コールドプレイ

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レビュアーの皆さまに評判がよさそうだったので、見てみました。
セオリーどおり手堅く作られていて、面白かったです。

雪山に廃ホテルって舞台設定がいいですね。
登場人物は女２人、男３人の若者。
ノルウェー人ってことで、名前は聞きなれない感じなんですが
人間関係や性格がわかりやすく描かれていて、見やすかったです。
それにルックスも区別しやすいのがいい。
たまに女性が2人ともブロンドだったりして
混同しちゃう作品もありますものね。
基本的なことだけど、これも大事なポイントです。

冒頭に出てくる男の子（これも特徴的でわかりやすい）が
潜んでいるに違いないことは明らかだし、
展開は大体読めるけど、十分楽しめました。

友達に「ヒドイやつ！」と軽口をたたくとき
ノルウェイでは「サタン！」と言うんですね。
なんか使いたくなってきた♪

続編「コールデスト」というのがあるんですね！
見てみます。

田舎や山奥の廃墟や屋敷には、勝手に立ち入ってはいけません。でも入らないと映画にならないし・・・

シナリオは、いかにもありがちな展開で、若者が一人ずつジェイソンみたいな殺人鬼に消されていく内容です。でも舞台が雪山なので、全力疾走で逃げられないし、吹雪で視界がさえぎられたりなどの不便さが、恐怖感を演出してます。

犯人の生い立ちには同情しますが、だからといって即、マーダーに変貌してしまうかどうかは疑問です。もう少し犯人の動機を描けばシナリオに深みが増したかも。

本作の若者は、けっこう真剣に恋愛してるので好感が持てます。エロバカではありません。だから気の毒な感じです。


ちなみに、スキーでの開放骨折が一番痛そうでした。

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このとここの手の作品から遠ざかってたせいか、いやー、どきどきしました。

スノボ中一人が事故って足を折り、雪山に佇む「シャイニング」ばりの巨大廃墟ホテルにたどり着いた若者５人が、そこに棲み付く殺人鬼と必死の攻防を繰り広げると言う昔ながらのサバイバルホラーなんだけど、これがあーた、ありえないくらい正統派直球勝負。

５人のキャラクターをガッツリ刷り込まれる冒頭から始まり、順序良く一人また一人と減っていく展開はセオリーどおりなんだけど、なんでだかものすごく怖い。

廃墟なんだから、当然家鳴りもしよう物音もしようというもんなんだけど、登場人物たちがどの子もいい子なので、バカ騒ぎはしないしいちいち気にしたりもするもんだから、見ているこっちもつられてドキドキ。
かといって、びっくりオバケ屋敷系のフェイクやジョークも必要最小限だし行き違いやかすり感も絶妙なので、ちらちら殺人鬼が見え始めてからがマジで怖い。

昨今殺人鬼と言えばヒトと言うよりバケモンだろ？と言うのが多い中、今作の犯人にはなぜだか妙に安心感があったりして（笑）ジャケットにもなってるイングン役ヴィクトリア・ウィンゲはかなり印象に残ります。

悔しい場面はただ一ヶ所。３人目が殺されるのを２人並んで呆然と窓から見てるシーン。あれはもうちょっと何とかしていただきたかった。

「シャイニング」ほどサイコじゃないし「物体Ｘ」ほど突飛でもない、凶暴度流血度は２くらい（笑）でもドキドキ感は満点。
２も出てるようだけどＤＶＤ化はされてないのかな？

雪山風景が印象的なノルウェー産ホラー。
当地では、売れたらしいです。

皆さんが感じられたように『１３日の金曜日』スタイルのオーソドックススタイル。
犠牲者もそんなに多くなく、殺され方もシンプル。
それでも、なかなかの迫力は感じられます。

廃墟となった旧ホテルを舞台に繰り広げられる惨劇。
北欧女性の気丈さ。
男との女の役回りに、北欧らしさが感じられます。

もう少し突っ込んでほしかった殺人鬼の正体。
全体的に普通だけど、何故か好感が持てたりもする。
俳優さんの演技と、画的センスの賜物かも。

唯一の突っ込みどころ。
人前であれだけチュッチュしているカップルが、まだとは……。

　怖い。久々に観た正統派ホラーだったと思います。ハリウッドの同系統のホラーに比べて、キャーキャー騒がない。たぶん、人が本当に恐怖した時は、声を出そうとしても出ないんだと思います。出てくる役者さんたちの恐怖の表情、演技が素晴らしかった。特に、自分たちが見ているところで友達が殺される、そして殺人鬼が自分たちを見ている、その時の演技が凄い。恐怖で心臓が口から飛び出しそう、そんな恐怖感が観ているものにも感じられました。名演だったと思います。
　雪山の映像は非常に綺麗でしたし、挿入されている音楽が場面場面に合わせた良い選曲だったと思います。そういう面でも楽しめました。ノルウエー映画は初めてでしたが、本作を見る限り、非常にレベルが高いと感じました。