ストロベリーショートケイクス

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魚喃キリコさんの漫画はとても好きで、この原作も何回も読みました。映画化されると聞いたときは嬉しかったです。
・・・原作と比べて云々はあまり興味ないのですが、原作にないシーンがちょっと不快・・・。
棺おけで寝起きする秋代、里子（池脇千鶴）のトイレシーン、葬式の場面での少女のパンツ・・・・。
原作は女の子向け漫画ですが、映画は何だか男性のエロ目線。シーン、シーンで女の子が脱ぐ、もしくは見せる。何だか途中悲しくなりました。

でもラストまで見ると、あの柔らかさも感じる海のシーン。
やっぱり海はいいですね。
女の子たち、みんな愛おしくなります。
振られたり、恋ができなかったり、くじけたり、それでも女の子は強く、前を向いて自分なりに歩んでいきます（きっと）。
いい終わり方だなぁと思います。
イラストレーターの塔子を演じたのは魚喃キリコさん本人！
違和感ないです、裸にはびっくりしましたが。
自分も若いころたくさん振られたなぁ〜としみじみ感じながら、でも今成長はさほどしていないけれど、強く真っ直ぐ生きていることを嬉しく思う、そんな作品でした。
4人の誰かにあてはめるとしたら、私は秋代に強く共感してしまいます。でも誰かにピタリというのではなく、塔子のこの部分、ちひろのこの部分、・・・・・4人の女の子たちのそれぞれに、わかる、感じる部分があって、そういう意味ではとても愛おしく、切ない映画でありました。
原作もおすすめです、シャープな絵が好きですね。

映画館で見ました。予告を見て興味を持ち、友人と一緒に。

ある意味、リアルすぎました。
途中から画面を直視できなくて、友人とともに、映画館を出る頃にはくたくた。いたいたしすぎる。それぞれの主人公の気持ちがすごく分かるからこそ、どうしょうもない気持ちになるのです。

今思い出しても、憂鬱になってしまいます。

　皆さん、結構書かれてるのですが、ほんとに音声が聞き取れないんですよ。欠陥品といってもいいくらいです(怒)製造元はどこ？
　マックスにして、画面にかぶりつきになって、耳をすませて観ました。非常につらい体勢でした・・・(疲)まあ、イヤホン使えば早かったんですけどね。
　内容は好きです。ちょっと沁みました。四人の女性、どれも自分に少しずつあてはまってるような気がして。でもたぶん一番ちひろに近いかも・・・あの保守的でうすっぺらい感じ。私っぽいな、と少し自己嫌悪してしまいました。
　ちなみに、加瀬ファンの私としてはあのべットシーンでの腰づかいが・・・ちょっとショックでした。ナイーブで不器用な好青年の役が日本一ハマる王子様のように、見ていたので、なんちゅうことしてるのだ・・・と愕然。しかし、気になりすぎて結局リピートして見ちゃいました(笑)

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なんて惜しいんだろう、のめりこんでいるのに会話が小さくて何を言っているのかわからない。気になってスピーカーに耳をつけ、画面にはべりついちゃった。私が邦画をあまり見ないのは音声の聞き取りにくい映画が多いから。中でもこれはサ・イ・ア・クに聞こえません。音楽や効果音は大きくてちょっとつらい。映画館でそれは無いでしょうからＤＶＤ、何とか品質上げて下さい。

内容は好きです。４人の女優もそれぞれ好きですが演じる役柄も心惹かれます。そのうちの誰かに感情移入する人が多いようですが、私はどの子にもどこかに自分の一部が存在するような気がしました。それと同時に私の知ってる若い子を思い浮かべます。５年間の会社務めに疲れて４年目の引篭もり状態のあの子や、エリートコースまっしぐらで才能豊か、いつも自信満々に見えたけど寝られない夜に薬を飲みすぎたと聞いたあの子、優しすぎてみんなが甘えるので時に爆発してしまうあの人も「こんな風にしんどいんじゃないかしら」と。無理をしないで立ち止まり振り返ってねと、ほっと一時の休息に暖かい紅茶とストロベリーショートケーキを振舞いたくなりました。自分で自分にご馳走してもいい。

好き嫌いの分かれる作品は多々あれど、レビュー上では本作は両極端と言う感じですね。嫌いな人は赤裸々過ぎていやなのでしょうか？私はセックス描写は今時の２０代を正直に描くには当然あってしかるべきでしょうし、それぞれのカップルの個性や関係が良く描かれていると思いました。彼女達の潜在的に抱える不安や強迫観念へのアプローチも自分が程ほど長く人生生きてる分共感することが出来ました。
都会の中で孤独に耐え痛々しくもある彼女達の日常も、現代っ子らしからぬ一途さやありきたりな幸福への純粋な欲求がベースにあり、徐々に繋がっていく物や心そして癒えてゆく予感に、見守る優しい視線を感じることが出来ます。

繰り返しになりますが音声は最悪。これだけ聞こえないとどっちでもいい映画なら即中止です。それをふまえても観おえた印象は◎です。テンポ良く状況が変わりますが踏み込みは深いです。かなり嫌いな人が多いようだしリラックスするのは無理なので強くお勧めはしません。夜一人でヘッドホンにリモコン握って格闘できる方に。
◆お帰りなさい　エイちゃんさん。

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４人の女性の恋愛・仕事を”淡々と”描く．

イントロダクションのとおり，
デリヘル嬢，イラストレーター，フリーター，ＯＬと，
特殊な職業から，一般の職業まで，
まんべんなく配し，バランスのよさはあって，
この”淡々と描く”というところをテーマにはしているのだろう．

もちろん，描かれる内容は，
特に，デリヘル嬢に関しては，職業柄，
こういうこともあるのだろうと思われる過激なところもあるけど，
でも，印象としては，
このテーマは，きちんと描かれていると思う．

でも，たぶん，この年代の女性で，同じ境遇の人は，
この感じが，身にしみるのかもしれないけど，
それ以外の人は，
なかなか，入り込みにくいのではないかという気がした．

ただ，，，
どうみても，塔子の吐くシーンは，，，
経験者にしか見えない・・・（汗）

演技としては，すばらしいといえるのだろうけど，，，
見ていて胃が痛くなるぐらいだった．．．．