アイム・ノット・ゼア

知ってる以上に豪華な出演陣にびっくり。
しかし、このメンバーならどんな映画でも見たと思うので後悔はないけど、想像以上に難解で退屈な作品だった。

私はボブ・ディランという人については浅い知識しか持っておらず、興味もあまりない。
そんな同じような人には苦痛な映画かも。
特にリチャード・ギアの部分、退屈で退屈で。
あれがなければまだ眠気も誘われずに見れたかもしれない。

ただ、ケイト・ブランシェット、シャルロット・ゲンズブール、ミシェル・ウィリアムズ、ヒース・レジャーが出てる場面だけは興味深く見れた。
ケイト・ブランシェットのなりきりぶりはもちろんのこと、ミシェル・ウィリアムズも少ないシーンなのにとても魅力的だった。
「ファクトリー・ガール」を見たあとなので、あの役をミッシェル？と思ったのだけど、あまりじっくり顔をうつしたりしない効果もあって、神秘的な女性に見せることに成功していた。
映画としては「ファクトリー・ガール」のほうが楽しめると私も思います。

しかし、ヒースがもういないなんて。
段々、彼の見ていない映画が減ってきた。
新作が見れないって悲しいことだ。

本当に実験的なスタイルの映画だと思いました。
訳わからん。

ボブ・デュランには興味があったのですが、
見るとっかかりがつかめぬままに、途中でやめました。

なんかようわからんかった。黒人の坊やは、出てくるわ、詩人ランボーは出てくるわで、誰が誰やら、何が言いたいやら。
ようわからんかった
途中で、これはどうも創り手のマスターベーションのような気がしてきて、３０分持ちませんでしたーーー。
ジュリアン・ムーアもヒース・レジャーもでてんねんけどなーー
残念っ！って古るっ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

エレカシが『風に吹かれて』を歌っていた。
尾崎豊がフォークギターにブルースハープで歌っていた。
ホフ・ディランの方が身近に感じる世代で、歴史を創ってきた人物、“ボブ・ディラン”のことは正直ほとんど知らなかった。

それでもやっぱり『Like A Rolling Stone』や『Blowin' In The Wind』、『Knockin' On Heaven's Door』は知らない間に知っていて、大好き以上に大きな存在。

でもこの映画を見て、教会でボブ・ディランが歌ってるなんて何かの冗談かと思った。しかも『アメリカンサイコ』のクリスチャン・ベイルが真面目な顔で。色んな俳優がボブの色んな面を演じているの以上に戸惑った。様々な時期があって、それこそ人生。嘘隠し無しの正味の人間が生きた証。

どんなに無様でも、明らかな間違いを起こしても、若死にして伝説になるよりも、生き続けている方がかっこよい。「Dreamin' Of You 」っていう一番新しいビデオクリップを見て、そう思った。

ヒースレジャーとケイトブランシェットが出ているので借りました。ボブディランがだれかは知りません。いまだご健在だということを映画を見たあとに知りました。なので「生ける伝説」というイントロダクションに納得。これだけ若くから活動して、まだまだ一線で活躍してるこの人、小田和正のようなとらえ方してもいいのかしら？だって本当に知らないんだもん。

映画の視点として、この人に見せるこの顔、あの人に見せるあの顔、のような役者の配分がおもしろい。いいこちゃんになりたいとき。大見えを切りたいとき。助けてほしいとき。素直になりたい瞬間。素直になれない瞬間。私にもこんなに顔があったらおもしろい。そして私の周りはどう感じてるのかしら？とりあえず仕事とプライベートであったら別人かもしれない。ヒースとケイトのように。どっちが幸せかって、どっちも本人は知らないわけで、選びたくても選べないよね。

私にとって人生は一生懸命生きるもので、だからヒッピーのような種族は難しい存在で、今はどんな名前がつくのかわからないけれど、だからベースとしてこの映画は私にとって難しい。新作情報にあった「ファクトリーガール」はまた新しい世界観を見せてくれるのかしら。今度借りてみよう。