父、帰る / コンスタンチン・ラヴロネンコ
父、帰る
/アンドレイ・ズビャギンツェフ
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(69)
解説・ストーリー
ロシアの片田舎。2人の兄弟、アンドレイとイワンは母とつつましくも幸せに暮らしていた。父親は12年前に家を出て行ったきり音信不通。兄弟は写真でしか父の顔を知らなかった。そんなある夏の日、父が突然家に帰ってきた。寡黙な父はこれまでのことを何も語ろうとはせず、母も事情を説明しようとはしない。兄弟の戸惑いをよそに、翌朝父は彼らを小旅行に連れ出す。道中、父は子どもたちに対し高圧的に振る舞う。そんな理不尽な接し方にも、父を慕い続ける兄に対し、弟のほうは徐々に反抗心を募らせていくのだった…。
ロシアの片田舎。2人の兄弟、アンドレイとイワンは母とつつましくも幸せに暮らしていた。父親は12年前に家を出て行ったきり音信不通。兄弟は写真でしか父の顔を知らなかった。そんなある夏の日、父が突然家に帰ってきた。寡黙な父はこれまでのことを何も語ろうとはせず、母も事情を説明しようとはしない。兄弟の戸惑いをよそに、翌朝父は彼らを小旅行に連れ出す。道中、父は子どもたちに対し高圧的に振る舞う。そんな理不尽な接し方にも、父を慕い続ける兄に対し、弟のほうは徐々に反抗心を募らせていくのだった…。
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「父、帰る」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ロシアの片田舎。2人の兄弟、アンドレイとイワンは母とつつましくも幸せに暮らしていた。父親は12年前に家を出て行ったきり音信不通。兄弟は写真でしか父の顔を知らなかった。そんなある夏の日、父が突然家に帰ってきた。寡黙な父はこれまでのことを何も語ろうとはせず、母も事情を説明しようとはしない。兄弟の戸惑いをよそに、翌朝父は彼らを小旅行に連れ出す。道中、父は子どもたちに対し高圧的に振る舞う。そんな理不尽な接し方にも、父を慕い続ける兄に対し、弟のほうは徐々に反抗心を募らせていくのだった…。
「父、帰る」 の作品情報
「父、帰る」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
父、帰るの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
111分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/ロシア語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
ACBR10252 |
2005年04月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
6枚
|
0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/ロシア語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
父、帰るの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
111分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/ロシア語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
ACBR10252 |
2005年04月08日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
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6枚
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0人
|
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/ロシア語
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ユーザーレビュー:69件
次男の独白
「突然帰ってこられても・・・
今までママと僕たちだけで上手くやってこられたのに・・・
パパだっていうけれど、本当かどうか分からないぞ
それにしても大人の男って、でっかいなぁ
存在感ありすぎだよ。酸素までうすくなったような気がする。
お兄ちゃんはえらく素直にあの人に従っているけれども
僕は絶対に言う事なんかきいてやるもんか!」
素晴らしい風景を背景にして、重苦しい、男3人の旅が続きますが、あるショックな事件によっていきなり旅は終止符を打ち、僅か2日間の旅を終えた兄弟は急に大人びて見えるのでした。
思えば父親は男の子にとって乗り越えなければならないハードルなのかも知れません。
一度観終えた後、パープルローズさんのレビューを読んで、
あの可愛い長男役の男の子が撮影現場で溺死した事を知り、もう一度見直してみると、あるシーンが非常に印象深く映ります。
因縁めいたエピソードなので、この作品はずっと私の中で印象に残ると思われます。
彼のご冥福をお祈り致します。
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心つかまれました
投稿日:2006/03/29
レビュアー:こむすび
ある日、誰も予期していなかったとき
12年ぶりに父が帰ってきたら。
父親が今まで何をしていたか、どこから来たのか、ぶらりと寄っただけなのか、それとも本当に「帰ってきた」のか、一切は語られません。
解釈は必要ないのかもしれません。
雨、水、空の色、子供の瞳にこれほど心つかまれたのははじめてです。長いセリフはほとんどありませんが、訴えてくるものがあります。父親の理不尽ともいえるような子供への態度と、それに反発する子供の様子が絶望的とも思えますが、引き込まれてしまいます。
最後のモノクロ写真が、なんとも悲しい。
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7人の会員が気に入ったと投稿しています
静寂と緊張感
投稿日:2007/12/08
レビュアー:neko
とてもいい映画でした。
静寂の中に、ピリリとした緊張感が漂い、静かに時に激しく感情が揺れ動き、ぶつかり合う。父親は何者なのか、何故戻ってきたのか、箱の中身は何だったのか、特に説明はないけれど、その事が観終わった後、あまり気にならない。こんな映画も珍しい。
旅に出て、突然父親と向き合う。
その過程の兄弟の心の戸惑い。
厳しい父親に反発を覚える弟、何とか父親に歩み寄ろうとする兄、どこまでも寡黙な父親。この旅の行く末。
映画によって特典映像は観たり観なかったりするのですが、この映画は隅々まで堪能しました。どんな人たちが作って、あの兄弟たちはどんな子だったのか、色々なことを知りたい、知っていたいと強く思いました。子供特有のふてぶてしさを持った弟は、実際はとても明るい子で、しっかり者のように写っていた兄は実際はとても繊細な少年。
色々な悲しみをのり越えた映画なんですね。
静かに進む映画の中で、ラスト息子を必死に追いかける父親の姿と、パパ!と叫ぶ弟の姿で、父と子の心の中の気持ちが押し寄せてくる様で何とも言えない余韻に浸りました。
現実の父と子の姿でありながら、でもどこか哀しいおとぎ話のような浮遊感もあり、観終わった後、ボッーとしてしまいました。
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6人の会員が気に入ったと投稿しています
父親の存在とは
投稿日:2006/03/13
レビュアー:ひきむすび
今週は突き放した感の二作が続きます。
平穏な擬似母子家庭のなかに ある日突如現れた父親。
一緒に暮らしてさえ難しい年頃の息子達と
息子達を対等の男として扱ってしまう父親。
12年の歳月を たった何日かで取り戻そうとするには
あまりにも短すぎることでしょう。
箱の中身は?という疑問があげられますが
実はそこは全く考えていなかったのでは という気もします。
父親の生きてきたこれまで 過去との繋がり
これからという全てをひっくるめて
箱という形をとっただけなのでは と。
この作品は 愛情うんぬんを語るものではなく
ある時は父親の疎ましい圧迫感であり
ラストでは 避けて通ることのできない
沈鬱な存在感なのです。
ひとかけらの愛を感じ取った瞬間に
重圧はさらに 深く鋭く少年達の肩に
のしかかっていく。そんな話なのです。
少年達の写真が巧く使われていますね。
父の姿がほとんど写っていないことで
また 苦しみが増していくかの如くに。
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6人の会員が気に入ったと投稿しています
この作品まだ見ていませんが
投稿日:2005/04/09
レビュアー:オタエドン
予告編を見て、オ〜これは重そうだな〜・・・と、ちょっと尻込みしてしまった。バーブルローズさんのレビューが、とっても参考になりました。今度ぜひ見てみようと思っています。『モスクワは涙を信じない』は20年にわたる人間ドラマ、大河ドラマでしたね。すばらしい作品でした。今もビデオ大切に持っています。しかし、ロシア、ソ連のすばらしい作品がDISCASさんには、ほとんど入荷されていませんね。調べてみたら13タイトルしかない。A・タルコフスキー、二キータ・ミハルコフ、セルゲイ・ポドロフ,ソクーロフ・・など、上げだしたらきりがありませんが。DVDになってないものが多く、それだけ一般受けしないのでしょうね。私は、ほとんどの見られる作品は見てきました。すばらしい作品の宝庫、ぜひぜひ多くの人に見てもらえる様、今後の入荷を期待します。
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ユーザーレビュー
次男の独白
投稿日
2007/06/28
レビュアー
おうち大好き
「突然帰ってこられても・・・
今までママと僕たちだけで上手くやってこられたのに・・・
パパだっていうけれど、本当かどうか分からないぞ
それにしても大人の男って、でっかいなぁ
存在感ありすぎだよ。酸素までうすくなったような気がする。
お兄ちゃんはえらく素直にあの人に従っているけれども
僕は絶対に言う事なんかきいてやるもんか!」
素晴らしい風景を背景にして、重苦しい、男3人の旅が続きますが、あるショックな事件によっていきなり旅は終止符を打ち、僅か2日間の旅を終えた兄弟は急に大人びて見えるのでした。
思えば父親は男の子にとって乗り越えなければならないハードルなのかも知れません。
一度観終えた後、パープルローズさんのレビューを読んで、
あの可愛い長男役の男の子が撮影現場で溺死した事を知り、もう一度見直してみると、あるシーンが非常に印象深く映ります。
因縁めいたエピソードなので、この作品はずっと私の中で印象に残ると思われます。
彼のご冥福をお祈り致します。
心つかまれました
投稿日
2006/03/29
レビュアー
こむすび
ある日、誰も予期していなかったとき
12年ぶりに父が帰ってきたら。
父親が今まで何をしていたか、どこから来たのか、ぶらりと寄っただけなのか、それとも本当に「帰ってきた」のか、一切は語られません。
解釈は必要ないのかもしれません。
雨、水、空の色、子供の瞳にこれほど心つかまれたのははじめてです。長いセリフはほとんどありませんが、訴えてくるものがあります。父親の理不尽ともいえるような子供への態度と、それに反発する子供の様子が絶望的とも思えますが、引き込まれてしまいます。
最後のモノクロ写真が、なんとも悲しい。
静寂と緊張感
投稿日
2007/12/08
レビュアー
neko
とてもいい映画でした。
静寂の中に、ピリリとした緊張感が漂い、静かに時に激しく感情が揺れ動き、ぶつかり合う。父親は何者なのか、何故戻ってきたのか、箱の中身は何だったのか、特に説明はないけれど、その事が観終わった後、あまり気にならない。こんな映画も珍しい。
旅に出て、突然父親と向き合う。
その過程の兄弟の心の戸惑い。
厳しい父親に反発を覚える弟、何とか父親に歩み寄ろうとする兄、どこまでも寡黙な父親。この旅の行く末。
映画によって特典映像は観たり観なかったりするのですが、この映画は隅々まで堪能しました。どんな人たちが作って、あの兄弟たちはどんな子だったのか、色々なことを知りたい、知っていたいと強く思いました。子供特有のふてぶてしさを持った弟は、実際はとても明るい子で、しっかり者のように写っていた兄は実際はとても繊細な少年。
色々な悲しみをのり越えた映画なんですね。
静かに進む映画の中で、ラスト息子を必死に追いかける父親の姿と、パパ!と叫ぶ弟の姿で、父と子の心の中の気持ちが押し寄せてくる様で何とも言えない余韻に浸りました。
現実の父と子の姿でありながら、でもどこか哀しいおとぎ話のような浮遊感もあり、観終わった後、ボッーとしてしまいました。
父親の存在とは
投稿日
2006/03/13
レビュアー
ひきむすび
今週は突き放した感の二作が続きます。
平穏な擬似母子家庭のなかに ある日突如現れた父親。
一緒に暮らしてさえ難しい年頃の息子達と
息子達を対等の男として扱ってしまう父親。
12年の歳月を たった何日かで取り戻そうとするには
あまりにも短すぎることでしょう。
箱の中身は?という疑問があげられますが
実はそこは全く考えていなかったのでは という気もします。
父親の生きてきたこれまで 過去との繋がり
これからという全てをひっくるめて
箱という形をとっただけなのでは と。
この作品は 愛情うんぬんを語るものではなく
ある時は父親の疎ましい圧迫感であり
ラストでは 避けて通ることのできない
沈鬱な存在感なのです。
ひとかけらの愛を感じ取った瞬間に
重圧はさらに 深く鋭く少年達の肩に
のしかかっていく。そんな話なのです。
少年達の写真が巧く使われていますね。
父の姿がほとんど写っていないことで
また 苦しみが増していくかの如くに。
この作品まだ見ていませんが
投稿日
2005/04/09
レビュアー
オタエドン
予告編を見て、オ〜これは重そうだな〜・・・と、ちょっと尻込みしてしまった。バーブルローズさんのレビューが、とっても参考になりました。今度ぜひ見てみようと思っています。『モスクワは涙を信じない』は20年にわたる人間ドラマ、大河ドラマでしたね。すばらしい作品でした。今もビデオ大切に持っています。しかし、ロシア、ソ連のすばらしい作品がDISCASさんには、ほとんど入荷されていませんね。調べてみたら13タイトルしかない。A・タルコフスキー、二キータ・ミハルコフ、セルゲイ・ポドロフ,ソクーロフ・・など、上げだしたらきりがありませんが。DVDになってないものが多く、それだけ一般受けしないのでしょうね。私は、ほとんどの見られる作品は見てきました。すばらしい作品の宝庫、ぜひぜひ多くの人に見てもらえる様、今後の入荷を期待します。
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