幸せの１ページ

一言で言えば、
『小さな女の子と大きな女の子の冒険』
かなぁ（笑）

パパの強さにはかなりビックリ。
娘への愛情なのか、
元からそういう人なのか。

この作品は、オーストラリアの作家ウェンディ・オアーの人気児童書の映画化。
コミカルな冒険ファンタジーとなっています。

冒険小説家のアレクサンドラは、なんと対人恐怖症で、引きこもり。
そして過度の潔癖症。
外の郵便受けに郵便を取りに行くこともできないほど。
しかしある日、南の島の少女ニムから、SOSのメールを受け・・・。

アレクサンドラの小説にはアレックス・ローバーというヒーローが登場するのですね。
イメージとしてはインディ・ジョーンズ。
数々の危険を危機一髪で潜り抜ける、タフな冒険好きの男。
そのアレックス・ローバーが、しばしばアレクサンドラの横に現れては、
彼女を外の世界へ行くようにと励ます。
無論彼女の想像の産物ではありますが、映画的にはこのシーンはおいしい。
さて、ニムを助けたい一心で、あらん限りの勇気を振り絞って、
アレクサンドラは家から外へ足を踏み出した。

飛行機を乗り継いで、船に乗って、ヘリに乗り・・・
最後にはほとんどヤケで、船に積んだボートを盗んで荒海に漕ぎ出したりする！

一方、南の島では・・・。
そこは海洋学者ジャックとその娘ニム２人だけで住む孤島。
ジャックはたまたま調査のため海に出て、
11歳の少女ニムが一人で留守番になるんですね。
しかし、嵐が来て、父親は戻ってこない・・・。
ニムは生活力旺盛の元気な子。
アレックス・ローバーの大ファン。
でも、その作者が女性で、しかも、引きこもりだなんて思ってもいません。
父親が戻らないことで、不安なニムはアレックス・ローバーに助けを求めたというわけです。
ニム役のアビゲイル・ブレスリンは、近頃の女性子役NO.1といっていいですね。
「リトル・ミス・サンシャイン」の頃からは、ずいぶん大人っぽくなりました。

また、遭難しかけた父、ジャックは、
ニムのために何が何でも生きて帰らなければならない、と必死に船を修理する。

アレクサンドラ、ニム、そしてジャック、三人の奮闘振りが交互に描かれてゆきます。
楽しいのは、ニムと仲良しの島の動物たち。
ドリトル先生並に気持ちが通い合ってしまうあたりは、
やはり児童小説なので、カンベンね、というところです。
でも、楽しいので許しちゃう。

空想の人物アレックス・ローバーとニムの父親ジャックが
ジェラルド・バトラーの一人二役なんですが、
ここはうまいキャスティングだと思いました。
ニムにとっては父親こそがヒーローというのは納得できます。
また、アレクサンドラにとっては実は理想のタイプだったりしそうなので、
その後のロマンスも期待できるということですよね。

ちょっと物足りなかったのは、
アレクサンドラとニムが力を合わせて何かをやり遂げて、
そしてやっと気持ちが通じる、そんなシーンが欲しかった・・・。
最後が時間切れ？という感じであっさりしすぎたのがちょっと残念です。

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海洋学者の父親と二人だけで無人島で暮らしている少女ニムと、
彼女からSOSを受けて彼女を助けるために無人島まで冒険することとなる
冒険小説家アレックス・ローバーの奮闘を描いた作品。
この冒険小説家アレックス（アレクサンドラ）が極度の潔癖症＆対人恐怖症＆外出恐怖症であり、
無人島まで行き着くまでの多難と、無人島に乗り込んできた観光客を追い出そうとする少女の逆襲、
これが中心に展開するのですが、思ったよりも面白くなかったんですよねぇ・・・
実に児童書的な物語。児童書的ってことが悪いわけぢゃなく、面白い作品も多いし、
でも今作に限っては、なんか違う気がしてしまって。
ジョディー・フォスター主演の映画だと思ってたからかなぁ〜

ジェラルド・バトラーが嵐で大海原で漂流することとなってしまい、
娘の元に戻ろうと格闘する父親と、作家アレクサンドラの小説の中の冒険家アレックス・ローバーに
扮しているのですが、これもまた中途半端と言いますか。
アレックスはアレクサンドラが作り上げた架空の人物なので、
それがニムの父親として目の前に、アレックスと瓜二つな人間で登場するっていう
ラストが演出したかったんだろうけど、別に一緒にしなくてもと。

あと、あたしもパープルローズさんと同じく、外出恐怖症のアレクサンドラが
見ず知らずの子供のために遥々無人島まで助けにいくっていう設定が不自然に感じちゃいました。
極度の潔癖症も神経質も、楽園に舞い降りたら簡単に治ってしまうってのも納得がいかなかったり。

まぁ、そういう屁理屈を言わなければ、お子様向けで楽しめると思います！

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ニムとの生活で人生が変わる話かと思ったら、島にたどり着くまでの話だった^^;
ジョディー・フォスターってこういう役もできるんですね。とても自然で良かった。
どうしても鬼気迫る強い女性のイメージが強かったので、コメディータッチの彼女の演技に魅せられました。
最初はおそるおそるだったアレクサンドラが最後にはボートを盗んで荒海にこぎ出すやけくそ加減がツボにハマりましたｗｗｗ
ただ、対人恐怖症で外出恐怖症で、【アレックス・ローバー】と話す。。。って下りが統合失調症に見えてしまった。。。
ただの架空の人物なら良いが、タクシーに乗るシーンはちょっとやり過ぎかな。
それを抜けば、全体的に良くできた物語だと思います。
ま、【巻いて！巻いて！！】って言いたくもなりますが。このペースだと後２時間ほどほしいわ^^;

アビゲイル版ホームアローンみたいな感じだったけど、
ジョディ・フォスターの嫌味のない役柄が華を添えて良かった。
島の魅力も存分で、こんな暮らしも悪くないと思わせるような
ほのぼのとした、また風光明媚な環境が味わえた。