１０１回目のプロポーズ

　見所が多い点と言う意味ではかなり評価の高い巻でした。

　�@スー・ジン(ファン・ユエン)のちょっと涙がかった良い表情が見れるところ。

　�Aリー・シャオロン(チェ・ジウ)の父のどことなく『父の涙』とでも言うべき涙を見せるシーンとちょっとした説教シーン。

　どちらも、メインに据えるようなシーンではありませんが、どことなく納得してしまったりするシーンでもあります。

　作品中で、常に黒子に徹してきた『スー・ジン』がだんだんと光ってきたように見える瞬間でもありました。

　

　もう、見所と言ったら前にレビューを書かれた人も指摘している「君を好きだから僕は死にません。ずっと幸せにしてあげる」と言うこのセリフに尽きるように思います。

　ただ、このドラマを真似して死んだ人いないよね？と気になってしまうシーンでもありましたが・・・。ついでに、続きがびっくり！！路上告白・・・。

　最近、作られたドラマのタイトルに『僕の世界の中心は君だ』と言う映画がありますが、まさにそれを地でいく感じ（タイトルについての話です。中身は見ていないので）・・・。

　ちなみに、一途な恋心ばかりが強調されているこのドラマの裏面。一途だからこそ他の人に目がいくことも無くそのため人を傷つけてしまうそう言ったドラマばかりでない、現実の裏面もよく分かる内容だったと思えます。

　この巻は、「事故の代償」、「ツイてない一日」、「済州島での再会」からなっていますが、相変わらず主人公『ジンタイ』の姿に似合ぬ純粋さが光る一本でした。

　ただ、今回はそれだけじゃなく『リー・イーシュエン』と『スー・ジン』のそれぞれの告白と彼女たちの純粋さと一途さも見ることができる面も大きな点だったように思います。

　ちなみに、この物語の一巻で元彼の弾いていた『別れの曲』はどこかで聞いたことのあるクラシックの曲だったことも明らかにされます。

　純粋すぎるほどの主人公ジンタイとのその周囲の人物・・・。見所はこの辺りになりそうです。ちなみに、中身は前にレビューを書かれた人がほぼ書かれていますからここでは省きます。

　このシリーズを見てていつも不思議に思うのは、主人公の異常なまでの純粋さのような気がしています。と言うのも世の中を生きていく上で、純粋であることは長所であるとは言えないから・・・。（悪人が善人と同じくらいに多いと考えられる世の中だから。自己防衛のためにどうしても汚れを知る必要があるように思えます。）

　この巻は、第６話「波乱の幕開け」、第７話「無償の愛をあなたに」、第８話「最高で最悪の初デート」から成っていますが、大まかな内容は

　第６話は、恋敵ズージュンがホテルの御曹司であることが判明すると言う点がメインになりますがそのホテルでの料理を出すメインシェフがジンタイであったことから・・・。そしてと言った辺りがメインになる話です。主人公はその持ち前の純粋さでどのように彼女を引きつけるのか・・・。

　第７話は、屋上での告白シーンがメインとなる話です。この際、「あなたが好きだから、愛するのだ。」と言う意味不明な告白がありますが、この辺りは実際の告白でも使えそうな名言です。ただ、すぐに落ちがありますが。（この辺りは見てのお楽しみと言うことで。）

　第８話は、７話での失敗が大きな問題を引き起こすが、友？、部下？の信頼と手助けにより元の地位を手に入れると言った話です。

　個人的に、主人公ジンタイを副料理長にして料理長の地位を手に入れた人物の人柄と腕に疑問を感じたのが、この話で特に感じた点でした。（人望も腕もどちらもない人がトップを張っている人事管理でこのホテルは大丈夫か？と思わずにはいられなかったと言うことです。）

　総じて、一見の価値あるドラマだと感じています。
　

　この巻は、第１話「１００回目のお見合い」、第２話「愛のことば」からなっていますが面白いだけでなくためになるような内容も含んでいる内容のような気がしました。

　第１話「１００回目のお見合い」は、ドラマだから冷静に見れますが正直に言って現実だったら普通の精神状態じゃいられないような気がします。

　ましてや、式の日に花嫁に逃げられるなど・・・。（このような事など１回でも立ち直るのに時間がかかることでしょう。）

　そのような状況下でもたくましく生きているように見える主人公の一人ジンタイが本当にたくましく見えました。

　そして、ラスト付近のちょっとした会話のシーンなどは軽い笑いを誘いその意味でも見る価値は十分だと思われます。

　第２話「愛のことば」は、優しさがより深く人を傷つけてしまう結果になったこととラスト付近の言葉が注目です。

　まだ、結婚を決めたわけではないのにつきあうかのような発言をして更に励ました言葉が期待を持たせる結果となりより深く傷つけてしまう・・・。（ただ、ストレートに断るのが優しさとも言えないので、優しく言葉をかけるのが優しさかそれともストレートに断るのが優しさか、永遠に回答の出ない問題ですが確実に言えるのは相手を見てから言葉を選べと言うことかなと。）

　もう一つの見所が、シャオロンにかけた言葉「誓う、５０年後の君を今よりずっと愛してる。」（結婚式で言うようなもの凄い名言のような気が・・・）

　他の見所と言えば、
　�@脇を固める人も含めた美貌の女優人（特にユンナア役のジャン・イェン）
　�A美男子（リウ・シャオフォン）もたまに出る。
　�B一途なジンタイ。
　
　単純に上記のような部分を楽しんでもいいかも。
　
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　本レビューで書いた「誓う、５０年後の君を今よりずっと愛してる。」についてなのですが、正直言って言うのも難しいかもしれませんが、実践することができるのは何％くらいやら。そう言う意味で、イスラムの教え（結婚前に離婚金を決めてから結婚する）は正しいのでしょう。