ウォレスとグルミット　野菜畑で大ピンチ！

「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ！」は、イギリス、アードマン・アニメーションズのニック・パークが制作したクレイアニメ＝「ウォレスとグルミット」シリーズ初の長編作品。特に大ファンという訳じゃありませんが、大好きな「ジブリ美術館」で「アードマン展」を開催していることもあって、ちょっぴり気になってました。
クレイアニメを初めて観たのは確か、サンリオの「くるみ割り人形」だったと思います。当時はまだ小さかったので、クレイアニメの仕組みとかも知りませんでしたから、お人形やお菓子がクルクル踊るのが、とても不思議でした。最近はＣＧも使えるようになっているとはいえ、撮影の大変さはきっと、あの頃とたいして変わらないんでしょうね。

さて、本題。

ウォレスは、天才発明家。チーズが大好物で、あきれるほど能天気です。そして相棒は、愛犬のグルミット。驚くほど機械に詳しくて、文句一つ言わず（しゃべれないんだけどね）、かいがいしく御主人の世話を焼いてます。
このお話は、そんな二人（一人と一匹）が「アンチ・ペスト（＝害獣駆除隊）」として、人々の畑を守る為に奮闘する物語です。

いや〜、グルミット、魅力的ですね〜。動物は得意じゃないですけど、こんなに優秀で可愛いワンちゃんだったら、一緒に暮らしてもいいかな…な〜んて思っちゃいました。
それにしてもウォレスったら、グルミットの気持ち、ち〜っともわかってないんだから。も〜、廊下に立ってなさい！！

☆キャラクター＆ヴォイスキャスト☆

ウォレス…ピーター・サリス（萩本欽一）
レディ・トッティントン…ヘレナ・ボナム・カーター（飯島直子）
ヴィクター・クォーターメイン…レイフ・ファインズ（大川透）

◎関連作品
シリーズ第1作…チーズ・ホリデー (1989) 23分
シリーズ第2作…ペンギンに気をつけろ！ (1993) 29分
シリーズ第3作…ウォレスとグルミット、危機一髪！ (1996) 31分
短編集…ウォレスとグルミットのおすすめ生活 (2002)

公式サイト
http://www.wandg.jp/

よくもまあ手間ひまかけてこんなおもしろくないものをつくったもんだ！！というのが私の正直な感想です。

出っ歯で醜悪なキャラクター、ただのドタバタなストーリー、音楽が良いわけでもなく、映画館でみて、眠くなる、途中で出たくなった映画は初めてです！

何でこれがアカデミー賞とるの？信じられない。
ほんっとに面白くない映画でした。

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　前作品群を吹替えで観ていたので、私の中ではウォレス＝欽ちゃんのイメージが既にあり、本作も吹替えで鑑賞しました。
　能天気な欽ちゃんの声にのせられて鼻歌気分♪で観ていたら、何と物語は思いもよらぬ方向へ・・！
　怪物・ウサギ男の正体。その予想外にシュールな展開には思わず鳥肌が立ちました！『シャイニング』観たときくらいの衝撃が走りましたよ！！
　まあ最終的にはもちろん大団円だろうということで安心して観れましたけどね。（解決のつけ方がいまいち釈然としない・・というようなツッコミはこの際置いときましょう！）

　あのウサギたちのまぬけ面もだんだん愛おしく見えてくるから不思議。ウサギ吸入マシーンのシーンが特にお気に入りです！あとマドンナ役の飯島直子が予想以上に上手くてビックリしました。
　このシリーズ、大変だろうけど短編でもよいのでぜひ続けていってほしいです！！（欽ちゃんも！）

造りに感心！よくぞここまで造り込んだ。
でも…８５分が長く感じたのも確か。
さすが！と思わせる技術や手法も目が慣れてくるのかな？
クレイアニメの感動のひとつが、その技術であるならば、慣れてしまうと痛い。
やっぱ短編がよいですね。

内容は、めっちゃ子供向けです。大人でもそこそこは楽しめますが。
いろんなパロディ入ってます。ギャグも入ってますが控えめなので、大ウケまではいきません。

グルミットは良いです！可愛いです！子供の為にレンタルする分には申し分ないでしょう。

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これだけ長時間のクレイ・アニメを作り上げた労苦は偲ばれる。そのことを充分に承知しているが、本作品を見たとき、驚きが感じられなかった。

様々に仕掛けられたパロディもクスクス笑わせてくれるのだが、大笑いするまでに至らない。脚本が平板なのであろうか。悪い意味でこちらの読みどおりのドラマ展開で、心からハラハラドキドキしなかったのが大きい。