誰かに見られてる

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NYマンハッタンの夜景をバックに、ステイングが歌う「Someone to Watch Over Me」が心地よく流れる。素敵なラブストーリーでも始まるようなオープニングです。
セレブな人々が集うゴージャスなパーティで殺人事件が発生。その現場を目撃した社交界の華クレアの護衛をマイク刑事が担当することになる。マイクは元警察官の妻と小学生の息子と平凡に暮らしていた。夜クレアの護衛をするうちに、身分の違う美しいクレアに「私を守って欲しいと」言われ急接近する。クレアは犯人に狙われていることや夫との離婚を考えていたこともあり心細かったのでしょう。２人はいつしか禁断の関係になっていった。そしてマイクは妻と久し振りに食事をするが、クレアとのことを問い詰められ家を出る羽目になる。そんな時、マイクの妻と子が犯人に・・・。
ラブ・サスペンスのような感じでしょうか。それはそれでとても素敵なドラマになっていると思います。マイクも素敵だがクレアがまた一段と美しい。男だったら社交界の華でセレブな暮らしをしているクレアに憧れるのは当然かもしれません。でも、ラストのマイクの選択は正解だと思います。マイクとクレアが見つめ合うシーンそしてマイクと妻が・・・。
エンドロールで甘く切なく流れるロバッタフラックの歌声になぜか涙が溢れる。。。

そのときは真剣でも最後は妻子のもとに帰っていく。
男ってズルイ。
トム（ベレンジャー）の決断を静かに受け入れるクレア（ロジャース）の方に魅力を感じます。

製作・監督がリドリー・スコットですが、さすがに映像がきれいです！ジャジーな音楽に乗ってとにかくおしゃれな映画。ラブ・サスペンスものとしては結構ファンが多いですよ、この映画。出演のトム・ベレンジャーがめちゃくちゃ色っぽいですし、ミミ・ロジャースも実にきれいです。ぜひ観てください！

「サスペンスロマンス」とジャンル分けされていますが、スリルあふれるサスペンスを期待して見ると、ちょっと期待はずれかもしれません。なぜなら、「ロマンス」が大半を占めるからです。そして、この「ロマンス」がとてもよいです。殺人事件の目撃者であるお金持ちの令嬢（ミミ・ロジャース）とそれを警護する下町の警官（トム・ベレンジャー）との不倫というよくある設定ではありますが、彼女のゴージャスな室内や都会の夜景の美しさといった映像に、テーマ曲のジャズ「Ｓｏｍｅｏｎｅ　Ｔｏ　Ｗａｃｔｈ　Ｏｖｅｒ　Ｍｅ」をはじめとした音楽がとてもマッチしていて、よいムードです。なおかつ後半は、トム・ベレンジャーらしいハードボイルドっぽい展開になっているので、ほどよいスリルも味わえます。ジャズの好きな女性におすすめな映画です。とはいえ、不倫はやっぱり切ないですね。

20年前になるのでしょうか？公開していたときに、映画館で見たのですが、その当時はトムベレンジャーに恋したのを覚えています。
頼りなく見える部分も、恋しているからしょうがない、と思っていたような気がしますが、今となっては情けない、ずるいと感じました、私が年齢を重ねたからでしょうか、ちょっと淋しいような…