のら猫の日記

出来云々を問うなかれ。

きゅっと締まるところが特段無いにしても。

設定に多少の強引さがあったとしても。
（でも割と合格点）

彼女たちは野良猫なのだし。
猫なら草むらで出産したり
気分で住む場所を変えたり
旅をしたり
してもおかしくない。



（まあ結局はスカーレット・ヨハンソンの見せるピュアと聡明さに尽きるのだけれど）

お互いの持って生まれた凹凸を埋めるべく、交差した姉妹と中年女性。
奇想天外なストーリーに見えるけれど、場当たり的な生き方と慎重な生き方がリンクすればこんな風になるかもね。
何も不思議じゃない。
のら猫だって、いろんな事、考えながら生きている。

ちょっと気になったのは、ガラスの破片を避けるのには、何も靴だけにこだわらなくてもね…

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

結構深刻な事態ですが、少女の視点でやんわりと描かれ悲壮感は少なく、どちらかというとファンタジー風です。そうは言っても、やはりきつい状況でつくづくと男でよかったと思ってしまいます（全く無責任です）。
アマンダが家族の写真をしまい込んだり、母親の使っていたスプレー（芳香剤?）を使うところなどをさらりと描く辺りは好きです。映画は終わっても大変な状況はまだまだ続くはずですが、希望を抱かせるところがあり後味は悪くありません。
とお話も十分楽しめるのですが、結局はスカーレット・ヨハンセン見るのがこの映画の一番の快楽でしょうか。ジョディー・フォスターの少女時代ほどは際立った個性というものは感じられませんがとても可愛く、でこやんさんのいわれるとおり印象的な声でたまりません。
あの足の拘束で階段の上り下りが出来るのか、はなはだ疑問。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

のら猫の日記だなんて、なんともソソラレル題名に惹かれて借りた。
これは借りて正解だった。
正直、スカーレット・ヨハンソンは顔しか知らなくて、しかもあんまり好きな顔では
なかったのだけども（ゴメンナサイ）、このマニー役はすっごく可愛い。
透明感という言葉がとても似合う少女だ。

犯罪をおかしたりと、なるほど邦題に劣らずのら猫ぶりな姉妹ではあるが、
苦労しつつも気持ちが荒みきっていないところが不幸中の幸いだ。
ママのにおいが卒業できないところなんてかわいらしい。
しかし、姉のローは妊娠という大きな問題を抱えているし、このままでは、
本当に暗闇の底に落とされてしまいそうな不安の中に暮らしている。
今にも、蜘蛛の糸が切れてしまいそうな状況だ。
そんな危うい状況に、誘拐されちゃったおばさん。たぶん独身で子供もいない。
最初は誘拐犯と被害者の関係だった姉妹とおばさん。
だがしだいに、今まで心の奥底で求めていたものを互いに見つけることとなる。
母のぬくもりに飢えた姉妹、母になりたかったおばさん。

擬似母子＋孫の行く末がきっと幸せでありますように。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

とにかく、まだ本当の子供、少女時代のスカーレット・ヨハンソンが可愛いです！

皆さん書かれているように、この頃からハスキーボイスで、すごく印象に残ります。

マタニティーショップの中年女性エレーンは、おそらく自分も若い頃、ローのように妊娠したけど、子供を産まなかったのでしょうね・・・。

そして、実は誰も本気で自分を心配したりしてくれる人がいないことも分かっている・・・。

それらのことからなのか、自分は誘拐されたのに、足は拘束されたままなのに、マニーとローの面倒を見ながら出産まで立ち会ってしまう。

そういう気持ちがまた分からなくもないだけに、エレーンに心惹かれました。

結構ラクに楽しく観られました。