集めてペニシリンを作るのですが、その製造過程も興味深かったです。
この時代にそんな事をしてもいいのかなあと、バタフライエフェクトを思い出したりしていました。
江戸での仁は、橘家に居候していたのですが、そこの娘、咲（綾瀬はるか）は医療助手として活躍します。
花魁の野風（中谷美紀）とは対照的に初々しいけれども芯の強い娘役でした。
咲の兄、恭太郎役の小出恵介は、意外にも侍姿やチョンマゲが良く似合い、「のだめカンタービレ」での真澄ちゃんとは大違い、ステキでした！
残念なのは最終話で仁が現代に戻れなかったこと。
どうなっちゃうんだろう？
続きでもあるのでしょうか。

すごいドラマでした。
漫画原作の良さと、ドラマの11クールの長さ・・が、このストーリーを映像化するのには、必須条件でした。

TBS開局60周年記念ドラマ(2009年10月から12月が第1期です)
原作は村上もとか。手塚治虫漫画賞受賞。

現代の医師が江戸の幕末にタイムスリップして、現代医学の知識を江戸時代に
広める・・・と言うストーリー。
医学の江戸時代への応用が実にアイデアでした。
1、コレラ(人民はコロリと言っていた・・・なす術なくコロリと死ぬので)の治療法。
2、脳外科手術、
3、ペニシリンの培養、実験、実用化
4、梅毒の治療法
5、首にできた大きな瘤の切除手術。
6、虫垂炎(盲腸)の外科手術。
「完結編」だったかもしれませんが、血液型の判定法を実施して輸血法までして手術を成功させます。
現代の医学知識を江戸時代の設備やメス、ハサミ、ノコギリなどを作って手術するシーンなど、本当に面白かったです。
そして主役の南方仁(大沢たかお)は、東京の病院で、南方の脳外科手術の失敗で植物人間となった恋人の未来(中谷美紀・・・この人はテレビドラマにしか登場しないそうです)を残しています。
その中谷美紀が江戸時代では瓜二つの花魁の野風を演じています。
（超綺麗でした。)

そして坂本龍馬(内野聖陽気)や西郷隆盛などの歴史上の人物と同時代に遭遇するのも面白いです。

皆様にすれば、何を今頃寝ぼけたレビューを書いてるんだとお笑いでしょう。
でもドラマの映画では真似できないとっておきの仕事を見せて頂きました。