スター・ウォーズ　エピソードＩＶ／新たなる希望

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アナキンがオビ・ワン・ケノービの戦いに負け死んだものとジェダイの人々は思っていたが、アナキンはサイボークのようになって生きていた。
そしてシスの従順に僕となり、名前もダース・ベーダと変わっている。

一方、アナキンの双子の子供は別々の里子に出される。そして時代は飛びルーク（アナキンの息子）の少年時代に変わる。そこでルークはオビ・ワン・ケノービと出逢い、父と同じジェダイになるべく訓練を始める。

この章ではアナキンの息子ルークの活躍ですが、ルークはダース・ベーダーが父とは知らずに戦う。そしてオビ・ワン・ケノービもアナキンが生きているとは知らなかった。
ダース・ベーダと親子だとダースから聴いてルークは、どうしてオビ・ワンは教えてくれなかったのかと不信感を抱き始める。

人間の良い心と悪い心の葛藤がここでも強く押し出され、オビ・ワンはそんな悪い心に支配されないようにと度々ルークに注意する。
見どころのなる内容です。

今観ると、のっけから手作り感がすごくする仕上がり。だからこそマニアが多数出たのか。今のキレイすぎる映像とは違う、なんか生身のある、生きた雰囲気を感じます。これはＣＧとかではできないですね。観ていると、ちょっとおふざけな感じもしたりするのですが、、これもまたいいですね。

現代の技術で造った方が映像的にはいい作品になるのかと思うのですが、実は違うのだなというのが今回観て思いました。こっちの方が絶対に面白いやん。�Tから�Vは造りすぎていて、なんか実感わかなかったのね、そういうこともあるんだな（ＤＶＤなんで少し手直しされている部分もあるんですが・・・）。

ハリソン・フォードがいい感じで若さが出ていていいですね。あと、ちょっと笑いな部分も多かったのも意外でした。やっぱり、映画は面白くてかっこいい、というのが王道ですね。

公開当時のフィルムに若干の修正が入っており、今となっては比較のしようがないのですが、おそらくかなり観やすくなっているのだと思います（ジャバ・ザ・ハットはちょっと蛇足かな、とも思いましたが）。子供の頃は意識しませんでしたが、西部劇＋黒澤＋自己実現なこれ以上ない明快なストーリーでした。「エピソード4」として観ると、それぞれの行動のバックグラウンドにあるものが見えて面白いのですが、単体の「スター・ウォーズ」として観てもその面白さは損なわれないでしょう。
特徴的なのが、登場人物の描写の細かさ。すぐに打ち落とされてしまうパイロットにもきちんと名前があり、その人生を匂わす演出がされています。これがなければおそらくガンダムもなかったでしょうし、そこに連なるその後の日本のアニメシーンも違ったものになっていたかもしれません。

私の一番好きなシーンは、あまり人気の無い酒場のシーンなのですが、あの猥雑さ、多様性に子供心にもわくわくしたものです。

今にして思えば、「2001年宇宙の旅」や「未知との遭遇」でSFに復権の兆しはありましたが、大人も子供も楽しめる娯楽映画としてのSFはこの作品が最初と言っていいでしょう。ニューシネマにうんざりした世間が飛びついた気持ちはよくわかります。
また、この頃からフィギュア収集が趣味として認められてきた気がします。それ以前も超合金やソフビ等（ミクロマンやジャンボマシンダーなんてのもありましたね）はありましたが、動かして遊ぶことが前提でした。
あと、忘れられないのがコカコーラの王冠の裏、白いプラスチックをペロッとはがすと、登場人物やタイファイターの写真が描かれていて、夢中で集めたものです。映画におけるメディアミックスについても、少なくとも日本においてはこれが最初だったのではないでしょうか。
上記の作品の中身以外の部分においても、本当の意味で革新的な作品であったことがわかります。映画のあり方、オタクのあり方、興業のあり方において、現在まで影響力を維持する作品は他にはありません。改めて観ることで、そのすごさとそれを支える作品のクオリティの高さを実感しました。

最後に一言言わせていただくと、やっぱりハン・ソロの声は松崎しげる（黒）ですよね！

この時代にこんなすばらしい映画をつくるなんてさすがジョージルーカス！！！
全部もう一回以上みたいです！！

ＳＦにあまり興味のなかった私。
テレビでスターウォーズが入ってもほとんど見た記憶がないのです。
しかしながらＤＶＤ鑑賞に勤しむ身としては、やはり押さえておきたい作品ともいえる。
そこで意を決して鑑賞に踏み切ったわけだ。
しかしながらここでひとつの疑問が。。。
エピソード順に見るべきか？
製作年度順に見るべきか？
これは結構悩む問題である。そして私としては製作年度順に見る事に決定。
ただ単に、徐々に映像が古くなるのがいやだったから。
しかし、いざ鑑賞してみると、そんな心配はなかった。
デジタル処理のおかげというところも大きいだろうが、まるで古さを感じさせない。
勿論、新作と大差ないとまでは言わないが、全然ちゃちではないのだ。
そしてそれ以上にストーリーと設定がしっかりしており、現代でも十分に通用する。
これこそが【名作】と言われるゆえんか。
食わず嫌いは良くないとつくづく感じた一作なのでした。