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ジルベール・ヴァランスは、舞台と映画を中心に活躍しているベテラン俳優。いまもイヨネスコの“瀕死の王”の舞台に出演中。そんなある日、ヴァランスは妻と娘夫婦が交通事故で亡くなったとの知らせを受ける。突然始まった孫セルジュと二人だけの静かな生活。愛する者を失った悲しみや寂しさはあるものの、かわいい孫との暮らしは、ヴァランスにささやかな幸せをもたらしてくれた。一方で、このゆっくりとした時の流れの中で、彼は自らの孤独や、年齢とともに変化していく俳優としての現実について、いつしか思いをめぐらせるようになっていく……。
製作年: |
2001年 |
---|---|
製作国: |
ポルトガル/フランス |
原題: |
JE RENTRE A LA MAISON |
監督: |
マノエル・デ・オリヴェイラ 、 マノエル・デ・オリヴェイラ |
---|---|
製作: |
パウロ・ブランコ |
出演: |
ミシェル・ピコリ 、 カトリーヌ・ドヌーヴ 、 ジョン・マルコビッチ 、 アントワーヌ・シャピー 、 レオノール・シルベイラ 、 レオノール・バルダック 、 シルビー・テステュー 、 リカルド・トレパ 、 ミシェル・ピッコリ 、 アントワーヌ・シャピー |
脚本: |
マノエル・デ・オリヴェイラ 、 マノエル・デ・オリヴェイラ |
撮影: |
サビーヌ・ランスラン |
ジルベール・ヴァランスは、舞台と映画を中心に活躍しているベテラン俳優。いまもイヨネスコの“瀕死の王”の舞台に出演中。そんなある日、ヴァランスは妻と娘夫婦が交通事故で亡くなったとの知らせを受ける。突然始まった孫セルジュと二人だけの静かな生活。愛する者を失った悲しみや寂しさはあるものの、かわいい孫との暮らしは、ヴァランスにささやかな幸せをもたらしてくれた。一方で、このゆっくりとした時の流れの中で、彼は自らの孤独や、年齢とともに変化していく俳優としての現実について、いつしか思いをめぐらせるようになっていく……。
製作年: |
2001年 |
---|---|
製作国: |
ポルトガル/フランス |
原題: |
JE RENTRE A LA MAISON |
監督: |
マノエル・デ・オリヴェイラ 、 マノエル・デ・オリヴェイラ |
---|---|
製作: |
パウロ・ブランコ |
出演: |
ミシェル・ピコリ 、 カトリーヌ・ドヌーヴ 、 ジョン・マルコビッチ 、 アントワーヌ・シャピー 、 レオノール・シルベイラ 、 レオノール・バルダック 、 シルビー・テステュー 、 リカルド・トレパ 、 ミシェル・ピッコリ 、 アントワーヌ・シャピー |
脚本: |
マノエル・デ・オリヴェイラ 、 マノエル・デ・オリヴェイラ |
---|---|
撮影: |
サビーヌ・ランスラン |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
90分 | ||
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
THD11481 | 2004年01月21日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
7枚 | 1人 | 0人 |
収録時間:
90分
字幕:
音声:
レイティング:
記番:
THD11481
レンタル開始日:
2004年01月21日
在庫枚数
7枚
1位登録者:
1人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
90分 | ||
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
THD11481 | 2004年01月21日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
7枚 | 1人 | 0人 |
収録時間:
90分
字幕:
音声:
レイティング:
記番:
THD11481
レンタル開始日:
2004年01月21日
在庫枚数
7枚
1位登録者:
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2位登録者:
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老舞台俳優の一時を、最愛の家族を亡くすという劇的な変化にも耐え変わらぬ生涯を歩もうとした人の、ちょっとした気持ちの移ろいから生まれた心のほころびの深さ。その表現に胸を打たれる秀作でした。
冒頭延々と写される舞台模様。老俳優演じる老いぼれた暴君たる国王の凋落振りが、その後の老俳優自身をほのめかしているような気にされるのですが、これは観終えることでようやく分かるので、こういった意味があるようでないような坦々とした長いシーンを、退屈に感じたら作品の価値は半減するでしょう。
家族を事故で亡くした老俳優の悲しみを、物語は直接には表現せず、暗い寝室で一人たたずむシルエットや街を一人歩く姿でそれとなく表そうとしているのでしょうか。常に大勢の人に囲まれ尊敬され愛されている人なのに、買い物は一人で馴染みのカフェも一人いつもの窓辺の席でと、にぎやかで楽しげな集団のシーンにことさらの老人の孤立を強調しているかに思え、その端々から滲み出るような寂しさを感じるのでした。
老俳優は周囲の人から励ましを受け、恋人を作ったらどうかTVドラマに出演してみたらと環境の変化を進められるのですが、ポリシーを持つ老俳優は頑なに拒み続けます。変化を嫌う頑迷な老人とも見えるのですが、新しい靴を買って子供のようにはしゃぐ老俳優の仕草からは、好きな物に囲まれていたいという安念を求める姿を感じるのでした。
その老俳優のちょっとした変化、新しい靴を試そうか新しい仕事をやってみようかという冒険心は、無残にも打ち砕かれるのでした。いつもはカフェの馴染みの席にすぐ座るのに、ちょっとした好奇心から街頭芸人にチップを与えたことがその後のドタバタ劇となるように、老俳優の変わらぬ生活をかき乱すことになるのでした。
変わらぬと思っていたことの突然の変化、それに耐え続けた老俳優のちょっとした変化が、自身の殻を破ることで噴出した寂しさ。
前日は孫と遊び、直前まで気概を見せていた老俳優の変化の激しさには、いたたまれない苦しさを覚えました。
疲れ果てた老俳優が辿る家路は、その前夜寝たソファではなく、いつもの寝室に辿り着き母の胎内に胎児のように潜り込もうとするための、長い道のりなのでした。
人の感情の描写が見事で、それは考えたうえではなく感じたからゆえの表現ではと思いました。
それは老監督の豊富な人生経験から来ているのでしょうか。★4+
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結末にどぎまぎ。
逃げ出した。彼が、お家に帰っちゃった。。。
ええー・・・いいの?よくなくない?やばくない?何だかおさまらない胸騒ぎ。
特典映像にあった監督のインタビューを観て、ようやく胸騒ぎがおさまりました。優しくて人智にあふれた方なんだな、とさらにファンになりました。
この映画の主人公の行動を「当然のこと」と言ってのけたオリヴェイラ監督。
そして現代は家の外がストレスで溢れかえっている、すごく危険な状況だという警告。私の胸騒ぎの原因もそこにあることが判明。
私にも、自分の姿に戻れる「家」がある。仕事が終わると、一目散に帰りたい。休みの日には家から一歩も出たくない。
監督に「当然のことさ。それでいいんだよ。」と優しく髪をなでられたような、そんなじんわり温かい気分になりました。
私のようにちょっと疲れてる方には、ぜひ観てほしい一本。ほっと肩の力を抜きましょう。
そして、帰れるお家があることに、涙が出るほど感謝したくなりました。
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ユーザーレビュー:14件
投稿日
2009/12/12
レビュアー
ひろぼう※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
老舞台俳優の一時を、最愛の家族を亡くすという劇的な変化にも耐え変わらぬ生涯を歩もうとした人の、ちょっとした気持ちの移ろいから生まれた心のほころびの深さ。その表現に胸を打たれる秀作でした。
冒頭延々と写される舞台模様。老俳優演じる老いぼれた暴君たる国王の凋落振りが、その後の老俳優自身をほのめかしているような気にされるのですが、これは観終えることでようやく分かるので、こういった意味があるようでないような坦々とした長いシーンを、退屈に感じたら作品の価値は半減するでしょう。
家族を事故で亡くした老俳優の悲しみを、物語は直接には表現せず、暗い寝室で一人たたずむシルエットや街を一人歩く姿でそれとなく表そうとしているのでしょうか。常に大勢の人に囲まれ尊敬され愛されている人なのに、買い物は一人で馴染みのカフェも一人いつもの窓辺の席でと、にぎやかで楽しげな集団のシーンにことさらの老人の孤立を強調しているかに思え、その端々から滲み出るような寂しさを感じるのでした。
老俳優は周囲の人から励ましを受け、恋人を作ったらどうかTVドラマに出演してみたらと環境の変化を進められるのですが、ポリシーを持つ老俳優は頑なに拒み続けます。変化を嫌う頑迷な老人とも見えるのですが、新しい靴を買って子供のようにはしゃぐ老俳優の仕草からは、好きな物に囲まれていたいという安念を求める姿を感じるのでした。
その老俳優のちょっとした変化、新しい靴を試そうか新しい仕事をやってみようかという冒険心は、無残にも打ち砕かれるのでした。いつもはカフェの馴染みの席にすぐ座るのに、ちょっとした好奇心から街頭芸人にチップを与えたことがその後のドタバタ劇となるように、老俳優の変わらぬ生活をかき乱すことになるのでした。
変わらぬと思っていたことの突然の変化、それに耐え続けた老俳優のちょっとした変化が、自身の殻を破ることで噴出した寂しさ。
前日は孫と遊び、直前まで気概を見せていた老俳優の変化の激しさには、いたたまれない苦しさを覚えました。
疲れ果てた老俳優が辿る家路は、その前夜寝たソファではなく、いつもの寝室に辿り着き母の胎内に胎児のように潜り込もうとするための、長い道のりなのでした。
人の感情の描写が見事で、それは考えたうえではなく感じたからゆえの表現ではと思いました。
それは老監督の豊富な人生経験から来ているのでしょうか。★4+
投稿日
2008/12/27
レビュアー
みみ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
結末にどぎまぎ。
逃げ出した。彼が、お家に帰っちゃった。。。
ええー・・・いいの?よくなくない?やばくない?何だかおさまらない胸騒ぎ。
特典映像にあった監督のインタビューを観て、ようやく胸騒ぎがおさまりました。優しくて人智にあふれた方なんだな、とさらにファンになりました。
この映画の主人公の行動を「当然のこと」と言ってのけたオリヴェイラ監督。
そして現代は家の外がストレスで溢れかえっている、すごく危険な状況だという警告。私の胸騒ぎの原因もそこにあることが判明。
私にも、自分の姿に戻れる「家」がある。仕事が終わると、一目散に帰りたい。休みの日には家から一歩も出たくない。
監督に「当然のことさ。それでいいんだよ。」と優しく髪をなでられたような、そんなじんわり温かい気分になりました。
私のようにちょっと疲れてる方には、ぜひ観てほしい一本。ほっと肩の力を抜きましょう。
そして、帰れるお家があることに、涙が出るほど感謝したくなりました。
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