ゴッド　ａｎｄ　モンスター

サー・イアン　マッケラン、この方は一体どういう方なのでしょう　私は指輪物語のガンちゃんが良かったので借りたのですが　一応ピンクリスト（最も世間に影響を及ぼすホモリスト）のトップだと言う事は知っていたので、はぢめての彼の彼らしい演技が見れるのかと半分ドキドキして拝見しました。うーん、そうですね　なんとなーく　かすかーに　あ、ホモっぽいなと思います。演技か地か　それとも地が演技に真実みを与えているのか　そんな辺りでしょうか。ここで自分のホモ観が歪んでいたのに気がつきました（経験がある訳も無いので歪めたのはメディアだ！）女性のエロビデオのあはーん、うふーんの男性版のような動作をサーがやるのかと思っていたのですが、違った。もっと自然で何気なかった。だから余計あかん（笑）サーはまだまだ現役でやっておられるせいか　お年の割にとても若々しいのですが、じいさんっぽい演技をすると、アンタ、もう死ぬの？ってくらいヨボヨボ〜〜な表情になり、そのテイストで若い庭師を背後から襲うシーンはエロスというより気色悪かったです。でも以外と本物（？）もあんな感じなのかも。庭師の人はジャングルジョージの人ですよね。でも割とシリアスな演技も身に付いていて悪く無かったです。多分、静かなストーリーながらサーの熟練一生懸命なにげな演技が面白いというか珍しいというかそのせいで最後迄へえー、へえーと見てしまうのです、この映画は。マッケラン好きでピンクリストの事を知っている方は宮本亜門も絶賛している事だし一度見ておいてもいいのでは。しかし！サーが下半身迄見せて下さるとは思いませんでした！一言言いたい、下の毛が頭髪と色が違って自前（薄い茶色）なのはなんとかならなかったのでしょうか（笑）え？メイクさんが嫌がって（怖がって？）やってくれなかったって？そりゃどうも…　あと、最後のプールのシーン、確かに象徴的だとは思うけれど、まあ全体から見れば些末な事だと思います。

ホモセクシャルのキャラクターが出てくる多くの映画は中心ストーリーから外れて、ゲイの権利や差別などということに重点を置く場合が多いのですが、この映画はゲイは悪魔でも老人のバックグラウンドであり、ブレンダン・フレイザー演じる青年との関係も人間的な物を見せてくれました。
二人がお互いに違う意味合いで惹かれていき、心を開いていく過程はしっかり構成されていて、感心するものがあります。
二人のキャラクターの人間性を重視すれば、ストーリーの流れの理解度が増すのではないでしょうか。
ただ、「ゲイ」ということを「見せる」シーンが幾つかありますので、「ゲイ」に対して嫌悪感を感じるとか、絶対に嫌という人にはお勧めしません。
イアン・マッケランとブレンダン・フレイザーの演技はいつも通り素晴らしいです。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

ポッシュさんのおすすめで手にとりました。
なんといってもブレンダン・フレイザーが美しくてびっくりです。トレーラーハウス（というよりただのバンですかね。）の中で寝そべって煙草を吸うブレンダンのクローズアップからはじまり、裸の背中を映すところなんか、すでにカメラが主人公のホエールの目になっております。そして後半でバスタオル１枚の姿になったブレンの姿があまりにも美しくて、ドキドキしてしまいました。

そんなわけで、私にとっては内容よりもブレンを愛でる映画だったのですが、中身もしっかりした映画です。
映画監督として一世を風靡したジェームズ・ホエールは、貧しさゆえに虐げられた子供時代、そして戦争中の記憶に苦しめられる。
庭師の青年は、同性愛者であるホエールに嫌悪感を持ちながらも、絵のモデルを務める。
自らすすんで服を脱ぎ、タオル１枚の姿になった青年がホエールに感じたのは、友情なのか同情なのか。
深い喪失感に悩まされるホエールにとって、ゴッドとはモンスターとはなんだったのか。

ジェームズ・ホエールって実在の人物なんですね。この映画の内容が事実なのかどうかはわかりませんが、キューカーとかエリザベス・テイラーとか、ほかにも実在の人物が登場して、興味深く見ました。

なぜだか、私へのおすすめ映画になってたので見てみたんですが・・・・
どうしても主人公の俗っぽさが気になって、途中までは全く入り込めませんでした。
ゲイとか老人とかへの偏見はないつもりでしたが、あるのかも。いやらしいこと考えてる上品そうな老人というのが、正直気もち悪かった。
でも、ラストシーン、そこでこの映画への感じ方が一気に変わりました。そこで映画の全体の話そのものがひっくり返ったように思います。
彼の悲しさ、辛さ、むなしさみたいなものがものすごく胸を打ちました。
もう一度最初からじっくり見返してみたいと思います。

この映画のどこがいいのか、わかりませんでした。まだ私には、理解力が足りないということですね。レベルの高い映画なのかな・・・