風と共に散る / ロック・ハドソン
風と共に散る
/ダグラス・サーク
平均評価点:
予告編を検索
全体の平均評価点: (5点満点)
(12)
解説・ストーリー
『愛する時と死する時』『悲しみは空の彼方に』など50年代に多くの名作を残した巨匠、ダグラス・サーク監督によるメロドラマ。
『愛する時と死する時』『悲しみは空の彼方に』など50年代に多くの名作を残した巨匠、ダグラス・サーク監督によるメロドラマ。
もっと見る▼
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
「風と共に散る」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
『愛する時と死する時』『悲しみは空の彼方に』など50年代に多くの名作を残した巨匠、ダグラス・サーク監督によるメロドラマ。
「風と共に散る」 の作品情報
「風と共に散る」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
風と共に散るの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
99分 |
日本語英語スペイン語中国語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
UNRD25695 |
2006年03月24日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
0枚
|
0人
|
1人
|
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
風と共に散るの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
99分 |
日本語英語スペイン語中国語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
UNRD25695 |
2006年03月24日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
0枚
|
0人
|
1人
|
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!
洋画・邦画
約35,500
タイトル以上
国内ドラマも一部含まれております
※2022年2月 現在のタイトル数
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ユーザーレビュー:12件
監督・ばんざい
投稿日:2007/12/04
レビュアー:横浜のタマ
ダグラス・サークという監督名は知っていました。本作の邦題も頭に入っている、でもダグラス・サーク一作も見ていなかったんです。
わたしの年齢なら名画座で観ていてもおかしくないはずなのに・・・きっと若気の至りでばかにしていたのかもしれません、通俗的メロドラマだろうって。
そういう人案外多いかもしれませんがいけませんそんな狭量は捨ててしまいましょう。
登場人物たちの人間くさい脳内もホテルの部屋を埋め尽くす花もきらびやかな夥しい数のドレスもその他小道具も、不倫同性愛親子関係ごたまぜストーリーもみんなゴージャスでおもしろくて得した!という映画はこうでなくっちゃという満足感で充たされます。
画像も大変きれいで50年前の作品とは考えられない良い状態で冒頭シーンのスピード感と美しい色にまず感動してしまいました。ヴィクター・ヤングの音楽もムード盛り上げてくれました。
1950年代、60年代初頭のアメリカ銀幕スター人気ランキングの一位は何時もロック・ハドソンとドリス・デイだったのですが、日本ではアメリカ人の健全一辺倒(二人の印象はそうだった)好きに冷笑的でした。
フランスでは美男アラン・ドロンでなくて個性的醜男のジャン=ポール・ベルモンドが人気ナンバーワンだったのをとりあげてフランス人は民度が高いよのうみたいにいってました。
ロック・ハドソンとドリス・デイのロマンチックコメディ物がたくさんありますがどれもあんまりおもしろくなかった記憶で、ハドソンはケイリー・グラント路線を狙っていたみたいですが無理は明らかで器用でないハドソンは本作のようなのっぺり2枚目があっていて若いハンサム振りが意外と新鮮でした。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
男女4人が織りなす人間模様
1956年、メロドラマの巨匠ダグラス・サーク監督作品。
まず冒頭のシーン。
カーブの多い道を黄色いスポーツカー(車種に疎い私にはスポーツカーとしか書けません)が暴走していく。
運転者はお酒を飲みながら泥酔している様子。
大きな屋敷の前に車を止め、酒瓶を壁に投げつけ、家の中に入る男。
窓を覗くローレン・バコール。
銃声、何者かが倒れる音。
そして、卓上カレンダーが風でめくれ時が遡る。
実に心がわしづかみにされるプロローグ。
一体全体、何があったのか?
4人の男女が織りなす人間模様が描かれていく。
カラフルな色合いの画面に反して
品の良いグレーのスーツのローレン・バコールが美しい。
人目見た瞬間に恋に落ちるミッチ(ロック・ハドソン)だが
何故、親友であり富豪であるカイルに紹介したのか。
カイルはミッチへの対抗心から、ルーシー(バコール)を
ものにしようとするのは判っていたではないか!
最初は反応が鈍かったルーシーも、カイルの熱烈なアプローチに
出会って1日で結婚を決めるとは!
女ってわからんね(笑)
対照的な女性であるカイルの妹マリリーを演じるドロシー・マローンが
はすっぱではあるが、危うく妖艶な魅力を見せている。
女の嫉妬、男のライバル意識
いろいろな思いが絡まりあい
やがて悲劇へと導いていく様には引き込まれた。
ミッチへの熱い思いが叶わず空回りをして
どんどん嫌な女になっていくマリリーには同情した。
一方、ミッチの自分への思いを知りながら
遠からず近からず傍にいるルーシーはずるい女だと思った。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
決して癒されることのない欲望の渇き
評価が高かったのでリストインすると、今までに利用したことのあるDVDだと表示された。けれど、まったく何にも覚えていない。利用したことがあることすら記憶にない。再見すれば思い出すかもと視聴したのだが、最後まで何も思い出せなかった。たぶん私の好みではなかったせいだろうと思う。秀逸なカメラワーク、繊細な色彩感覚、主要登場人物4人の感情の動きを実に緻密に描写している。そして、それを可能にする4人の俳優それぞれの熱演。そのおかげで映画は全然安っぽくはないのだが、ストーリーは典型的なメロドラマで、何にも共感できない。
大手石油会社社長のハドリー氏は、自分の子どもたちカイルとマリリーに良い影響を与えるだろうと考えて、賢く品行方正な知人の息子ミッチを自宅に引き取って、3人は幼なじみとして兄弟のように育つ。しかし、その結果は悲惨なものだった。カイルは、優秀なミッチに自分の父親の愛情を奪われていると思い込み、彼に対する根深いコンプレックスと嫉妬に苦しみ、女遊びや酒に溺れて荒んだ生活をしている。妹のマリリーはミッチを恋い慕い、彼の愛情を渇望しているが、君のことは妹としか思えないと、ミッチに相手にしてもらえない。それに対する彼女の行動は愚かにも最悪で、問題を起こしてはミッチを困らせて、僅かな慰めを見出している。こんなことをしてもどうにもならないと分かっているけれど、自分ではどうすることもできない。
辛うじて危うい均衡を保っていたカイル、マリリー、ミッチの関係は、ニューヨーク支社の秘書だった一見聡明なルーシーが加わることで、破局へと向かっていく。ミッチはルーシーに惹かれながら、彼女とカイルが結婚するのを黙って見ている。ルーシーは、ミッチに好意を抱いているのに、豪奢な生活の魅力に抗しきれず、カイルの強引さに根負けして、カイルの求婚を承諾する。カイルを立ち直らせることが自分ならできると、買いかぶっていたのかもしれない。結果的にこの悲劇を招いたのは、ミッチの想いもカイルの気持ちも知りながら、ふたりの間で揺れ動き、自分では積極的な行動は何もしなかったルーシーの、未必の故意ではないかとさえ思える。ルーシーには全く共感できないし、痛々しいほど自分の気持ちに率直なマリリーの方が、行動は最低だけれど、まだ同情の余地があるような気がする。
それなのに、この結末にはとうてい納得できない。ミッチもまた、カイルとルーシーが結婚した時点で、もっと早く3人の元を離れていたら、こんな悲劇は避けられたのではないだろうか。私には最終的な責任はルーシーとミッチにあるののではないかとさえ感じる。結局、メロドラマはメロドラマだということなのだろう。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
四角関係
投稿日:2013/06/28
レビュアー:趣味は洋画
一般的に‘恋愛騒動’でお起こるのは三角関係だが、本作はその上手をいく‘四角関係’で物語が進行していく。
テキサスの石油王の息子、カイル・ハドリー(ロバート・スタック)、ハドリー石油会社の社員ミッチ・ウェイン(ロック・ハドソン)、傍系会社の重役秘書ルシー(ローレン・バコール)、カイルの妹マリリー(ドロシー・マローン)の4人(四角)である。
ミッチはカイルの親友であり、ハドリー石油会社の顧問も務める真面目で真摯な男。 一方のカイルは金に不自由しない道楽息子。 ミッチがルシーをカイルに紹介したことから、二人は恋におち、やがて結婚してしまう。 結婚が人を変えるというが、カイルは見違えるように率直な人柄に変わる。 これでめでたし、めでたし...とはいかない。 マリリーの存在である。 彼女は幼いときからミッチを愛していたが、ミッチが妹としてしかみてくれず、彼に不満をもっていたことから、兄のカイルに対し、‘実はミッチとルシーは愛し合っている’と告げるのである。 そこから話はややこしくなる。 マリリーは自暴自棄となり、警察沙汰になって、その衝撃で心臓の弱い父親(ロバート・キース)が死んでしまう。 さらにルシーの流産、不慮の事故によるカイルの死、と、悲惨な状況に陥る...
ラストでのシーンが救いだが、シャレではなく、この四角関係は死角関係とでも読み違えたいくらいである。
公開当時のこの4人、すでにスターとしての存在を確立していたが、アカデミー賞では、ドロシー・マローンが助演女優賞を受賞している。(実際は主演女優賞でもおかしくなかったと思うが...)
さらにロバート・スタックが助演男優賞にノミネート。 ロック・ハドソンは?といえば、同年「ジャイアンツ」で主演男優賞にノミネートされている。
ロバート・キースは当時、性格俳優の名をほしいままにしており、実息子のブライアン・キースも、同じく性格俳優となっている。
それにしても、ダグラス・サーク監督作品は素晴らしい。 特に、54年「心のともしび」、59年「悲しみは空の彼方に」は最高の2本である。 (その意味では本作は、やや弱い)
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
映画史上の大傑作
投稿日:2013/04/07
レビュアー:さえぴょん
冒頭ロバート・スタックの自動車がぎゅいいいんと爆走しててその速度感が凄いんだけど、他にもバーでの乱闘やら親父の階段転落死とドロシー・マローンのダンスをクロスカッティングさせる部分とか、サークは「メロドラマの巨匠」などという括りには収まらない、天才的なアクション監督でもあると思います。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
監督・ばんざい
投稿日
2007/12/04
レビュアー
横浜のタマ
ダグラス・サークという監督名は知っていました。本作の邦題も頭に入っている、でもダグラス・サーク一作も見ていなかったんです。
わたしの年齢なら名画座で観ていてもおかしくないはずなのに・・・きっと若気の至りでばかにしていたのかもしれません、通俗的メロドラマだろうって。
そういう人案外多いかもしれませんがいけませんそんな狭量は捨ててしまいましょう。
登場人物たちの人間くさい脳内もホテルの部屋を埋め尽くす花もきらびやかな夥しい数のドレスもその他小道具も、不倫同性愛親子関係ごたまぜストーリーもみんなゴージャスでおもしろくて得した!という映画はこうでなくっちゃという満足感で充たされます。
画像も大変きれいで50年前の作品とは考えられない良い状態で冒頭シーンのスピード感と美しい色にまず感動してしまいました。ヴィクター・ヤングの音楽もムード盛り上げてくれました。
1950年代、60年代初頭のアメリカ銀幕スター人気ランキングの一位は何時もロック・ハドソンとドリス・デイだったのですが、日本ではアメリカ人の健全一辺倒(二人の印象はそうだった)好きに冷笑的でした。
フランスでは美男アラン・ドロンでなくて個性的醜男のジャン=ポール・ベルモンドが人気ナンバーワンだったのをとりあげてフランス人は民度が高いよのうみたいにいってました。
ロック・ハドソンとドリス・デイのロマンチックコメディ物がたくさんありますがどれもあんまりおもしろくなかった記憶で、ハドソンはケイリー・グラント路線を狙っていたみたいですが無理は明らかで器用でないハドソンは本作のようなのっぺり2枚目があっていて若いハンサム振りが意外と新鮮でした。
男女4人が織りなす人間模様
投稿日
2023/12/24
レビュアー
飛べない魔女
1956年、メロドラマの巨匠ダグラス・サーク監督作品。
まず冒頭のシーン。
カーブの多い道を黄色いスポーツカー(車種に疎い私にはスポーツカーとしか書けません)が暴走していく。
運転者はお酒を飲みながら泥酔している様子。
大きな屋敷の前に車を止め、酒瓶を壁に投げつけ、家の中に入る男。
窓を覗くローレン・バコール。
銃声、何者かが倒れる音。
そして、卓上カレンダーが風でめくれ時が遡る。
実に心がわしづかみにされるプロローグ。
一体全体、何があったのか?
4人の男女が織りなす人間模様が描かれていく。
カラフルな色合いの画面に反して
品の良いグレーのスーツのローレン・バコールが美しい。
人目見た瞬間に恋に落ちるミッチ(ロック・ハドソン)だが
何故、親友であり富豪であるカイルに紹介したのか。
カイルはミッチへの対抗心から、ルーシー(バコール)を
ものにしようとするのは判っていたではないか!
最初は反応が鈍かったルーシーも、カイルの熱烈なアプローチに
出会って1日で結婚を決めるとは!
女ってわからんね(笑)
対照的な女性であるカイルの妹マリリーを演じるドロシー・マローンが
はすっぱではあるが、危うく妖艶な魅力を見せている。
女の嫉妬、男のライバル意識
いろいろな思いが絡まりあい
やがて悲劇へと導いていく様には引き込まれた。
ミッチへの熱い思いが叶わず空回りをして
どんどん嫌な女になっていくマリリーには同情した。
一方、ミッチの自分への思いを知りながら
遠からず近からず傍にいるルーシーはずるい女だと思った。
決して癒されることのない欲望の渇き
投稿日
2023/09/17
レビュアー
hinakksk
評価が高かったのでリストインすると、今までに利用したことのあるDVDだと表示された。けれど、まったく何にも覚えていない。利用したことがあることすら記憶にない。再見すれば思い出すかもと視聴したのだが、最後まで何も思い出せなかった。たぶん私の好みではなかったせいだろうと思う。秀逸なカメラワーク、繊細な色彩感覚、主要登場人物4人の感情の動きを実に緻密に描写している。そして、それを可能にする4人の俳優それぞれの熱演。そのおかげで映画は全然安っぽくはないのだが、ストーリーは典型的なメロドラマで、何にも共感できない。
大手石油会社社長のハドリー氏は、自分の子どもたちカイルとマリリーに良い影響を与えるだろうと考えて、賢く品行方正な知人の息子ミッチを自宅に引き取って、3人は幼なじみとして兄弟のように育つ。しかし、その結果は悲惨なものだった。カイルは、優秀なミッチに自分の父親の愛情を奪われていると思い込み、彼に対する根深いコンプレックスと嫉妬に苦しみ、女遊びや酒に溺れて荒んだ生活をしている。妹のマリリーはミッチを恋い慕い、彼の愛情を渇望しているが、君のことは妹としか思えないと、ミッチに相手にしてもらえない。それに対する彼女の行動は愚かにも最悪で、問題を起こしてはミッチを困らせて、僅かな慰めを見出している。こんなことをしてもどうにもならないと分かっているけれど、自分ではどうすることもできない。
辛うじて危うい均衡を保っていたカイル、マリリー、ミッチの関係は、ニューヨーク支社の秘書だった一見聡明なルーシーが加わることで、破局へと向かっていく。ミッチはルーシーに惹かれながら、彼女とカイルが結婚するのを黙って見ている。ルーシーは、ミッチに好意を抱いているのに、豪奢な生活の魅力に抗しきれず、カイルの強引さに根負けして、カイルの求婚を承諾する。カイルを立ち直らせることが自分ならできると、買いかぶっていたのかもしれない。結果的にこの悲劇を招いたのは、ミッチの想いもカイルの気持ちも知りながら、ふたりの間で揺れ動き、自分では積極的な行動は何もしなかったルーシーの、未必の故意ではないかとさえ思える。ルーシーには全く共感できないし、痛々しいほど自分の気持ちに率直なマリリーの方が、行動は最低だけれど、まだ同情の余地があるような気がする。
それなのに、この結末にはとうてい納得できない。ミッチもまた、カイルとルーシーが結婚した時点で、もっと早く3人の元を離れていたら、こんな悲劇は避けられたのではないだろうか。私には最終的な責任はルーシーとミッチにあるののではないかとさえ感じる。結局、メロドラマはメロドラマだということなのだろう。
四角関係
投稿日
2013/06/28
レビュアー
趣味は洋画
一般的に‘恋愛騒動’でお起こるのは三角関係だが、本作はその上手をいく‘四角関係’で物語が進行していく。
テキサスの石油王の息子、カイル・ハドリー(ロバート・スタック)、ハドリー石油会社の社員ミッチ・ウェイン(ロック・ハドソン)、傍系会社の重役秘書ルシー(ローレン・バコール)、カイルの妹マリリー(ドロシー・マローン)の4人(四角)である。
ミッチはカイルの親友であり、ハドリー石油会社の顧問も務める真面目で真摯な男。 一方のカイルは金に不自由しない道楽息子。 ミッチがルシーをカイルに紹介したことから、二人は恋におち、やがて結婚してしまう。 結婚が人を変えるというが、カイルは見違えるように率直な人柄に変わる。 これでめでたし、めでたし...とはいかない。 マリリーの存在である。 彼女は幼いときからミッチを愛していたが、ミッチが妹としてしかみてくれず、彼に不満をもっていたことから、兄のカイルに対し、‘実はミッチとルシーは愛し合っている’と告げるのである。 そこから話はややこしくなる。 マリリーは自暴自棄となり、警察沙汰になって、その衝撃で心臓の弱い父親(ロバート・キース)が死んでしまう。 さらにルシーの流産、不慮の事故によるカイルの死、と、悲惨な状況に陥る...
ラストでのシーンが救いだが、シャレではなく、この四角関係は死角関係とでも読み違えたいくらいである。
公開当時のこの4人、すでにスターとしての存在を確立していたが、アカデミー賞では、ドロシー・マローンが助演女優賞を受賞している。(実際は主演女優賞でもおかしくなかったと思うが...)
さらにロバート・スタックが助演男優賞にノミネート。 ロック・ハドソンは?といえば、同年「ジャイアンツ」で主演男優賞にノミネートされている。
ロバート・キースは当時、性格俳優の名をほしいままにしており、実息子のブライアン・キースも、同じく性格俳優となっている。
それにしても、ダグラス・サーク監督作品は素晴らしい。 特に、54年「心のともしび」、59年「悲しみは空の彼方に」は最高の2本である。 (その意味では本作は、やや弱い)
映画史上の大傑作
投稿日
2013/04/07
レビュアー
さえぴょん
冒頭ロバート・スタックの自動車がぎゅいいいんと爆走しててその速度感が凄いんだけど、他にもバーでの乱闘やら親父の階段転落死とドロシー・マローンのダンスをクロスカッティングさせる部分とか、サークは「メロドラマの巨匠」などという括りには収まらない、天才的なアクション監督でもあると思います。
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ご利用の流れ
@ 会員登録
申し込みフォームへ記入したら登録完了!
A 作品をレンタル
借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。
B ポストに返却
商品をポストに投函すればOK!
各プランはこちら
※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
風と共に散る