アメノナカノ青空

本当は「・・・ＩＮＧ」なんだけど、どうしてこのタイトルのなったんだろう？でもセンスはいいです。

よくある難病もので、一ミリも泣けません。
しかし、バカにしてはいけません。しっかりと最後までダレることなく、みせてくれます。

永く生きられない少女にせめてもの間、いい夢を見させようとする周りの人のさりげ無い優しさ、その気持ちに充分応えるかのように、自分の運命を恨むことなく、さりげなく生きようとする少女の優しさが折り重なるように観る者の心にせまります。

女性監督らしい繊細な清潔感が好きです。
カメラマンのヨンジェが撮る写真のショットがすべて素敵。
キム・レウォン は何処にでもいるような、やさしいお兄ちゃん役が似合いますね。

母親役のイ・ミスク さんが、また美しくて素敵です。
病院生活の長い娘を最後は家で住まわせようとする母に、友人は後悔しないの？と尋ねます。
「その時は、お酒を飲んで泣いてあなたに電話するわ」
この言葉が胸に残ります。

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　ハワイの海で水着でカメと泳ぐ二人が美しい。
水の中で愛する人と泳ぎ回るなんて夢みたい。
その想いを胸に逝ったヒロインはシアワセだっただろう。
また淡々と残された人たちを撮っていて、それがまた哀しく、上手い演出だなあと思った。

　ただ私は整形外科で幼い頃から手術を繰り返している身内がいるせいだろうが、主人公の左手については、どうしても素直に感情移入して見られなかった。
命を奪う事になる現在の病気との因果関係など、難しくかんがえてしまったせいか。　

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　病弱な高校生の女の子の前に現れるちょっと軽いカメラマンの男の人！！
　先が読めてしまう展開ながらも丁寧に２人の関係や母と子の絆を描かれていたので分かっていながらも胸にジーンとなるものが来ました。

　突然現れるカメラマンの男の人にキム・レウォン！！彼って真面目な役よりもこういう心優しくてなんかだらしがないけど普通に見るとカッコイイお兄さん役がはまります！！
　彼女の左手の事や病弱の事など知っていっても相変わらず彼女と接するきさくさや真っ直ぐな彼の告白にミナも心を開いていく所が素敵でした。

　『あなたが現れてから人生で最高の時間を過ごせた』とミナが残すメッセージとヨンジェが撮ったミナの手の写真、ミナが書いた母親への手紙。
　
　とても静かだけど良く伝わりました！！

　なんと言ってもキム・レウォンの笑顔がもう素敵！！

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病弱で、幼い頃から入退院＆手術を繰り返してきたミナには友達がいない。
余命いくばくもないミナに、病院ではなく家で、普通の高校生として、普通の女の子のような幸せな時間を与えてあげたいと願う母の物語。

韓国映画にありがちな不治の病ネタのストーリーではありますが、
とっても素敵でした！

まず、キム・レウォン。イイです！！
彼の作品は「マイ・リトル・ブライド」しか観てませんが、
この時も「おぉ！？」と目を見張るぐらい、その魅力に驚きました。

今回の作品を観て、改めてキム・レウォンってかっこいいな〜！と彼の魅力を再確認しました。

イム・スジョンは、大好きな女優さんなので安心して観ていました。
ほぼスッピンに近く、髪型もやぼったいオカッパなので、
決して美人とは言い難いのですが、ピュアな魅力に溢れていました。

そして、ミナの母親は「スキャンダル」に出ていたイ・ミスク。
この人、「スキャンダル」の時もものすごく存在感のある女優さんでした。
今回もとっても美しくて、優しくて、娘の病に苦悩する母親を好演していました。

この母の愛には泣かされましたね〜。
残りの短い時間を幸せに過ごさせてあげたい。
だけど入院させて病院で治療を受けさせたほうがいいんじゃないか。
もしかして私はひどい母親なのかも。。。
という葛藤に苦しむミスク。

大丈夫。その選択は間違ってないよ。と言ってあげたくなりました。笑

そしてキム・レウォン演じるヨンジェとミナの淡い恋物語。
これも良かったな〜。
まず、ヨンジェの登場シーンから良かった☆
ものすごく強引に「一目ぼれしたんだ」とミナに近づくヨンジェ。
最初は「何、コイツ？」って感じだったミナもどんどん心を開いて。。。
とっても楽しい幸せな時間を過ごすんです。

私まで、キュン！ってなっちゃうぐらい、素敵な展開でした。

だけど。。。。。。。

一つ、不満を言うなら、後半のヨンジェとミナの出会いの種明かし。
こういうの、韓国映画には必ずあるんですよね〜。
「え〜！そうだったの〜？」って驚きの事実。
今回に関しては、コレ、いらないんじゃないかな。って思った。
だって、なんかちょっと嫌な気分になったから。

まあ、きっかけはこうだったけど。。。ってことが言いたいんだろうけど。
別になくてもいいよね〜。

そして、ずーっとミナの左手には手袋（ミトン）がはめられていて、
どんな状態なのか見せないんだけど、ラストに明らかになります。
これも結構衝撃でしたね〜。
ていうか、これは先天的なものだと思うんだけど、それと病弱なことって関係あるのかな？
あるんだろうけど、医学に詳しくない私にはイマイチよくわからなくて、ちょっと疑問点が残っちゃいました。

少し不満な点もあったけど、映像も綺麗で、一つ一つのエピソードが素敵で。。。
出演者が良かったというのも大きなポイントだと思います。
キャスティングが悪かったら、こんなに良い作品になってなかったかもしれないな〜と思います。

私的には好きな作品！

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　テーマはごくありがちな、死を目前にした少女の純愛モノ。
　ではありますが、恋人を交通事故で亡くした男のエピソードが、物語に深みを与えています。韓国映画は、こういう挿話を効果的に使うのが上手いなと思います。
　ヒロインは『箪笥』でも名演をみせたイム・スジョン。彼女の雰囲気そのものが、ともすればグダグダなメロドラマにもなりえる物語を、とても清々しい印象に仕上げています。これだけの世界観を作りあげてしまうなんて、とても魅力的な女優さんですね。相手役のキム・レウォンもよかったです。
　２人の出会いにはちょっと興醒めの種明かしもあり、これは蛇足じゃないの？と一瞬思いましたが、物語に説得力を与える意味で逆によかったかな、と思い直しました。