モンスターＶＳエイリアン

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息子と字幕版を映画館で観賞。実はこの前にハリポタの新作を見たのですが、息子が「つまらなかったので、口直しにもう1本見よう」というのでハシゴ観賞。エンドロール後「ハリポタより断然面白かった」との弁でした（笑）。

とにかく人物設定が面白いです。 マヌケな大統領、一本気な将軍、お調子者のお天気キャスター。 ありがちだけど、それぞれひとクセもふたクセもあるキャラクター。吉本新喜劇のようなお決まりのボケとオチかも知れませんが、ちゃあんと笑わせてくれます。核ボタンとカフェオレ製造ボタンが隣同士で間違って押しそうになる、とかまさにそうしたベタギャグなんですが、息子も私も声出して笑っちゃったなあ。

エイリアンと接触するところは、「未知との遭遇」「ET」、 大統領を囲む会議室は「博士の異常な愛情」。巨大な虫は「モスラ」かな。 他にも、私が気づいていないだけで、いろんな映画作品をパロディしているものと思われ、なかなか大人の映画ファンを意識した作りです。

ベースになっているのは、ごく普通の女の子スーザンの成長物語としての側面なんですが、実はこの部分が息子、つまり男の子にウケる作品なのかどうか、観賞前に不安に思ってました。だって結婚式前のウキウキオンナが突然変異しちゃうわけですから。でも、そんなこと関係なかったです。巨大化したスーザンが自分にしかできないことを体験することによって、自分の生きる道を手に入れる。これ、まるで「デトロイト・メタル・シティ」のクラウザーさんと同じじゃないですかね。家族揃っての観賞に大いにお勧めします。

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なかなか楽しめました。

まさに今、恋人と結婚式を挙げようとしていたスーザン。
突然落下してきた巨大隕石の直撃を受けたスーザンの体は、１５メートルにまで巨大化 。
「ジャイノミカ」という名前をつけられたスーザンは、モンスターとして施設に監禁されてしまう。

スーザンはどちらかといえば依頼心の強い、普通の女の子。
巨大化した体で、「うちに帰りたい。」と泣くところなんか、しみじみかわいそうになりました。
そんな体になっても、婚約者のデリクの愛を信じているのだけど、
ところがこのデリク、ニュースキャスターとしての自分のキャリアアップのことしかないつまらん男。
「グレイズ・アナトミー」のデリクのせいか、いまや「デリク」という名前がだめな男の代名詞になってしまったようです（笑）。

そんなスーザンが、自分に与えられた能力に気づき、みんなを助けようという使命感を持つようになり、人間としても成長してゆく。
軟体動物みたいなボフ、半魚人のミッシング・リンク、
高度な頭脳とゴキブリ並みの生命力をもったコックローチ博士ど、スーザンと協力してエイリアンと戦うモンスターたちも楽しいです。

サンフランシスコの街を舞台に繰り広げられるエイリアンとの戦いはなかなかの圧巻。私は２Ｄで見てしまったのですが、３Ｄならきっとすごかったことでしょう。

吹き替えに関しては、「マダガスカル２」の吹き替えに比べれば、違和感を感じなかったのですが、スーザン＝リース・ウィザースプーン、ボブ＝セス・ローガン、コックローチ博士＝ヒュー・ローリー という声優陣をみると、やはり字幕でみたかったなあと思います。

大統領と軍部の作戦会議の場面で、モンガー将軍の
「ジャック・バウアーに聞いてみよう！！」
というせりふに笑っちゃったんですが、なんとモンガー将軍の声をやってたのがキーファー・サザーランド。オリジナルの声ならではのお楽しみだったのですね。

３Ｄ映画が増えるにつれて、３Ｄか２Ｄかという選択はあっても、字幕か日本語吹き替えかという選択肢がなくなってきてるのは、悲しいです。「ボルト」にしても、本当はジョン・トラボルタの声で見たかったんですけどね。「クリスマス・キャロル」は字幕で見るぞ！

　てっきりスーザンとミッシング・リンクがくっつくんだと思ってました。魔法が解けたら実はかっこよかったみたいな感じで！（ファンタジーの見過ぎ？）
　けっこうあっけなく終わってしまったので「あれ？」って感じ。
　このままじゃモンスターたちはあくまでモンスターであって、結局普通の生活できないけどいいのかな？・・・なんて、大人げないこと考えてしまいました。

　あと残念だったのが、あまりモンスターたちの個性が活かされていなかったところ。
　結局主だった活躍をしたのは、スーザンとムシザウルスだけ。他の３人（３匹？）はせっかくそれぞれ特長があるのだから、もっと見せ場を作ってあげてもよかったんじゃないかなぁ。
　それでちょっとミッシング・リンクとスーザンがいい感じになって、宇宙人倒して魔法が解けたら、実はめっちゃかっこよかった・・みたいな。めでたし、めでたし、みたいな。
　脚本家でもないのに勝手なストーリー作ってすみません（笑）。

　もうこの際だからとことん大人げないこと言いますが、やっぱりこれはハッピーエンドじゃありませんよ。
　このままだとスーザンはパリに行くのに飛行機乗れないから、ムシザウルスに乗って行くしかありません。
　それにせっかくパリに行っても、あんなにでかいんじゃ全く楽しめませんし。深いこと考えるような映画じゃないけど、やっぱり釈然としませんでした。

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元々３D映画だった為かコントラストがキツイです。
背景と近影の差が強く見える気がして現実味が有りません。
良く言えば立体的なのでしょうが動画が切り画の様に浮き立って気になります。
アニメなのに３Dで製作した気負いか少しでもリアルに見せようと肌のレンダリングを「これでもか！」と行って気持ちが悪い部分も多いです。
特にウェディングドレスを着たスージーの少しソバカスがかった白人特有の背中の汚さは必要なかったと思います。
人間の役者でさえ「ハイビジョンメイク」をして肌のくすみを消すのに架空の人に敢えてシミを作るセンスが良く分かりません。
もしかすると声を当てているリーズ・ウィザースプーンの肌データーを貰って来たのでしょうか？。
過ぎたるは及ばざるが如しですね。
レンタル版には珍しく特典も充実し（スラムドッグミリオネアのBDには何も付いていなかった！）、この映画を撮る為にバーチャルロケーションシステム等の新型メカを多数開発した事も面白おかしく解説してくれます。
確かに製作に関して新たな試みを加えようとする熱意は感じますが作品としての質は高いとは言えません。
特にアホの様に銃の暴発シーンを繰り返すセンスの無さには閉口します。
銃社会のアメリカに有っても最も危惧すべきは子供が実銃を玩具にして暴発する事故なのではないでしょうか？。
いくらコメディ基本とは言え子供が対象のアニメで、このネタを連続して使う思慮の無さは何処から湧いてくるのでしょう？。
シュレックの様な毒も有るが愛に溢れた作品を世に出したドリームワークスが製作したとは思えない。
監督は誰だろうと思ったら食物連鎖の悲劇を全く考慮していないアホ映画「シャークテイル」のロブ・レターマン。
これではモンスターの憂鬱と悲劇、依存型の人間の自立が描き切れなくても仕方が無いか？。
細かな事を考えなければ温室栽培された健気で純真がスージーQが自立した大人で有るジャイノミカで有る事を受け入れるまでの成長譚です。
懐かしい怪物映画のエッセンスも取り入れて高年齢層を巻き込もうとした意図は分かりますが、内容の煮込み方が足りず、薄っぺらな印象しか残りません。
期待し過ぎなければ「少しは」笑える展開は有ります。
３Dで観ればアトラクション的で楽しめたかも知れません。

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（私は）基本、ハッピーエンドで終わる映画は好きではない。
　　世の中そうあまくない・・・ひねくれた性格である。
しかし、最近後味の悪い終わり方をする映画が増えた気がする。
映画を見てハッピーになりたい・・・やっぱりひねくれた性格だ。

ふつうの女の子（やや内気であまり自分の意見を言えず、
ストレスをためやすそうな）が、突然体が大きくなる。

だが、とても心が繊細（小さい）なのだ。
色々な人に出会い視野も考え方も大きくなっていく。
（↑この過程が頑張れ〜と思う）

そんな彼女の心の成長が微笑ましい。

悪い人も、意地悪な人も出てくるけど最後はみんな仲良し。
やや強引気味だが誰も傷つかない。

ふんわり感いっぱいの安心して見られる映画でした。

お子様には大変楽しんで頂ける作品です。

大人の方も身構えず、ぼんやり見て頂くと
意外と面白い作品なのではないかと思います。